Music TO GO!

2025年10月16日

Bluetoothセミナー、ハイレゾ対応のBLE HDT発表

本日開催された2025年度のBluetooth セミナーと記者発表に参加してきました

セミナー会場では万博で日本デビューしたAuriが送信機として使われ、日英同時通訳音声がAuracastでブロードキャストされていました。
(AV Watch記事)
IMG_2748.jpg
白いのが送信機、手前は受信機の充電ドック

セミナーではAuracastに関するパネルディスカッションを聴講しました。
IMG_2747.jpg
Auracastで補聴器とイヤホンの同化が進むのではという意見がある一方で、補聴器は高帯域化(音質向上)よりも低遅延化とロバストが重要だが、イヤホンではやはり音質も重要など対立する意見も出ました。こうした相反する要件をまとめるのも標準化規格の難しさではありますね。

IMG_2795.jpeg
セミナー会場でブロードキャストされていたAuracastチャンネル

記者発表はBluetooth SIGの最高マーケティング責任者ケン・コルドラップ氏によって行われました。
IMG_2776.jpg

Bluetooth SIGは「繋がりの力でより良い世界へ」と題したビジョンを展開。前は単に繋がるだけだったが、なぜ繋がるかを明確にしたということです。
コミニティーのミッションとしては進化、保護、普及があげられ、進化では50のプロジェクトがアクティブ、保護では毎年6万の製品が認証を通り、普及では50億台が出荷されているとのこと。
SIGは20年で4万社が加入して毎年1000社増えているとのこと。日本はメンバー企業では世界第3位の数だそうです。

IMG_2774.jpg
Bluetoothの最近の機能強化については、デバイスネットワーク(1:1ではなく数千台が入れる)、ESL、Auracast、高精度測距(数メートルから数センチ)などが挙げられます。
注目のこれからの強化という点では、超低遅延HID(ゲーム分野など)、ハイレゾロスレス(これまでベンダー独自だったものを標準化する、他にも空間オーディオやサラウンドでも標準化)、高データスループット(2MBを8MBに、オーディオにも関係する)、高周波数帯対応(2.4G帯を5G帯や6G帯へ)

そしてテクニカルマーケティングエンジニアのゴンユウ・ルー氏によるBluetooth LE HDTデモが行われました。
IMG_2789.jpg

HDTとはハイデータスループットのことで、うちのブログでは先日レポートした物理層の新しい規格です。それがオーディオにも使われると確認できたわけです。
(HDT PHYの記事)

これはBluetooth LEのデータレートが最大7.5Mbpsに向上するというもので、HDTは来年10月にリリースを予定していてスペックがまだ固まっていないとのこと。
デモでは二つのスマホ間でのロードをかけたデータ転送のデモで、実測で4-5MBといったところです。96/24のデータ量は4.6Mbpsくらいなので、微妙なところもありますがこれはまだ向上の余地はあります。ちなみにHDT PHYではなく、現状の2MB PHYを使うとおそらく1Mbpsちょいくらいだと思うので、現状の4倍程度の速度は出ています。

IMG_2787.jpg
表示されている値は平均4Mbpsくらいです。

ゴンユウ氏にLC3はハイレゾ搬送できないのでは、と聞いたらコーデックもまた別に決まるとのこと。それはLC3plusかと突っ込むと、メンバー企業からさまざまなインプットをもらってるところなので、違うものになるかもしれないそうです。あくまでSIGではLC3plusはオプションと考えているようですね。

はじめて次世代Bluetoothのハイレゾ伝送の萌芽に触れたことはとても興味深かったと言えます。
posted by ささき at 18:22 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月13日

AV WatchでQCY MeloBuds N70のレビュー記事を執筆

AV WatchでQCY MeloBuds N70のレビュー記事を執筆しました。以前これがUSoundのMEMSドライバーを初採用したTWSという記事を書きましたが、それが一体型ユニットの「Greip」だということがわかったのでそれを反映しています。
記事としては読みやすくエッセイ風にイヤピ交換まで書いています。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/2052741.html

イメージ.jpeg
posted by ささき at 08:30 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月30日

XPan開発者インタビューとXPanの考察

さて、ファイルウエブのイベント終了後に開発者のナイジェル・バージェスに直接話を聞く機会を得ました。3月のXPanイベントでの内容の確認でもあります。バージェス氏はその時にしつこく質問をしたことで覚えていてくれたようです。

IMG_2422.jpg
バージェス氏

まず、XPanのコンセプトを端的にいうと、「Bluetoothでつなぎ、Wi-Fiで届ける」ということです。Bluetoothで繋ぐので簡単で標準的、Wi-Fiで届けるので高音質データを家中に広範囲に届けられます。
まずこの辺りから解き明かしていきましょう。

1 Bluetoothでつなぎ、情報交換

はじめにXPanに疑問に思ったのはスマホはWi-Fi情報(SSIDとパスワード)を手で入力して入れられますが、イヤフォンはどうやってそれを知るのかということです。
バージェス氏によると「例えば、最初のペアリング後にデバイス同士が接続するとします。距離が近い間はBluetoothで通信しますが、もしスマホがWi-Fiに繋がっていれば、そのSSIDとパスワードをイヤフォンに渡して記憶させます。
その後、スマホ側はRSSI(受信信号強度)やネットワーク品質、オーディオ品質をモニターしていて、距離が離れつつあることを検知すると「そろそろBluetoothが切れる」と判断します。そこで「Wi-Fiに切り替えよう」とイヤフォンに伝え、イヤフォンはWi-Fi接続に切り替えるわけです」
これは3月の時にも試しましたが、具体的にはBluetooth LEとWi-FiのP2P接続を「同時に」張っていて、Wi-Fi P2Pの方が先に途切れるのでBLEを用いてこの制御を行います。

バージェス氏に「P2PからスマホのWi-Fiネットワークに切り替わるときに、SSIDやネットワークIDをイヤフォンに伝えるのですか」と聞くと、
バージェス氏は「はい。そのときスマホ(あるいはPC)は“親”の役割で、イヤフォンは“子”です。親が子に「今からWi-Fiに移動しよう」と指示を出す。Wi-Fi上に移った後も、通信は継続され、制御データのやり取りでスマホやPCはイヤフォンが接続していることを確認できます。イヤフォン側も常にハンドセット(スマホ/PC)に接続可能かをチェックしています」と答えてくれました。

IMG_2407.jpg
左がP2P接続、右がホームネットワーク

2 XPanでのイヤフォンのコントロール

次の疑問はイヤフォンはどうやって再生・停止などの制御信号をスマホやPCに伝えるのか、ということです。これを質問すると、
バージェス氏は「双方向でやり取りしています。イヤフォンはハンドセットのIPアドレスを知っているので、そこにオーディオデータと制御データを送ります。逆方向も同様です。つまり音声と制御の両方が流れるわけです。
P2Pモードの場合には制御はBluetooth経由で行い、ホームネットワークに切り替わった場合にはWi-Fi経由です。将来的には音声アシスタントの操作にも対応できる予定です」と答えてくれました。
将来的には音声アシスタントの操作にも対応できる予定というのはポイントです。

3 XPanでのレイテンシー

もし、XPanイヤフォンをゲームに使った場合、遅延はどうなるか、ということも聞いてみました。
バージェス氏は「現時点では、ゲーム用途はXPanはサポートしていません。高音質で聴くときはXPan(Wi-Fi)を使いますが、ゲームを始めると自動的にLE Audioに切り替わります。つまりWi-Fi接続を切って、Bluetooth LE Audioで低遅延モードに移行します。
Snapdragon Sound対応機種ならさらに遅延を抑えられますが、基本的にはBluetooth LE Audioでのゲーミングになります。」とのことです。

4 XPanでのaptX

3月にXiaomi 15を使用した時に表示で興味があったのはXPanでの通信時には使用コーデックが「aptX Adaptive R4」と謎のR4表示がなされることです。これを聞いてみました。
バージェス氏は「R4は次世代のコーデックで、96kHzのロスレス伝送に対応し、XPanと連携します。従来のR3はLE Audioに対応していましたが、R4(Revision 4)はXPanに対応し、96kHzロスレスをサポートするのです。」と答えてくれました。
つまりXPan上ではWi-Fi上をaptX Adaptive R4コーデックでデータが搬送されていることになります。

図2 aptX Adaptive R4の表示.jpg
XIaomiでの表示

考察

ちなみにここでWi-Fiと呼んでいるのはクアルコムが開発した「低電力Wi-Fi」のことです。これによってイヤフォンでもWi-Fiが使用できるようになりました。「低電力Wi-Fi」自体はXPanだけではなくIoT機器にも使用されているクアルコムの技術(IP)です。

もともとWiFiはBluetoothと違って広範囲・高データレートを主眼に進化してきましたが、そのハードを低電力WiFiに置き換えたと言っても、ソフトとしてのプロトコル全体まで低電力志向にはなりません。
例えばBluetooth では「待機中心・間欠動作」で無駄を排除した省電力指向の機器発見プロトコルで、見つからない場合の繰り返しを低コスト化します。一方、Wi-Fiにも機器発見プロトコルはありますが、「積極送信・連続動作」で高消費になりやすいわけです。
つまり近距離の部分はBluetooth の力を借りてP2Pでハイブリッドアプローチで低電力化を目指し、広範囲が必要になれば本来のWiFiとしてルーターを介して通信するというのがXPanの狙いだと思います。
これによって、ハードウエアでは低消費電力Wi-Fiを使用し、ソフトウエアにおいても低消費電力プロトコルが使えるというわけです。これで全体に低消費電力になり、イヤフォンなどに適した技術となります。これが「XPan」なのでしょう。


posted by ささき at 16:32 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PhilewebのクアルコムXPanイベントレポート

先日の9月28日、東京・飯田橋の会場にて、クアルコムとファイルウェブのコラボレーションによる特別イベントが開催されました。会場では、クアルコム本社スタッフによるプレゼンテーションに加え、日本初となる「XPan」技術の一般公開体験デモが実施されました。

IMG_2395.jpg
イベント開始時

イベント冒頭では評論家の鴻池氏が登壇し、現代のリスニング環境について以下のように語りました。
「多くの人がBluetoothで音楽を聴いていますが、ストリーミングサービスはすでにハイレゾ・ロスレス配信を始めています。Bluetoothには帯域的な限界がありますが、XPanを使えばハイレゾ・ロスレスを体験できる。良い音楽との出会いを豊かな音質で楽しめるのです」

IMG_2405.jpg
ナイジェル・バージェス氏、図はP2Pモードとホームモードの説明

続いて登壇したのは、クアルコム V&M部門 プロダクトマネージャーのナイジェル・バージェス氏です。
バージェス氏はまず「Snapdragon Sound」を「ゲーム、ハイレゾ音楽、高音質、低遅延、途切れにくさを実現するエンドツーエンドのシステム」と紹介。そのうえで「XPanはSnapdragon Soundエコシステムの一部であり、Bluetoothを基盤に低消費電力Wi-Fiで拡張する技術」と解説しました。
つまりXPanはBluetoothの弱点である距離や帯域(伝送量)を補い、Wi-Fiを使って最大96kHz/24bitのロスレス音質を家全体に届けられるのが特徴です。

さらにイベントでは、Cear社による特別な試聴デモも行われました。同社は2019年からクアルコムと協業しており、技術基準を満たすかどうかを確認する役割を担っています。

今回のデモでは本来イヤフォン向けのXPan技術を特別に改造し、SoCからSPDIFでデジタル出力。LとR別々なので二枚のボードを使います。

IMG_2412.jpg IMG_2424.jpg
イベントのシステム

試聴ではSBC、44/16 aptX lossless、96/24 XPanの三通りの比較試聴をしました。

IMG_2413.jpg
テストトーンでのダイナミックレンジの測定

まずCearからテストトーンでの測定結果を紹介。
SBCだと25dB のダイナミックレンジですが、44/16bitロスレスだと75dB 、
XPanの96/24では135dBに達するとのこと。

ちなみに人が聴こえるダイナミックレンジはだいたい120dBから140dB程度と言われてます。24bitでのダイナミックレンジの計算上の理論値は144dBです。
XPanだとほとんどダイナミックレンジとしては振り切ってますが、これだけの音を試すには高級オーディオシステムが必要ということで、今回はアキュフェーズにB&Wという400万円近いシステムが用意されてます。
人間のダイナミックレンジの感度(細かい音が聴こえるという意味で)は3kHz前後が最大なので、女性ヴォーカルの息遣いなどに注意を払うと良いと思います。(これはヒトの進化の過程によるものです)

IMG_2416.jpg
アキュフェーズの画面でXPan再生の時には96kでロックしていることがわかります。

カントリー曲の男性ヴォーカルとノラジョーンズの女性ヴォーカルでSBC、44/16、96/24(XPan)で切り替え試聴しましたが、差はかなり大きくよく分かります。

SBCは比較すると曇りがあり、音に抑揚がなくこじんまりとしてます。
aptX16ではパッと広がる感じがして鮮明で曇り感が少なくなります。これ自体はXpanと似ていてaptX共通と思われます。
XPanではそれに加えて特に中高音域の音が鮮明になり、高い声が伸びてシャープ、感覚的に16bitより情報量が多く豊かなサウンドと感じます。

IMG_2423.jpg

質問すると96k以上も将来考えているとのこと。
TWSイヤフォンだとわかりにくいような細かな音も豪華なシステムでわかりやすく伝えた良いイベントでした。

そのあとでバージェス氏に個別にインタビューして、XPanの理解を深めましたが、それはまた別の記事に書きます。
posted by ささき at 13:44 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AV Watchで、初心者向け用語の解説記事を執筆しました

初心者向け解説の第二弾、インピーダンスとかバランス接続など店頭でこれなに?と迷うような用語の解説をしました。
前のドライバー編でも仕組みの解説だけでなく、だからどういう音になるという実用的な記事にしましたが、今回もただ意味を解説するだけでなく、それが必要な指標とか手掛かりになるようになるべく実用性を持たせるような記事にしました。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/2043150.html
posted by ささき at 13:42 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月24日

アップルが「自分ダミーヘッド」に似た特許を取得

Patently Appleが紹介したアップルの取得特許で、端的に言うと汎用のHRTFをスマホで撮ったAirPodsの装着位置を元に個人向けに調整した「解剖学的オーディオフィルタ」の特許です。

https://www.patentlyapple.com/2025/09/a-newly-granted-patent-from-apple-advances-spatial-audio-with-anatomically-aware-filtering.html

これはfinalの言っていた「自分ダミーヘッド」の最終形であるスマホ撮影版にとても似ているように思えます。ただし目的がfinalでは音色際限の向上であるのに対し、アップルはあくまで空間オーディオ再現の向上である点は異なるとは思います。

IMG_2307.jpeg
画像はPatently Appleより引用
posted by ささき at 04:32 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Philewebに新しいMEMSスピーカー、xMEMS「Lassen」の記事を執筆

MEMSドライバーは昇電が必要な点がネックですが、それをうまく解決したxMEMSの新しいMEMSスピーカー「Lassen」についての記事をPhilewebに執筆しました。

https://www.phileweb.com/review/column/202509/23/2716.html
posted by ささき at 04:24 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月10日

ついにSpotify Lossless登場

4年間もの間うわさされていたSpotify Losslessがついに登場しました。
以下にSpotifyのリンクがあります。
https://newsroom.spotify.com/2025-09-10/lossless-listening-arrives-on-spotify-premium-with-a-richer-more-detailed-listening-experience/

これはPremium加入者向けで、プレミアム加入者はロスレスが利用可能になると、Spotifyで通知を受け取るとあります。Losslessを使用すると、最大24ビット/44.1 kHz FLACでトラックをストリーミングできます。一部の曲ではなく、Spotifyのライブラリのほぼすべての曲が対応しているようです。
ロスレスの有効化手順は上記のリンクに書かれています。ロスレスは10月まで50以上の市場に徐々に展開するとのことで、日本も含まれています。
posted by ささき at 20:20 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月09日

アップルがAirPodsのステムに回転ノブを増やす特許

Patently Appleの記事から。アップルの取得特許で、AirPodsのステム部分に回転するノブとハプティック機能をつけてカチカチと回せるコントロールを付加する仕組み。こういう機械式コントロールはいいと思う。
ただしこれはタッチ式コントロールからの脱却ではなく、音声とも合わせてコントロールのマルチモーダル化を目指すもの。(タッチ部分も残ってる)

https://www.patentlyapple.com/2025/09/apple-wins-an-interactive-audio-patent-that-supports-rotational-stem-and-gesture-based-controls-for-future-airpods.html

IMG_1904.jpeg
画像はPatently Appleから引用

‪マルチモーダル化というのは、コンテキストを意識した操作系にするという意味です。
‪例えば一人で部屋にいるときは音声コマンドが便利だし、電車の中なら静かにスイッチで操作するというような意味だと思う。‬
posted by ささき at 21:50 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アップルが音漏れを打ち消すAirPodsの特許を取得

Patently Appleの記事に、アップルが音漏れを打ち消すAirPodsの特許を取得したとあります。
https://www.patentlyapple.com/2025/09/apple-wins-patent-for-a-dual-speaker-system-that-introduces-adaptive-audio-privacy-for-future-airpods-airpods-max-smartgl.html

IMG_1901.jpeg
画像はPatently Appleより引用

これは将来のAirPodsに2個のドライバーを搭載して、片側は耳、片側は外に音を放射し、別々に逆位相で鳴らすことで周囲の音漏れを打ち消す仕組みです。
つまりNTTのnwmと同じ効果ですが、アップルは別ドライバーにすることで片方の出力をコントロールして効果を加減できるとしています。これはユーザーが図書館にいるとか、テレビなどが再生されている部屋にいるかどうかを判断する「学習可能なコンテキストエンジン」で周囲環境に適応します。

この特許はnwmみたいにフルオープンタイプで特に効果があるので、アップルがフルオープンタイプのAirPodsを出すようにも推測できますが、もしかするとオープンイヤータイプのAirPods 4のような普通AirPodsのシリーズに適用するのかもしれません。

またこれは特許回避の好例でもあります。逆位相で周囲の音を消すというのは、nwmみたいに一つのドライバーで背圧を使うことでも可能ですが、二つドライバー搭載して一つを意図的に逆位相にしても可能なわけです。つまり同じ効果でも仕組みを変えたので特許的にはセーフになるというわけです。
ただ中で二つのドライバーが共通のバックキャビティーを共有するとあるのがちょっとグレイな気はしますね。
posted by ささき at 20:47 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする