Music TO GO!

2025年12月01日

PhilewebにNTT武蔵野研究所の「空間ANC」の記事を執筆

PhilewebにNTT武蔵野研究所の「空間ANC」の記事を執筆しました。
展示ブースは車内を模して走行中の動画を三面に投影、走行音をスピーカーから流してます。床の真ん中には座席を模した四角の枠があり、そこが空間ANCが効く領域です。歩いていって四角のエリアに入ると走行音が低減されるのが分かります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

https://www.phileweb.com/review/column/202512/01/2804.html

2ブースの入り口から全体を見る1.JPG 4 今回使用したハードウエア.JPG
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2025年10月23日

MQAの新たなプロ用ツール「Inspira」と「Endura」の紹介

MQAはいままでQRONO、FOQUS、AIRIAという3つの製品領域に再編されていましたが、新たにプロ用のInspiraとEnduraというプラグインが登場しています。
MQAサイトにホワイトペーパーがありますので、それを元にInspiraとEnduraを紹介します。画像はホワイトペーパーから引用。

inspira.png
Inspira画面

Inspira プラグイン
どこで使うか:録音→オーバーダブ→ミックスの初期段階、録音時に使う
効果: トラックを重ねた際に生じる「マスク」や時間的干渉を初期段階で抑えられる
機能:
Clarity Control : プリリンギングを時間的に後ろへズラすことで、自然な音の到来→残響の順序に近づけられる
Noise Shaping と Dithering : ディザを加えることで量子化の誤差をマスク、低レベル信号の表現力を上げる。ノイズシェイピングでそのディザノイズを聴覚上敏感でない周波数帯へ移動させ、目立たないようにする

endura.png
Endura画面

Endura プラグイン
どこで使うか:マスター出力に挿入することを前提にした最終処理プラグイン
効果: ミックス全体の時間的なシャープさを調整、トラック専用の最適なディザやノイズ整形が可能となる
機能:
Align と Depth : トラック全体の時間的な整列量(プリリンギングをどの程度後ろへずらすか)、整形の量やノイズシェイピングの強さを調整
Custom Noise Shaper : マスター全体のノイズフロアを解析し、そのノイズシェイパーを自動生成する

実際にInspiraとEnduraを使用したワークフローを例示します。
ポイントはアーティファクト、ポストリングを残す量を意識すること、FOQUS (搭載のADC)を使用している場合は自動連携で overcorrectionを回避する機能が働くことに注意するなどです。

録音時(Inspira)
マイク→ADC の直後に Inspira を挿入し、Clarity Control で過度な前鳴りを軽減。ディザは最小限に設定しておく。これによりオーバーダブしたときのレイヤー分離が良くなる。
ミックス段階(Inspira)
個別の重要なトラック(スネア、クラベス、アコースティック楽器など)に対して、局所的に時間整合を調整。極端にするのではなく微調整するのがコツのよう。
マスタリング(Endura)
マスター出力に Endura を挿入 → Learn モードでノイズフロア解析 → 推奨の Align/Depth を確認 → 聴感で微調整 → 必要なら専用のノイズシェイパーを試し最終書き出し。

特に効果的なのは、打撃音(クラベス、スネア、ピアノのアタック)や、残響が豊かな小編成の録音など、また息遣い、弦の擦れ、アンビエンスの微細成分を失いたくないレコーディングや、古典的なアナログ録音の温かみを目指す制作などです。
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MQAの最新事情とAIRIA(SCL6)の詳しい情報

海外のオーディオメディア「SoundStage!Simplifi」がMQAの最新事情について興味深いレポートを掲載しています。
https://www.soundstagesimplifi.com/index.php/feature-articles/294-mqa-update-october-2025

これはHigh End 2025のLMGブースのデモのレポートで、噂されていたHD Tracks(Chesky)と組んだMQAハイレゾストリーミングについては発表はなかったとのことですが、MQA技術のQrono、Foqus、Airiaについて面白いレポートが載っています。またMQAはさきの3分野で再編されましたが、さらにDAWプラグインのEnduraというのが出来たようです。(補足するともう一つInspiraがあります)

中でも興味深いのは謎に包まれていたAIRIAの詳細が推測できることです。すでにQronoについてはBluesoundのNude Nanoにすでに搭載、FoqusについてはES9823MPROに実装されています。もともとSCL6(MQAir)と呼ばれていたAIRIAについてはわかっていませんでした。

AIRIAは先述したHD TracksでのMQAハイレゾストリーミングにも採用されるコーデックです。特徴はスケーラブル(自動調整可能)であること。
AIRIAのポイントは従来よりもストリーミングの混雑の予測・調整を高精度にできることです。つまり従来のSpotifyなどよりも、ストリーミングの負荷予測が高精度なので、途切れが起きないのでバッファリングによる停止がない、しかも下げる時にレートを落とすだけでなく、レートを上げるときにも迅速に上げられるという点です。従来サービスはレートを下げるときには自動ですが、逆に状況が良くなってレートを上げられるときに上げられない、または上げにくいんだそうです。さらに従来サービスでは精度が甘いので、状況が悪くなったときに急にバッファリングして再生が止まってしまったりするわけです。

つまり従来のストリーミングサービスではそもそもFLACやAACなど従来型コーデックのデータレートを下げるだけなので混雑時に音質低下しやすいのですが、AIRIAはもともと聴覚ベースで動的変化を考慮したコーデックであり、折り畳み技術で効率よく圧縮できるので、レートが下がっても音質低下が少ないと言う点がポイントです。動的に下げるだけではなく上げることができるということと併せて音質の変動が少ないというわけです。

まとめるとAIRIAを搭載したハイレゾストリーミングサービスの他と比べた長所は、バッファリングで停止しないことでスムーズにストリーミングでき、かつ音質の変化が少ないということです。
デモではロスレス48/24の音源を3Mbpsから500kbps、さらに3Mbpsへ戻すという変化では音質変化も停止もなかったとのこと。この条件は家の据え置きオーディオだと妥当ですが、スマホでワイヤレスで使う際にさらにビットレートが下がった時がAIRIAの真価が発揮されるでしょう。

またAIRIAの登場は、従来のハイレゾストリーミングの問題というのが従来コーデックを単にレート低下させてるだけで、ネットワークの動的変化が考慮されていたものではないという問題点を浮き彫りにしています。(AmazonやQobuzはFLAC、Apple MusicはALAC)

レポートによるとLenbrookはRoonやAudirvana、さらにStreamUnlimitedなどにMQA技術を採用した再生エンジンを提供予定だとのこと。(StreamUnlimitedについてはこちらの記事を参照のこと)
これらのことからRoonやAudirvanaにもこのHDTracksのハイレゾストリーミングが実装されて、Qobuzなどのように使用できると考えられます。
HDTracksのハイレゾストリーミングの準備は進んでいるようですが、展開はおそらく2026年以降となると思われます。

またAIRIAの真価は家での据え置きオーディオよりもむしろスマホでハイレゾストリーミングする方が恩恵があると推測できますが、そうした時代になればストリーミングサービスからスマホ間だけではなく、スマホとイヤホン間はどうなんだという話になって、Bluetooth HDTとかXPanが普及してくるのかもしれません。
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2025年07月28日

あなたの知らないLC3plusの世界

あなたは、信じますか?
LC3plusが密かに広まっているということを。

6月に開催されたOTOTENでフラウンホーファーの展示ブースで取材を行い、LC3plusの最新事情についてコーデック系の担当者に直接話を聞いてきました。

毎年定期的にLC3plusについての最新事情を担当者に話を聞いているのですが、今年のトピックはさらなる低遅延化とLC3plusロスレスの導入です。
低遅延化については1.25msという新しいフレーム長の規格ができました。これはフレーム長なので、実際の遅延はこれより大きくなりますが、それでも約5msという極めて低いレイテンシーを実現できることになり、さらなる低遅延化が図れます。ただしこうしたとても短いフレーム長については機器側の実装次第となります。

LC3plusロスレスですが、96kHzまで対応しています。この特徴はアダプティブとフォールバックです。
ちなみにそれぞれ意味は以下の通りです。
アダプティブ:「通信状況に応じて動的にビットレートやコーデックを切り替えること」
フォールバック:「望ましい方式が使えなくなったときに、代替手段に自動的に切り替えること」

スクリーンショット 2025-07-28 10.18.34.png
LC3plus Lossless (c) Fraunhofer IIS

上の図は、44.1kHz/16bitの音源を対象に、LC3plusロスレスとFLACのビットレート変動を比較したものです。グラフ中の青線(FLAC)と緑線(LC3plus Lossless VBR)はいずれも可逆圧縮で、音楽の時間経過とともにビットレートが大きく上下しているのがわかります。つまり、リアルタイムで1:2で可逆圧縮を行なって、ロスレスで伝送されているという意味です。
もしこの環境が電波状況のせいで500kbpsまでしか伝送できないということになると、1.4Mbpsロスレスの1:2伝送ではロスレスでは対応できません。そのときに500kbpsのロッシーのLC3plusで伝送をすることで音質を担保できます。つまり電波状況についてアダプティブ(適応可能)であり、フォールバック(縮退運用)が可能ということです。
実際にデモ音源を聴いてみると、ロスレスの部分とフォールバックする部分の切り替えでノイズは発生しませんし、前後の音質で大きな差を感じるわけでもありません。

たしかにLC3plusは優れているけれども、実際に製品に取り入れられたのは今でもAKGのN5、N9やクリエイティブの製品くらいではないか、と聴いたところ、そんなことはないとのこと。
これは実際にリストを見せてもらいました。製品名を明かしていいかどうかわかりませんが、現在市場にあるワイヤレス製品で「2.4GHz独自通信方式」を採用しているものの多くは実際にはコーデックとしてLC3plusを使用しています。私が実際に持っている有名海外ブランドのTWSでケースをトランスミッタにしてイヤフォンに伝送する機能も実際に使われているコーデックはLC3plusですし、私が記事を書いた最近ゲーミングで有名な海外ブランドのドングルとヘッドフォンの通信もコーデックはLC3plusです。またサウンドバーのワイヤレス機能やカラオケのワイヤレスマイク機能などでも採用が増えているとのこと。こうした分野でのLC3plusの使用はかなりの割合を占めてきているようです。

そしてなぜLC3plusがそうした市場を伸ばしているかというと、この最大の理由は「低遅延」です。LDACなど高音質コーデックはいろいろとありますが、さらに低遅延というとこれはLC3plusが抜群の存在になります。
これは以前アスキーに記事を書きましたが、LC3はAACのように一方通行のためのコーデックではなく、相互通信のためのコーデックだからです。
https://ascii.jp/elem/000/004/148/4148665/

もし、あなたの周りでワイヤレスなのにロスレス、ワイヤレスなのに低遅延という不可思議な現象が起きていたら...それはLC3plusなのかもしれません。
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2024年12月07日

MQAのQRONO d2a技術とは何か、技術白書からの考察

先日発表されたMQA Labsの新技術、QRONOラインナップのひとつである「QRONO d2a」技術とは"d2a(Digital to Analog)"という名称から、DA変換に関する技術であることは容易に想像がつきます。またQRONOは時間を意味するChronoのアナグラムであり、時間に関する技術とも推測できます。
端的にいうとQRONO d2aとは、DACにカスタマイズしたデジタルフィルターです。それでは従来のものとはどのように違うのかというところをMQA Labsの発行した技術白書から考察します。

まず技術白書のサブタイトルが「アナログの魂を持つデジタルオーディオ」というところからも「QRONO d2a」の目指すところが推し量れると思います。
前書きではアナログオーディオからデジタルオーディオに移行して、数値的には性能が改善されたが、音は生き生きとしたものではなかった。それを聴覚的に探っていくところから始まったとあります。

まず従来のデジタルフィルターはデジタル変換に起因する問題(エイリアシング)を避けて、測定的な数値を向上するのが目的であり、そのことが副作用としての時間的なスミア(にじみ)を生じていたとしています。これは「ブリックウォール(レンガ壁)」設計ともいうべきもので、特定の周波数を壁のように急峻に切り立たせています。
なぜブリックウォールにすると時間的な滲みが出るかというと、車が道路の段差を通過する際、段差を超えた後も車が長時間揺れ続けるようなものです。この揺れが音のスミアに相当します。スミアとは絵の線がぼやけてしまうようなもので、この揺れはデジタルのアーティファクト(副作用)でよく出てくるポスト・リンギングでもあります。ポスト・リンギングは実際の音の後に聞こえないはずの音が生じることです。実際の音の前に音が聞こえるプリ・リンギングは車の例えでは表せませんが、それはつまり自然界にない不自然なものだということです。それゆえプリ・リンギングの方がより悪質です。

「QRONO d2a」はこうした当たり前と思われていたデジタルっぽさにメスを入れたものです。つまりプリリンギングは生じないようにし、スミア、ポストリンギングも最小に抑えるということです。
従来のフィルターは周波数に関係なく一様に適用されていましたが、これは88kHzなど高解像度の音楽信号に対してフィルターが過剰に働きすぎて(不要な処理を行い)、音質に悪影響を与えることがあるいうことです。それに対してQRONO d2aのフィルターは、88kHz以上についてサンプリング周波数に合わせて最適化されて設計されています。
次にノイズシェーピングを用いて信号の低レベルの部分を可聴帯域外に移動し、その部分をノイズマスキングします。低レベルの信号がマスクされるということは、データのビット数の下位ビット(24ビット目など)があまり重要ではなくなるということです。低レベルの信号部分はDACの精度が低いので、これはDAC自体のみかけの性能を向上させるのに役立ちます。つまりDAC性能のもっとも美味しい部分を取り出しやすくなり、それゆえにQRONO d2aのフィルターはDACハードに応じてカスタマイズされた設計になっています。
つまりQRONO d2aとは、入力周波数ごとにそのDACの最も美味しいところを取り出すことのできるデジタルフィルターということができます。

fig5 48kHz.png fig7 192kHz.png
48kHz(左)と192kHzにおける従来フィルター(赤)とQRONO d2a(緑)の違い
(MQA Labs WHITE PAPERより)


それでは実際にどのような効果があるかというと、上の技術白書のデータに表れています。
どちらも赤線が従来のDACの内蔵フィルターで、緑線がQRONO d2aフィルターです。QRONO d2aは48kHzでは従来のフィルターに対して1/2の時間で鳴り止んでいます。そして192kHzでは1/20もの短さで鳴り止んでいます。つまりQRONO d2aはハイレゾ領域でより有効に機能するということができます。
MQA labsではQRONO d2aによるCDレベルの再生は、従来の96kHzハイレゾファイルの時間応答に相当し、QRONO d2aで再生した192kHzハイレゾファイルは、最高のアナログ・システムの時間性能を超えるとさえ語っています。
聴覚上の効果としては、以前は不明瞭だったテクスチャーが明らかになり、ミクロレベルのダイナミクスが改善され、楽器の輪郭がはっきりし、ステレオの音場とイメージが向上するとしています。それによって音楽は自然に再生され、臨場感が増し、リスナーの疲労を軽減するということです。

まとめると、QRONO d2aとは数値的に優れたデータそのままの音再現よりも、音楽を聴いたときの音の良さを最大限に引き出すための技術ということができると思います。
またQRONO d2aが下位ビットを使わないで高音質を志向すると言うことは、MQAが下位ビットにデータを埋め込む技術であることを考えると、MQAの互換性を保ちながらも、その制約を克服してさらに高音質を目指した進化系の技術と言うことが考察できると思います。
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2024年12月06日

MQA LabsがQRONOを市場投入、Bluesoundの新製品に搭載

またMQAに動きがありました。

まずここまでの流れを整理すると、2023年の9月にMQAはカナダのLenbrookグループに買収されます。レンブルックグループは傘下にBluesoundやNAD、PSB Speakersなどのオーディオブランドを擁しています。
アスキー記事: カナダのLendbrookがMQAを買収

その後に今年のCES2024直前の1月、再スタートすることをリリースで宣言しています。
アスキー記事: MQAのその後、衝撃の経営破綻から買収、再スタートへ
このリリースでは"監督"するに"oversee "というニュアンスを使ったことから、MQAの独立性に考慮してMQAには組織としての独立性には介入しないが戦略に関しては口を出すというようなスタンスでいると考えられます。MQAの業界スタンダードのポジションを考慮したと考えられます。

そして今年(2024年)の6月にはMQAの中核技術が「AIRIA」「FOQUS」「QRONO」という3つの技術であることをリリースで表明しています。
アスキー記事: MQAに新動向、MQA技術の先にある「AIRIA」「FOQUS」「QRONO」とは?
「AIRIA」はワイヤレスを考慮したMQAの延長線であるSCL6のリブランドであると考えられます。ただし残りの「FOQUS」と「QRONO」についてはあまり情報はなく、「FOQUS」はアナログ/デジタル変換における革新的なアプローチ、「QRONO」は再生機器内で様々なオーディオ処理を強化するものであるとだけアナウンスがありました。
ただし名称から推測すると、FOQUSは焦点が定まったという意味のFocus、QRONOは時間を意味するChronoに由来する造語と考えられます。つまりFOQUSはなんらかの解像度を上げる処理、QRONOはMQAのフィルタリングがそうであるような時間領域に関する処理であると推測できます。

そして12月5日、MQA Labは「QRONO」についての詳細を発表しました。
MQAニュースリリース: QRONO by MQA Labs Hits the Market (MQA LabsがQRONOを市場投入)

それによると「QRONO」ラインナップの中の「QRONO d2a」と「QRONO dsd」という二つの技術を発表しています。これらは(レンブルック傘下である)Bluesoundの新しいストリーマー(ネットワークプレーヤー)である「NODE ICON」に搭載されます。
端的にいうと、QRONO d2aはDACのフィルターと交換できる(DACハードに応じた)カスタムのデジタルフィルター、QRONO DSDは軽量なDSD/PCMコンバーターです。

MQA Labsのエンジニアリング・ディレクターであるAl Wood氏は次のように語っています。
「QRONO はハードウェアパートナーおよびライセンシーにソリューションを提供するプラットフォームです。我々は基本的な信号処理技術の緻密な適用に重点を置いています。これらには各DACチップから最高の性能を引き出すため、デジタル・アナログ変換の全体的なインパルス・レスポンスと透明性を向上させるフィルターやノイズ・シェイパーが含まれます。DSD変換は可能な限り軽く処理され、録音における重要な時間要素の細部までをすべて保持します。そしてBluesoundのNODE ICONにQRONOを統合した音質に満足しています」

MQA Labsのビジネス開発ディレクターであるAndy Dowell氏は次のように付け加えています。
「人間の聴覚は特に細かいディテールを聴くときにこれまで理解されていたよりもはるかに正確です。MQA Labsチームの専門知識をオーディオ再生の改善に応用することで、技術がユーザーの体験を向上させ続けるHiFi業界の繁栄というレンブルックのビジョンをさらに推し進めることができます」
このコメントはMQAのボブスチュアートがたびたび語っていたMQAの時間的処理の重要性と同じです。

BluesoundのNODE ICONはEversolo DMP-A8やA6に似た大きな液晶画面を搭載したネットワークプレーヤーです。ES9039Q2M DACをデュアル搭載し、ヘッドフォンアンプにTHX AAAを採用しています。
現在はプリオーダーとなっていますが、価格はUSD1399とあります。Bluesoundとしては新しいフラッグシップとなります。現行のNODEモデルはDSD対応がないようですが、その対応として今回の「QRONO dsd」の搭載に至ると考えられます。
https://www.bluesound.com/zz/node-icon?srsltid=AfmBOoqW2xl14dqoSZPZ7Hp8zz-u4mdLpBDgWACvBG4Kt07dBgETXMBe

MQA LabsではQRONO技術は、(デジタルでありながら)最高のアナログ・システムをさえ超える時間的性能を可能にするとしています。MQA LabsはCES、NAMMおよびISEに出展するとのことです。
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2024年08月02日

Philewebに鹿島建設の立体音響技術「OPSODIS」の記事を執筆

Philewebに鹿島建設の立体音響技術「OPSODIS」の記事を執筆しました。
小さなサウンドバー上のスピーカーから後ろに回り込むような音が聞こえてくるのは圧巻です。
興味ある方はどうぞ。

脳が “バグる” 立体音響体験。クラファンで1億円を突破、鹿島建設のスピーカー「OPSODIS 1」は何がスゴい?
https://www.phileweb.com/review/article/202408/02/5689.html
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2024年06月10日

アスキーにMQAに新動向の記事を執筆、MQA技術の先にある「AIRIA」「FOQUS」「QRONO」とは?

アスキーにMQAに新動向の記事を執筆、MQA技術の先にある「AIRIA」「FOQUS」「QRONO」とは?

https://ascii.jp/elem/000/004/203/4203236/
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2024年03月15日

アスキーにWAVファイルに映像や照明の情報を書き込める、ヤマハの新技術「GPAP」の記事を執筆

アスキーにWAVファイルに映像や照明の情報を書き込める、ヤマハの新技術「GPAP」の記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/182/4182798/
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2023年10月24日

Stabe Diffusionの会社の音楽生成AI「Stable Audio」の試用記事をアスキーに執筆

Stabe Diffusionの会社の音楽生成AI「Stable Audio」の試用記事をアスキーに執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/162/4162873/
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2023年10月22日

カナダのLendbrookがMQAを買収した記事をアスキーに執筆

カナダのLendbrookがMQAを買収した記事をアスキーに執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/158/4158545/
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RoonでのChatGPT応用AI検索の記事をアスキーに執筆

RoonでのChatGPT応用AI検索の記事をアスキーに執筆しました。


https://ascii.jp/elem/000/004/155/4155460/
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2023年09月01日

フラウンホーファーIISインタビュー後編(次世代規格LC3plusの詳細)

アスキーにフラウンホーファーIISインタビュー後編(次世代規格LC3plusの詳細)を執筆。

https://ascii.jp/elem/000/004/149/4149687/
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フラウンホーファーIISインタビュー前編(フラウンホーファー研究所とLC3の詳細)

アスキーにフラウンホーファーIISインタビュー前編(フラウンホーファー研究所とLC3の詳細)を執筆。

https://ascii.jp/elem/000/004/148/4148665/
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2023年04月26日

「KORG Live Extremeを活用した世界初の“DSDライブ映像配信”を体験」の記事をアスキーに執筆

「KORG Live Extremeを活用した世界初の“DSDライブ映像配信”を体験」の記事をアスキーに執筆しました。なかなか素晴らしい音のライブ配信です。

https://ascii.jp/elem/000/004/134/4134151/
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「突然の報道、MQAが経営破綻?」の記事をアスキーに執筆

アスキーにMQA社が経営の危機にあるのではないかという記事をかきました。MQA社のホームページのフッターなどが情報になります。

https://ascii.jp/elem/000/004/133/4133268/
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2021年05月02日

アップルミュージックにHIFIオプションが登場か?

今朝ほど海外のメディアが一斉にApple MusicにHIFI(おそらくロスレス)オプションが登場するという噂を報道しています。Techraderなどの有力紙も報じていますが、おそらくここが噂の震源です。
https://hitsdailydouble.com/news&id=326262&title=APPLE-GOING-HI-FI%253F

真偽のほどはわかりませんが、おそらく数週間以内に発表されてAirPods3の発表と込みではないかということです。このことからWWDCではないかとの観測も行われています。おそらくアップルミュージックHIFI(仮)が登場したとしてもSpotifi HIFIのように48/24でALACではないかと考えられますが、WWDCだとすると他になんらかのソフトウエア的な追加の可能性もあり、ちょっと楽しみな噂ではあります。

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2021年03月08日

アスキーにGoogleの新しい低ビットレートコーデックLyraの記事を執筆しました

アスキーにAmazon Musicで採用されているコーデックOpusと、Googleの新しい低ビットレートコーデックLyraの記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/046/4046656/
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2020年03月11日

AKMがデジタルとアナログ分離型のDAC ICを発表

ASCII.JPにAKMがデジタルとアナログ分離型のDAC ICを発表した記事を書きました。
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2019年12月15日

TIDALがDolby Atmosをサポート

TIDALがDolby Atmosのストリーミングをサポートしたようです。HIFIサブスクライバーのみで、現在はAndroidのみに限られているかも。
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