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2026年05月19日

パーソナライズDAP側搭載、音を自分で造るDAP、Astell & Kern「PD20」レビュー

まずPD20はPD10の後継機ではありません。
まったく異なる思想のもとに開発されたもので、旧ラインナップのA&futuraに近いアプローチだと思います。

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PD20とWhite Tiger

そのアプローチとは「音をカスタマイズする」ということです。PD20の音作りは大きく3段階に分かれています。
Audiodoによる「聴覚補正」、サウンドマスターホイールによる音色調整、アンプモード/Current制御による駆動特性変更です。
つまりPD20は、単に力技でイヤフォンを鳴らすDAPではなく、こうしたカスタマイズをして「自分専用の音」を構築していくDAPです。

また、その基本となるべき本体仕様もかなり高いレベルで設計されています。なおPD20はフルアンドロイドDAPです。

* PD20の特徴

1 パーソナルサウンド機能

PD20の目玉です。この機能のポイントは二つあります。
まずこの分野ではつとに知られているAudiodo社との共同開発であること、そして初めてDAP側にパーソナライズ機能がついたということです。
通常のオーディオ製品はお店で売られているものを使いますが、聞こえというのは人によって個人差があります。その個人差を機器側で調整するのが、パーソナライズ機能です。
これまでパーソナライズ機能はイヤフォン(DSPの内蔵されたTWS)に搭載されてきました。その技術の大手がAudiodo社です。PD20のポイントはそのパーソナライズ機能がプレーヤー側についたということです。つまりどんなイヤフォンでもパーソナライズの恩恵を得ることができるということです。

PD20でのAudiodo技術は、「パーソナルサウンド(聴覚パーソナライズ)」、「オーディオスフィア(立体音響機能)」、「Audiodoイコライザー(トーンコントロール機能)」です。

パーソナルサウンド機能は人の耳の聞こえ方の調整をするための機能です。これはいままでTWSなどに搭載されることはありましたが、DAP側に搭載されたことはPD20が初めてです。PD20にはこの測定をするための専用イヤフォンが付属されています。

オーディオスフィアは擬似的な立体音響を可能とするものです。「Subtle(繊細)」、「Balanced(バランス)」、「Immersive(没入)」、「Echoic(響き)」の4つのプリセットによって簡単に広がりのある音を擬似的に再現できます。

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AudiodoイコライザーはBass/Mid/Trebleの周波数別に自由に可変できるトーンコントロールのような機能です。これはサウンドマスターホイールというハードつまみでも調整ができます。Bass/Mid/Trebleの各帯域を-8.0dBから+8.0dBまでの160段階で微調整が可能というもので、チルティング機能を使えば、元のサウンドの特性を保ちながら、低音域または高音域のいずれかに向けて、全体の音色バランスを自然に調整することができます。

なお、パーソナルサウンド機能は最大192kHz/32bitまで、オーディオスフィアは最大96kHz/32bitまでのオーディオ再生に対応しています。
DAR機能と組み合わせた場合には、これらの機能が先に適用されてからDARが適用されます。つまりDARで352kHzにアップサンプリングされてパーソナルサウンド機能が効かなくなるということはありません。

2. 高いDAC性能

DACにESS ES9027PROをクアッド使用しています。DAC ICを並列使用すると、S/N比やダイナミックレンジを向上させやすくなり、クアッドDACではデュアルDACよりもさらにSN比を向上させることができます。
またフラッグシップのSP4000同様にESA機能を搭載しています。信号がDACを通る時に、低い周波数と高い周波数で時間が異なってしまいます。この群遅延と呼ばれる問題を低減するのがESAです。これにより、周波数歪みを最小限に抑え、音の明瞭度と純度を向上させるとされています。

3. 3つのアンプモードを切り替え可能

通常アンプは滑らかなA級増幅や、パワーのあるAB級増幅などでアンプの性格が変わりますが、PD20では「トリプルアンプアーキテクチャ」としてこれをユーザーがハードボタンで切り替えることが可能です。
具体的にはClass Aモード、Class ABモード、ハイブリッドモードの3つです。

ハイブリッドモードは具体的にどう働くかということを、A&Kに直接問い合わせてみました。
それによると、PD20ではClass A回路とClass AB回路は構造的に独立しており、最終出力段でアンプを通じて結合されるとのこと。
ただし、単純にこの2つの信号を合算させると、タイミングのズレや位相のズレが発生し、歪み(THD)の増加やノイズ性能(SNR)の劣化を招く可能性があるとのこと。 これを防ぐため、PD20ではClass AとClass ABの音声経路をそれぞれ独立して制御して、タイミング、位相補正、ゲインを最適化することで、違和感のない一貫性と滑らかさを持ったサウンドを実現しているということです。


4 アンプ動作電流を調整可能なClass A Current機能

上記のClass Aモードとハイブリッドモードの際にのみ適用されるモードです。High、Mid、lowの3種あります。この機能はPA10でもありましたが、この機会にAstell & kern開発に話を聞いたので少し詳しく解説します。

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PD20のCurrent制御機能は、出力段のバイアス電流(動作電流)を制御する仕組みです。まずなぜClass Aモードとハイブリッドモードの際にのみ適用されるかということを説明します。
Class Aモードでは、出力デバイスが常に一定のバイアス電流で動作するため、この電流値を安定して調整することが可能です。そのため、バイアス電流のレベルを変更することで、アンプの駆動特性や音のキャラクターを精密にチューニングできます。 それがHigh/Mid/Lowの切り替えです。
一方、Class ABモードは効率を重視した設計で、信号の振幅に応じて電流が動的に変化します。つまり、Class Aのような一定のバイアス電流を維持していないため、同じ方法での電流制御は構造的に難しく、効果も非常に限定的になります。 そのためにClass ABモードでは動作しません。
HybridモードはClass AとClass ABの構造を組み合わせたもので、Class Aの信号経路を通るため、Current制御機能が効果的に動作します。

次にClass A Current機能を調整することで、異なるヘッドフォンやIEMにどのような利点があるかということを説明します。
Current制御機能は単なる出力パワーの調整ではなく、アンプが負荷(ヘッドフォンやイヤフォン)をどのように駆動するかの特性を変化させるものです。
300Ω以上などの高インピーダンスヘッドフォンは、この動きにくい振動板を素早く・正確に動かすためには、勢いよく押す力である高い電圧と、途切れずに押し続ける力である安定した電流が必要です。この電流が足りないと複雑な音楽(ベースの強い曲やオーケストラなど)で急に大きな音が出たときにアンプが息切れを起こします。つまり音が歪んだり音が緩くなります。
Class A Current機能をHighにすると、アンプに「電流の余裕(ヘッドルーム)」をたくさん与える状態にできるわけです。つまり高インピーダンス・ヘッドフォンを鳴らしやすくします。
低域のコントロールが良くなる(ドンが引き締まる)、音場(空間)が広くなるなどの利点があるはずです。

それではClass A Current機能をLowにすると、どういう利点があるかというと、高感度IEMは少しの電流でも大きく鳴るため、電流を多く流しすぎるとノイズが増え、音が硬くなったりします。つまりノイズフロアが下がり、背景が黒くなり、微細な音のディテールが聞き取りやすくなります。

言い換えると、Class A Current機能とは「負荷(ヘッドフォンやイヤフォン)の特性に合わせてアンプの動作を最適化する」機能ということになります。

アンプの動作として具体的に何が変わるのかという点をまとめると、以下の通りです。
High Current:駆動力が向上、ダイナミクスが向上、低域の締まりが向上。
Low Current:ノイズフロアが低下、背景の黒さが向上、微細表現も向上。
ただしHigh Currentにすると消費電力と発熱が増えます。

ちなみにPA10の同機能と比較すると、基本的な仕組みはPA10と同じです。しかしPD20では電源部を全面的に再設計したことで、電流供給能力と安定性が大幅に向上しています。その結果、さまざまなヘッドフォンやイヤフォンを接続した時の駆動力と安定感がより優れているとのことです。
PD20については電源も含めてアンプ機能がかなり力が入れられていることがわかります。

* インプレ

PD20の箱は細長く、中にDAPと測定イヤフォンが添付されています。

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まず実機を持った時の第一印象は、軽くて画面が広いということです。表示品質も高くて、アルバムも美しく表示できます。

PD20の特徴として、側面のハードスイッチが再生停止の一つだけになり、サイズが大きくなりました。これは片手で持って押しやすい位置にあり、自然に指がかかって使いやすく感じられます。SP4000だとなかなか持ち出しにくいという人は多いでしょうが、PD20は持ち出して使うことを前提に設計されていることが伺えます。ボタンはダブルクリックするとスキップになります。

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上面にはボリュームつまみと新設のサウンドマスターホイールが設けられています。サウンドマスターホイールを押し込むとBass/Mid/Trebleを切り替えて、画面にアクセスしなくても調整可能です。Bassにしておいて、曲がメタルに変わったら低音をモリモリとあげるなんてことは簡単にできます。
一方でノブがいくつかのL字コネクタに干渉する可能性があります。ただ音量の方がやや低いようで、そちら側でクリアできる場合もあります(例えばqdc White Tiger)。

アプリはかなりさくさく動くので、ストリーミングをしていてもあまりもたつくことはありません。

音質はパーソナライズをする前と後でそれぞれ確認しました。

* 音質:パーソナライズをする前

まずqdc White TigerをABモード、Current Lowで聴き始めました。音質はモニターライクなWhite Tigerとは思えないくらい有機的で滑らかで温かみのある音です。音楽的でリスニング寄りに感じられます。
音質レベルは極めて高く、調節なしでデフォルトでも低音がたっぷりあると感じられます。音に深みがあり、特に何も調整しなくても奥行き感があります。
DACとアンプの基本性能はかなり高いようです。
聴き始める前は乾いた感じのESSらしい音がベースかと思っていたけれど、それとは随分違う温かい音に感じます。ただ着色感はなく音色自体はニュートラル、コンデンサーの付帯音みたいのはありません。温かみというよりも滑らかという印象です。

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Janis Crunchのシンプルな女声とピアノとベースの曲「melancholic magic」を聴いてみると、平面的ではなく抑揚があり、シンプル曲とは思えないほど、複雑な音のハーモニーを感じます。いい感じですね。PD20はとにかく女声ヴォーカルが魅力的で、ピアノもウッドベースも良いけれども、声の豊かさを再認識させてくれます。

Class A Current機能の音の変化を試してみます。
CurrentをHighにすると、音が濃くなる感じで、感覚的に画像のコントラストを上げて像が鮮明になる感じです。
例えばサックスの音を、息を吐く時に微妙に震わせる感じがcurrent HighだとLowよりもよくわかります。声の細かな表情もよくわかるようになります。
ロックだとHighにするとより激しく感じられ、Lowにすると少し落ち着いて聞こえます。
Lowが自然ではあるけれど、Highで女声ヴォーカルの声の掠れや発声のニュアンスの豊かさを味わう妙味もあります。Highにしたからといってノイズフロアがそう極端にあがるわけではなさそうです。もともとAK DAPはかなり低ノイズですからね。
Class A Current機能の音の変化はPA10と似てますが、PA10よりも効きがわかりやすいと思います。これは上で書いたように電源の強化もあるのでしょう。

次にサウンドマスターホイール(トーンコントロール)を使ってみます。
サウンドマスターホイールは効きが微妙というかとても細かく調整ができます。またバッファのせいか少し遅れて効くのでゆっくり調整した方が良いと思います。
女声ヴォーカルがいいなあと思った時にMidをプラスにしていくといい感じになります。
かけすぎると人工的になりますが、いわゆるイコライザーを起動して音質が劣化する感じはあまりありません。
たとえばWhite Tigerだとやや低音が出過ぎる傾向はあるので、Bassコントロールで低音を減らすとフラットに近く感じるようになります。
イヤフォンの特性や、音楽に応じて自在に変更できる感じです。

3つのアンプモードを切り替えしてみます。
ABからAにするとより滑らかになるとともに音に深みが出ます。Current HでクラスAモードにすると、かなり濃い音になります。
音の印象は、クラスAだと暗くて陰影がある感じ、ウッドベースはより深くなるように感じられ、声もより豊かで厚みが増します。
クラスABだと明るく快活な感じでロックでの切れ味が鋭くなります。
Hybridだとその中間といえば中間ですが、もっと複雑な音になる感じです。AとBで迷ったらHybrid固定でも良いと思うほどには完成度は高いです。例えばクラシックの四重奏しか聞かないなど明確に聴く音楽が偏っていない場合などはそうしても良いかもしれません。
こちらもSE300の同じモードよりも違いは大きくわかりやすいと思います。

というか、ここまで書いてて、え、これパーソナライズ必要か?と思います。
実のところ完成度が高い音で、特にアンプ性能が高いのが秀でています。
PD20はSP4000やHC5のようなハイカレントモードはないけれども、かなり音の歯切れがよいアタックが強いDAPで、特にロックやポップスに向いたDAPだと思います。

* 音質:パーソナライズをした後

添付イヤフォンもしっかりエージングして使いましたが、実は音が結構良いです。低音から高音までしっかりと出ています。
解像感も高く感じます。これ筐体デザインをちゃんとしたら普通に売れると思います。finalのA3000かA4000に近い音という感じでしょうか。

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測定イヤフォンとPD20

パーソナライズの手順は、サウンドマスターホイール(上部ボタン)の長押しでSound Studioモードに入る。またはホーム画面の耳の形の左側のアイコンをタップし、パーソナライズで+をタップします。テストトーンが聞こえてくるので聞こえるかどうかをYES/NOで答えていくだけ (音量は変えられない)です。

結果としてパーソナライズ音にするとかなり明瞭感が上がり、クリアで鮮明な音になります。左右差も改善されるせいか、音場・立体感も高くなります。これは測定イヤフォンではっきりわかります。
かなり効果は高いのですが、その分で正しいというか、自然に聞こえるプロファイルを作るのが多少コツがいります。これは自動測定ではなく、微妙な聞こえの部分で個人の判断が入ることによると思います。それと一律に行われる年齢加算です。
一回目の結果でイマイチと思う場合は何回か試行錯誤してみると良いと思う。測定時の状態も変化するかもしれません。

何回か試行錯誤して分かったのですが、これは自然に聞こえるプロファイルを作るコツの個人的な見解です。
まず年齢を誤魔化すことですw
はじめに作ったときには高域が強すぎました。マスターホイールで高域を落とすとともにバランスをheavierに傾ける手もありますが、それよりも再測定をした方が結果が良かったです。パーソナライズ手順の最後に年齢入力があるのですが、そこでサバ読むわけです。
たぶんオーディオを常に聞いてる人は一般人よりも、聴き取り能力が高いと思うので、若い人はともかく特に中高年で普通に年齢加算すると高音が高くプラスされすぎて不自然になると思います。
このやり方で再測定した場合、イコライザーで傾ける必要なく、かなりフラットに聞こえるようになりました。
もう一つは左右差です。たしかに個人差はあるはずですが、あまり左右の特性に違いがある場合には測定誤差の可能性の方が大きいと思います。それで左右差があまり大きい場合には、なるべく揃うまでやった方が良いと思います。もちろん個人の左右差はあるはずので、ある程度までで良いと思います。
また、テストをするときに、聞こえるか・聞こえないかという判断をあらかじめ決めておくことです。微妙な時はNOとするなどです。
これらの「高域がきつすぎる時は年齢をサバ読む」、「左右差が大きすぎる場合は測定誤差を疑う」、「微妙な音はNOにするなど判断基準を事前に決めておく」を考慮してやり直してみると、かなり良いプロファイルが出来上がると思います。イコライザーで追加補正を使わなくてもフラットに聴こえ、とてもクリアに音が聞こえるようになります。

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ある程度納得したプロファイルを使って、いろいろなイヤフォンで試してみました。

パーソナライズ前に使っていたWhite Tigerで使うと、別物かという感じの音になります。特に透明感・クリアさがとても向上します。
ピアノなどアコースティック楽器の音の表情がとても掴みやすく、ヴォーカルの声の表情など微妙なところが掴みやすくなります。パーソナライズすると声のクリアさも一層鮮明になり、アニソンで女性ヴォーカルが明瞭に浮き上がり、かつバックバンドのパワフルな演奏も楽しめます。

PD20はここからさらにカスタマイズが効くのがすごいところです。
好みの音を見つけるために、始めはClass A Current機能をMにしておいて、パーソナライズした後に、音の表面の質感を微妙に調整するためにHやLに移動させると良いと思います。個人的にはマルチBAのIEMの場合にはパーソナライズするとクリアさが強くなるので、きつさを中和するためにLにする機会が多くなるのではと思います。
もう一つはパーソナライズしてから、イコライザーのバランスをheavier側に倒しても、クリアさに生じるきつさとのバランスが取れます。

このようにパーソナライズ機能をDAP側に持つといろんなイヤフォンに適用できます。イヤフォン差はサウンドマスターホイールで調整できます。プロファイルは固定して機種ごとにサウンドマスターホイール(イコライザー)を変えて機種名つけて保存しておくのが良いと思います。

さらにClass A Current機能切り替えで音の表情をLowにするとやや穏やかになり、Highにするときつめになります。
アンプのクラスAやABの切り替えはパーソナライズした後でも音楽の感じ(ABならロック)に合わせていいと思います。Aだと落ち着いて滑らか、ABだと明るく快活の印象になります。

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PD20とLuna

他にパーソナライズの効果が著しく高いのは平面型のAK Lunaです。特に立体感が極めて向上して、ありえないような音空間になります。左右バランスがパーソナライズで取れることで、立体感が向上するのだと思います。パーソナライズのオンオフではまったく違う音で、元には戻せない感じです。
この状態でaudiosphereを組み合わせると、かなり聞いたことのないような音場感覚になります。上下方向にかなり音が広がる感じもします。頭外にはならないまでも平板感が少なくなります。チル系統の音楽や電子的に作った曲は立体感の恩恵が大きいように思います。ジャズトリオのような純粋アコースティック曲はaudiosphereを効かせると、やや不自然さがあります。

カスタマイズはかなり効果が大きいので、どちらかというとLunaのようにはじめから先鋭的なイヤフォンよりも、White Tigerのようにややおとなしいモニター的なイヤフォンをより先鋭化させたり、ダイナミックに揺るがすと言うカスタマイズが向いているように思います。
慣れてきたら、いろいろなイヤフォンに適用できるようになると思います。

* まとめ

総じて、PD20は基本性能が非常に高く、特にアナログアンプ周りが強力です。
そこにAudiodoのパーソナライズとサウンドマスターホイールによるカスタマイズを加えることで、自分好みの音に仕上げることができます。「Craft Your Sound」というコンセプトをしっかり体現したDAPだと思います。
持ち運びやすさ、音質、カスタマイズ性などDAPとしてのバランスが良く、たくさんイヤフォンを持っていて、それらをひとレベル上の音にしたいというユーザー向けのDAPといえます。
posted by ささき at 10:31 | TrackBack(0) | __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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