Music TO GO!

2022年09月29日

高機能でマニアック、iFi audio NEO Streamレビュー

iFi NEO StreamはiFiの中級機であるNEOシリーズとしてはNEO iDSDに次ぐ二作目であり、機材の性格としてはZEN Streamのようなネットワーク対応機でそれをさらにグレードアップさせたものと言えます。またZEN Streamはデジタルのみを出力するトランスポート製品でしたが、NEO StreamはDACを内蔵しているいわゆるネットワークプレーヤーです。もちろんデジタル出しも可能です。
標準的な小売価格は198,000円(税込)、発売日は9月26日。初回100セット限定でNEO Stream+NEO iDSDバンドルセットが297,000円で提供されています。

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メーカーホームページ
https://ifi-audio.jp/neo/neo_stream.html

* 概要

端的に言うとNEO Streamは音の上流となるプレーヤー機材であり、NEO iDSDのようなDACやアンプにデータを渡す役割を持った製品です。
NEO Streamの場合にはストリーミングやDLNA、Roonなどを駆使してネットワーク経由で音源を取得するだけではなく、自分に接続したハードディスクも音源にできるなど多彩な機能を有しています。さらに標準でネットワーク入力を光デジタルに変換できるコンバーターが付属しているなどiFiらしいユニークな個性も光ります。また出力に関してもデジタル出力もアナログ出力も可能で、HDMIでのI2S出力(いわゆるPS Audio方式)にも対応するなどハイエンド機並みの対応が可能です。NEO StreamはPCMは32bit/768kHzまで、DSDはDSD512までのフォーマットに対応しています。

ハードウエア的にはラックよりはデスクトップに置くのに適した筐体で、縦置きも横置きも可能となっています。また液晶ディスプレイが設けられて縦横置きでの回転に対応しています。アルミ製の金属筐体はNEO iDSDとほぼ同じデザインです。

NEO Streamの中身はほとんどコンピューターであり、高機能を実現しています。内部にはクアッドコアのARMプロセッサーがLinux OSを動作させています。iFiの強みの一つはハードや回路設計の他にソフトウエアに長けていると言う点です。ポータブル製品ではXMOSの実装の巧みさにそれを見ることができますが。NEO Streamでは存分にそれが発揮されていると言えます。

* 特徴

1 豊富な入出力
まずNEO Streamは入出力の種類が豊富です。

入力においては、
●WIFIは802.11a/b/g/n/ac対応デュアルバンドWi-Fi(2.4GHz/5GHz)接続。(384kHz PCM、DSD256以上は、安定した強度の高い5GHzのWi-Fi接続が 必要です)
●LANはRJ45端子、M12端子、光ファイバー端子搭載
●USB-A x 2, USB-C x 1 (サービスアップデート用USB-C)

出力においては、アナログ出力とデジタル主力が可能です
●アナログ出力はRCAシングルエンド、4.4mmバランス端子
●デジタル出力はI2S-HDMI(いわゆるPS Audio方式) (PCM768kHz/DSD512対応)、USB-A(PCM768kHz/DSD512対応)に加えてS/PDIF同軸, 光角、AES/EBU (PCM192kHz)も対応。
つまりPCM768kHz/DSD512まで対応したければUSBかI2Sが必要です。

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2. さまざまなネットワーク規格に対応
NEO StreamはDLNA、Roon、AirPlayなど一般的なネットワークプロトコルの他にTIDALなどストリーミングサービスにも対応し、マニアックなNAAや独自のアプリにも対応しています。ここまで対応されている機材は少ないでしょう。
さらにこれらはAIO(All-in-one)という特定のサービスを意識しないで受けられるモードと、そのサービスだけ受けて音質を高められる「排他モード」が用意されています。つまりRoonモードにしていると音質は高められますがDLNAは受けられません。DLNAを受けるためにモード切り替えが必要です。AIOにしていればモードを切り替える手間はありません。(ただしAIOでも一度には一つのサービスのみ)

●Roon Ready
海外のデファクトスタンダード的な音楽再生ソフトウエアであるRoonにネットワークで対応できる認証を受けた機器のことをRoon Readyと言います。日本でよく使うDLNAとは異なったものです。

●DLNA/UPnP/OpenHome
DLNA/UPnP対応のソフトウエア(BubbleUPnP、mconnect、Audirvanaなど)が使用できます。

●TIDALとSpotify connect
それぞれのアプリケーションから直接ストリーミングすることができます。(TIDALは国内では純正アプリはありませんが、さまざまなアプリに組み込まれてます)

●Apple AirPlay
アップル機器から簡単にストリーミング再生ができます。

●HQPlayer NAA(Network Audio Adapter)
NEO StreamはSygnalist HQPlayerと連携し、NAA(Network Audio Adapter)として動作させることが可能です。

●Stream-iFiアプリによるローカルストレージからのストリーミング再生
iFiの「Stream-iFi」アプリは、NEO Streamの初期設定を支援するシンプルなツールで、 NASなどのローカルストレージからストリーミングを開始することができます。

3 標準装備の光アイソレーション
有線ネットワークに接続する際にNEO Streamでは一般的なRJ45端子に加えてオプティカルLANという選択肢があります。この目的は光を使って電気的なノイズの絶縁をすることです。
このためになんと標準でOptiBox(iFi特製のLAN/光 ファイバー変換器)というメディアコンバーターが付属しています。普通こうしたアクセサリーは後付けで購入するものですが、そうすると相性問題に悩まされることになります。標準でついてくるのだから単に接続すればよいだけ、簡単です。
有線のRJ45端子をOptiBoxに接続して、NEO StreamにはOptiBoxから付属の光ケーブルでNEO Streamに接続するわけです。

4 高機能DAC搭載
NEO StreamではZEN Streamとは異なり、バーブラウン製DACチップをベースにしたDAC回路を搭載しています。これまでのiFiを踏襲したPCMとDSDは別々 の経路を通るトゥルー・ネイティブ・アーキテクチュアを採用しています。DACとしては32-bit/768kHz、DSD512対応でMQAフルデコード対応です。
DACとしてもおまけではなく、きちんとした設計がなされているのがわかります。また音作りも後で書きますがきちんとなされているようです。

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5 iFi技術の踏襲
NEO Streamはアナログ出力の時は4種類のデジタルフィルターも搭載し ています。(Bit-Perfect、GTO、Minimum Phase、Standard)
特にGTOはiFiらしい特徴です。もちろんXMOSが搭載されていてiFi独自の最適化がなされています。
USBポートは入力、出力ともにiFi独自のANC II(Active Noise Cancellation II)を採用し、 同様にS/PDIF出力はiPurifierテクノロジーを搭載しています。
またNEO Streamには、ANC II技術により他 の類似機器よりも大幅にノイズを低減したという、iFiのACアダプターiPower IIが同梱されています(単売価格:14,300円[税込])。
この他にもたくさんiFiらしさが満載ですが、最大の継承品はマニアック・マインドでしょうか。

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* 実機インプレッション

実際に実機を使用してみました。WIFIでネットワークに接続して、Roonでデスクトップのヘッドフォンアンプに接続するシステムをイメージしています。アンプにはA&K ACRO CA1000を使用しています。

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本体はスリムですが、ずっしりと重い印象です。同梱物としてアクセサリーが豊富です。中でもメディアコンバーターが光りますね。ACアダプタが添付品にしてはケーブルの質も本体もなかなか質感良いもの(iPower II)なのも特徴的です。

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操作は電源オンすると液晶にiFiマークが表示されてから開始できます。ブートしている感じが、中にコンピュータが入ってるのを感じさせますね。2インチTFTディスプレイもオーディオ信号に干渉する電気的ノイズを発生させないよう配慮したSilentLineデザインを採用しています。
電源ボタンの隣がモードボタンで、モードボタンを押下した後にボリュームを回すことで設定を行います。ボリューム自体も押し込んでボタンとして機能します。

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設定に関しては例えばWiFi設定は本体をホットスポットモードにしてスマホを本体のWiFiに接続すると、スマホが操作画面になります。ホットスポットモードとはNEO Stream自体がWIFIホストになるモードです。
もう少し具体的に書いていくと、まずモードボタンを押して設定(歯車マーク)までボリュームで選択。AIOになっていることを確認。なっていなければボリュームボタンを押し込んでサブ選択モードにしてAIOにします。
もう一度モードボタンを押してボリュームで二重円マーク(ホットスポットモード)までボリュームで選択、ここでボリュームを押してサブ選択モードにしてボリュームを回してONにする。再度ボリュームボタンを押す。すると液晶の下でipアドレス表示が出てきます。ここでスマホのWifi選択画面を見るとifi-streamerというネットワークが見えるのでそれに入ります。
スマホのブラウザでhttp://192.168.211.1を入力します。するとスマホで設定画面が出てきます。
このネットワーク設定で自分のルーターのネットワークを選んでパスワード入れて接続すると、本体もこのルーターに繋がるモードに自動的にリブートします。(つまりホットスポットモードも終了)
NEO Streamを排他モードでRoon Ready専用機にしたい場合にはモードボタンからボリュームで設定、ボリュームボタン押しでAIOでなくRoon Readyにして再度ボリュームボタンで確定します。操作性は喚くないですが、慣れが必要かもしれません。また一度設定してしまえばあとはあまり変えることはないでしょう。

実際にRoonで使用してみます。信号経路は以下の通りです。
Windows PC(Roonコアと音源)→iFi NEO Stream (Roon Readyモード)→アナログ(RCA)とデジタル(光)→CA1000

PC側の設定は、Roonを立ち上げてsetupを押してaudioを選択、Roon readyの項にiFi NEO Streamが見えます。これをenableします。Audio zoneでNEO Streamを選択します。
ちょっとすごいのは小さな画面にアルバムアートが表示されるです。意外と綺麗で使えそうです。RoonはiPhoneのRoonリモートアプリで操作しています。
ヘッドフォンとしてはデスクトップタイプのAK ACRO CA1000にゼンハイザーHD800を繋いでいます。ベースはフラットでニュートラルな音のはずです。

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まずアナログ出しの音はiFiの音に近いと感じます。ケーブルはNEO STream付属のRCAアナログですが、音質は優秀です。滑らかなアナログらしい音で音楽的に気持ち良く感じます。ニュートラルで誇張感は少ないですね。音の広がりもとても良い感じです。iFiらしい誇張感の少ないニュートラルな音です。高域は伸びやかで、低域も量感があってタイトで引き締まっています。スピード感があってテンポの早いロックを聴いても気持ちが良く、声も明瞭感が高いのでヴォーカルもはっきりと聞き取れます。
なかなかNEO Streamの内蔵DACの音質性能は高いと思います。アナログ出しはエージングをきちんとしてケーブル等を良いものにすればかなり追い込めると思うポテンシャルのあるサウンドだと思います。
アナログの時はデジタルフィルターで音を変わるのもiFiの特徴です。minimumは滑らかで良いですが、iFiオリジナルのGTOにすると一層歯切れの良い鮮烈な音になります。これは機器の性格や好みで選べるでしょう。

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Roonからのシグナルパス

デジタル出しの場合はかなり生々しい音でDAC側の解像力をうまく引き出しているように思う。楽器音の歯切れが良く途中でのジッターも低く抑えられているように思える。デジタル送出の品質は高いと思う。
とてもSN感が高く楽器音の再現が鮮明に聴こえます。CA1000のDACがノイズ低いこともありますが、背景が黒く透明感も高いですね。おそらく光アイソレーションでRJ45で入れるとかなりSN感は向上すると思います。
手持ちのDACを活かしたい人はデジタル接続を選ぶと良いでしょう。

箱出しで聴いてエージング無しだし、レビュー用に高級ケーブルを使ったわけではないが、アナログ、デジタルともにかなり満足感の高い音が聴けたと思います。機器としてはどちらかというとデジタルがメインですが、アナログもおまけというレベルではありません。内蔵DACもかなり主役級のできです。
アナログ出しでは滑らかなアナログっぽく、デジタル出しでは(特に光だと)デジタルっぽい先鋭な音になるのが面白いんですが、たぶんそう考えて設計していると思います。デジタルの音をもう少しアナログっぽくしたい人は同軸デジタルケーブルを使用すれば良いでしょう。

* まとめ

NEO Streamは多様化された現在のオーディオ環境において、極めて柔軟に組み込むことのできるプレーヤー製品ということができます。古い純粋なDACやアンプを今のストリーミングやRoonやらといった中に柔軟に組み込めます。
音質も素晴らしいもので、中級機の価格帯でハイエンド機並みの機能を持っています。またHQ Player対応や光アイソレーションの標準装備などマニアックな側面がiFiらしい点でもあります。この価格帯でネットワークプレーヤーを欲しいと思っている人にとっては見逃せない機材となるでしょう。

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2022年09月28日

アスキーに「Roonがバージョン2.0に、外出先から使える「Roon ARC」を追加」を執筆

アスキーに「Roonがバージョン2.0に、外出先から使える「Roon ARC」を追加」を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/106/4106684/
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アスキーに「OS搭載のスピーカー? カナダのPSB Speakersが「Alpha iQ」を発表」を執筆

アスキーに「OS搭載のスピーカー? カナダのPSB Speakersが「Alpha iQ」を発表」を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/106/4106599/
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2022年09月21日

Roon 2.0登場

待望のRoon 2.0が登場しました。

https://blog.roonlabs.com/introducing-roon-2-0-and-roon-arc/

内容は端的に家の外でリモートが使えるRoon ARC(アーク)アプリ、アップルシリコンネイティブサポートなど。機能追加はまだ継続するとして1.8も続いてサポートするそう。
最低条件がWin10/11、mac 10.15となっています。
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2022年09月08日

「M2搭載MacBook Airのオーディオ性能は?」の記事をアスキーに執筆しました

「M2搭載MacBook Airのオーディオ性能は?」の記事をアスキーに執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/101/4101143/
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2021年12月31日

2021年注目の技術3 音質優先配信技術 KORG Live Extreme

2021年はハイレゾストリーミングが注目された年でしだか、動画配信にも高音質化の技術が注目されました。
従来動画配信はYoutubeなどのようにあくまで画面が優先で音質は二の次だったんですが、ライブなどはやはり高音質で楽しみたいものです。そこに登場したのが音質優先をうたう動画配信技術であるKORGのLive Extremeです。

PC.jpg
エンコーダーが搭載されたPC

Live Extreameとはコルグの独自技術で映像コンテンツに高音質の音声トラックをつける技術・配信システムの総称で、コルグはエンコーダーを提供します。映像も音声も対応して映像は4Kまで、音声のエンコードはハイレゾPCM・DSDで可能です。コルグだから音声トラックをDSDにするということはわかりますが、Live Extremeはさらに上をいくものです。それは音声トラックが動画よりも優先というコンセプトです。

スピーカーデモ.jpg  ヘッドフォンデモ.jpg
スピーカーとヘッドフォンによるデモ

従来の動画配信では映像に合わせてオーディオクロックをビデオのクロックから作るのでジッターが大きくなる(音声を映像に合わせねばならないため、つじつま合わせに音声が揺れる)のですが、Live Extreameでは音声を主にしているため映像が揺れてフレームが落ちる可能性はあるが音声トラックに関してはビットパーフェクトが保証されるわけです。このためLive Extremeは単にハイレゾ搬送のための技術ではなく、従来のようにAACを使用しても音質は工場するはずです。またエンコードの時点で全てHLSなどの業界標準形式になるため、専用のデコーダーやソフトウエアが不要という利点があります。ここは専用のデコーダーが必要なMQAとの大きな差となります。
この他にもASIO対応することで音楽制作用の機材が使えるという利点もあります。

Thumva画面jpg.png
ライブチケット画面

実際にオンライン音楽配信のThumvaでLive Extremeを採用したハイレゾ音質による藤田恵美コンサートのライブ動画配信を聞いてみました。音質的には素晴らしく、アコースティック楽器の弦が擦れる音も生々しく、ヴォーカルの息遣いもリアルで高音質ダウンロード音源に匹敵するようなものです。試しにYoutubeのOpus251(128kbps相当)での同じ動画で同じハード(Mac)で聴いてみるとYoutubeは甘く楽器の音が鈍い感じです。Live Extremeの方が明瞭で鮮明に聴こえます。ちなみにいうとこれはサンプリングレートの差ではありません。なぜかというとYoutubeでもCore Audioによってアップサンプリングされているからです。
他にもたくさんのオンラインライブが行われ、来年も増えていくことでしょう。
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2021年05月17日

Apple Musicのハイレゾと立体オーディオ対応発表

Apple Musicのハイレゾ(192/24まで)とDolby Atmosでの立体オーディオ対応が正式に発表されてます。

https://www.apple.com/newsroom/2021/05/apple-music-announces-spatial-audio-and-lossless-audio/

追加料金なしということなのでApple Music HIFIなどの名前はないようです。
WWDCでこの関連でなにかあれば良いのですが。
posted by ささき at 23:02| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アップルのミュージックアプリにティーザー

アップルのミュージックアプリを開けると「まったく新しい音楽体験がやってきます」とのティーザーが表示されます。
噂のHIFIだとしたら日本語で表示されるので国内でも配信されるのでしょうね。

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posted by ささき at 06:59| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月13日

アスキーにLINNの新「KLIMAX DSM」から考えるDAC事情の記事を執筆しました

アスキーにLINNの新「KLIMAX DSM」から考えるDAC事情の記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/050/4050535/
posted by ささき at 16:40| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アスキーにRoonがポータブルのSP1000/SP2000でも利用可能に記事を執筆しました

アスキーにRoonがポータブルのSP1000/SP2000でも利用可能にという記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/048/4048299/
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2021年02月24日

PhilwebにRoon 1.8のレビュー記事を執筆しました

PhilwebにRoon 1.8のレビュー記事を執筆しました。

https://www.phileweb.com/review/article/202102/17/4218.html
posted by ささき at 16:12| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月11日

Roonがuncertifiedデバイスを使い続けるための回避策を提示

uncertifiedのRoon Readyの件ですが、Roon側が妥協案として「既存のユーザーでuncertifiedデバイスを使ってる人は、申請すればそのメーカーがcertified通すまでの間、アカウントに限定的に開発者権限を付与することで9/21以降も今まで通り使用可能(disableしてもenableできる)」という回避策を提示してます。

Roonのuncertifiedデバイスを使い続けるための申請フォームはこちらです。申請が通ったら連絡するということです。

posted by ささき at 08:13| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

UncertifiedのRoon Ready機器に制限が加わります

Roon Readyデバイスについて、今まではuncertifiedであっても問題なかったんですが、これが変更になり9/21以降はuncertified機器は設定画面でEnableできなくなります。
ただし今enable出来てる機器は9/21以降もそのまま使えますので、disableしないよう案内が書いてあります。

つまり9/21以降にuncertified機器が使えなくなるのではないのですがenableが出来なくなるので、disableしてしまうと再度enableが出来なくなるのでそこで使えなくなります。

(ダニーのポストなのでこちらをおすすめ)

posted by ささき at 21:01| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月26日

Tinker boardでHugo2のポータブルシステムを考える

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ASUS Tinker BoardとHugo2

いまでもヘッドフォンやイヤフォンを生かすための最高のDACアンプというとChord Hugo2です。ただしHugo2はDAC内蔵アンプですから音を再生するためにはソース機器であるなんらかのプレーヤーが必要となります。Hugo2は据え置きDACとしても他の機器に負けないような音質をもっていますが、やはりポータブルでも使えるソース機器を使ってポータブルシステムとして組んでみたいものです。

一番手軽なのはiPhoneなどと組み合わせてBluetoothで使うものです。ただしこれではロスレスで送ることができません。
次によく行われるのはDAP、例えばAK70などのDAPのUSB出力機能を使うものです。これはかなりの高音質で聞くことができますが、スマートフォンの操作性も生かしたいと思うことがあります。

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AK70とHugo2

そこでスマートフォンからの操作性と音質を両立するプレーヤーをシングルボードコンピュータであるASUS Tinker boardで作ってみました。
これは後にも書きますが、超小型のネットワークプレーヤーに相当するものになります。いわばポータブルのVolumio Primoのようなものを目指しています。

* Hugo2のおさらい

Hugo2は初代Hugoを継ぐ高性能のDAC内臓アンプというかアンプ内蔵DACで、バッテリーで動作するのでポータブルで使うことができます。またChord独自のパルスアレイDACを搭載してフルにその能力を引き出すことができるため、据え置き並みの音質が得られるので据え置きのDACとしてもよく使われます。これはMojoや初代Hugoでは4エレメントの制限付きパルスアレイだったのに対して、Hugo2では10エレメントのパルスアレイでフルにその能力を発揮できるからです。

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Hugo2 (右は専用スリムケースBlack)

パルスアレイDACとはなにかというと、一般的なDACではESSやAKMなどのように市場に売られている汎用品のDACチップICを買ってきてそれを使いますが、ChordではFPGAを中心に据えたより洗練されたディスクリートの独自DACを搭載しています。これはパルスアレイというユニットを並列に並べたもので、パルスアレイDACと呼ばれます。これはFPGAが独自のプログラミングができるカスタムICであるから可能なことです。

FPGAではWTAフィルターやボリューム・クロスフィードなどデジタルドメインの処理を担当します。処理の細かさであるタップ数はHugoの26,368タップから、ほぼ倍の49,152タップに向上しています。
FPGAでフィルタリングされたデジタル信号はフリップ・フロップ回路(IC)に送られてアナログ信号に変換されます。一個のパルスアレイとはFPGAの横にあるフリップフロップICと抵抗のペアです。よくChordのパルスアレイDACはFPGAをベースにしているということでFPGAチップでDA変換がおこなわれているようにも言われることがありますが、実際にはFPGAではなく、そこから出たデジタル信号をこのフリップ・フロップ回路と抵抗の組み合わせでアナログに変換します。
Hugo2では片チャンネル10個のパルスアレイ・エレメントで構成されます。HugoとMojoでは4個、DAVEでは20個です。

パルスアレイDACのポイントはスイッチング動作が入力信号と無関係で一定だということです。このことはスイッチング動作に起因するノイズフロア変動による歪を低減します。なぜかというと、音の大小は複数のパルスアレイの組み合わせですが、ひとつひとつのパルスアレイは音の大小に関わらずに単に一定のスイッチング動作をしているにすぎないからです。
ノイズフロア変動による歪というのは本来一定のはずのノイズフロアが信号入力で揺れてしまうことなので、入力信号とスイッチング動作が無関係なパルスアレイDACはこの影響を受けにくいというわけです。

また他の回路においても同時開発していた世界最高レベルDACのDAVEの技術を生かしているためにトータルの性能も大幅に向上しています。例えば初段が16FSで二段目が256FSのWTAフィルター構成は細かさであるタップ長こそ違いますがDAVEから引き継いだものですし、二段目のプログラムコードはDAVEとまったく同一だそうです。
Hugo2ではFPGAの能力をフルに発揮しているために、多彩なデジタルフィルターも搭載し、また電気的な絶縁効果も光接続並みに優れているUSB周りの設計もなされています。

* ASUS Tinker Boardとは

Tinker BoardはASUSが開発したラズベリーパイ互換のSBC(シングルボードコンピュータ)です。Tinker Boardとラズベリーパイの違いは何かというと、その設計コンセプトです。

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Timker Board(ASUSサイトより)

ラズベリーパイはもともと低年齢層や貧困層にもコンピュータを届けるというコンセプトで、とにかく安く作るという点に眼目が置かれています。たとえばUSBとネットはバスを共有しているとか、DACを搭載せずに疑似PWMみたいなことやって音を出しているとかです。ラズパイ4ではわりと改修されていますが、少し前に発覚したUSB-C設計問題も本来別々にしなければならな抵抗を共有させていたということですので、低価格第一という根っこはやはりいまも昔も変わらないと言えます。
しかしラズパイは本来のそうしたターゲット層よりももっと実用的なところで成功を収めたともいえるでしょう。それが広くマニア層にも支持された理由です。

ASUSのTinker Boardはそのラズパイの成功を踏まえて、ラズベリーパイに比べるともっと実用的なSBCを目的としています。もちろんUSBとネットは別々であり、CODEC ICが搭載され(ICとしてのCODECとはADC+DACの機能を持ったICのこと)、192/24の出力が可能です。ラズパイ3に比べるとパワーもより強力で(ラズパイ3は1.2GHzに対して1.8GHz)、メモリも倍(2GB)搭載しています。またラズパイ3と同様にWIFIとBluetoothを内蔵しています(買ったのは国内版で技適を通っています)。

Tinker BoardはSPDIFも出せます(端子はない)。ラズパイとGPIOベースで互換性を持っていて、HiFiBerryやIQaudioのHATオーディオとハード互換性があります。ただしソフトウエアやドライバはTinker Board用のものが必要です。
ただし高品質の代りにラズパイよりも高価になっています(国内価格は1万円前後)。

* Hugo2とTinker Board

そのTinker Boardの実用性の中ではオーディオもターゲットにしてあり、その証拠にVolumioは先日Primoという据え置きのネットワークプレーヤー(海外ではStreamerと呼ぶ)を開発しましたが、その中で中核に使われているSBCはラズパイではなくTinker Boardです。
つまりここではPrimoのポータブル版のようなものを作ってHugo2と組み合わせようというわけです。

Tinker Boardには初期型とSと呼ばれる改良型がありますが、ここではあえて初期型を使いました。それはSでは電源要求がより厳しくなっているので、あまりポータブルに向かないと考えたからです。初期型でも5V/2Aは必須です(Sでは3A推奨)。ちなみに据え置き前提のPrimoで使われているのはSタイプです。

以前にラズパイを使ったこうしたポータブルデバイスをよく作りましたが、Tinker Boardはかなり熱を持つのでファンと放熱板を組み合わせた金属ケースを使いました。

IMG_2710_filtered_s.jpg  IMG_2711_filtered_s.jpg  

ラズパイに比べると初期型でも電源要求が厳しいのでより大型のバッテリーを組み合わせました。

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ソフトウエアはVolumioのTinker Board版をインストールします。Volumioはアップサンプリングができるので、アップサンプリングしてHugo2に送ることができます。Tinker Boardはプロセッサが強力なのでVolumioのアップサンプリング機能をフルに発揮できます。

簡単にインストール手順を書くと、以下の通りです。
1. volumio for Tinker Boardをダウンロード
2. etcherなどを使ってSDにイメージを書き込み
3. Tinker Boardにイーサネットを接続
4. 同一ネット内でiPhoneかPCでhttp://volumio.localと入力
5. 以後はwizradでセットアップできます


接続はUSBケーブルを使用しています。

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操作はスマートフォンで可能で、音源はTinker BoardのUSBに入れることもできますし、Airplayを使うこともできます。
(ちなみにTinkerboardはAndroidも使えます。つまり基本ソフトをAndroidにしてVolmioの代わりにUAPPを使うとMQAコアデコードも可能になりますね)

こうして組み合わせるとたしかにかなり高品質な音で再生することができます。やはりラズベリーパイよりもだいぶ音質は高いと感じます。音の透明感が違います。こうしてポータブルでミニDAVEのようなレベルの高い音を持ち運ぶというのもなかなかポータブルオーディオ冥利に尽きます。
ただしTinker Boardと組み合わせてかさ張るシステムを持ち運ぶというのもなかなか大変ではあるので、もっと洗練されたプレーヤーがほしいところではありますね。


ちなみにケースはラズパイ用を使っています。下記のTinker Boardは初期型だと思いますが、私の購入した製品リンクはなくなっていたので、初期型を欲しい人は念のため確認したほうがよいかもしれません。
    

バッテリーとTinker Boardを接続するためには下記の短いケーブルを使用しています。



posted by ささき at 15:41| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月09日

QobuzがMP3を廃止、ハイレゾとCD品質プランを統合

QobuzがMP3を廃止して、プランをCD品質とハイレゾを含む月額$14.99(年間だと$12.5/月)のプラン一つに統合するとのことです。
https://www.audiostream.com/content/qobuz-kills-mp3-offers-high-res-and-cd-lossless-1499

ハイレゾストリーミングがひしめく中で戦略的な一手に出てきましたね。
posted by ささき at 08:38| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月08日

Appleが"Mastered for iTunes"に変わって"Apple Digital Masteres"を立ち上げ

Appleが従来の"Mastered for iTunes"に変わって"Apple Digital Masteres"というのを立ち上げます。

ただ現状では"Mastered for iTunes"と同じツールを使うようで、違いが大きくないようでAppleがCatalina OSでiTunesを排するので、それに伴うリブランドとも言われています。ただ将来的には不明です。


ちなみに"Mastered for iTunes"とは何かというと、44kHz/16 int(いわゆるRedbook master)からAACに変換していたものを、44kHz/32 float(いわゆるCoreaudio format)からAACに変更するというものです。前に書いた記事をご覧ください。


Mastered for iTunesとは: Music TO GO!

http://vaiopocket.seesaa.net/article/253750773.html

posted by ささき at 05:39| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月10日

ラズパイ4のUSB-C端子に設計不具合

ラズパイ4のUSB-Cの設計にミスがあり、互換性が完全に保たれない可能性があるようです。端子のピン設計にミスというか手抜きがあるようです。別にすべき抵抗を共用化しているようで、これはラズパイらしい低価格化のゆえかもしれません。
このためにE-MarkタイプのUSB-Cケーブルを使用すると、ラズパイ4を給電先ではなくオーディオアダプターとして誤判断してしまうかもしれないということ。つまりこのタイプのケーブルを使うと充電できないかもしれないというわけですね。
これはラズパイ側も認めていて、将来(数か月後?)のボードデザインでは改良されるそうです。

https://arstechnica.com/gadgets/2019/07/raspberry-pi-4-uses-incorrect-usb-c-design-wont-work-with-some-chargers/
posted by ささき at 23:13| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月04日

Netflixが「スタジオなみの」高音質配信開始

Netflixがストリーミングサービスの高音質化を発表し、すでに5/1より適用開始しています。これはNetflixがやってきた4K, HDR, Dolby Atmos , Netflix Calibratedなどに続く技術的な取り組みの一つということです。
この恩恵を得るにはデバイスが5.1もしくはDolby Atmos対応(プレミアムプラン必要)でなければなりません。5.1では192kbpsから640kbpsまで、Dolby Atmosでは448kbpsから768kbpsまでの可変ビットレート(つまりAdaptiveモード)で提供されます。これについては後で詳述します。
これは5.1とAtmosをサポートするすべてのタイトルで提供されているということです。背景としては「Stranger Things 2」のカーチェイスシーンで音がミキシング(ポスプロ)時よりも明瞭に聴き取れないということがあったようで、それに対応するためにビットレートを上げたということのようです。これはオーディオファイル的に良い音というよりも、電話の鳴る音とか鳥の声がより鮮明に聴こえるというところを目的としているようです。
https://media.netflix.com/en/company-blog/bringing-studio-quality-sound-to-netflix

これは原文によると「Bringing Studio Quality Sound to Netflix」とスタジオ品質であると書かれていますが、これは具体的にどういうことかというとNetflixのブログに詳しい説明があります。
https://medium.com/netflix-techblog/engineering-a-studio-quality-experience-with-high-quality-audio-at-netflix-eaa0b6145f32
普通スタジオ品質というと24bitロスレスなわけですが、上のブログでは「我々が言っているスタジオ品質とは」という説明があります。Netflixが言っているのはそうした意味でのロスレスではありませんが、"perceptually transparent"つまり知覚的に透明だと言っています。知覚的に透明とは、実際に聴いてみるとマスターと聴き分けができないレベルにあるという意味で、これはNetflixが聴き取りのテストを行ってみた結果、Dolby Digital Plusで640 kbps以上の時にはマスターと違いが判らない、という結果に基づいているということです。640kbpsというのは5.1chの24bitマスターと比較して1/10程度の圧縮率となるとのこと。同様にAtmosでは768 kbpsをtransparentとしましたが、これはまた見直すかもしれないということのようです。
さくっと計算すると、オーディオの場合は44kx16x2=1.4MbpsがロスレスCD品質なので、映像では48kx24x6=6.9Mbpsが(マスターの)ロスレスで必要になりますね(サブウーファーの0.1chを仮に1chとみなした場合)。ですから5.1ch音声トラックの1/10というと、オーディオでは128kbps、あるいは160kbpsくらいのことを指しているように思われます。それがマスターと変わらないかどうかというのは映像とオーディオを比べても仕方ないのでなんとも言えませんけれども。

このtransparentというのはgoodから始まって一番良い、たぶんexcellentとかbestの上とかそういう使い方をしていると思います。(ちなみにアメリカ英語ではgoodは「良い」ではなくまあまあとか悪くない程度の意味ですので念のため、good→better→ bestという感じですね)

技術的にもうひとつポイントなのはNetflixがいままで固定ビットレートで音声ストリーミングしていたのを可変レート、つまりAdaptiveでストリーミングするようになったということです。さきに出たtransparentはNetflix用語ですが、adaptiveというのは回線状況に応じてビットレートを変えるという一般用語です。ちなみにすでに見ている人は知っていると思いますが、ビデオの方ではすでにAdaptiveを使っています。回線が遅くなると画質が落ちるやつです。つまりNetflixではこれでビデオもオーディオもAdaptiveストリーミングになったわけです。

ここでのポイントはこの図を見てもらうとわかるのですが、いままでオーディオは固定で送っていたので、回線品質の悪いところに合わせたビットレートを使っていたということです。つまり言い方を変えると、NetflixでオーディオもAdaptiveでストリーミングできるようになったことで、よりよい音質を提供することができるようになったということだと思います。
これを考えると冒頭で背景としては「Stranger Things 2」のカーチェイスシーンとの説明を引用しましたが、実際はオーディオでのAdaptiveモードの実用化にめどがついたので提供開始したというほうが正しいように推測できますね。
posted by ささき at 13:58| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

トップウイングでSONORE国内導入

うちのブログでは何回か取り上げてきたSONORE(ソノーレ)の製品がいよいよ国内でもトップウイングさんから販売が開始されることになりました。月末のヘッドフォン祭で発表となります。
SONOREはmicroRenduという製品で最近話題となり、いくつか製品があるのですが、まずultraRenduとultraDigitalを5月中旬頃に発売の予定ということです。

わたしは記事を書くためにデモ機を試用してみました。まず簡単にultraRenduを紹介しますと、背面を見てもらうとわかりますが、microSDスロット、RJ45ネットワーク端子、USB-A、電源端子というシンプルなものです。端的に言うとネットワークブリッジ製品で、PCにネットワークでつなげてUSBに変換してDACに出力する、というようなものです。SDスロットはSonicorbiterというOSを入れるスロットで音源ではありません。
PCからはRoon、MPD、DLNA、Squeezelite(SqeezeBox)などの出力先として見えます。
つまりいままでPCから直差ししていたUSB DACをultraRenduを介することで音質を上げるという製品です。聴いてみるとかなり効果は高いと思います。

SONORE_Rendu.jpg  SONORE_Rendu_rear.jpg

実際に構成を見て、聴いてみるとよくわかると思いますのでPCオーディオ興味ある方はぜひヘッドフォン祭のトップウイングブースならびに発表会にお越しください。
posted by ささき at 11:13| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月04日

WiFiの名称が簡略化されます

WiFi Allianceでは現在のWiFiの複雑な名称を簡略化するようです。たとえば802.11nはWi-Fi 4、802.11acはWi-Fi 5となります。
これは802.11axが登場した時にWi-Fi 6と変わることから発行されるようです。これにともなってあらたなロゴも導入されます。

IMG_6071.jpg

posted by ささき at 07:05| ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする