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2025年10月16日

Bluetoothセミナー、ハイレゾ対応のBLE HDT発表

本日開催された2025年度のBluetooth セミナーと記者発表に参加してきました

セミナー会場では万博で日本デビューしたAuriが送信機として使われ、日英同時通訳音声がAuracastでブロードキャストされていました。
(AV Watch記事)
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白いのが送信機、手前は受信機の充電ドック

セミナーではAuracastに関するパネルディスカッションを聴講しました。
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Auracastで補聴器とイヤホンの同化が進むのではという意見がある一方で、補聴器は高帯域化(音質向上)よりも低遅延化とロバストが重要だが、イヤホンではやはり音質も重要など対立する意見も出ました。こうした相反する要件をまとめるのも標準化規格の難しさではありますね。

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セミナー会場でブロードキャストされていたAuracastチャンネル

記者発表はBluetooth SIGの最高マーケティング責任者ケン・コルドラップ氏によって行われました。
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Bluetooth SIGは「繋がりの力でより良い世界へ」と題したビジョンを展開。前は単に繋がるだけだったが、なぜ繋がるかを明確にしたということです。
コミニティーのミッションとしては進化、保護、普及があげられ、進化では50のプロジェクトがアクティブ、保護では毎年6万の製品が認証を通り、普及では50億台が出荷されているとのこと。
SIGは20年で4万社が加入して毎年1000社増えているとのこと。日本はメンバー企業では世界第3位の数だそうです。

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Bluetoothの最近の機能強化については、デバイスネットワーク(1:1ではなく数千台が入れる)、ESL、Auracast、高精度測距(数メートルから数センチ)などが挙げられます。
注目のこれからの強化という点では、超低遅延HID(ゲーム分野など)、ハイレゾロスレス(これまでベンダー独自だったものを標準化する、他にも空間オーディオやサラウンドでも標準化)、高データスループット(2MBを8MBに、オーディオにも関係する)、高周波数帯対応(2.4G帯を5G帯や6G帯へ)

そしてテクニカルマーケティングエンジニアのゴンユウ・ルー氏によるBluetooth LE HDTデモが行われました。
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HDTとはハイデータスループットのことで、うちのブログでは先日レポートした物理層の新しい規格です。それがオーディオにも使われると確認できたわけです。
(HDT PHYの記事)

これはBluetooth LEのデータレートが最大7.5Mbpsに向上するというもので、HDTは来年10月にリリースを予定していてスペックがまだ固まっていないとのこと。
デモでは二つのスマホ間でのロードをかけたデータ転送のデモで、実測で4-5MBといったところです。96/24のデータ量は4.6Mbpsくらいなので、微妙なところもありますがこれはまだ向上の余地はあります。ちなみにHDT PHYではなく、現状の2MB PHYを使うとおそらく1Mbpsちょいくらいだと思うので、現状の4倍程度の速度は出ています。

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表示されている値は平均4Mbpsくらいです。

ゴンユウ氏にLC3はハイレゾ搬送できないのでは、と聞いたらコーデックもまた別に決まるとのこと。それはLC3plusかと突っ込むと、メンバー企業からさまざまなインプットをもらってるところなので、違うものになるかもしれないそうです。あくまでSIGではLC3plusはオプションと考えているようですね。

はじめて次世代Bluetoothのハイレゾ伝送の萌芽に触れたことはとても興味深かったと言えます。
posted by ささき at 18:22 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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