その中から、AEON COREの核心である改良型ハーマンカーブについての部分を解説します。
元ハーマンでAEON COREの共同開発者のShawn Oliveらがオリジナルのハーマンカーブを作ったとき、彼らは独自に作った「Welty ears」という耳モデル(ダミーヘッドの耳たぶ部分)を使っていました。これは当時の一般的な耳モデルよりも改良された物でした。
ただし、その後にGRAS社が新しいマイクと新しい耳モデル(KB5000シリーズ)をリリースしました。これが現在の標準だそうです。
GRAS KB5000(ホームページより引用)
つまりオリジナルのハーマンカーブと、現在の環境ではそもそも違いがあります。
そこでBrüel & Kjær 5128(いわゆるダミーヘッド)とGRAS KB5000(耳モデル)に対応した、新しいハーマンカーブをShawn Oliveとの共同で作ったということです。
特に5128では6kHz以上が人間の聴感により近く、GRASより滑らかで正確ということで、Aon Coreはこの改良型ハーマンカーブに基づいてチューニングされているとのことです。
これにより高域のチューニングが非常に効果的に行え、ピークやディップがほとんどない洗練された高域レスポンスを実現したそうです。このためStealth以降で初めてAMTS(チューニング用のメタマテリアルのディフューザー)を搭載していないということです。(*注:ここでインタビュアーのJudeが知らなかったと驚く)
これによってAEON COREは$899という低価格を実現できたということ。
ただしAMTSには音場を広げる意味もあって、そういう効果を望む人にはAMTS搭載はやはり良いですよ、とダンクラークはフォローしてます。

