Music TO GO!

2006年03月29日

LaRoccoのPocket Reference II

最近LaRoccoのPocket Reference II(以下PRII)の評価がぽつぽつと書き込まれているのがちょっと気になっています。
PRIIはiPod StudioとLaRoccoの企画ものポータブルアンプのようでこちらのページにアナウンスがあります。クラス的にはSR71と比較されます。

http://ipastudio.com/forums/showpost.php?p=15253&postcount=1

LaRoccoはPhil LaRoccoさんが設計してLarry Milliganさんが製作するというガレージオーディオメーカーのようです。
(iPod StudioでLarryさんというとこちらのことですので混乱することがありますが、Headphileの方のラリーさんとは違います)

上の写真からかなり作りが良いことがうかがえますが、外観から見ていくつか特徴があります。
まずボリュームノブが二つあるように見えますが、片方のノブは可変式のベースブーストです。低音強調のスイッチがあるアンプは少なくないですが、たいていはオン・オフの二段切り替えです。PRIIではこれを連続的に可変することができるようです。ヘッドホンの差による低域の落ち込み・伸びを補正するというのが眼目のようですが、聴く音楽とか気分で切り替えることもできますね。
音の性能的にSR71でなんの文句もありませんが、たまにSR71の音でXinアンプの低音の太さがほしいなぁと思うことがあるのでこれはなかなか良い機能かもしれません。ほんのちょっとだけ足したいというときもありますしね。

また外観から分かるもう一つの特徴はなんとポータブルアンプなのにヘッドホン端子がミニではなく標準(1/4)プラグというところが驚きます。さらに入力もRCAがついています。しかも開発初期ではRCAだけだったようですが、これはさすがにユーザーのフィードバックで現在はmini入力を追加しているようです。

これらのことからも推測できますが、PRIIの音的な性能の特徴はポータブルばなれしたパワーのあることだそうです。
このためバッファはBUF634のような出来合いのチップを使うのではなくディスクリートで組んでいるそうです。ただしオペアンプは普通のタイプでユーザー交換ができるそうです。なおデフォルトはAD6320らしいです。電源は9V二個です。


レビューでは音的には少なくともSR71と同等以上とのことです。ニュートラルで解像力が高いのが特徴のようです。
ある人はSR71よりも音場の広がりと高域のクリアさは良いといってますが、この二点はいずれもSR71の最大の長所なわけなのでそれを上回るというのは気になります。なかにはGilmore Liteよりいいという人までいます。
ただちょっとニュートラルすぎてドライな傾向があるとか、中域はいまひとつとかマイナス評価もあります。たまたま聴いたオペアンプでも違うと思いますが、まだ評価が固まっていないかもしれません。(PRIIは昨年末くらいに出たと思います)
またパワーがあるということは結果としてヘッドホンの性能をフルに引き出せるということなので高性能ヘッドホンで聴くほどよいのでしょうね。

問題はSR71よりさらに大きいということがあげられます。大きさはHeadroomのMicroとSR71の中間くらいのようです。重さは400gくらいとの書き込みがありました。
また高いのもネックです(はじめは$510で現在$475)。637搭載のSuperMacro3のMaxed Outバージョンが約$410だから割高な感じはあります。
それと入力が背面になってしまっているのもバッグに入れるときに不便かもしれません。
ちっょと試しに買うには気が引けますねぇ..これもクリスマスセールを$350でやっていたのでチェックしておけばよかったかも。
あとはiPod Studioの企画ものとしては(LaRoccoの)Diabloがありますが、これも正体がよくわかりません。。
この記事へのコメント
はじめまして,ささき様。
Diabloを検索していたら辿り着きました。古い記事にコメントすみません。

PRII w/blackgateを使っています。
大きさはMicroDACとほとんど同じでして,でかい上にケースがアルミの重厚な造りなので,記事にある通りかなり重いです。
電池なし:300g,電池付:400g
音はとても良いのですが,ポータブルというには…正直苦しいです。自宅もしくは仕事場で据え置きとして使っています。

PRIIは2007年度出荷分よりVerUpするようです(もうしている?)。個人的にはGainの切り替えがかなり魅力的です。
ただ,新VerではデフォルトがAD744になるため,op-ampの入れ替えに制限が掛かるようで,OPA627,AD8066等のBrownDogアダプタでのお気軽な入れ替えができなくなるのは少々残念です。

Diabloはクリスマス前リリースと言われていましたが遅れるみたいです。多分こうなるだろうと予想はしていたので,やっぱりという感じではあるのですが…

LaRocco Audioでの販売は行っていないため,iPod StudioでDuncanさんにPMを通してOrderしたところ,Diablo($495)+Shipping($30)=$525でした。
Posted by LLL at 2006年12月13日 03:30
なるほど、参考になります。
やはりポータブルというよりトランスポータブルという感じですね。
音的には可変Bass Boostのような機構がちょっと気になっています。

iPod studioといえばLittle dot micro tubeのセールも気になりますね。。
Posted by ささき at 2006年12月13日 12:46
ダイアルをひねるとじわ〜,じわ〜とbassのboostが掛かっていくのが聴いていてわかるので,可変式とはよく言ったものだなぁと思います。
普段はHD600を使っているので,個人的にはちょっぴりboostを掛けた方がバランスが取れて好みです。

PRIIでop-ampの入れ替えが行いやすい理由として,実は上蓋がネジで止まっていません。
ちょっと力を入れて上に引っ張ると上蓋が簡単に取れますが,逆さにひっくり返した位では蓋は取れません。op-ampの入れ替えを行っている時にケースの精緻な造りに驚きました。
平時は上下の蓋にある溝の間にO-ring(黒い輪ゴム)で2箇所挟んで閉じるといったユニークな造りです。

しかし,想像に難くないとは思うのですが,各地でO-ringのLOSTが続出するという事態が発生し,失くし易いO-ringのストックはQablesで扱ってくれることで解決しています。
お約束のようにわたしもLOSTしたので,今度買おうかなと思っています。

> Little dot micro tubeのセール

お気軽にtubeの音を楽しめるという点では,値段もreasonableで試しやすそうですね。
ただ,人が閑散としすぎであまり盛り上がっていないのは気になります。皆Head-FiでTomahawk買っているのかも。
Posted by LLL at 2006年12月13日 23:59
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック