Music TO GO!

2006年03月07日

Xinの帰還

破損して送り返したXinのSuperMicro-3ですが、本日帰ってきました。これも長かった..
さっそくiPodにつけてみると低域の太さや音の抜けのよさが戻ってきました。ただ、しばらくSR-71で聴いていたのでそれと比べると音の広がりはいまひとつに感じますね。

micro3_return.jpg

それとこの写真に見られる小改造をしてくれました。数字の書いてあるクッションが電池のサイドプロテクターになっています。これはXinのホームページにもお勧めで載っているプチ改造なのですが、これをしないと電池がうまく固定されないようです。
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2006年02月26日

Xin アンプ帰らず

先月から修理に出していたSuperMicro3ですが、Xinにステータスを確認しようとメールを送っても返事がきません。
わたしだけかと思っていたらサポートフォーラムの方にはさらに2ヶ月前から返事を待っているという書き込みもありますし、今朝ほどやはり最近音信がないという書き込みがheadfiでありました。
まあ本業が忙しい人だとは思いますが、ちょっと気になります。
せっかくいいものなのだからHeadampみたいに設計と製作を分けたほうがいいと思いますけれども..
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2006年01月06日

SuperMicro-3壊れる...

新年早々なんですが、SuperMicro-3が壊れてしまいました..
とくに落としたりしたわけではなく、どうも電池を受ける金具が自然と折れてしまったようです。この辺のもろさはさすがに手作り品の感じがします。
たぶんDIYできる人なら自分で直せる程度だとは思いますが、わたしはそもそもハンダ持ってませんし、いろいろともくろみもありますのでXinに送り返そうと思います。

それでまたSR-71で聴いていますが、iPodやケーブルのセットアップそのままにアンプだけ換えてみるとSR71の性能の高さを改めて感じます。きちんと伸びてすっきりと整った音の形はオーディオで聴いているという実感があります。それとATH-ES7も前にあまり細かい音を拾う方ではないと書きましたがエージングが進んだのか前よりもSR71と組み合わせたときの線の細さはより繊細になったように思います。
たださすがにポケットにいれるというわけには...またロックなんかを聴いているとXinのノリのよさが欲しくなります。こうなるとHornet買っておけばよかったかなとも思いますね。
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2005年12月27日

SuperMicro3とiPod mini

このSuperMicro3/Blue DragonとiPod(4G/20GB)を実際に使うとたしかにかなり便利です。コートやジャケットのポケットなら楽勝ではいるのでいままでのようにバッグにいれたまま使うという必要もありません。手でまとめて持てるので音量調整も選曲も楽です。ただもうちょっと短くて曲げれるケーブルならもっといいかも..
音質もSilverDragonにあまり劣るものではなく接点が少なく短いのでかえっていいところもあるかもしれません。

それなら小さいiPod miniならSuperMicro3/Blue Dragonといい組み合わせになるだろうと、組み合わせてみました。わたしのは初代のminiですが、音は4G/20GBと比べるとLineOutでも良くはないですね。初代のminiはヘッドホンアンプの音質はあまり良くないと言われてましたが、Line Out自体もあまりよくないようです。
iPodのようなデバイスでもこのくらいのアンプにつけるとやはり小さいタイプは音質的には劣ってしまうのが分かります。そうするとnanoと組み合わせるのもちょっと考えものかもしれません。
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2005年12月16日

電池切れ?

今朝SuperMicro3のスイッチをいつものごとく入れたらィーンとかすかに妙な唸りがします。さすがに日本のこの寒さにやられたかと思いながらも電池をスペアに換えると音もなく普通に立ち上がりました。どうやら電池が少なくなっていたようです。
今週はつけっぱなしにしたりまったく使わなかったりと使用頻度にかなり波があったのであまりデータにはなりませんが、大体15-20時間弱のような気がします。Micro-3は容量が低下すると自動的にパワーセーブモードに入るとありますが、そのせいかもしれません。ただしパイロットランプの輝度は変わらないようでしたので、そうしたレベルに行く前にノイズが出たのかもしれません。いずれにせよDC-DCブースターのせいか、電池の状態にかなり敏感に左右されるようではあります。
posted by ささき at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月10日

SuperMicroとニッケル水素電池と"Solid-Tube"オペアンプ

それでさっそくニッケル水素充電池を購入してきました。
これは日米間で差がない1.2Vなので、近くの店でサンヨーの1000mAhタイプを買いました。これが単4では現在最大容量クラスだと思います。

たしかに普通のアルカリとオキシライド以上のかなり大きな差があり、音もより端正になり(つまり歪みが減ったんでしょう)、低域を主にパワー感も増します。またノイズも低減されるようです。
ただし背景が完全にブラックになった訳ではなく、これでSuperMicro-3がSR-71になったわけではありません。基本的にはいままで書いたレビューはあまり変わらないと思います。
とはいえ音はかなり改善されたのでまたバトル第二回戦をやってみたいとは思います。

またたしかに面白いことに、妙な艶っぽさは端麗さに変わってしまったような気はします。
それでこのアルカリ電池とDC-DCブースターの相性の悪さから瓢箪からコマで発見されたFETの妙な真空管っぽい効果を生かした"Solid-Tube"オペアンプというのを、製品向けにほんとにXin博士が作ってしまいました。
こちらはデュアルスロットにさせるタイプのようです。先週くらいにプロトができたと書いてありますのでそろそろ入手が可能かもしれません。
博士のHD580で聴くとたしか所定の効果はあるようですが、万人向けではないとのこと。
SuperMini-3を頼んでついでにこのSolid-tubeオペアンプも面白そうなので注文しようかと。。

この辺はさすがにXin博士です。サミュエルズ氏はサミュエルズ氏で、もと軍事関係の経験(そのためアンプの名前が軍用機の名前)を生かして、ミリタリーグレード基盤やパーツなんかの活用で独自性がありますが、Xin博士はXin博士でやはりすごいですね。(とはいえ学位はロケット工学とのことですが)
この辺がアメリカものの個性的で面白いところです。
posted by ささき at 01:17| Comment(7) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月09日

Xinの新アンプ・バイヤーズガイド

サミュエルズ氏のポータブルアンプ(SR-71など)に比べてXin氏のアンプの特徴は、買ってからいろいろオペアンプ交換とかカスタマイズする人向けということがあります。
また今回Xin氏がリリースのときに書いているのはオーディオファイル(オーディオファン)というのは多様なので、今回は多くのラインナップを揃えてそれに対応したということです。
そこでそれぞれの違いというのをちょっとバイヤーズガイド風にまとめてみました。

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* SuperMacro-3 V6

やや大きい

オペアンプ・バッファーともに交換できる
- オペアンプはシングル・デュアルソケットの両方に対応している

複数のアンプを組み合わせてpre/powerコンボやモノブロック構成ができる

V6では従来よりさらに改良してパーツ交換しやすいように配置等を考えたりカスタマイズが楽なように設計してある

メタルケースである

IABCがある
- スイッチで切り替えできる

(IABCとは、インピーダンス(I)、アンプゲイン切り替え(A)、ベースブースト(B)、クロスフィード(C))

家庭用電源にアダプタでつなげる(アダプタ同梱)

電池単4が8本

価格$350

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* SuperMini-3

Macroより小型

オペアンプ・バッファーともに交換できる
- ただしdualソケットのみ
- また標準のAD8397はバッファーも兼ねるのでデフォルトではバッファーソケットは空き

pre/powerコンボやモノブロック構成ができる(制約あり)

家庭用電源にアダプタでつなげる(アダプタ別売)

IABCがある
- ジャンパーで切り替える

電池単4が2本

バッテリー時間 約80時間

価格$199

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* SuperMicro-3

Miniのさらに半分と小型

リモコン程度のサイズで、入出力が両側

オペアンプなどのカスタマイズはできない(オペアンプ半田付け)

カラフルなクリアケースを多数用意してユーザーが交換可能

電池単4が1本

バッテリー時間 約30時間

価格$189

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とりあえずまとめてみましたが、わたしはこの辺は詳しくないので改造系の質問はXin氏のフォーラムへどうぞ..
http://www.fixup.net/talk/forum.asp?FORUM_ID=4

ちなみにpre/powerコンボとは物理的に二つのボディを用意して、片方をオペアンプのみ(これをPreと呼ぶ)、もう片方をバッファアンプのみ(これをPowerと呼ぶ)としたもののようです。これを構成するためにPreボディではバッファのバイパスジャンパを使いバッファ部分を殺します。またPowerボディではダミーオペアンプをつけるかジャンパーでオペアンプ部分をバイパスさせます。サイトに乗っているダミーオペアンプはこのために使うようです。
どういう効果があるかはよく分かりませんが、それぞれのボディで電源を専用に使えるというところでしょうか。。

またモノブロック構成として二つボディを用意してそれぞれLeftチャンネル専用、Right専用とすることができるそうです。
ただし普通のオーディオパワーアンプに良くあるブリッジ接続のようなものではなくLかRが死んでしまうし、ヘッドホンケーブルもL/Rがセパレートされたものが必要になってきますね。この辺はよくわかりません。

そしてさらにこれらを組み合わせて4つのボディでモノブロック構成+Pre/Powerコンボというのができるそうです。
ここまでやるとちょっとすごいですね。

* 間違いや最新の訂正があるかもしれませんので、ここの記事は参考程度で購入前にはサイトをチェックしてください。
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2005年12月08日

SuperMicro-3のマニュアルと電池

SuperMicro-3のマニュアルがアップされていました。
ここを見ると充電地をお勧めとのことですね。今度試してみなくては。
それとパイロットランプが電池のインジケーターをかねるというのもよいです。いままでのアンプは電池がいつ終わるか分かりにくかったので。。

http://www.fixup.net/talk/topic.asp?TOPIC_ID=1409

こちらの記事にバッテリーの件はもう少し詳しく出ていますが、スイッチング電源がアルカリと相性が悪いのでノイズも10dBも増えるとあります。ヒスノイズはこのためかも...
オキシライドもだめだとあります。これで試してみて性能が恐ろしく上がったらいままでのレビュー書き換えかなあ(大汗)

http://www.fixup.net/talk/topic.asp?TOPIC_ID=1468

しかし、、この記事に面白いことが書いてありますが、Micro-3のオペアンプは他のMiniとMacroのAD8397と違い、FETの特殊なタイプを使っているようです。
FETは真空管好きの人が使うことでも知られていますが、わりと真空管っぽい味を出す素子のようです。そして音が歪みかけるときに一番真空管っぽい音を出すとか。ある種の味ですね。
そしてここに書いてあるのはまちがって私みたいにアルカリを使った人が感じるある種のMicro-3の良さはそうした性能が出し切れないゆえの味だとか。。そういえばこの男声ヴォーカルの艶はただものではないと思っておりました。
うーん、アンプって奥深い、、のか?(笑)
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2005年12月07日

SuperMicro-3 & L-3000

Xin博士がどんなヘッドホンでも駆動できるというので、実際にポータブル系以外の家で使ういろいろなヘッドホンをつけてみました。
ポイントとしてはまず十分な音量が取れるかどうかですが、それだけではなく十分にヘッドホンの性能が発揮できているか、十分に音楽が楽しめるかというところもアンプの駆動力としてチェックしました。

まず駆動しにくいヘッドホンの代表としてよく取り上げられるGrado HP-2(HP-1000)を聴いて見ました。
能力的には十分クリアしていて音量は十分以上に取れますし、クリッピング気味に苦しそうにゆがむこともありません。また全体に音楽再現性も十分だと思います。きびしくチェックするとベースのピチカートなどで少し物足りないところがあるので必ずしも良い組み合わせではないと思いますが、特に問題とはならないと思います。これはかなり驚きです。なにしろアダプタ程度の大きさですからね。

しかし手持ちのヘッドホンをいろいろと付け替えてみて、一番気に入った組み合わせはATH-L3000です。

l3000a.jpg

ES7のところで書いたオーディオテクニカに足りない「刺激的な」ところをSuperMicro3の歯切れの良さが加わって、L-3000のそれなりの解像力の良さを引き出している感じです。またL-3000はもともとダイナミックな魅力を持っていると思いますが、それもSuperMicro3のキャラクターとうまくマッチします。
ES7だとSuperMicro3とあわせて低域のコントロールがいまひとつにも思えますが、L-3000だとタイトなベースを聴かせてくれます。

またER-4Sとも相性がいいです。この場合はノイズが低くなりますのでSuperMicro3の弱点をカバーできます。
逆にE5cだとノイズを拾いすぎるのであまり合わないですね。ただ音的には組み合わせは悪くないのでノイズ感をがまんすれば音楽的には良いです。

こんな小さいのに何でも駆動できるというのは素晴らしいです。
とはいえL-3000をかぶって外出する勇気は私にはありませんが(笑)
posted by ささき at 22:14| Comment(2) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

ポータブルアンプ・バトルロワイヤル

この辺で比較試聴をしたほうが分かりやすいと思いますので、簡単にこの3つのポータブルアンプを比べて見ました。
XinのSuperMicro-3サミュエルズのSR-71エゴシスのDrHeadです。
構成はiPod(4G/20GB)->minidock/SilverDragon->アンプ->ATH-ES7とHD25(Senn V2)です。

supermicro3c.jpg


まずおおまかに言うと、
SR-71はフラットで端正、SuperMicro-3はダイナミックです。やはりSR-71とSuperMicro-3の能力差はありますが、見かけの差から想像するほどではないと思います。ただしDrHeadはこの二者からは格下に感じられます。
音はSR-71がニュートラルでSuperMicro-3は少し温調に感じられます。


次に細かく言うと、
帯域の上下の伸びはSuperMicro-3もいいですが、一番上下が伸びるのはやはりSR-71です。低域はより深く沈み、高域はより突き抜けるように伸びるということです。音場もダイナミックレンジも広いSR-71と比べてしまうとSuperMicro3はややつまっていますがダイナミックさはSuperMicro-3の方があり、あまりこじんまりとしているという感じはありません。
ただ端正なSR-71に比べるとSuperMicro-3は全体にやや荒っぽく感じます。低音はSR-71の方がよく締まっていてコントロールしている感じがしますが、SuperMicro-3の方がやや荒削りながらパンチがあります。対してSR-71はフラットで前に出るということはありません。SR-71はあるだけきちんと重低音が出るという感じです。DrHeadは低域が沈まないことに加えて、低音が膨らんだ感じがします。またDrHeadは高い方がややきつい傾向がありますが、場合によってはよいかなとも思う程度です。

SN感はSR-71が大きくリードして静かです。また音像もしっかりしていてほしい形がきちんと出ている感じです。SuperMicro-3はやはり少しヒスノイズが聞こえますし、全体に音の抜けのよさがいまひとつです。ただしSuperMicro-3の音像ははっきりしています。
DrHeadはさらに全体にベールが何枚かかぶさった感じです。また複雑なパートで音が混濁する感じがあります。DrHeadは音像もはっきりしませんが、iPodの内蔵アンプよりはきちんとしています。
SuperMicro-3のスピード感はほんとにたいしたもので、かなり良いと思われるSR-71の同等以上だと思います。DrHeadはかなり遅くもったりと感じます。

音の広がりはポップオペラ系の電子的な効果音のミックスとオーケストラを何枚か聴きました。
DrHeadは真ん中方向に集まってしまう感じですが、SuperMicro-3に換えるとぱっと視界が広がり、SR-71に換えるとさらに空間一杯に音がいきわたる感じになります。
ただ楽器の定位に関してはMicro-3もかなりはっきりとしていて、Xin博士言うところの"-3"チャンネルアーキテクチャが利いているような気がします。

解像力を見るにはまずセイゲン・オノの録音の良いライブレコーディングを聴いてみました。これの冒頭のライブが始まる前の静かな店内での客のひそひそ話やナイフ・フォークのかちかちいう音がどれだけ聞こえるか、という点でチェックします。
これもSR-71がやはり一番でかなり細かい音とそれに付随するかすかな物音も聞こえてきて情報量はかなりのものです。クリアな背景とあいまって臨場感が豊かになります。DrHeadは大まかな音は拾うという感じですね。その周りのこまごました音がする感じは低くて埋もれてしまいます。SuperMicro-3はSR-71にかなり肉迫している感じはしますが、細かい音をはっきり描くというところが少し劣ります。
たとえばアコースティック楽器のピックでひっかいたり叩いたりする音の生々しさはSR-71が群を抜いています。SuperMicro-3は解像しますが生々しいまでにはいたりません、DrHeadはまずスピードが遅いのでこうした音はだれて聴こえます。

最後にたとえて言うと、
SR-71は観客と一定の距離を保って技巧を駆使しながらもとても冷静にプロフェッショナルな演奏をする「聴かせるタイプ」のミュージシャン。
SuperMicro-3はSR-71ほどベテランではないけど基礎はちゃんとできていて、ときには観客にぐっと近寄ったり大げさなパフォーマンスをしながら観客を楽しませるタイプのライブ型ミュージシャン。
DrHeadはアマチュアのちょっとうまい人でステージ慣れも今ひとつ、という感じです。


音質的にはやはりバランスがよく据え置きにも通用するようなハイレベルのSR-71がすばらしいですが、ポータブルにおいてはSuperMicro-3の十分な性能を備えたダイナミックさは聴いていて魅力的です。DrHeadは全体にクラス落ちしますが、パワーはあるのでER-4SなどiPodが単体では苦手とするようなものと組み合わせるのが良いと思います。
サイズを考慮するとSuperMicro-3の性能は驚きですが、小ささゆえの限界もありそうです。Xin氏のアンプの実力を知るにはやはりSuperMacro-3 V6と比べてあげないといけないのでしょう。
posted by ささき at 22:15| Comment(9) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月05日

SuperMicro-3と電池とケーブルと

週末はSuperMicro-3を持ち出して聴いていました。
小さいのにスケール感があるという感じです。上下も広がって伸びていますし、力強さが感じられます。「小さな巨人」という使い古された言葉がやはりぴったりきます。また歯切れが良くテンポの刻みが気持ちいいですね。この力強さと歯切れの良さが、音楽を聴きたいという気を盛り上げてくれます。
電池にオキシライドを使うといっそう力がみなぎる感じになります。また低域がより締まる気がします。やはりそれなりの効果はありますね。

supermicro3b.jpg

ケーブルもSilverDragonがとり回しがきびしいので、以前のDrHeadについていたケーブルを使ってみました。
そうすると上の写真のようにまるでリモコンのように見えます。ただしMDなんかのリモコンと違ってやはり本体にやや厚みがあるので、これにクリップをつけても服にはさんで固定するのはむずかしいかもしれません。また少しとりまわしはしやすいのですが、長さがあるとやはり扱いづらくはあります。
しかしこのDrHeadのケーブル自体はそう悪くはないと思いますが、上下の伸びが詰まってしまいSuperMicro-3の良さをスポイルしてしまいます。ダイナミックさも少し減りますね。
そうした意味でやはり少しでも良いケーブルを要求する点でも、小さくても一人前のアンプといえます。
posted by ささき at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月01日

SuperMicro-3 ファースト・インプレ

supermicro3a.jpg

XinのSuperMicro-3の第一日目のインプレです。
SuperMicro-3ではその小ささからMDプレーヤーのリモコンのように使うためにケーブル端子が本体の両側にあります。はじめ分かりづらいのですが、スイッチのある側がヘッドホン端子です。本体には端子のほかにはスイッチとボリュームノブのみがあり、スイッチを入れると青いLEDが付きます。ボリュームはゲインが高いのか微調整がややしずらく感じます。
SuperMicro-3は半透明のクリアケースに入っていて購入サイトで11色のうちどの色にするかを選ぶことができます。わたしはXin博士お勧めのディープブルーを選びました。スイッチのLEDが青なので電源オンの状態でほんのり光るのでやはりブルーがいいような気がします。

聴いたのはiPod(4G/20GB)->PocketDock/SilverDragon->SuperMicro-3->ATH-ES7というシステムです。エンコードはAAC256kbpsやロスレスなどです。SuperMicro-3はあまりに小さく軽いので場所をとるということがまったくありません。ただしアンプ無しに比べるとケーブルの取り回しが余分にあるので、それでバッグの中の体積をとります。
電源としてキオスクで買った普通のアルカリ単4を使いました。ケースは簡単に手で外して電池を入れることができます。電池は単4が一本のみで、スペック的には30時間もつと書いてあります。

音的にもけっこう気に入りました。
全体にめりはりのあるパンチのきいた音という感じでロック・ポップ向けには特に合いそうです。また上下のダイナミックレンジも広く、音も明瞭なのでクラシック系ソースにも合うと思います。音傾向はSR-71とはちょっと違うものを感じますが、いままでレビューで読んできたXinFenアンプのイメージとは一致します。Xinの方は楽しく鳴らす感じですね。
iPod内蔵アンプにある歪み感や音の輪郭のあいまいさもさすがにSuperMicro-3にはありません。またアンプのブライトさはなくサ行(S音)チェックをしてもES7との組み合わせなら優秀です。

ただ問題はSN感がよくないところで、電源オンで少し背景ノイズがあります。高感度のE5cだとけっこう拾います。SR-71ははじめ壊れているのかと思ったくらい背景が無音だったのでずいぶん差はありますね。SR-71はE5cでも背景は静かです。
とはいえSR-71あたりと比べると静かではないという感じで、あからさまにサーとかプツプツというノイズではありません。なんとなく見通しの悪さを感じるということです。
DC-DCブースターのせいかもしれませんが、もしかするとゲインが少し強めなのかもしれません。また金属ケースでないので外のノイズをシールドしきれずに拾っていることもあるでしょう。

こうしてシステム全体が小さいバッグにもすっぽり入るのはかなり機動性があります。ここまでアンプが小さくなると、ケーブルの方が邪魔になってしまいSilverDragonケーブルが立派過ぎて取り回しずらいのが難点です。Moon audioあたりのCardas+PocketDockで作ってもらおうかな、と思いますね。
今度はチェコ交響楽団の83%の皆様も感動するオキシライドでチェックしたいと思います(笑)
posted by ささき at 21:48| Comment(4) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月30日

XinFenのSuperMicro-3到着!

注文してから一ヶ月半くらい経ってしまいましたが、XinFenの超小型アンプのSuperMicro-3が到着しました。XinFenの"-3"シリーズの新ラインナップの中で一番小型のものです。
これもポチポチにくるんだだけのあっさりとした包装です。また本体の作りも手作り感が漂います。
それと前の記事で嘘を書いてしまいましたが、単3ではなく単4仕様です。それをMicro-3では一本だけ使いますのでかなり小さいですね。
ちょっと通勤がてらテスト試聴してみました。少しノイズはありますが、メリハリのきいた聴いてて楽しい感じの音です。
詳しくはまた。
posted by ささき at 11:43| Comment(4) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

ホーネットとXinのミニアンプ

Ray Samuelsのホーネットは今日発送を開始するとのことです。
またXinのMiniはもう発送を開始していてHeadfiにもコメントがあがっていました。やはり小さなボディにもかかわらず広がりがありヴォーカルがはっきり聞き取りやすいということですので、クリアな本格的な音が出るようです。これは面白い競り合いになりそうです。
Microの方はケースの関係で少し遅れるということでしたが、まもなく開始するとのことです。ちなみにわたしはXinのMicroを注文しました(^^
MicroDACとSR71のシステムは最高のポータブル環境とはいえますが、さすがにかさばります。そこでもうひとつカジュアルで、ATH-ES7を中心にしたシステムをXinのミニアンプで組めないかと考えています。ES7は使ってみると小さなバッグにもすっぽり入るし、なかなか使い勝手もよいのでこの辺を軸にしたものも面白そうです。
posted by ささき at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

Xin氏の新アンプの名称について

今回のXin氏の新ポータブルアンプ群は、
*SuperMacro (やや大きいがカスタマイズの選択肢が広い)
*SuperMini (小型でそこそこカスタマイズもできる)
*SuperMicro (電池込みで30gと超小型だがカスタマイズできない)
というラインナップですが、ちょっと混乱してしまう名称についてちょっと書いてみます。

大きいほうのSuperMacroは前からありましたが、Version1,Version2ときて、最近のは少し前まで現行だったVersion3のSuperMacro V3だったわけです。そこで略称としてSM3というのがよく使われていました。
今回の名称は正式にはSuperMacro-3 V6となっています。これは実質的にSuperMacroのVersion6ということになります。そしてこの接尾の"-3"はVersion3の意味ではなく、先に書いた"3-channel"アーキテクチャを使ったという意味だそうです。そのためMicroのように前のバージョンがなくても今回の名称は共通して"-3"がついてSuperMicro-3なわけです。
(miniは前にもありました)

SuperMacroの方はもともとVersion5でリリース予定だったのですが、リリース直前に大きく変更して結局Version6で発売したようです。
そこでVersion4はどこにいったかというと、"四"は縁起が悪いからスキップしたそうです(笑)
ちなみにXin氏は中国系のようですが、日本と中国はこういう感覚では共通しているようですね。
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2005年10月19日

Xin Feng のSuperMicro-3

Xin氏の新リリースで一番小型のSuperMicro-3ですが、リモコン並みのサイズの中になかなか面白い技術が隠されているように見えます。

1.5Vから5.5Vに昇圧している部分はどうやらスイッチング電源を応用しているようです。
スイッチング電源は高効率に電力を取り出せるのでパソコンなどでは普通ですが、オーディオ機器ではこれまでノイズの影響を考慮してあまり使われませんでした。ただ最近は機器の進歩でそうした影響を避けることが出来て高効率・安定性というメリットも出てきたので採用されることも増えています。Miniの方の画像を見ると分かりますが、DC-DCコンバーターと書いてある部分が他の部分より離しておかれているのはノイズをさけるためのようです。
それとMicro(Mini/Macroとも)は3-channelアーキテクチャというものを使っているそうです。これは詳細を明らかにしていませんが、デュアルモノ構成よりも有利であるとのことですのでなんらかのチャンネルセパレーションに関する技術なのでしょうね。

ここまで書いていて、この前のショウのハイエンドアンプの続きを書いているのかと思ってしまいました(笑)
ちなみにこの前試聴したジェフ・ロウランドのアンプや、わたしのLINNのCDPやプリアンプもスイッチング電源です。
なんだかおもちゃみたいなミニアンプの話とは思えませんが、かなりの最新技術を詰め込んでいるあたりはCMOY系あたりとはだいぶ違うということが分かります。

またXin博士いわく、Microが電池一個のみというのは実はメリットもあるそうです。
これは電池一個から5.5Vを取り出すのと電池二個を直列にしてから5.5Vを取り出すのでは、電池には内部抵抗があるので一個の方が抵抗が減って有利とのこと。それは音の立ち上げ下げにかかわるトランジェントとかにプラス要素として働くそうです。
ただし電池が早く減るのでMiniの方は3Vでも動作できるように昇圧動作しないためのジャンパーを用意してあるようです。まあブーストしてもだいぶ持つようではありますけれども。。
(もともとMiniの方は3Vのアンプとして製作していたようですが、Microのこの方式が有効なので後でMicro同様にDC-DCコンバーターを追加したとあります)

しかしPS AudioのGain Cellといい、ヘッドホンアンプも「たかが」というくくりではすまないくらい進んできたのを感じます。
posted by ささき at 00:16| Comment(3) | TrackBack(1) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月15日

「ミニ」ヘッドホンアンプ戦争勃発

据え置きのヘッドホンアンプで注目のPS Audio GCHAが出たと思ったら、ポータブルヘッドホンアンプの方は小型戦争がはじまってました。

ひとつはXinの噂されていた超小型のアンプ(Xin SuperMicro)です。これは単三を1個使用というものですが、なんと5.5Vに内部で昇圧しているようです。これは低インピーダンスモデル限定などというものではなく、どんなヘッドホンでも駆動できるそうです。おそらくDrHead miniとは次元が違います。見かけ以上の高音質を期待できそうです。

http://www.fixup.net/talk/topic.asp?TOPIC_ID=1317

これ興味あるなぁ。。。買う可能性大と見ました(笑)レビュー待ちです。

またもうひとまわり大きい単三を2個使用のもの(Xin SuperMini)もでていますし、従来のSuperMacro3もグレードアップしています。ただしminiとmicroは単純に大きさだけでなくアーキテクチャも多少異なるようです。

http://www.fixup.net/products/index.htm

あとXin博士はMP3プレーヤーも作ると言ってますね。こうした強力なアンプ内蔵のものなら、これは期待大です。


もうひとつはまだ出ていませんが、ここ数週間で出るだろうといわれているRSAのホーネットです。この辺のごく最近のheadfiオフレポートには筐体に収まった写真もSR-71と並んで写っています。

http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=140855

SR-71との違いを簡単にまとめると、
*バッテリーが9V一個で一回り小さい
*音傾向がアグレッシブでロック・ポップ向け?
*ACアダプターがつけられる、また同時にバッテリーチャージできる
*三段ゲイン切り替えがある(ゼンハイザー&AKG, grado&sony, 高感度canal phone)
*少しだけ安い($350)

ただこちらはそんなにSR-71より小さくはないのでちょっと様子見です。

この辺のフィールドもちょっと面白くなりそうですね !
posted by ささき at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMicro-3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする