Music TO GO!

2018年07月23日

Chordの新製品発表会

Chordは7/15の発表会で3機種を新たに発表しました。そう、2機種と言われていたのですが、サプライズで1機種が加わりました。
それらはDAVE向けパワーアンプのetude、よりデスクトップに適合したHugoTT2、そしてサプライズのHugo M scalerです。

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左写真の左:Hugo TT2とToby、右:etude、奥:Blu Mk2とDave
右写真はサプライズで取り出されるHugo M Scaler


1. 新パワーアンプetude
etudeはDaveに合わせたパワーアンプを作るという発想で、Daveのプリ出力を使ってDACからダイレクトでパワーアンプにつなぐものです。クラス的には同社のChoralシリーズに相当します。

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Chord etude

etudeはフランス語のstudyという意味で、文字通りDaveのトランジェントの良さと低歪に気づかされて一から作り直すということで、Daveに合わせた高速アンプのために「フィードフォーワード」という新たなトポロジーを採用しています。これはRobert Cordellという人の研究に基づくもので、従来のフィードバックループでは早い処理に追いつけないので、ループで戻すというのではなく、あらかじめ予測した補正量をモニタリングと同時に合成して歪みを打ち消すというトポロジーのようです。

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Chord etude

つまり言い方を変えるとオーディオ世界にはアンプのフィードバックの功罪について議論が昔からあって、従来はNFBアンプではSNが良い(明瞭)が音が遅い(だるい)、ノンNFBアンプでは音は早い(生き生きとする)がSNが悪い(不明瞭)ということがトレードオフとして言われていましたが、このフィードフォーワードではSNが良く早いという両方の利点を持つということが言えるかもしれません。

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この考え方は1986年からあるそうですが、従来は高速デジタル処理の分野の話で、オーディオでは必要ないものでしたが、Daveによってその領域に踏み込んだということを言っていました。

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etudeではコンパクトアンプですが、BTLによってさらなるハイパワー化が可能です。このコンパクトさは4つの静音ファンによるものだということ。

2. Hugo TT2

Hugo TT2はHugo TTをさらにテーブルトップに向けて改良したもので、バッテリーではなく電源を持つことで、FPGAの持つ力を開放したさらなる処理能力を持ち、98304タップというDaveの半分程度というかなり高性能化がなされました。

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Chord Hugo TT2とTToby

この電源はスーパーキャパシターを使うもので、素早い電流の取り出しに対応しています。
またボリュームを手前に持ってくることなどさらなる改良が図られています。またゲインを設けるなど高感度IEMに向けた対応もなされるのは最近HeadFiでも活躍するワッツならではでしょう。

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Hugo TT2

発表会の写真でTT2の下の銀色はTTobyという国内未発表のアンプです。こちらは100w/chでAB級とのこと。


3. Hugo M scaler

サプライズはHugo M scalerです。この「M Scaler」という名称はこれがはじめてではなく、前にBlu MkIIが登場した時にその100万タップのデジタルフィルターをM Scalerと呼称していました。Mはミリオンのことでしょう。タップ数は処理の細かさです。

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Hugo TT2の右にあるデバイスがHugo M Scaler

このHugo M Scalerを使用すれば、DaveにたいしてBlu MkIIを使用して100万タップのアップサンプラーとして使用したのと同じことができます。下記のBlu MkIIの記事もご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/446340304.html

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M scalerについて解説するロバートワッツ

つまりM Scalerはデジタル信号を入力し、100万タップの高精度で768kHZにアップサンプリングして、Chordの2本のBNC端子を採用しているDAC(Dave,Qutest,HugoTT2)に出力して音質を向上させるデバイスというわけです。下記のChordホームページに詳細があります。
https://chordelectronics.co.uk/product/hugo-mscaler/
Daveの16万タップに対して、M Scalerは100万タップと大幅な処理力の向上をもたらしてトランジェント・空間再現力の向上をもたらしますが、それだけデジタル回路のノイズも増えるのでDACとは別筐体のほうがよいわけです。

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端的にいうと"Hugo M Scaler"とはBlu Mk2のCDドライブメカを取ったものと考えてよいです。これはロブワッツにも確認してみましたが、そうだと言ってました。ただしFPGAなども同じ(ザイリンクスXC7A200T)だそうですが、筐体や電源など厳密には異なりますので念のため。
ちなみに100万タップというのは16bitにとっても到達点であり、24bitに対してはまだまだということですので極めるとは大変なものです。

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右のデバイスがHugo M Scaler

Hugo M Scalerは機能オンオフのバイパス機能があるため、ありなしの聴き比べを試聴できました。
HugoTT2のみでも自然で高精度な音ですが、Hugo M Scalerをオンにすると合唱曲のマニフィカートではより透明感が出て高域がより伸びる感じがします。ジャズのヘルゲリエンのTake5では音のエッジがよりシャープで楽器のキレが良くなり、高域の音がきれいで低域もより深く感じられます。ヴァイオリン曲では倍音の響きがより豊かに聞こえる感じです。効果はわりと高いと感じられました。

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Chordの発展について語るジョンフランクス

Chordは5年前より12倍の売上規模となり、より開発に投資したいということです。今後ともまた新製品を楽しみにしたいものです。
posted by ささき at 10:05| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月20日

FitEarの意欲作、静電型ツィーター搭載のFitEar EST UIEMレビュー

ESTとは静電型ツイーター(Electro Static Tweeter)の略称で、FitEar ESTは形式としては静電型ツイーターとフルレンジのBAユニットのハイブリッド・イヤフォンです。FitEar ESTにはカスタムとユニバーサルがありますが、本稿はユニバーサル版(UIEM)のレビューです。

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*静電型ドライバーのしくみとは

静電型ドライバーではSTAXが有名ですが、磁石による力を利用した動電型(Electrodynamic)とは根本的に異なる駆動方式で、固定電極(バックプレート)と発音体となる振動膜間に生じる静電気の吸引反発力によって振動膜を振動させるもの(静電型:Electrostatic)です。

静電型では固定電極と振動膜の間に静電気を生じさせる必要がありますが、これには2つのタイプがあります。STAXで採用される方式は外部電源ユニットから振動膜に一定の高電圧が供給されます(直流バイアス型)。振動膜に対する固定電極にはトランスで昇圧され高電圧となった音楽信号が送られ、振動膜と固定電極間に生じる静電気力の変化により振動膜が吸引反発し発音体として作動します。STAX製品では振動膜を二つの固定電極で挟む形で構成され、振動膜が片方の電極に対してはプッシュ、もう一方の電極に対してはプルの関係で動作します(プッシュプルタイプ)。

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振動膜に外部から直流電圧をかける方式に対し、半永久的に電荷を蓄える高分子化合物を用いるエレクトレット方式(エレクトレット型)があります。固定電極にエレクトレット素子をもつものをバックエレクトレット方式と呼び、ダイヤフラムの材質に制限がないため特性的に有利になります。同方式の採用メリットとしては高電圧を供給する外部電源ユニットを必要とせず、音楽信号の昇圧のためのトランスのみで動作させることができる点が挙げられますが、振動膜の駆動力や再生周波数に対しては制約もあります。

FitEar ESTの場合は静電型のエレクトレットタイプで、トランス内蔵の静電型イヤフォンと言えます。このタイプは過去にはヘッドフォンではAKG K340のような採用例もありますが(こちらのうちの記事を参照)、イヤフォンのサイズに小さくしたのは例がないと思いますが、ここはかなりユニットメーカーが開発で苦心したのではと思います。
(エレクトレットタイプで外部にトランスを持つというヘッドフォンも過去にはありました)

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基本的にスピーカー(イヤフォン)とマイクは向きが逆なだけでこうした原理は同じです。静電型のスピーカーの記事は少ないので、原理的に興味がある人はマイクを調べるとよいと思います。Shureではコンデンサマイクの技術があったからKSE1500が実現できたのでしょう。

ちなみに振動膜と固定電極の関係から言うとFitEar ESTで利用される静電型ツイーターはプッシュプルタイプではなくシングルタイプとなります。通常は吸引反発力の非線形性が生じますが、振動膜と固定電極の位置関係が逆となったもう一つのユニットと組み合わせて同時に動作させることでこの問題の解消とゲイン上昇を得ているということです。

*静電型ドライバーの利点とは

静電型では振動板が軽いために音が細かいとか音の立ち上がりが速いなどの利点があります。たいてい静電型では振動板の薄さが何ミクロンというところが競い合いになりますよね。
また振動個所が点となる通常のダイナミック型とは異なり、静電型の場合は振動個所は面ですから全面(平面)駆動としての良好な周波数特性も得られます。なぜかというと一点で振動板を振動させると、その点から離れた場所は振動板の物性でたわみますので、均一な振動が得られにくいからです。全面(平面)で振動すればそうした問題はなくなります。これは分割振動と呼ばれる問題です。

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静電型に対して最近よく言われる平面駆動型はダイナミックタイプのものが多く、オルソダイナミックやアイソダイナミックと呼ばれます(呼び方はメーカーに寄る)。これは全面(平面)駆動としての良好な周波数特性は同じですが、振動板に磁石のためのコイルのパターンが組み込まれる必要があるために、静電型ほどは振動板を薄く軽くは作れません。
ただし静電型・直流バイアス型のような専用ドライバーは不要です。

*FitEar ESTの特徴

FitEar ESTにおいて静電型ツイーターはハイパスフィルタを介して6kHzよりも上の高音域を担当するということなので、フルレンジスピーカー&補助ツィーターの組み合わせに近いとも言えます。この形式ではほとんどの可聴帯域の音はフルレンジユニット(FitEar ESTの場合はBAユニット)で出すのですが、それを静電型ツィーターのスムーズな中高域特性(倍音特性)で補うという考え方です。

ESTの特徴としては先に書いたようにピークのないスムーズな周波数特性にありますが、その結果中・高周波数帯域において音響フィルターの利用を排することができたということです。
通常イヤモニは周波数特性のチューニングにおいて、ユニットが持つピークを抑制するために音響抵抗というメッシュのようなフィルタを音導孔にセットしていますが、これはマスクをしながら少し甲高い声で話すことで、あたかも「丁度良い」バランスに聞かせるアプローチです。

FitEar ESTはBA側には不要なピーク抑制のための音響抵抗を使用していますが、ESTドライバーの方には音響抵抗がありません。これがESTイヤフォンの鮮烈で高い透明感の高域表現の理由のひとつと言えるでしょう。
FitEar Universalで開発されたオーバルホーンステムと同様の形状のステムにはサウンドポート(音導孔の開放口)は2穴空いているように見えますが、静電型ツイーターに対してはホーン形状、BAフルレンジユニットについてはストレートな開口部形状に整形され、それぞれに独立したアコースティック条件が付与されています。

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もう一つのESTのポイントはこれが密閉型だということです。
今回のステム(ノズル)がやや短いのはミドルレッグ・シェルと言われるもので、AirのようにショートレッグシェルではありませんがこれはBAとダイナミックというメインドライバの違いによるものだということです。この方式の利点の一つは耳穴の個人差を減らして、万人に最適に近い音響特性を得られるとも言います。

またこうした特殊ドライバーを採用したイヤフォンでは普通は感度が低くなりがちですが、ESTでは感度(能率)が高いのも特徴です。プレーヤーのボリュームはさほど上げる必要はありません。これは静電型ユニットをフルレンジではなくツイーターとしての用途に限定したユニット開発によるところが大きく、BAユニットとのバランスを取り、日常の音楽鑑賞利用において十分に高い能率を確保することができたということです。


* 音質について

FitEar ESTではケーブルの006ケーブルが標準でついてきます。標準でも装着感はよいと思いますが、AZLA SednaEarfitがはまって私の耳によくフィットしたのでこれを使用しました。ケーブルはメーカー推奨の006のまま使用しました。006は音に関してはよいのですが、硬いので取り回しはしずらいほうかもしれません。

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FitEar EST UIEMは端的に非常に優れた音で、ハイエンドクラスの音世界を堪能させてくれます。音のレベル的に言うと、AK380では物足りずに、SP1000クラスがあいふさわしいレベルにあると思います。特に音の高い透明感と、音の抽出の細かさの点においてですね。特にSP1000CPがお勧めです。能率は高く、あまりボリュームを上げる必要はありません。
全体的な音の印象はとてもすっきりとして、周波数特性は高中低ともバランスよく思えます。ワイドレンジで特に高い方の伸びが今までのイヤフォンとは一線を画すほどのレベルだと思います。ヴァイオリンも含めてほとんどの楽器音が実のところは中音域なんですが、純粋に高音域であるベルの音の透明感の高さ、純度の高さにはハッとさせられます。

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中高域の音再現力は圧倒的で、独特の高い透明感と高い解像力、輪郭のはっきりとした明瞭感の高い音像を聴かせてくれる楽器音はSP1000の音性能をいかんなく発揮して感動的です。
またそれでいてきついかというと、そうではなく、特にギターやピアノなどアコースティック楽器の音再現の自然で滑らかな点も特筆かもしれません。これは全体的な帯域バランスの良さ、ピークやディップの少ないESTの素直な特性も大きく貢献していると思います。
ただしそれなりにエージングはしっかりしたほうが良いと思います。

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また優れた透明感・解像感のほかに、音空間の広がりと独特の開放感もFitEar ESTのポイントだと思います。まるで開放型のような気持ちの良い開けた音世界は透明感と相まって独特の心地よさを感じさせてくれます。
音空間の深みと濃さもとても魅力的に感じられます。

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iFI Audio xDSDのようなハイパワーのDAP/アンプのシステムで聴いてもパーカッションやドラムの切れの良い打撃感が半端なく、ロックやポップスを聴いても楽しめるイヤフォンだと思います。女性ヴォーカルも透明感あふれて、感動的なほどです。
音の立ち上がりの良さも楽器音のリアルさに直結しているようで、まさに音の水道管のような音源を生で楽しめるような感覚が味わえます。

とにかくDAPやアンプが高性能なら高性能なほど良い音がどんどん飛び出してくるような楽しみがFitEar ESTにはあると思います。

* まとめ

FitEar ESTは意欲作ですが、全体的な音のバランスの良さから感じられる完成度の高さはやはり手慣れたFitEarならではのまとまりの良さも感じさせてくれます。そのベースがあって、圧倒的な透明感の高さや開放感の良さという個性の部分が際立っているのでしょう。

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またFitEar ESTではESTドライバの特性の良さそのものもさることながら、ディップやピークを減らして音響フィルターを排せたというのが実のところは効果として大きいとも思えます。そうした点ではアコースティックチャンバーなどで音響フィルターレスにしたAndromedaなどの人気モデルにも通じるところはあるかもしれません。

FitEar ESTではこのESTドライバーの可能性を示してくれ、さらなる展開にも期待を持たせてくれます。個性的でこれならではの音世界を持たせしてくれるという面もありながら、そのESTという要素技術を音レベルの高さにうまく結びつけたのがFitEar ESTです。

それはこれまでにはなかったアプローチによる個性的で高性能の新しい意欲作と言えるのではないでしょうか。
posted by ささき at 09:43| __→ 須山カスタム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月19日

Net Audio Vol31に執筆しました

本日発売のNet Audio Vol31に「ファイルとディスクの共存術」ということでMQA-CDの記事を書きました。
MQA-CDとはなにかということから、ケース別の使い方についてまで広範囲にまとめていますので、ぜひご購入の上でご一読ください。

posted by ささき at 14:26| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月18日

PhilewebにDita Audio fealty/Fidelityの記事を執筆しました

PhilewebにDita Audioの"Twins"、FidelityとFealtyの記事を書きました。写真も私が撮ったものです。
Twinsコンセプトの開発秘話から、Twinsの技術、そして音源によるそれぞれの使い分けまで詳細に書きましたので下記リンクからご覧ください。
https://www.phileweb.com/review/article/201807/18/3093.html

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posted by ささき at 15:48| ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月07日

ポタ研夏 2018レポート

今日は恒例のポタ研を見てきました。はじめよりも後になってからの方が混んで来たのは、みな慣れてゆっくり来ているからのようです。

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今日けっこう気になったのはこのiFI AudioのxDSD/micro用の新しいケーブルです。これはあのAudioQuestのDragonTail(左)と同等以上の音質あるのに驚きます。また取り回しはより柔らかいですね。iFI Audio持ってる人は要注目かと思います。

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アユートさんではSE100を中心に展開してました。これはヨーロッパでは有名なムシューシャというキャラとのSE100コラボとのこと。

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ミックスウエーブの展開するF・Audioのフラッグシップ。ここはフルレンジのBAでまず音を作って、ドライバーを増やすごとに弱いところにBAを足すという考え方とのこと。透明感が高く、ちょっと独特な空間の広がりがありますね。

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Colorflyの流れをくむLUXURY & PRECISIONのLP5の特別版。L6などL系統は完全ポータブルでLP系は据え置きも念頭に入れてるとのこと。
聴いてみると音に細かさだけではなく、深みがあって高級パーツを使ったアナログ回路の設計の良さを感じさせてくれます。

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Complyが輸入するInEarz(インイヤーズ)というカスタムイヤフォン(Nirvana)のデモユニット。ADELモジュールが付いてますね。
ADELモジュールついてるユニットらしく音の独特の開放感というか立体的な広がりが良い感じで、スケール感があります。

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A2PさんのSTAXポータブル真空管アンプの完成品。真空管らしく音色がきれいで、意外と低域もしっかり出てます。音が速くキレが良いという静電型の良さもちゃんと出てると思いますね。

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ファイナルで売り切れのLab4がシンガポールでストックが見つかったそうです。興味ある人はJabenジャパンへ。

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ファイナルのE4000(クロ)とE5000(シロ)。さすがの良い出来ですが、私にはE4000の方がE3000の上位バージョンで、E5000はE2000の上位バージョンに思えました。ケーブルのせいかもしれませんが、E5000はちょっと演出系気味かもしれません。
posted by ささき at 17:39| ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月24日

Audirvana PLusのWindows版、ベータ版

Audirvana PlusのWindows版のベータ版を試してみました。
下記フォーラムにログインしてBeta Windows(ログインしないと見えない)を押下します。
https://audirvana.com/forums/

Get Audirvana Plus for Windows 10 beta → You can get the beta version at xxxxのリンクを押下。
* Visual C++ "14" Runtime Libraries (x64)、Microsoft .NET Framework 4.7.1 (x86 and x64)が必要です。ない場合にはInstallボタンを押す。ある場合にはlaunchボタンほ押してください。

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Windows版ではいわゆるフラットデザインで設計されなおされています。
ライブラリを設定して、右下のUSBアイコンからUSB DACを選択してWASAPIかASIOを選択、名前の横の>を押すと詳細な設定が可能です。

aplus-win3.png

iFI micro iDSD BLを選ぶとMQA設定は自動でレンダラーが設定されています。
全体的にスピードが遅い気がします。UIの遅さは製品版では改善されるようには思いますが、ライブラリについては巨大なライブラリだとかなり遅いことがフォーラムでも指摘されていて、ダミアンはMacなみに向けて改善中と答えています。
https://audirvana.com/forums/viewtopic.php?f=11&t=1649
おそらく音質優先のためにサウンド再生スレッドの優先度をかなりあげ、操作性の優先度を大きく下げているように思えます。

音質的にはわずかですがRoonより良いようには思いますね。ただ分析的に聴かないとわからないくらいの差だとは思います。ベールが一枚とまでは言わないけれども、薄皮一枚がはがれているようには思います。特にパーカッションの打撃感などや中高音域の瑞々しさなどです。

カーネルストリーミングも使えるようになると書いてあるので、これがMacでのインテジャーモードに相当するかもしれません。ちなみにhogモードは排他WASAPIに相当します。
カーネルストリーミングはXP時代にはよくミキサーのバイパスに使われていましたが、Vistaになって排他モードWASAPIが導入してからはあまり使われなくなりました。ただJPlayとか一部ではまだ使われていると思います。WASAPIよりもさらに低いレベルのアクセスによってさらなる低レイテンシーが狙えると思います。

まだ動作速度で問題はありますが、期待感はありますね。
posted by ささき at 10:31| __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月20日

PhilewebにRoon1.5のMQA再生の記事を執筆しました

PhilewebにRoon1.5のMQA再生機能の記事を執筆しました。
MQA-CDリッピング音源のRoonとAudirvana plusの挙動の違いやAudio MIDIでみるデータ転送幅など細かいところにも着目してMQAの実体に近づこうというものなのでぜひご覧ください。

https://www.phileweb.com/sp/review/article/201806/20/3077.html
posted by ささき at 09:11| __→ PCオーディオ最新技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月17日

MQAのポータブルオーディオ最前線についてボブスチュアート氏の話

xDSDの特徴の一つはMQA対応ですが、いまのところはデスクトップでAudirvanaやTidalと接続しなければなりません。それではxDSDのコンパクトさを生かすポータブルでは使えないのか、という課題をかかえつつ週末のOTOTENに行き、またボブスチュアート氏とも話をする機会を得たのでこの辺も聞いてきました。

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前提として、ポータブルオーディオではコンパクトさが優先されるため、ハードウエアでは低プロセッサパワーでも動作可能なMQAレンダラーが採用されるということがあります。レンダラーはコアデコーダーがないとMQAファイルを認証できないので、つまり外部にMQAコアデコーダーが必要です。

xDSDをポータブルでMQA再生するための一つ目の方法はMQA対応しているDAPを使用することです。DAPはアナログ出力が必要なので、MQA対応するためには単体完結できるMQAフルデコーダーが搭載されている必要があります。MQAフルデコーダーとはMQAコアデコーダーとMQAレンダラーが一体になったものでもあるため、MQAフルデコーダーは設定によってMQAコアデコーダーとしても動作が可能です。

このことから、まずxDSDをActivo CT10やOnkyo DPX1とUSBで接続してみました(AQ Dragontailケーブル)。ちなみにAstell & Kern DAPも近々MQA対応するはずです。

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上はActivo CT10のUSB出力設定画面ですが、MQAソフトウエアデコードが選択できることがわかります。また実際にxDSD側でもマジェンタのLEDがついているのでMQAで入力されていることがわかります。

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上の写真はONKYO DPX1をスチュアート氏が操作しているところ。ONKYOはUSB接続によって自動選択されるようです。

xDSDをポータブルでMQA再生するための次の方法はスマートフォンです。EssentialなどMQA対応を表明しているアンドロイドスマホも出てきていますが、iPhoneの場合にはアプリが必要です。これは開発中のアプリをボブスチュアート氏が見せてくれたのですが、実はMQA Ltd.がiPhone用の再生アプリを開発しています。

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さっそくたまたま持っていた()カメラキットケーブルでiPhoneと接続してxDSDにiPhone上でMQAアプリを使用したMQAコアデコードを行ってみました。上の写真を見てわかるようにxDSD側でマジェンタのLEDがついているのでMQAで入力されていることがわかります。

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また、もうひとつiPhoneアプリではAmarra Playアプリもあります。これは現在でも使えるのですが、同一のWiFi上に親のAmarra luxeが必要です。ただし将来のアップデートでスタンドアローンで動作するバージョン(V1.6)を予告しています。ボブスチュアート氏はすでにこのスタンドアロンの開発版も持っていてデモを見せてくれました。上の写真のようにやはりxDSD側でマジェンタのLEDがついているのでMQAで入力されていることがわかります。また左下にAmarraのマークが表示されているのが見て取れるでしょう。


このようにMQAのポータブル応用はすでに始まりつつあります。
MQAの特徴の一つは階層的ともいいますが、さまざまな分野への応用力・柔軟性が高いことです。MQAはすでにファイル再生だけではなく、CDでも適用可能なことを見せてくれました。16bitでも32bitでも対応できるし、ハードも様々な対応が可能です。

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上はボブスチュアート氏が書いてくれたMQAコアデコーダーとMQAレンダラーの関係のメモです。ここではさらにレンダラーがチャンネルデバイダやデジタルクロスオーバーなども経由して、周波数帯別やチャンネル別のマルチアンプとの対応も可能であることが示されています。
MQAはまだ緒についたばかりですが、ポータブルへの応用をはじめ可能性の多様さに興味が惹かれます。
posted by ささき at 17:40| __→ PCオーディオ最新技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月13日

iFI Audio の新機軸、xDSDレビュー

iFI Audio xDSDはiFIポータブルアンプの最新機種であり、その一新された斬新なデザインが目を引きます。そのコンパクトさにも関わらずに従来の定評あるiFIの技術全部入りともいえる中身の濃い製品で、加えて話題のMQA対応も果たしています。

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iFI-Audioは新興のポータブルオーディオメーカーではありません。AMRというハイエンドオーディオでは歴史と定評があるメーカーの子会社であり、最新の技術とユーザー動向に敏感に対応するために作られたブランドがiFI Audioです。そのため深い技術力の蓄積があり、最新のPCオーディオ分野で話題のMQAにもいち早く対応しました。
xDSDは少し前に昨年秋のヘッドフォン祭でプロトタイプを見せてくれた時にはX-15と呼ばれていたんですが、トルステン博士は新たなデザイナーを連れていました。彼がこのXシリーズの斬新なデザインを手掛けているようです。

*xDSDの特徴とは

xDSDはデジタル入力のみのDAC内蔵ポータブルアンプで、コンパクトでスタイリッシュなボディの中にこれまでのiFI技術のほぼすべてが全部入りで詰め込まれているのは驚異的です。またxDSDはいままでのiFI Audioの集大成であると同時に、新たな技術を投入しています。

継承されているのは以下のようなものです

1. これまでのiFI技術のほぼすべてが全部入り、iPhoneとのCCK直結
2. BLで投入されたiFI独自オペアンプ(OV)、S-Balanced端子などの高音質技術


新たな試みは以下のようなものです

3. コンパクトでスタイリッシュな新デザイン
4. Bluetooth機能
5. 多色LEDを使用して操作性向上
6. デジタルエンコーダーでパワーマネージメントを統合、省電力、操作性向上に貢献(Cyber Drive)


xDSDではこの最後のCyber Driveという言葉がキーになってきます。これは単一機能というよりも設計コンセプトのようなものと言えるでしょう。これについてはトルステン博士に直接聞いてみました。

xDSDではボリュームが従来のアナログボリューム(いわゆるボリュームポッド)からデジタルエンコーダー方式でのアナログボリュームに変更されています。ダイヤルを回せばリモートコントロールで内蔵のアナログボリュームが変化するわけです。ボリュームの左右誤差を減らせるとともに、デジタルボリュームのようなビット落ちがありません。
しかしこれは珍しい方式ではありませんが、xDSDではこれをMCU(制御プロセッサ)と結びつけて高度な電流制御をしています。これを称してCyber Driveと言ってもよいかもしれません。

xDSDではIE Matchやecoなど従来のパワーモードがなくなったように見えますが、実のところCyberDriveはデジタル化されたボリュームとプロセッサが連動して最適な出力と電力消費を扱う機能であり、実質的にIE Matchやパワーモードが統合されたものでもあります。
トルステン博士によると以前のiDSDなどでもゲインコントロールとパワーサプライは常にMCUの制御下にあったのですが、ボリュームがマニュアルなのでスイッチが必要だったということです。しかしxDSDではボリュームが電子制御になったことにより、そうしたスイッチ類をボリュームにまとめることができたそうです。そのため、xDSDでは基本はecoモードにあって、ボリュームを回すだけパワーを取り出すことができるわけです。
これにより、小型化された筺体にたくさんのスイッチを付ける必要がなくなり、電池持ちの良い小型でかつ高機能なアンプが実現できたと言えます。つまり総合的な操作性も向上しています。
これもデジタル回路のみならず、ソフトウエアも含めたiFIの高い総合的な技術力の高さが可能にしたものです。

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xDSDとWestone ES80

* MQA対応

前出のようにiFI Audioが優れている隠れたポイントはファームウェア/ソフトウエアの設計能力です。これがわかるのがMQA対応です。
xDSDはMQA対応として「MQAレンダラー」を搭載しています。これは新製品のxDSDの新機能と言うだけではなく、現行製品もアップデートによってMQA対応が可能です。
この理由はiFI-AudioのポータブルDAC内蔵アンプのシリーズはすべてUSB入出力制御にXMOSを採用していますが、iFI-AudioのMQA対応はXMOS内部のソフトウエアによって行われています。このためラインナップの上下、新旧を問わずにMQA対応が可能となるわけです。XMOSは小型のコンピューターのようなICで、ソフトウエアの書き換えによって動作を変更できます(FPGAより容易です)。iFI-Audioはいち早く高レートのDSDネイティブ再生を可能にするなど、XMOSのソフトウエア制御に長けた会社であり、それがMQA対応でも発揮されているわけです。
ちなみに市場に出ているコンパクトオーディオ製品でMQA対応しているものは他にAudioQuestのDragonFlyがありますが、DragonFlyの開発者はUSB DACにハイレゾをもたらしたあのゴードン・ランキンですので、手早いMQA対応は技術志向のメーカーならではと言えるでしょう。

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xDSDとDita Fidelity

「MQAレンダラー」とはなにかというと、MQAのハードウエアデコーダーのことです。ただし「MQAフルデコーダー」とは異なり直接MQA音源を認証してデコードすることはできません。このため外部にMQAコアデコーダー(つまりソフトウエアデコーダー)が必要となります。これは「MQAレンダラー」が比較的プロセッサパワーの足りない小型機器で使うモジュールだからです。
またMQAコアデコーダーでは96kHzまでしか主力出来ませんが、MQAレンダラーは192kHz(またはそれ以上)の出力ができますので、「MQAコアデコーダー」と「MQAレンダラー」はお互いに補完関係にあるとも言えます。

これについては現在では主にTIDALプレーヤー、Audirvana Plus 3やRoon 1.5のMQAコアデコーダー機能を使うことになります。
こちらについてはPhilewebとiFI Audioのサイトに詳しく書きましたので下記リンクを参照してください。

https://www.phileweb.com/review/article/201805/24/3042.html
http://ifi-audio-jp.blogspot.com/2018/05/mqa.html


* xDSDの使い方と音質

xDSDはデジタル入力のみのポータブルアンプです。使い方としては主に次の二つです。
ボリューム中央ボタンの長押しで切り替えます。

1. USB接続でスマートフォンやDAP、またはPCと接続する
2. SPDIF接続でPCやDAPと接続する 
2. BluetoothでスマートフォンやDAPと接続する


xDSDの音の真価はやはりSPDIFかUSB経由です。

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xDSD背面の入力端子

試聴はUSBで聞いてみますが、電源オン時に中央ボタンが緑になるのを確認します。それ以後はボリュームの大きさで中央LEDの色が変わります。このようにLEDの色でさまざまな情報を知らせるのもxDSDの特徴の一つです。

USBではコンパクトサイズにもかかわらず、micro iDSDで採用されたiPhoneのCCKを直結できるUSB Aオス端子を使っているため、アダプターを間に入れるロスがありません。
microUSBを使用するUSB デジタル出力機能をもったAK70のようなDAPにはAudioQuestのDragonTail(Android用)が使えます。
SPDIFの場合にはさまざまなアダプターが同梱されています。

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xDSDの同梱品

音質はまずWestoneのES80で聞いてみましたが、このくらいのハイエンドイヤフォンが使いたくなるような高い音質レベルを感じさせます。
はじめにiPhoneと組み合わせてみると音の鮮烈さに驚くほどです。透明感がとても高いのが印象的で、音空間には深みがあって立体的です。解像感もひときわ高く、音の細かい粒子を数えられるように感じられます。

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iPhone XとxDSD

AK70等とはAudioQuestのDragonTailがおすすめです。
透明感と音空間の深みは一段と向上し、さらにiPhoneとCCKでは線材のせいか粗探しをするとやや薄さと荒さを感じましたが、音に厚みと豊かさが加わります。ポータブルリスニングでは最高レベルのひとつと言って良いでしょう。
音のキレはよく打楽器のアタック感の気持ちよさはひとしおです。

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AK70とxDSD、AQ DragonTail使用

デジタルフィルターは今まではAMRの設定を受け継いだMPフィルターなどでしたが、今回からMesureとListenに分かれて音の硬さが変えられます。トルステン博士は普段はListenでいいよ、と言ってたように思いましたがListenだと音が柔らかめで、Mesureだとよりシャープ傾向があると思います。
これは組み合わせるイヤフォンによって、きつめならListenにするとか、より先鋭的に聞きたいときにはMesureにするとか好みで変えられると思います。


xDSDの特筆すべき長所はBluetoothでも極めて音が良いことです。
Bluetoothに切り替えるときはいったん電源を切ってから、電源オンの長押しを長めに押し続けると緑から青に変わるので指を離します。

BluetoothはiPhoneがイヤフォン端子を排したことで注目が集まっていますが、xDSDを使えばワイヤレスでも高い音質で楽しむことができます。Bluetoothの音質が悪いというのは多くのBTイヤフォンやアダプターが音の悪いBTチップ組み込みのDACをそのまま使うからですが、xDSDならばRetro Stereo50ベースの高品質なDA変換を行うとともに、高精度のクロック・システムもBluetoothに使用されて抜かりがありません。
実のところxDSDではBluetoothの音質が際立って高いのが特徴です。比べればやはりiPhoneとはUSB接続の方が音質は高いのですが、少し劣るくらいと言ってもよいような音質の高さには脱帽します。スマートフォンとの組み合わせではよりBluetoothを使いたくなることでしょう。

xDSDは音が良いのでさまざまなイヤフォンを使って試してみたくなります。

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xDSDとMaverick II カスタム

xDSDでは音の切れ味が鋭く、アタック感もよいのでUM Maverick IIカスタムとの相性も抜群です。

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xDSDとHeir TZAR 350/Beat Signal

xDSDのパワーと音の純度の高さをインピーダンス350オームとSignalのレアメタル線材で生かそうという組み合わせです。Tzar350で音が綺麗に伸び上がっていく感じは他で得られない気持ち良さがあります。

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xDSDとCampfire Lyra2/Dita cable

引き締まった歪み少ない音でかつパンチがある音というとこの組み合わせもなかなか魅力的でした。


* まとめ

xDSDは音質、機能、電池の持続時間、操作性、小型軽量のすべてを妥協なく実現した優れた機種と言えます。それらすべてを高度に統合したのが、トルステン博士率いるiFI Audioの技術力の高さともいえるでしょう。
スマートフォンをよく使いストリーミングを良い音で聴きたい人、ハイエンドの音がほしいが小型のポータブル機器がほしい人、先進のMQAをさっそく試してみたい人など進んだポータブルオーディオユーザーにお勧めです。

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xDSDとWestone ES80
posted by ささき at 09:18| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月08日

アンディールービンのスマホがMQA対応に

Androidの父であるアンディー・ルービンが新たに提案したハイエンドスマホ、Essential Phoneが一時話題となりましたが、そのEssential PhoneがMQA対応を果たして、TIDAL MASTERSのデコード再生が可能となったようです。
https://www.essential.com/blog/music

それとEssentialでは外付けオプションとしてAudio Adapter HDというDAC内蔵アンプを開発し、これはMQAレンダラー機能を持っているようです。
https://twitter.com/essential/status/1004819304641003521

本体でコアデコードして、外付けにMQAレンダラーという形でポータブルMQAシステムのあるべき姿の一例となりそうです。
MQAの高音質で軽量という特性が一番生きるのはストリーミングですが、ストリーミングに一番向いているのはスマートフォンです。
そういう意味では注目していきたいモデルではありますね。
posted by ささき at 08:53| ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする