先週発売のNetAudio 4号に執筆しました。
NetAudioにはPCオーディオのソフトウエア周辺の動向を毎回書いているのでP52とP53に前回からの変化であるLionなど基本ソフトウエア周りのところなどを書いて、Audirvana Plusなどの紹介記事も書いています。
他では今号ではUSB DAC、ネットワークプレーヤーからUSBケーブルなどのアクセサリーまで。またハイエンドから普及モデルまで多くの機種が取り上げられてバランスよくレビューされていると思います。また付属のサンプリングレートの違いによる聴き比べ音源も参考になるのではないでしょうか。
Music TO GO!
2011年10月31日
2011年10月06日
PCオーディオ専門サイト、AudioStreamオープン
前にも書きましたが、Streophileのコンピューターオーディオ版であるAudioStreamがオープンしたようです。下記アドレスです。
http://www.audiostream.com/
すでに記事がたくさん入ってますが、ほとんどは今までのStreophileのPCオーディオ記事を移してきたものですね。これからの展開に期待です。
http://www.audiostream.com/
すでに記事がたくさん入ってますが、ほとんどは今までのStreophileのPCオーディオ記事を移してきたものですね。これからの展開に期待です。
2011年09月21日
PCオーディオ専門サイト、AudioStream
Computer Audio(PCオーディオ)に特化したAudioStreamというウエブサイトが10月上旬に立ち上がるということで、これはStreophileの姉妹サイトになるようです。国内でもオーディオ雑誌のPCオーディオ専門誌がいくつか出てますが、そのStereophile版でネット運営ということでしょうか。下記はCA記事によるリリースです。
http://www.computeraudiophile.com/content/AudioStream
理念が「目的地を見失わずにComputer Audioの旅をガイドする」と言うことで、機材レビューの他に多彩な記事が期待できそうですね。
http://www.computeraudiophile.com/content/AudioStream
理念が「目的地を見失わずにComputer Audioの旅をガイドする」と言うことで、機材レビューの他に多彩な記事が期待できそうですね。
2011年08月29日
DigiFi No3に執筆しました
ステレオサウンド別冊のPCオーディオ専門誌、DigiFiも3号を数えることになり、発刊ペースも上がって本日発売されました。
今回はPCオーディオの基本編とiPadのハイレゾ出力に関しての記事を書きました。それとColorfly C4の記事(P112)も書いています。
P42からの「PCオーディオの基本をチェック」ではちょっと参考書的なポイントを捉えた書き方をしてみようかと思いました。というのは基本を捉えると言うのが応用する上でも大事だと思うからです。(なんでもそうですが)
それに加えてWindowsとMacでの機種別解説という形にしてみました。
また今回のDigiFiではiOS機器のオーディオ応用が特集の一つになっているのですが、その中でP92からiPadのハイレゾ出力について書いています。Step3ではiPadの標準iPodアプリが実はいつのまにかハイレゾ対応していたと言う興味深い事実を今回発見しましたのでそれも書いています。
これは以前から単に再生できるというだけでそういっていた人たちもいますが、その時点では16bitで切られていたはずですのでハイレゾではなかったはずです。iPodアプリはある時点からハイレゾ対応に変わったのですが、今回はきちんと24bit出力をフェーズメーションさん協力のもとにI2Sレベルで検証しています。(以前FLAC Playerの記事を書いた時と同じです)
ただFLAC Playerとも制限は違いますのでこちらは記事を読んでみてください。ちなみにあくまでiPadのiPodアプリに関して、ですので念のため。
今回のDigiFiもアーティストインタビューや音源ソフト記事などがあって音楽とオーディオのバランスの良い雑誌に仕上がっていると思います。もともとDigiFiはビートサウンドを母体としているのですが、ビートサウンドの良さも残している感じですね。
それと今号からなんと福島花乃セレクションとしてはじめやすいPCオーディオを花乃さんが記事を書いて、かわいらしいポートレート(Chrisさん撮影)も添えています。これも読みやすさに花を添えている感じですね。こちらもぜひご覧ください。
思うんですけど、PCオーディオ、ヘッドフォンオーディオ、女子オーディオって実は同じベクトルを持っていると思います。それは時代に対応したオーディオ自体の根本的な変化ということです。
たとえばインターネットが始まった時に世のメディアは「インターネットブーム」と言っていました。ブームというのはつまり一過性のものと思ったわけです。デジタルカメラが出てきたときも「デジカメブーム」と言われました。しかしながらいま思えばそれらは一過性のものではなく質的な骨組みの変革であったわけです。
結果としてカメラでいうとたしかにフィルムカメラは衰亡しましたが、写真を撮る人口、しかも一眼レフで本格的に作品を撮る人口はフィルムカメラの時代よりも大幅に増えて層も厚くなっています。おそらくオーディオも本格的に音楽に向き合う人が増えていくことでしょう。そうした変革が文化というものを豊かにしていくのではないかとも思います。
今回はPCオーディオの基本編とiPadのハイレゾ出力に関しての記事を書きました。それとColorfly C4の記事(P112)も書いています。
P42からの「PCオーディオの基本をチェック」ではちょっと参考書的なポイントを捉えた書き方をしてみようかと思いました。というのは基本を捉えると言うのが応用する上でも大事だと思うからです。(なんでもそうですが)
それに加えてWindowsとMacでの機種別解説という形にしてみました。
また今回のDigiFiではiOS機器のオーディオ応用が特集の一つになっているのですが、その中でP92からiPadのハイレゾ出力について書いています。Step3ではiPadの標準iPodアプリが実はいつのまにかハイレゾ対応していたと言う興味深い事実を今回発見しましたのでそれも書いています。
これは以前から単に再生できるというだけでそういっていた人たちもいますが、その時点では16bitで切られていたはずですのでハイレゾではなかったはずです。iPodアプリはある時点からハイレゾ対応に変わったのですが、今回はきちんと24bit出力をフェーズメーションさん協力のもとにI2Sレベルで検証しています。(以前FLAC Playerの記事を書いた時と同じです)
ただFLAC Playerとも制限は違いますのでこちらは記事を読んでみてください。ちなみにあくまでiPadのiPodアプリに関して、ですので念のため。
今回のDigiFiもアーティストインタビューや音源ソフト記事などがあって音楽とオーディオのバランスの良い雑誌に仕上がっていると思います。もともとDigiFiはビートサウンドを母体としているのですが、ビートサウンドの良さも残している感じですね。
それと今号からなんと福島花乃セレクションとしてはじめやすいPCオーディオを花乃さんが記事を書いて、かわいらしいポートレート(Chrisさん撮影)も添えています。これも読みやすさに花を添えている感じですね。こちらもぜひご覧ください。
思うんですけど、PCオーディオ、ヘッドフォンオーディオ、女子オーディオって実は同じベクトルを持っていると思います。それは時代に対応したオーディオ自体の根本的な変化ということです。
たとえばインターネットが始まった時に世のメディアは「インターネットブーム」と言っていました。ブームというのはつまり一過性のものと思ったわけです。デジタルカメラが出てきたときも「デジカメブーム」と言われました。しかしながらいま思えばそれらは一過性のものではなく質的な骨組みの変革であったわけです。
結果としてカメラでいうとたしかにフィルムカメラは衰亡しましたが、写真を撮る人口、しかも一眼レフで本格的に作品を撮る人口はフィルムカメラの時代よりも大幅に増えて層も厚くなっています。おそらくオーディオも本格的に音楽に向き合う人が増えていくことでしょう。そうした変革が文化というものを豊かにしていくのではないかとも思います。
2011年08月12日
クリプトンのUSBケーブルアンケート
以前クリプトンのUSBケーブルの記事を書きましたが、クリプトンが先日行ったUSBケーブルについてのアンケートを公開しています。
USBケーブルで音は変わるかというのはPCオーディオ始めたひとの気になるポイントかもしれませんが、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?
結果はこちらにリンクがあります。
http://www.kripton.jp/digital_audio-usb_audio/pc_audio-accessary/usb_cable/uc-ks/monitoring_survey.html
USBケーブルで音は変わるかというのはPCオーディオ始めたひとの気になるポイントかもしれませんが、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?
結果はこちらにリンクがあります。
http://www.kripton.jp/digital_audio-usb_audio/pc_audio-accessary/usb_cable/uc-ks/monitoring_survey.html
2011年08月01日
NetAudio Vol3に記事を執筆しました
春秋の年二回だったNetAudioが好評につき夏にも刊行されることになり、本日8/1に発売となります。
私もまた再生プレーヤーソフトの記事(P160)を書いています。今回の記事では私が技術的な解説を書いて、岩井さんが音質のコメントをするという趣向になっていてダブルで楽しめると思います。
ヘッドフォンがいまや単なるアクセサリーではなく、堂々たるオーディオコンポーネントの仲間入りを果たしているように、再生プレーヤーソフトもPCオーディオではそうしたコンポーネントになりうると思います。そうした面白さを伝えていきたいですね。
また今回の記事にちょっと入れ込んだのは「OSが大事」という点です。OSって当たり前にあるようで意外と役割が知られていません。オーディオにおけるOSの役割を知るということはPCオーディオ理解への早道になると思います。興味ある方は読んでみてください。
今回は再生ソフトだけではなくリッピングソフトも解説されていますし、DAC紹介にはプレーヤーソフトとの相性も記述があります。紙面を多面的に取り組もうとしているところは良いですね。PCオーディオ雑誌って単なるDAC機器のカタログだろって思っている方もぜひ手に取ってみてください。
もちろん恒例のハイレゾ音源もついています。今回も同じ曲でサンプリングレートとビット幅の異なる音源ファイルが収録されていますので機器テストの参考にもなるのではないでしょうか。192/24まで収録されています。
私もまた再生プレーヤーソフトの記事(P160)を書いています。今回の記事では私が技術的な解説を書いて、岩井さんが音質のコメントをするという趣向になっていてダブルで楽しめると思います。
ヘッドフォンがいまや単なるアクセサリーではなく、堂々たるオーディオコンポーネントの仲間入りを果たしているように、再生プレーヤーソフトもPCオーディオではそうしたコンポーネントになりうると思います。そうした面白さを伝えていきたいですね。
また今回の記事にちょっと入れ込んだのは「OSが大事」という点です。OSって当たり前にあるようで意外と役割が知られていません。オーディオにおけるOSの役割を知るということはPCオーディオ理解への早道になると思います。興味ある方は読んでみてください。
今回は再生ソフトだけではなくリッピングソフトも解説されていますし、DAC紹介にはプレーヤーソフトとの相性も記述があります。紙面を多面的に取り組もうとしているところは良いですね。PCオーディオ雑誌って単なるDAC機器のカタログだろって思っている方もぜひ手に取ってみてください。
もちろん恒例のハイレゾ音源もついています。今回も同じ曲でサンプリングレートとビット幅の異なる音源ファイルが収録されていますので機器テストの参考にもなるのではないでしょうか。192/24まで収録されています。
2011年07月31日
フジヤさんのDAC試聴会
PCオーディオとヘッドフォンが盛り上がる中、フジヤエービックさんで8/27にハイレゾ音源によるDAC試聴会を開催すると言うことです。
案内は下記ページにあります。
http://www.fujiya-avic.co.jp/d-style/1108_da-converter_fes.html
ノートパソコンに共通のソフトを載せて、音源も同じものを使います。
それを各社のDACにつなげて、DACからはP-1uに出力すると言うことです。DAC/アンプ一体型のものでも基本はDACとしての使い方をすると言うことです。P-1uからは好きなヘッドフォンで聴きます。
まだ午前の部の席はあるようなので興味のある方はどうぞ。もし気に入ったものがあれば特価で購入できると言うことです。
16種類のDACを同条件で比較できてさらにフリー展示もあると言うことで、なかなかない機会だと思います。ちょっとしたオーディオ展なみですね!
あちこちで人気の福島花乃さんが受付されると言うので花乃ファンもぜひどうぞ。
案内は下記ページにあります。
http://www.fujiya-avic.co.jp/d-style/1108_da-converter_fes.html
ノートパソコンに共通のソフトを載せて、音源も同じものを使います。
それを各社のDACにつなげて、DACからはP-1uに出力すると言うことです。DAC/アンプ一体型のものでも基本はDACとしての使い方をすると言うことです。P-1uからは好きなヘッドフォンで聴きます。
まだ午前の部の席はあるようなので興味のある方はどうぞ。もし気に入ったものがあれば特価で購入できると言うことです。
16種類のDACを同条件で比較できてさらにフリー展示もあると言うことで、なかなかない機会だと思います。ちょっとしたオーディオ展なみですね!
あちこちで人気の福島花乃さんが受付されると言うので花乃ファンもぜひどうぞ。
2011年07月21日
Mac OSXライオンとポストPC時代
昨日7/20にMac OSX 10.7ライオンがリリースされました。同時にSandy Bridge Airや光学ディスクなしMini、サンダーボルトディスプレイなどもリリースされています。
オーディオ部分を含めてどう変わったのかは調査中で、もう少し分かってから書こうと思います。途中のコメントはTwitterで少し書いてるのでこちらもどうぞ。
http://twitter.com/#!/music2go
ライオンの発表から感じてはいたことですが、実際にインストールして使ってみるとそのままiPadかいっていうLaunchPadとか、タッチパネルライクでスクロールバーとは逆になった二本指スクロールなど旧メタファを捨てたエクスペリエンスは「ポストPC」という時代を感じさせずにはいられません。
紆余曲折あったライオンのリリース日の発表はアップルの四半期決算の中で触れられました。この決算報告中でもうひとつ重要なのはiPadの売り上げがとうとうMacを抜いたということです。iPhoneはすでにアップルの屋台骨です。すでにアップル的には「ポストPC」時代は普通のことなのかもしれません。
ポストPCとはつまりパーソナルコンピューティングの中心がいわゆるパソコンではなくなってしまうということです。それではスマートフォンとかタブレットになるのかというと、そのままとも言い切れません。なぜならコンピューティングというのは実に様々な形を取り得るからです。例えばカメラやテレビなどもスマート化していき従来のコンピューティングに代わっていくかも知れません。
とは言え、まずはじめのステップはパソコンからタブレットやスマートフォンへの移行が中間目標になるでしょう。Windows 8もそうした思想に立ってます。
「ポストPCの時代」がくるならそれはいつなのでしょうか?
iOSとMacOSXの場合は中核であるカーネルのコードは共通性も高いのですが、大きな違いはカーネル拡張の取り扱いです。これがないとドライバーが扱えなくなり外部機器接続の柔軟性がありません。iOSは組み込みOS的なモノリシック構造になっているので、処理性能よりむしろここが難点となるでしょう。単純な一枚岩であるモノリシック構造にするというのは、複雑(柔軟)にするとオーバーヘッド(コンテキストスイッチング)がかさむのでそれを減らして速度を上げるためという点が大きいわけですから、スマートフォン=組み込みOSという図式が変わるのはやはりプロセッサの進化と言えると思います。
低消費電力でかつ高性能というのはまだ始まったばかりですが、インテルもARMもこれからです。この先になにかがあるかもしれません。
そもそもたかがタブレットやスマートフォンなんかがパソコンに取って変わるなどおかしいでしょうか?
こうした変化は珍しくはありません。10数年前にはおもちゃ同然だったパソコンが、業務用のミニコンやワークステーションにとって代わったのもそうです。Sun Microsystemsがなくなってしまうなどそのころは想像も出来なかったでしょう。
でも重要なのはワークスタイルやライフスタイルの変化にあります。ミニコンは駆逐されましたが、ずっと前からオフィスの全ての机にミニコンやワークステーションがあったわけではありません。新しい人のスタイルができてきて、それに適合できないものがなくなっていったんです。
そうならないもう一つの手は自らがスタイルを作ることです。それが出来たのはアップルです。
オーディオ部分を含めてどう変わったのかは調査中で、もう少し分かってから書こうと思います。途中のコメントはTwitterで少し書いてるのでこちらもどうぞ。
http://twitter.com/#!/music2go
ライオンの発表から感じてはいたことですが、実際にインストールして使ってみるとそのままiPadかいっていうLaunchPadとか、タッチパネルライクでスクロールバーとは逆になった二本指スクロールなど旧メタファを捨てたエクスペリエンスは「ポストPC」という時代を感じさせずにはいられません。
紆余曲折あったライオンのリリース日の発表はアップルの四半期決算の中で触れられました。この決算報告中でもうひとつ重要なのはiPadの売り上げがとうとうMacを抜いたということです。iPhoneはすでにアップルの屋台骨です。すでにアップル的には「ポストPC」時代は普通のことなのかもしれません。
ポストPCとはつまりパーソナルコンピューティングの中心がいわゆるパソコンではなくなってしまうということです。それではスマートフォンとかタブレットになるのかというと、そのままとも言い切れません。なぜならコンピューティングというのは実に様々な形を取り得るからです。例えばカメラやテレビなどもスマート化していき従来のコンピューティングに代わっていくかも知れません。
とは言え、まずはじめのステップはパソコンからタブレットやスマートフォンへの移行が中間目標になるでしょう。Windows 8もそうした思想に立ってます。
「ポストPCの時代」がくるならそれはいつなのでしょうか?
iOSとMacOSXの場合は中核であるカーネルのコードは共通性も高いのですが、大きな違いはカーネル拡張の取り扱いです。これがないとドライバーが扱えなくなり外部機器接続の柔軟性がありません。iOSは組み込みOS的なモノリシック構造になっているので、処理性能よりむしろここが難点となるでしょう。単純な一枚岩であるモノリシック構造にするというのは、複雑(柔軟)にするとオーバーヘッド(コンテキストスイッチング)がかさむのでそれを減らして速度を上げるためという点が大きいわけですから、スマートフォン=組み込みOSという図式が変わるのはやはりプロセッサの進化と言えると思います。
低消費電力でかつ高性能というのはまだ始まったばかりですが、インテルもARMもこれからです。この先になにかがあるかもしれません。
そもそもたかがタブレットやスマートフォンなんかがパソコンに取って変わるなどおかしいでしょうか?
こうした変化は珍しくはありません。10数年前にはおもちゃ同然だったパソコンが、業務用のミニコンやワークステーションにとって代わったのもそうです。Sun Microsystemsがなくなってしまうなどそのころは想像も出来なかったでしょう。
でも重要なのはワークスタイルやライフスタイルの変化にあります。ミニコンは駆逐されましたが、ずっと前からオフィスの全ての机にミニコンやワークステーションがあったわけではありません。新しい人のスタイルができてきて、それに適合できないものがなくなっていったんです。
そうならないもう一つの手は自らがスタイルを作ることです。それが出来たのはアップルです。
2011年05月20日
アップルのクラウドプレーヤーの特許
アップルのクラウドプレーヤーですが、ユニークな特許が報じられて話題になってます。
http://www.macrumors.com/2011/05/19/apples-music-streaming-service-to-eliminate-buffering-lag-with-locally-stored-snippets/
特許へのリンクはこちらです。
わかりにくいんですがこれ、どうやらストリーミングするデバイスにあらかじめ曲の一部(冒頭の数秒)がストレージされてるのが前提です。
クラウド上(いわばロッカー)に格納されている曲とiPhoneなどストリーミングするデバイスに同一の曲が格納されます。ただしローカルストレージにはあくまで冒頭の数秒のみが入ります。
つまり全てクラウドからストリーミングするのではなく、ユーザーがiTuneやiPhoneで選曲するとまず冒頭部はローカルのファイルから再生されます。その数秒のあいだに裏でクラウドストレージからストリーミングしてバッファリングし、ハードディスクに入ってる分が終わったらストリーミングに引き継がれる、というもののようです。
ローカルストレージ・ハードディスクにはあくまで数秒のイントロ部分しかないので、容量は少なく、ユーザーが選曲した時のタイムラグもない、ということのようです。また、クラウドプレーヤーはAmazonもGoogleも見切り発車的に行って著作権の問題を抱えてますが、この方式では曲はローカルに持っているから所有権の問題もこれで解決するという訳です。
ただしこれが本当に使われるかどうかは分かりません。ちなみにアップルのクラウドプレーヤーはiCloudという名前になると思います。
http://www.macrumors.com/2011/05/19/apples-music-streaming-service-to-eliminate-buffering-lag-with-locally-stored-snippets/
特許へのリンクはこちらです。
わかりにくいんですがこれ、どうやらストリーミングするデバイスにあらかじめ曲の一部(冒頭の数秒)がストレージされてるのが前提です。
クラウド上(いわばロッカー)に格納されている曲とiPhoneなどストリーミングするデバイスに同一の曲が格納されます。ただしローカルストレージにはあくまで冒頭の数秒のみが入ります。
つまり全てクラウドからストリーミングするのではなく、ユーザーがiTuneやiPhoneで選曲するとまず冒頭部はローカルのファイルから再生されます。その数秒のあいだに裏でクラウドストレージからストリーミングしてバッファリングし、ハードディスクに入ってる分が終わったらストリーミングに引き継がれる、というもののようです。
ローカルストレージ・ハードディスクにはあくまで数秒のイントロ部分しかないので、容量は少なく、ユーザーが選曲した時のタイムラグもない、ということのようです。また、クラウドプレーヤーはAmazonもGoogleも見切り発車的に行って著作権の問題を抱えてますが、この方式では曲はローカルに持っているから所有権の問題もこれで解決するという訳です。
ただしこれが本当に使われるかどうかは分かりません。ちなみにアップルのクラウドプレーヤーはiCloudという名前になると思います。
2011年05月06日
PCオーディオFan4に記事を書きました
PCオーディオ雑誌の3冊目は老舗のPCオーディオfanの4号で、5/7発売です。ヘッドフォン祭の当日ですね。当日は8Fで昨年同様イベントも開催されます。
PCオーディオfanは震災後に着手したのでちょっと大変な面もあったのですが、ミュージックプレーヤーソフトの記事とレビューを数点書きました。
ミュージックプレーヤーソフトはP43からMacのソフトについて、技術的なところも交えてMacのプレーヤーの基本からiTunes親和性の功罪、そして最新のインテジャー・モードまで詳しく書いています。各誌個性があると思いますが、PCオーディオfanの場合は詳細解説的な側面もありますね。
それと雑誌に書くときはブログとは別な層にも読んでもらえますし、単に知っていることを書き連ねるというより目的をもって少し啓蒙的でありたいとも思っています。そこで今回PCオーディオ3誌ともMacのソフトのことを入れ込んでいます。ソフトウエアの流れというのを伝えたいというと、やはりいまはMacのソフトを書くということになるからです。また、今回程度の差はあるのですが「インテジャー・モード」という言葉をすべて3誌ともに入れました。Macにおいてはわりとコンピューターオーディオには向いているとは言われてきましたが、今後はさらに可能性を伸ばすためにはキーワードは「インテジャーモード」になると思います。これはWindows7で排他モードWASAPIがキーになるのと似ています。
インテジャーという言葉をそのまま使うのもどうかと、ちょっと考えたのですがここはそのまま使うことにしました。ここでのintegerは数学的にいう整数というよりプログラミングにおける整数型になりますからね。含みを持たせることにしました。この辺は新しい言葉を日本語に導入するのはいつも悩みます。
今回記事を書くときにAudirvanaの作者のDamienさんと少しメールをしたんですが、今後さらにいろいろと発展しそうです。この辺はまたフォローしていきたいですね。
レビューはZodiac Gold(P75)とm903(P88)を書いています。
最近のUSB DACはXMOS採用で並んでいるだけに、Zodiacシリーズは要注目だと思いますので興味のある方はぜひどうぞ。
ヘッドフォン祭当日は8Fイベント会場でも販売すると思いますので、そちらで買い求めても良いですね。
PCオーディオfanは震災後に着手したのでちょっと大変な面もあったのですが、ミュージックプレーヤーソフトの記事とレビューを数点書きました。
ミュージックプレーヤーソフトはP43からMacのソフトについて、技術的なところも交えてMacのプレーヤーの基本からiTunes親和性の功罪、そして最新のインテジャー・モードまで詳しく書いています。各誌個性があると思いますが、PCオーディオfanの場合は詳細解説的な側面もありますね。
それと雑誌に書くときはブログとは別な層にも読んでもらえますし、単に知っていることを書き連ねるというより目的をもって少し啓蒙的でありたいとも思っています。そこで今回PCオーディオ3誌ともMacのソフトのことを入れ込んでいます。ソフトウエアの流れというのを伝えたいというと、やはりいまはMacのソフトを書くということになるからです。また、今回程度の差はあるのですが「インテジャー・モード」という言葉をすべて3誌ともに入れました。Macにおいてはわりとコンピューターオーディオには向いているとは言われてきましたが、今後はさらに可能性を伸ばすためにはキーワードは「インテジャーモード」になると思います。これはWindows7で排他モードWASAPIがキーになるのと似ています。
インテジャーという言葉をそのまま使うのもどうかと、ちょっと考えたのですがここはそのまま使うことにしました。ここでのintegerは数学的にいう整数というよりプログラミングにおける整数型になりますからね。含みを持たせることにしました。この辺は新しい言葉を日本語に導入するのはいつも悩みます。
今回記事を書くときにAudirvanaの作者のDamienさんと少しメールをしたんですが、今後さらにいろいろと発展しそうです。この辺はまたフォローしていきたいですね。
レビューはZodiac Gold(P75)とm903(P88)を書いています。
最近のUSB DACはXMOS採用で並んでいるだけに、Zodiacシリーズは要注目だと思いますので興味のある方はぜひどうぞ。
ヘッドフォン祭当日は8Fイベント会場でも販売すると思いますので、そちらで買い求めても良いですね。
2011年05月03日
DigiFi 2号に記事を書きました
ステレオサウンド社のPCオーディオ専門誌、DigiFi(デジファイ)の2号に記事を書きました。5/6発売予定です。付録にはOTOTOYやリンレコーズなど高音質音源のフリーダウンロード権がついています。DSDのサンプルも各社増えてきましたね。
DigiFiはビートサウンドの流れを組む雑誌で編集長の武田さんも私がFujiyaTVに出演する前日にFujiyaTVのゲストとしてヘッドフォン祭について語っています。
記事ではまずヘッドフォンとヘッドフォンアンプの組み合わせ方の紹介ということをポイントに記事を書いています(P151)。
それとMacのミュージックプレーヤーについての解説記事をこれまでの流れと各ソフトについての開設を加えて書いています(P94)。ソフトウエア関係ではWindowsの音質向上記事のところでもいわゆるミキサーのバイパスについての簡単な技術解説を書いています(P89)。
そして製品レビューではAlgoRhythm SOLO(P146)、DACport(P147)、Colorfly(P131)について書いています。
また私も先日お世話になりましたが、FujiyaTVのMCを務めている福島花乃さんもDigiFiではクロスレビューコーナーでレビュー記事を書いて活躍していますのでぜひこちらもご覧ください。ヘッドフォン祭当日は8F DigiFiイベント(AirPlayデモ)ではMCとして参加します。MCにモデルにライターにとマルチタレントとしてがんばっていますね!
DigiFiはビートサウンドの流れを組む雑誌で編集長の武田さんも私がFujiyaTVに出演する前日にFujiyaTVのゲストとしてヘッドフォン祭について語っています。
記事ではまずヘッドフォンとヘッドフォンアンプの組み合わせ方の紹介ということをポイントに記事を書いています(P151)。
それとMacのミュージックプレーヤーについての解説記事をこれまでの流れと各ソフトについての開設を加えて書いています(P94)。ソフトウエア関係ではWindowsの音質向上記事のところでもいわゆるミキサーのバイパスについての簡単な技術解説を書いています(P89)。
そして製品レビューではAlgoRhythm SOLO(P146)、DACport(P147)、Colorfly(P131)について書いています。
また私も先日お世話になりましたが、FujiyaTVのMCを務めている福島花乃さんもDigiFiではクロスレビューコーナーでレビュー記事を書いて活躍していますのでぜひこちらもご覧ください。ヘッドフォン祭当日は8F DigiFiイベント(AirPlayデモ)ではMCとして参加します。MCにモデルにライターにとマルチタレントとしてがんばっていますね!
2011年04月22日
Net Audio No2に記事を書きました
昨年同様今年もまたコンピューターオーディオの雑誌が三冊ほぼ同時に発売されます。
まず第一弾としてNetaudioの第二号が発売されました。DigiFiとPCオーディオファンはヘッドフォン祭のあたりに発売される予定です。
私はP70からの見開き二ページで今回も音楽再生ソフトの記事を書きました。前回記事も好評いただいたそうですが、そこからの変化を主に書いています。この分野は半年とはいえ進展が早く書くことはいろいろありますね。
また、今号は私の記事だけでなくソフトの記事が多く、オーディオ機材だけではなくコンピューター側の記事も多く取り上げられています。オーディオ機材も高価なものだけではなく、手頃な価格のものも多く、音元さんらしくケーブルなどアクセサリーまで全体にバランスが良く考えられた紙面だと思います。
付録はオリジナルの192K WAVやDSDなど高品質音源やフリーソフトなどです。前号は発売そうそうに売り切れたそうなので、急いでお求めください。
まず第一弾としてNetaudioの第二号が発売されました。DigiFiとPCオーディオファンはヘッドフォン祭のあたりに発売される予定です。
私はP70からの見開き二ページで今回も音楽再生ソフトの記事を書きました。前回記事も好評いただいたそうですが、そこからの変化を主に書いています。この分野は半年とはいえ進展が早く書くことはいろいろありますね。
また、今号は私の記事だけでなくソフトの記事が多く、オーディオ機材だけではなくコンピューター側の記事も多く取り上げられています。オーディオ機材も高価なものだけではなく、手頃な価格のものも多く、音元さんらしくケーブルなどアクセサリーまで全体にバランスが良く考えられた紙面だと思います。
付録はオリジナルの192K WAVやDSDなど高品質音源やフリーソフトなどです。前号は発売そうそうに売り切れたそうなので、急いでお求めください。
2011年03月29日
Amazon クラウドプレーヤー登場
Appleがクラウド版iTunesを実現するんじゃないかという記事はこれまでにも触れてきましたが、伏兵Amazonに先手を打たれたようです。
http://japanese.engadget.com/2011/03/29/amazon-cloud-player/
これはクラウド上においた音源をストリーミングしてAndroidまたはWeb上のプレーヤーで再生するというものです。いまのところiOS版はないようです。いずれにせよ米国アカウントのみで使用ができます。
詳細はこちらのページにあります。
http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html/?nodeId=200594070
クラウド上のスペースはCloud driveというサービスですが、これはMobile meに相当するところですね。
例えばAmazonのMP3ショップで買った曲はクラウド上におくことができます。またPC上の曲もクラウドにアップロード可能なようです。
Apple版ではニュースから推してもDRM対応となると思います。
これが進歩して行けばクラウド専用のポータブルプレーヤーが出来て、HDDかSSDどころか内蔵のディスク不要のものが作れるでしょう。ただオフライン時のためのキャッシュは必要かもしれません。
大きさはいまのシャッフルくらいでも数百GBのデータとプレイリストを自在に扱えるでしょうし、さらにプレーヤーという形では無く、イヤフォンに内蔵したり、服に縫い込んだりも可能になるでしょうね。
いわゆるネットワークオーディオ機器でも対応出来れば、同じ音源を外でも家でも使える時代になるかもしれませんね。そのうち。
http://japanese.engadget.com/2011/03/29/amazon-cloud-player/
これはクラウド上においた音源をストリーミングしてAndroidまたはWeb上のプレーヤーで再生するというものです。いまのところiOS版はないようです。いずれにせよ米国アカウントのみで使用ができます。
詳細はこちらのページにあります。
http://www.amazon.com/gp/help/customer/display.html/?nodeId=200594070
クラウド上のスペースはCloud driveというサービスですが、これはMobile meに相当するところですね。
例えばAmazonのMP3ショップで買った曲はクラウド上におくことができます。またPC上の曲もクラウドにアップロード可能なようです。
Apple版ではニュースから推してもDRM対応となると思います。
これが進歩して行けばクラウド専用のポータブルプレーヤーが出来て、HDDかSSDどころか内蔵のディスク不要のものが作れるでしょう。ただオフライン時のためのキャッシュは必要かもしれません。
大きさはいまのシャッフルくらいでも数百GBのデータとプレイリストを自在に扱えるでしょうし、さらにプレーヤーという形では無く、イヤフォンに内蔵したり、服に縫い込んだりも可能になるでしょうね。
いわゆるネットワークオーディオ機器でも対応出来れば、同じ音源を外でも家でも使える時代になるかもしれませんね。そのうち。
2011年03月25日
今日は「ダイナミックレンジの日」です
以前書いたように本日3月25日は「ダイナミックレンジの日」です。これは録音に関してダイナミックレンジの大切さをきちんと考えようという日です。
ホームページが用意されて準備万端整っています。
http://dynamicrangeday.co.uk/
このダイナミックレンジの日は大きく3つの要素からなります。
Competition(競技)、Challenge(取り組み)、Award(表彰)です。
1. Competition(競技)
Competitionでは実際にネットでだれでも参加できるものです。
方法はLargoというグループのJackという曲について、3つの異なるバージョンを聴いてどれが一番「ダイナミックか」を選んで投票するというものです。曲とフォームはこちらにあります。
http://dynamicrangeday.co.uk/comp-live/
3つのバージョンはそれぞれ異なるエンジニアリングで作られていて、ひとつはloudness warの典型で壊れて歪んでいるもの、もうひとつは平たくつぶれていて生気のなくなったようなもの、そしてもうひとつが正しくエンジニアリングされたものです。この最後のものを当てるということです。
この「ダイナミック」という言葉ですがなんとなく、ダイナミックレンジが広い→良録音→クラシックみたいな上品な音楽、という印象を受けるかもしれません。しかし、ここで言っているダイナミックとは日本語英語的な意味での文字通り「ダイナミックな」音楽のことでジャンルは問いません。試聴曲のJackを聴いてもらうとわかりますが、むしろロック・ポップに関したことです。波形でも表示されますが、3つともいずれにしても古楽の上品な良録音のようなスリムな波形とは違います。
これはCompetitionでの判断ポイントということで書いてありますが、3つの中で一番「パンチがあって」「インパクトがあり」「音楽的な高揚(lift)があり」「コントラスト(起伏)が高い」ものを選んでくださいということです。たとえばコンプレッサが過剰なつぶれた曲では、はじめはエキサイティングに聴こえるかもしれないが、次第にきつく聴きづらくなっていくというわけです。
投票はひとり一回、GMTの3/25の12:00までです。(日本時間の今日の夜9時くらい)
当選者は正解に投票した人からランダムに選ばれemailで知らされます。当選者には豪華景品が用意されています。一等はたぶんSSL X-Deskというミキシングコンソールですが、仮にわたしがもらっても仕方ないですね、これ。私ならアランパーソンズがエンジニアとして作ったDVDの"Art & Science Of Sound"がほしいです。これけっこう高いですから。
2. Challenge(取り組み)
Challengeはエンジニアや製作者が取り込むべきもので、興味深いのは明確な数値目標が設定されていることです。
それは「次のプロジェクト(レコーディング、ミックス、マスタリングなど)ではDR8(8dB)以上をキープすること」です。(これを既に達成している人は「達成していない人を説得すること」が目標です)
http://dynamicrangeday.co.uk/challenge/
このDR8という値はTT Dynamic Range Meterというソフトがあり、それで製品としてのWAVとかCDを解析した値で判断します。(AUなどのプラグインとアプリケーションの二種類あります)
巷のレコーディングではDR6以下というのもざらにあるということですが、DR8がきびしいかというとそういうわけではなく、loudness warのページにある基準ではDR14以上で緑(良)となっているので、最低線というところのように思います。こちらに実際に測ってみた結果がデータベースとして一覧できます。ここで見るとDR8というのはぎりぎり可ということですが、これさえも守っていない録音が多いということですね。
http://www.dr.loudness-war.info/
参加表明するためのTwitterとかFacebookのアカウントも用意されています。
3. Award(表彰)
Awardはダイナミックレンジを踏まえた良録音の表彰です。こちらはプロによる審査が行われてもっとも「ダイナミックさ」を感じられるアルバムに対して受賞が行われます。
**
このようにダイナミックレンジの日というのは決して上品でおとなしい玄人向けの音楽を作りましょうというわけではなく、表層的ではなく真の意味でダイナミックで生き生きとした音楽を作りましょうというメッセージがこめられているといえます。
ホームページが用意されて準備万端整っています。
http://dynamicrangeday.co.uk/
このダイナミックレンジの日は大きく3つの要素からなります。
Competition(競技)、Challenge(取り組み)、Award(表彰)です。
1. Competition(競技)
Competitionでは実際にネットでだれでも参加できるものです。
方法はLargoというグループのJackという曲について、3つの異なるバージョンを聴いてどれが一番「ダイナミックか」を選んで投票するというものです。曲とフォームはこちらにあります。
http://dynamicrangeday.co.uk/comp-live/
3つのバージョンはそれぞれ異なるエンジニアリングで作られていて、ひとつはloudness warの典型で壊れて歪んでいるもの、もうひとつは平たくつぶれていて生気のなくなったようなもの、そしてもうひとつが正しくエンジニアリングされたものです。この最後のものを当てるということです。
この「ダイナミック」という言葉ですがなんとなく、ダイナミックレンジが広い→良録音→クラシックみたいな上品な音楽、という印象を受けるかもしれません。しかし、ここで言っているダイナミックとは日本語英語的な意味での文字通り「ダイナミックな」音楽のことでジャンルは問いません。試聴曲のJackを聴いてもらうとわかりますが、むしろロック・ポップに関したことです。波形でも表示されますが、3つともいずれにしても古楽の上品な良録音のようなスリムな波形とは違います。
これはCompetitionでの判断ポイントということで書いてありますが、3つの中で一番「パンチがあって」「インパクトがあり」「音楽的な高揚(lift)があり」「コントラスト(起伏)が高い」ものを選んでくださいということです。たとえばコンプレッサが過剰なつぶれた曲では、はじめはエキサイティングに聴こえるかもしれないが、次第にきつく聴きづらくなっていくというわけです。
投票はひとり一回、GMTの3/25の12:00までです。(日本時間の今日の夜9時くらい)
当選者は正解に投票した人からランダムに選ばれemailで知らされます。当選者には豪華景品が用意されています。一等はたぶんSSL X-Deskというミキシングコンソールですが、仮にわたしがもらっても仕方ないですね、これ。私ならアランパーソンズがエンジニアとして作ったDVDの"Art & Science Of Sound"がほしいです。これけっこう高いですから。
2. Challenge(取り組み)
Challengeはエンジニアや製作者が取り込むべきもので、興味深いのは明確な数値目標が設定されていることです。
それは「次のプロジェクト(レコーディング、ミックス、マスタリングなど)ではDR8(8dB)以上をキープすること」です。(これを既に達成している人は「達成していない人を説得すること」が目標です)
http://dynamicrangeday.co.uk/challenge/
このDR8という値はTT Dynamic Range Meterというソフトがあり、それで製品としてのWAVとかCDを解析した値で判断します。(AUなどのプラグインとアプリケーションの二種類あります)
巷のレコーディングではDR6以下というのもざらにあるということですが、DR8がきびしいかというとそういうわけではなく、loudness warのページにある基準ではDR14以上で緑(良)となっているので、最低線というところのように思います。こちらに実際に測ってみた結果がデータベースとして一覧できます。ここで見るとDR8というのはぎりぎり可ということですが、これさえも守っていない録音が多いということですね。
http://www.dr.loudness-war.info/
参加表明するためのTwitterとかFacebookのアカウントも用意されています。
3. Award(表彰)
Awardはダイナミックレンジを踏まえた良録音の表彰です。こちらはプロによる審査が行われてもっとも「ダイナミックさ」を感じられるアルバムに対して受賞が行われます。
**
このようにダイナミックレンジの日というのは決して上品でおとなしい玄人向けの音楽を作りましょうというわけではなく、表層的ではなく真の意味でダイナミックで生き生きとした音楽を作りましょうというメッセージがこめられているといえます。
2011年03月09日
オーディオベーシックに記事を書きました
本日発売のオーディオベーシックVol58のP141にてZodiac Goldの紹介記事を書きました。
Zodiac+の上位機種で384kHzまでUSB標準ドライバーで対応出来る注目機種です。実際に2Lの352kHzフォーマットで聴いたコメントなど乗っていますので読んでみてください。
Fideliaで384kHzまでアップサンプリングしても見ましたが、なかなか良いです。(Fideliaはスペック上は192上限ですが、Gold使うと384kHzまで指定できました)
メインの特集のアナログプレーヤーから、角田さんのDAC20機種一気聴きまで他の記事もバラエティにとんでいますのでぜひお買い求めの上ゆっくりお読みください。
私も録音やってみたいんですが、付録のハンディレコーダー聴き比べも面白いですね。
Zodiac+の上位機種で384kHzまでUSB標準ドライバーで対応出来る注目機種です。実際に2Lの352kHzフォーマットで聴いたコメントなど乗っていますので読んでみてください。
Fideliaで384kHzまでアップサンプリングしても見ましたが、なかなか良いです。(Fideliaはスペック上は192上限ですが、Gold使うと384kHzまで指定できました)
メインの特集のアナログプレーヤーから、角田さんのDAC20機種一気聴きまで他の記事もバラエティにとんでいますのでぜひお買い求めの上ゆっくりお読みください。
私も録音やってみたいんですが、付録のハンディレコーダー聴き比べも面白いですね。
2011年03月07日
iTunesのクラウド化?浮上
この前アップルがレーベルと24bit対応の話をしているというニュースを書きましたが、今度はCNETのニュースでアップルがネットを超えた無制限ダウンロードについて話しているという話が伝えられています。これも未確認情報ですので念のため。
http://m.japan.cnet.com/#story,20427047
おそらくこれが最近良く聞くiTunesクラウド化のことなのではないかと思います。
これはMobileMeを強化することで行われるようで、これもまた噂されているMobileMeの無料化ともつながって行きそうです。
http://m.japan.cnet.com/#story,20426187
もしかするとiPhoneからネット越しにMobileMeに保存したiTunesのプレイリストが見えるのかもしれませんね。
そうすると音楽に関してはもう32GBだから何千曲はいるっていうことを気にしなくて良いし、そうなればあえて圧縮させる必要もなく、容量のかさむハイレゾ楽曲も、とつながって行くようにも思えるのはちょっと勘ぐりすぎでしょうか。
そうしていくとオーディオ機器にもiPhone連携してクラウドアクセス出来ることが求められていくかもしれません。
http://m.japan.cnet.com/#story,20427047
おそらくこれが最近良く聞くiTunesクラウド化のことなのではないかと思います。
これはMobileMeを強化することで行われるようで、これもまた噂されているMobileMeの無料化ともつながって行きそうです。
http://m.japan.cnet.com/#story,20426187
もしかするとiPhoneからネット越しにMobileMeに保存したiTunesのプレイリストが見えるのかもしれませんね。
そうすると音楽に関してはもう32GBだから何千曲はいるっていうことを気にしなくて良いし、そうなればあえて圧縮させる必要もなく、容量のかさむハイレゾ楽曲も、とつながって行くようにも思えるのはちょっと勘ぐりすぎでしょうか。
そうしていくとオーディオ機器にもiPhone連携してクラウドアクセス出来ることが求められていくかもしれません。
2011年03月05日
クリプトンのUSBケーブル
以前オーディオ品質を持ったパワードスピーカーとしてクリプトンのKS-1を紹介しました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/154370700.html
そのクリプトンがKS-1のアクセサリーの一環としてUSBケーブルと接点改質剤、キャリングバックを発表しましたので、その説明会にいってきました。
*USBケーブル
USBケーブルはKS-1アクササリーシリーズですが、もちろん専用ではなく汎用で使えます。UC-KS2.0という2mタイプが税込8,980円、1.2mが6,980円、0.6mが5,980円となかなか手ごろでKS-1と組み合わせて買いやすい価格となっています。しかし、このUSBケーブルのポイントはその価格ではありません。
昨年はPCオーディオの広がりとともにオーディオ用のUSBケーブルも爆発的な広がりを見せて一気にひとつのジャンルを形成しました。しかし、その考え方というのは銀線など高級な線材を売りにしてUSBケーブルにも適用する、というまことに「オーディオ的な」アプローチです。
クリプトンはKS-1の直販を通してユーザーの声を吸い上げて、PCオーディオのような新しいオーディオを買う層は古いオーディオを買っていた層ではないということを感じたそうです。そうしたPCをやるようなデータ重視の人のためにユーザーにこたえる形で「測定結果を重視する、見えるものにする」という観点で開発したのがこのクリプトンのUSBケーブルということです。
そのためには端子とケーブルのインピーダンスマッチングを重視して設計したそうです。これによってジッター成分を減らすことができるということですが、ポイントはこれを可視化するためにきちんとした測定をしてさらにそれを公表したということです。これはきちんとした認定サイトでアイパターンを計測してもらうという手法がとられています。普通はこうしたものは測定しないか、あまり公表はしないということです。これはプレスリリースとかサイトにも載っていると思います。
左の指さしているほうがこのクリプトンのUSBケーブルで、右は比較対象とした某社USBケーブルです。この結果は信号の行きと(末端反射による)戻りを示しているそうで、パターンが細いほど信号のうねりが少ない(揺れが少ないというかばらつきが少なくてより正確である)ということになります。
ある意味RCAよりBNCのほうが正確なインピーダンス適合を保証していてデジタルでの音が良いというのに似ているかもしれません。
実際にKS-1で他社USBケーブルと聴き比べてみましたが、より高価なそのケーブルと比べてもより音の透明感が高く、特に低域にあいまいさが少なく明瞭でしっかりと聞こえるように思いました。切れが良くて正確という感じでしょうか。
私が良いと思ったのはPCオーディオでは売るマーケットが違うのだから、いままでのオーディオでのやり方ではなく、別の作り方があるという視点に立ったところですね。
オーディオ不況とは言いますが、オーディオが売れないというよりもむしろ買うユーザーのニーズと作り手の提供するものにずれが出つつあるのではないかとも思います。それを修正するためにKS-1での直販からの経験を活かすというのはひとつの解になってるように思えます。
*接点改質剤
もう一つのアクセサリーは接点改質材というもので、これは接点に塗布することで接触を良くして抵抗を下げるというものです。
例えばヘッドフォン端子のような接点では面と面で接触してるように見えますが、顕微鏡レベルで見ると実はバラバラに凹凸が接しているとのこと、そこでこの様な塗布剤を染み込ませることで接触面積を上げると言うわけです。
実際にさっそく持って行ったcolorfyとJH16(piccolino)のミニ端子に塗布してもらいました。塗りすぎないのがコツで、写真のように少し黒くなる程度が良いそうです。
たしかに塗ってもらったあとではより音がリアルに鮮明になりますね。サンプルを貰ったのですけど、なんだかなんにでも塗ってみたくなりました。一本で2000回くらい持つそうです。
*キャリングバック
またKS-1のキャリングバックも用意されています。これは意外とスタジオからの要望があったそうです。KS-1はオーディオだけではなく高品質のAVシステムのスピーカーとしてもよく求められるということですが、音が良くてコンパクトなシステムなので応用範囲は広そうですね。
ちなみにクリプトンのオンラインストアのリンクはこちらです。
http://www.kripton.jp/
http://vaiopocket.seesaa.net/article/154370700.html
そのクリプトンがKS-1のアクセサリーの一環としてUSBケーブルと接点改質剤、キャリングバックを発表しましたので、その説明会にいってきました。
*USBケーブル
USBケーブルはKS-1アクササリーシリーズですが、もちろん専用ではなく汎用で使えます。UC-KS2.0という2mタイプが税込8,980円、1.2mが6,980円、0.6mが5,980円となかなか手ごろでKS-1と組み合わせて買いやすい価格となっています。しかし、このUSBケーブルのポイントはその価格ではありません。
昨年はPCオーディオの広がりとともにオーディオ用のUSBケーブルも爆発的な広がりを見せて一気にひとつのジャンルを形成しました。しかし、その考え方というのは銀線など高級な線材を売りにしてUSBケーブルにも適用する、というまことに「オーディオ的な」アプローチです。
クリプトンはKS-1の直販を通してユーザーの声を吸い上げて、PCオーディオのような新しいオーディオを買う層は古いオーディオを買っていた層ではないということを感じたそうです。そうしたPCをやるようなデータ重視の人のためにユーザーにこたえる形で「測定結果を重視する、見えるものにする」という観点で開発したのがこのクリプトンのUSBケーブルということです。
そのためには端子とケーブルのインピーダンスマッチングを重視して設計したそうです。これによってジッター成分を減らすことができるということですが、ポイントはこれを可視化するためにきちんとした測定をしてさらにそれを公表したということです。これはきちんとした認定サイトでアイパターンを計測してもらうという手法がとられています。普通はこうしたものは測定しないか、あまり公表はしないということです。これはプレスリリースとかサイトにも載っていると思います。
左の指さしているほうがこのクリプトンのUSBケーブルで、右は比較対象とした某社USBケーブルです。この結果は信号の行きと(末端反射による)戻りを示しているそうで、パターンが細いほど信号のうねりが少ない(揺れが少ないというかばらつきが少なくてより正確である)ということになります。
ある意味RCAよりBNCのほうが正確なインピーダンス適合を保証していてデジタルでの音が良いというのに似ているかもしれません。
実際にKS-1で他社USBケーブルと聴き比べてみましたが、より高価なそのケーブルと比べてもより音の透明感が高く、特に低域にあいまいさが少なく明瞭でしっかりと聞こえるように思いました。切れが良くて正確という感じでしょうか。
私が良いと思ったのはPCオーディオでは売るマーケットが違うのだから、いままでのオーディオでのやり方ではなく、別の作り方があるという視点に立ったところですね。
オーディオ不況とは言いますが、オーディオが売れないというよりもむしろ買うユーザーのニーズと作り手の提供するものにずれが出つつあるのではないかとも思います。それを修正するためにKS-1での直販からの経験を活かすというのはひとつの解になってるように思えます。
*接点改質剤
もう一つのアクセサリーは接点改質材というもので、これは接点に塗布することで接触を良くして抵抗を下げるというものです。
例えばヘッドフォン端子のような接点では面と面で接触してるように見えますが、顕微鏡レベルで見ると実はバラバラに凹凸が接しているとのこと、そこでこの様な塗布剤を染み込ませることで接触面積を上げると言うわけです。
実際にさっそく持って行ったcolorfyとJH16(piccolino)のミニ端子に塗布してもらいました。塗りすぎないのがコツで、写真のように少し黒くなる程度が良いそうです。
たしかに塗ってもらったあとではより音がリアルに鮮明になりますね。サンプルを貰ったのですけど、なんだかなんにでも塗ってみたくなりました。一本で2000回くらい持つそうです。
*キャリングバック
またKS-1のキャリングバックも用意されています。これは意外とスタジオからの要望があったそうです。KS-1はオーディオだけではなく高品質のAVシステムのスピーカーとしてもよく求められるということですが、音が良くてコンパクトなシステムなので応用範囲は広そうですね。
ちなみにクリプトンのオンラインストアのリンクはこちらです。
http://www.kripton.jp/
2011年03月04日
3月25日は「ダイナミックレンジの日」
いろんな記念日がありますが、来たる3月25日は「ダイナミックレンジの日」だそうです。
こちらはStereophileの記事です。
http://www.stereophile.com/content/celebrate-dynamic-range-day-march-25th
これはいわゆる"Loudness War"と呼ばれるレコードエンジニアリングのコンプレッサーの過剰使用の是非をめぐる論争に端を発するもので、ダイナミックレンジの広さを大切にしようというメッセージを元にそれを人々に啓蒙する日だそうです。
実際にイベントが行われB&WやShureなども参加します。そこでは同じマスターから製作した音源を用いてどれが最もダイナミックレンジが広く聴こえるかなどの聴き比べ大会があって景品もでるとのこと。もちろん良録音の表彰もあるようです。
参加の呼びかけはこちらのサイトで行っています。
http://productionadvice.co.uk/dynamic-range-day-2011/
上のサイトの一説でloudness warは「天国への階段」を「舗装道路」に変えてしまうという一説が気に入ってしまいました。
The loudness wars turn “Stairway To Heaven” into “A Walk On The Pavement”.
アップルの24ビットサポートの噂でまた再燃しそうな分野です。
こちらはStereophileの記事です。
http://www.stereophile.com/content/celebrate-dynamic-range-day-march-25th
これはいわゆる"Loudness War"と呼ばれるレコードエンジニアリングのコンプレッサーの過剰使用の是非をめぐる論争に端を発するもので、ダイナミックレンジの広さを大切にしようというメッセージを元にそれを人々に啓蒙する日だそうです。
実際にイベントが行われB&WやShureなども参加します。そこでは同じマスターから製作した音源を用いてどれが最もダイナミックレンジが広く聴こえるかなどの聴き比べ大会があって景品もでるとのこと。もちろん良録音の表彰もあるようです。
参加の呼びかけはこちらのサイトで行っています。
http://productionadvice.co.uk/dynamic-range-day-2011/
上のサイトの一説でloudness warは「天国への階段」を「舗装道路」に変えてしまうという一説が気に入ってしまいました。
The loudness wars turn “Stairway To Heaven” into “A Walk On The Pavement”.
アップルの24ビットサポートの噂でまた再燃しそうな分野です。
2011年03月02日
ローリングストーンズもハイレゾへ?
先週HDTracksが「来週歴史を作る」という思わせぶりなニュースを流していたので、今週はアップルの発表もあることから、例のiTMSの24bit化の話と合わせてアップルとHDTracksがもしや、と噂されてたんですが、実際はHDTracksがローリングストーンズのハイレゾ配信をするという発表だったようです。
176kの配信もあるようなので、ファンの方はお楽しみに。
176kの配信もあるようなので、ファンの方はお楽しみに。
サンダーボルト続報3
これまでに書いてなかったことのフォローですが、サンダーボルトの売りのUSB3.0の倍速い10Gbpsは現在の銅線ベースの仕様によるもので、登り下りを加味すると最大40Gbps、将来的に光伝送になった場合はさらに100Gbpsにまで達するとのこと。アポジーの人が言ってたunlimited performanceの始まりと言うのも分かります。光の場合は電気的に切り離せるというのもあるかもしれません。
また無敵かというと弱点もすこしみえていて、その一つは最大の接続数が7デバイスまでと言う点です。6台と言う記事もありますがこれはMac自身をカウントしてないと思います。これはディスプレイも含めてだから、プロの使用には足りないと言う声もあります。
また私の疑問はドライバーはどうなるか、ですけどおそらくPCIeデバイスを流用できるという前提からしてドライバーインストールが必要だと思います。この点で標準ドライバーのあるプラグandプレイのUSBとも区別されるかと。
またオーディオ関係でアポジーの次はどうなるか、ですがこのインテルの解説ページを見ると、
http://www.intel.com/technology/io/thunderbolt/index.htm
賛同メーカーの声があって、アポジーはすでにここに書いてました。
するとこのUniversal Audioあたりも。。という推測は出来ますね。
また無敵かというと弱点もすこしみえていて、その一つは最大の接続数が7デバイスまでと言う点です。6台と言う記事もありますがこれはMac自身をカウントしてないと思います。これはディスプレイも含めてだから、プロの使用には足りないと言う声もあります。
また私の疑問はドライバーはどうなるか、ですけどおそらくPCIeデバイスを流用できるという前提からしてドライバーインストールが必要だと思います。この点で標準ドライバーのあるプラグandプレイのUSBとも区別されるかと。
またオーディオ関係でアポジーの次はどうなるか、ですがこのインテルの解説ページを見ると、
http://www.intel.com/technology/io/thunderbolt/index.htm
賛同メーカーの声があって、アポジーはすでにここに書いてました。
するとこのUniversal Audioあたりも。。という推測は出来ますね。