Music TO GO!

2010年02月08日

Macbook Air購入とMacとWindows

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*軽い前置き

というわけでMac買いました。
わたしはもともとPlusからMacを使ってたんですが、アメリオ時代のAppleの凋落と使用したい周辺機材がやはりIBM-PC(Windows)系でないと使えないということで、最後に20周年記念Macを買ってさよならしていました。その辺からずっとWindowsを使ってきてます。
この時代のMacの苦悩は経営ということもありますが、Mac自体が新世代OSにいつまでも移行できなかったというのが最大の障害でした。(WindowsはNTで移行しています。この辺は名著「闘うプログラマー」に詳しく書いてあります)
その後ジョブズが戻って、Macの中身をすっかりNeXTと入れ替えて新世代OSをもたらしました。さらにiMacで商業的な成功を収めて、この新世代OSと経営的な課題を一気に解決しました。
この辺をちょっと書いたのはMacを買った言い訳とともにMacのオーディオ機能であるCore Audioの話をする前振りになります。

そして途中を10年ほど飛ばしますが、2009年後半からうわさになっていたiPadへのわたしの妄想というのはMacとiPhoneの両用というものでした。しかし先々週、深夜まで発表を見ていたわたしの前に現れたのはその半分だけのものでした。
既述したように、まあそれはそれでよいかと考えるようになったんですが、そうしたらその落ちてしまった半分のほうがほしくなってしまったというわけです。


*Macbook Air (Core2Duo 2.13GHz、128GB SSDモデル)

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というわけで久しぶりに聞くぽーんという起動音、Macbook Airです。
Macbook proという現実的選択よりも、Airの現実歪曲空間のほうが強く作用したと言うわけですが、実際に手にしてみるとたしかに、かっこいいにもほどがある、としか言えません。

Airはそれだけではなくなかなか中身もあります。
もともと最近スモールノートPCの記事を書いてたのはポータブルPCオーディオということもありますが、写真撮るときにPCを持っていって写真のセレクトと現像は現地とか電車の中でやりたいので、なんとかできないかと考えていたこともあります。結果としてAtomベースのマシンではこうした用途にはまったく対応できないというのは分かりました。現像は止まったかと思うほど、プレビューはぎくしゃくというわけです。
Airだと現像はデスクトップほどではなくてもそれなりに実用的な速度で行えます。またプレビューはほとんど瞬時にやってくれるのでセレクトにはまったく申し分ありません。思ってたよりも優秀です。

キーボードも過不足なく、外でなにか書いたりするのは気持ちよくできそうです。ちょっと画面解像度が狭いという点とUSB一基という点が難ではありますが、ここはいたしかたなしでしょう。
モノとしての魅力も含めて、かなり満足感は高いですね。

久しぶりとは言ってもわたしは会社ではMacも多少は使っているので、OS Xはまったく知らないわけではありません。
MacOSも私が前にSystem6とか7で使っていたときはコマンドコンソールは出したくてもその概念が存在しなかったわけですが、いまは物理アドレスを確認するときにはターミナルを出してifconfigとかコマンド打つ方が早いなんていう違和感もあったりしますので、似て非なる人という感覚もないことはありません。しかし全体にはより魅力的になったと思います。この辺は前置きに書いたとおりのことですね。


*PCオーディオとプラットフォーム(OS)による音の差

音楽メインで買ったわけではないんですが、当然オーディオ系も即試してみました。

簡単にこのMac Airと今メインのXPのデスクトップPCで聴き比べて試してみました。どちらも最新のiTunesを使用して、同じ楽曲ファイル(ALAC)、同じUSB DAC(DACport)、同じヘッドホン(Edition8)で比べてみるとMacの方がかなり音が良いのに驚きます。クリアさに大きく差が出ますね。それではとXPでいろいろ設定したFoobar2000とASIO4ALLを使ってみても、やはりなにもしてない買ったばかりのiTunesの方があっさりとより良く聞こえます。

基本的にかなり差になっているのはクリアさ、透明感です。XPではASIO4ALLを使ってもMacに比べると曇りがとれていません。
うちのXPはいろんなことをやるために使っているので、そんなにオーディオ向けにカスタマイズして軽くしているわけではありません。それでもこの差は決定的なものに思えます。デスクトップとSSDノートの違いもあるかもしれませんが、Macの方はスペック的には高くない低電圧CPUのAirですし、かたやXPはCore2Quadのマシンですからね。
もちろんiTunesで実際に音を出しているQuicktime自体の実装もはじめからOSの一部になっているMacとは異なるかもしれないので、正確な比較ではないかもしれませんし、そういう比較をする意図もないのですのですが、この差はちょっと考えさせられます。

新世代OSになる前はWindowsもMacもOSでサポートしているオーディオの仕組みに関してはそれほど優れたわけではなかったといえます。そんな理由でサードパーティーからASIOのような高品質・低レイテンシー(遅延)の仕組みが提案されてきたんだと思いますが、この問題にはじめに取り組んだのはより音楽分野で使われてきたMacの方です。MacではOS XからCore Audioというこうした高品質オーディオを実現する仕組みがOSレベルで取り入れられるようになりました。
Windowsの方は遅れてVistaからこの仕組みに取り組んでいます。なぜか同じCore audioと呼んでいるようですが、WASAPIもこれに含まれます。ゲームなどでよくいうDirectSoundはこのひとつ上のレイヤーのようなので、より深いレベルでの対策がWindowsでは遅れたということになりますね。
そういう意味でMac OS Xとはこの点でVistaやWindows7と比べるのが妥当とはいえます。

もうひとつの考慮点はXPのfoobar&ASIO4ALLとMacのiTunesを比べるとたしかに透明感ではMacのiTunesの方が上ですが、もう少し別な見方(聴き方)をしてみると、オーディオ的な意味での厚みとか実体感と言うような点ではそうとはいえません。
つまりここでの考察として透明感はプラットフォームのOSの差であり、厚みや解像感などはプレーヤーの差ではないかということです。

そこで次にMacで手に入るプレーヤーソフト間で比べてみることにしました。MacはさすがにWindowsほどのプレーヤーソフトのバリエーションはありませんが、探してみるといくつかの選択はあります。
ここではAmarra mini(1.2デモ版)、Cog、Play、Songbird、VLCなどを比べてみました。

結果的に言うとやはりプレーヤーソフト間の音質の差はありますね。
CogとPlayが音質的には良いと思いました。Cogは繊細でPlayはダイナミックな良さがあります。
iTunesを元にすると、CogとかPlayがWindowsでいうとFoobar2000とかWinampのレベル、AmarraはSamplitudeとかXXHiEndなどのオーディオファイル向けプレーヤーで紹介しているレベルと言えます。ただAmarraはもっと良いかもしれません。
ハイサンプリングを使ったCogもかなりいいレベルですが、さすがにAmarraは品格を感じるほど高いオーディオ的な満足と透明感があります。
わたしがいままで聴いたなかではこのMacとAmarraの音が一番いいですね。


こうしてMacとXPで見てみると、OSというかプラットフォームでもPCオーディオの音に違いがあるということが分かります。USBオーディオのよさはクロスプラットフォームという点もありますので、この辺は比較が容易です。USB DACの台頭は周辺機器サポートが少ないMacにプラスとなるでしょうね。
そういう意味ではWindowsとMacのほかにもうひとつ取り組まねばならないプラットフォームもあります。というわけで最近は勉強かたがたこういうオレンジ色のもやってます。

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これはNetwalkerで動作しているUbuntu9.04(Linux)とdenDAC、JH13の組み合わせです。なかなか音質は侮れないものがありますが、問題というか課題もまた多し、というところです。
世界はかく広く、やることも多い。。
posted by ささき at 22:17 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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