Music TO GO!

2025年02月05日

PhilewebでAudiiSionの立体音響技術についての記事を執筆

PhilewebでAudiiSionの立体音響技術についての記事を執筆しました。
鹿島やCEarともまた違う、軽量な立体音響技術です。

https://www.phileweb.com/review/column/202501/03/2512.html
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2024年10月25日

マイクロソフトがARM向けにネイティブのASIOドライバーを開発

開催中のSnapdragonSummitで、マイクロソフトがARMプラットフォーム向けにネイティブのユニバーサルASIOドライバーを開発。YAMAHAとの共同開発のようです。
純正のASIO4ALLのようなものかもしれませんが、もちろんネイティブなのでレイテンシーはかなり低いと思われます。
オーディオ向けには排他WASAPIがありますが、やはりDAW向けにはより低レイテンシーのASIOが必要ということでしょう。おそらくはタブレットのDAW市場でのiPad対抗と考えられます。

参考リンク: SoundOnSoundの記事
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2024年09月07日

Bluetooth6.0の登場とオーディオとの関係性

Bluetoothのあらたなコア規格、Bluetooth6.0がBluetooth SIGから発表されました。
https://www.bluetooth.com/core-specification-6-feature-overview/

一番的には新機能であるBluetooth Channel Soundingという機能で高精度な距離測定ができるということが主たる改良点です。
以前は経路損失計算(RSSI)という受信強度を測る方法で距離を測定していましたが、環境(壁や反射など)要因などによって精度が確保できませんでした。それが今回の新しいBluetooth Channel Soundingでは位相差の測定と送受信の時間計算を合わせることでより精度の向上を果たしました。これは最近Bluetoothが力を入れている物量管理にも関係していると考えられます。
またオーディオ的にはFind My機能の精度向上により紛失イヤホンが見つけやすくなるでしょう。

今回の6.0でオーディオ的に大きなものは、Isochronous Adaptation Layer (ISOAL) の改良によって、より低遅延でオーディオが送ることができるということが挙げられます。Isochronous(アイソクロナス)は時間優先で送信するモードで、これはLE Audioのコアスペックでの核になる機能です。正確に送るよりも時間通りに送ることを優先するという意味で、オーディオデータの送信に向いています。ちなみにLE Audioでは双方向の通信がなされますが、Auracast(ブロードキャスト)では一方向になります。
ISOALはアイソクロナスデータ(つまりオーディオデータ)の形式やタイミングを調整するための層です。Bluetooth 6.0ではISOALの改良として「セグメント化されていないフレーミングモード」という新しいモードが追加されたことにより、データのセグメント化(分割)の時間を省略することにより、低遅延を図っています。

それとFrame Spaceの改良もオーディオに関連します。
Frame SpaceはLE Audioにおいて隣接するパケットの送信を分ける時間のことです。Bluetooth 6.0ではデバイスに応じてこの間隔を調整することが可能となりました。つまりより高性能なイヤホンならばより短い間隔で送れるので、リアルタイム性が向上します。レイテンシーも関係するかもしれませんが、音声通話品質の向上になるかもしれません。また電力消費も減少します。
接続時のネゴシエーションで決めるようなので、デバイスに依存するという点がポイントです。

advertise.png
Advertising

またMonitoring Advertisersという機能もオーディオに関係します。これはエネルギー消費を抑えながらBluetooth LEデバイスを効率的にデバイスを管理するというものです。AdvertiseとはAuracastでも登場しますが、Bluetooth規格の中では自分のことを相手に知らせることをAdvertiseといいます。
LE Audioのユースケースは、Monitoring Advertisers機能の重要なシナリオの1つですとSIGでは書いています。

まとめると、イヤホンの音質的にはISOALの改良とFrame Spaceの改良でより低遅延が可能となり、Monitoring AdvertisersとBluetooth Channel Soundingによってイヤホンの管理が向上したということになると思います。
なおBluetooth 6.0の登場と言う場合には、コアスペックと呼ばれる、より基本的でより低レベルの部分の変更という意味です。LE AudioやAuracastはもっと上位層がメインなので、今回LE Audioが大きく変わったわけではなく、その基礎になる部分の変更という意味です。念のため。
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2024年07月26日

Spotify HIFI再び

海外メディアVergeの伝えるところによると、7月24日のSpotifyの決算発表でCEOのDaniel Ek氏が、かつて”Spotify HiFi”と呼ばれていたSpotifyの高音質オプションは進行中でまもなく発表されオプション込みの月額サブスクリプションが約17から18ドルになるということを確認したようです。
また高音質オプションと同時に「より多くのコントロール」を語っているようです。このことは最近のSpotify HiFiの噂と符合します。

https://www.theverge.com/2024/7/23/24204520/spotify-ceo-hifi-audio-deluxe-plan-confirmed

これまでの”Spotify HiFi”を振り返ると、まず2021年の2月頃にその年の後半に登場するという触れ込みでSpotifyの「Stream ON」イベントで「CDロスレス品質とSpotify Connect対応」の”Spotify HiFi”がアナウンスされます。
しかしその年の6月にAppleがApple Musicのロスレス対応と192/24ハイレゾ対応、およびDolby Atmos対応を発表します。

その後に”Spotify HiFi”の話は聞かなくなり、また今年になってさまざまな噂が浮上してきました。
まず4月にRedditユーザーがSpotifyのコードを解析して“lossless has arrived”(ロスレスがやってきた)という記述を見つけます。この時にはMusic Proというアドオンという形になることが見つかっています。
またアドオンにはイヤホンのモデルに応じた特許技術を使用した最適化機能の記述があります。

そして5月にまたコード解析によりSpotify HIFIというプランの名前ではなく、品質オプションの一つのSpotify Losslessという設定になっていることがわかりました。この時も最大品質はCD品質です。これはビットレートの「ロスレス(最大2117kbps)」という記述から逆算してCD品質(44/16)ということがわかります。ただし24bitロスレスは一部の曲でのみ使用できるという注意書きがあります。また数々の注意書きが増えてよりロンチに近くなっていることが伺えました。


これらを総合すると現在の推測では”Spotify HiFi”はアドオンプランとなり、トータルで月額$17前後、品質は44/16または24で、イヤフォンの最適化機能などが含まれるということになるように思われます。
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2024年07月16日

LinkPlayの多機能ネット再生機「WiiM」とSHANLINGの「EC Smart」を聴くをアスキーに質筆

LinkPlayの多機能ネット再生機「WiiM」とSHANLINGの「EC Smart」を聴くをアスキーに質筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/207/4207127/
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2024年06月25日

TIDALがMQA配信から撤退、すべてFLACにという記事を執筆

アスキーにTIDALがMQA配信から撤退、すべてFLACにという記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/205/4205711/

これはHDtracksがMQAを配信開始するという記事と関連します。
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HDTracksがMQA技術を使ったストリーミング配信開始するという記事を執筆

アスキーにHDTracksがMQA技術を使ったストリーミング配信開始するという記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/205/4205712/

これはもうひとつのTIDALがMQA配信停止という記事と関係します。
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2024年06月10日

アスキーにRoonその後としてボイスコマンド対応の記事を執筆

アスキーにRoonその後としてボイスコマンド対応の記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/203/4203237/
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2024年06月08日

アスキーに音楽生成AI、Stable Audio 2.0を使う記事を執筆

アスキーに音楽生成AI、Stable Audio 2.0を使う記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/192/4192845/
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アスキーにXPAN技術やWi-Fi 7、UWBなどをAIで統合した、クアルコムのFastConnect 7900を執筆

アスキーにXPAN技術やWi-Fi 7、UWBなどをAIで統合した、クアルコムのFastConnect 7900を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/191/4191651/
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2024年03月15日

アスキーにコルグのLive Extremeを用いた世界初のAuro-3D配信の記事を執筆

アスキーにコルグのLive Extremeを用いた世界初のAuro-3D配信の記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/187/4187317/
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アスキーにMetaのAudioboxを試す、指定の効果音や音声読み上げを文章から作れる生成AIの記事を執筆

アスキーにMetaのAudioboxを試す、指定の効果音や音声読み上げを文章から作れる生成AIの記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/185/4185978/
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アスキーにApple Music Classicalだけじゃない、クラシック再生に特化した「Idagio」を使う記事を執筆

Apple Music Classicalだけじゃない、クラシック再生に特化した「Idagio」を使う記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/182/4182795/
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2023年12月30日

シーイヤー「パヴェ」Cear Link体験イベントの記事をアスキーに執筆

ワイヤレススピーカーを40台スタックしたら夢が広がった、シーイヤー「パヴェ」体験イベントをアスキーに執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/173/4173116/
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2023年10月23日

Shanlingの多機能ヘッドフォンアンプ・DAC「EH3」レビュー

Shanlingは近年ポータブルや小型機の方に注力していたんですが、本格的なDAC内蔵ヘッドフォンアンプに再び目を向けたのがこのEH3です。ただし単にDAC内蔵ヘッドフォンアンプを復活させただけではなく、それに最近のネットワーク・ワイヤレス機能を盛り込んだ点がポイントです。

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特徴

1 高い基本性能

基本となるDAC ICはESSのフラッグシップモデルES9039SPROを搭載、アンプ部はOPA1612を4基搭載したフルバランス構成です。また入出力にはFPGAやXMOS XU316 USBチップを搭載しています。
特徴的なのはアップサンプリング機能(サンプリングレートコンバーター、SRC)です。ICを使用したSRCで入力に関わらずPCMなら768K、DSDではDSD512にアップサンプリングできます。これは後で書きますがメインの信号経路にあるのでアナログを除くどの入力にでも適用でき、入力形式に関わらずPCMとDSDは任意で選べます。SRCをしないこともできます。例えばMQAやハイレゾをビットパーフェクトで聴きたい場合などに有効です。ただしBluetooth入力などではSRCをかけた方が良いですね。またミニマムフェイズなど各種DACのデジタルフィルターも任意で変更可能です。
ヘッドフォンアンプとしてはシングルエンドで最大1900 mW(32オーム)、バランスで5300 mW(32オーム)とかなりの大出力です。実際にHD800でもローゲインかミッドで十分です。

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液晶表示でアルバムアートを表示

内部は実質的にコンピューターと言って良いもので、IoT分野で使われるIngenic X2000プロセッサを採用したLinuxベースのOSを搭載しているようです。本体での操作はボリュームノブとハードボタンによって行われます。またリモコンも付属していますが、多機能なのでH5同様にスマホ接続でEddict Playerアプリを用いた方が良いです。本体のみでも全面の円形のユニークなディスプレイで表示は可能です。

2 単体プレーヤーとしての機能

ユニークな点としてEH3はDAC内蔵ヘッドフォンアンプですが、Shanling H7やH5と同様のローカルファイル再生機能がついています。つまりでかいH5と見なすこともできます。この状態では巨大なDAPとしても使えます。
音源はUSBメモリです。おそらくはUSB HDDも使用できると思います。DACなのに操作系のハードボタンが上面についているで、なかなか面白い外観になっています。再生はPCMが768/32bit、DSD512まで対応しているとのことです。FLACとかWAVは特に問題ないようです。
またこの場合にはEddict Playerアプリが必須です。またWiFi設定するにもEddici Playerアプリが必須なのでEH3を使用するにはかならずEddict Playerアプリをダウンロードしておいた方が良いです。

IMG_6139_DxO.jpg  
USBメモリを接続

3 多彩な使い方が可能

先に書いた単体プレーヤーはその一つですが、EH3は実に多彩な使い方が可能です。大きく分けると新しいワイヤレスでの使い方と、昔ながらのケーブル接続でDACとして使う方法です。さらにワイヤレスはBluetoothとWiFi、有線接続ではUSB、光、同軸、I2S HDMIで接続できます。

まずワイヤレスでは、Bluetoothを用いてBluetoothレシーバーとして使用することができます。BluetoothではLDAC、aptX HD、aptX、AACに対応しています。後でも書きますが、Bluetooth信号でもSRCとES9039SPROを通すのでBluetoothレシーバーの音質も高音質です。
またWiFi接続ではDLNAのレンダラー、サーバーとして機能するとのことです。またWiFiではAirPlayを受けることができます。

eddictPlayer画面.png
Eddict Player画面

ケーブル接続では先に書いたようにEH3はET3 CDトランスポートのコンパニオンとして設計された面もあり、ET3とは新しいL8ケーブルを使用し、I2S接続で接続できます。またUSB端子を使用してUSB DACとしてEH3を使うこともできます。この場合にはWindowsやMac側では排他接続などの設定をした方が良いでしょう。
そして先に述べたようにUSBメモリに音源を入れて単体プレーヤーとしての使用が可能です。この場合はEddict Playerで操作をすることになるので、実質的にはワイヤレスのように使えるということになります。ただし音源はあくまでEH3に格納されているので、ハイレゾロスレスで再生ができます。
また光接続でも周辺機器と接続できますが、この使い方はまた後で書きます。

インプレッション

重さは3kgあるので箱から取り出すとずっしりと重く感じますが、意外とコンパクトです。デザインもすっきりと良いので、デスクトップにおいて使っても良いと思う。
面白いのはDAC・ヘッドフォンアンプなのに早送りや再生・停止の操作メカボタンが上面に搭載されていることです。ここでの左右セレクトキーは機能の選択にも使用します。機能選択はボリュームノブの押し込みでOK、ノブの回転で選択、ハードキーの戻るボタンでバックという感じです。リモコンもついているので家電感覚でも使用できる点もユニークです。
また上面にデザインとしてブロックダイアグラムがプリントされているのがマニアックで良いです。これは簡単な接続ガイドも兼ねていると思います。

IMG_6141_DxO.jpg  IMG_6143_DxO.jpg

EH3はまず背面の電源スイッチを入れるとスタンバイ状態になり、さらにボリュームを押し込むと起動して動作モードになります。そうすると前面の円形の液晶に表示がなされます。
オプションの操作は本体だけでも簡単で、ボリュームノブをワンプッシュすると "Menu "に入ります。ここでノブをスクロールさせればメニューをたどれます。選択した項目をハイライトしたら、もう一度ノブを押すだけで、その選択肢が選択されます。戻るには、上部の "巻き戻し(戻る) "ボタンを押すだけです。
ただし複雑な設定や操作にはEddict Playerが必要です。

IMG_6146_DxO.jpg

音質はUSBメモリの音源でゼンハイザーHD800で聞いてみました。デモ機であまりエージングされていないと思いますが、音質はなかなかに優れています。据かなりパワーの余裕のある音で、LowゲインでもHD800で十分に音量がとれます。HD800の場合はMiddleゲインにすると音に力強さが加わって良いと思う。ハイインピーダンスのHD800をかなり軽々と駆動していて暗い重苦しさがないです。
音傾向はクリアで着色感が少なく、いわばモニターライクな音で、真空管アンプやリスニング志向サウンドのような低音や高音の誇張はなく着色感や温かみもありません。フラットでワイドレンジな点はHD800に向いています。また女性ヴォーカルが前に出てくる感じで、声がクリアで明瞭に聞こえます。楽器音の再現も正確だと思います。主役がはっきりわかる音で、解像力も高いサウンドです。据え置きらしい音で、H5よりもプロ志向のHiFiサウンドだと思います。

次に4.4mmでバランスで聞いてみました。イヤフォンはいろんなドライバーが入っているマルチドライバーのAK02を使用しました。Lowゲイン設定にしておきます。
やはりかなりモニターライクで、着色感が少なくフラットニュートラルなサウンドです。やはりワイドレンジ感があり、かなり低音は低いところまで出ています。そしてヘッドフォンと同様にヴォーカルと楽器が綺麗に分離されて、音も細かく音の濁りが少なく感じます。ノイズフロアは十分低いのですが、Lowゲインでもイヤホンにはやや音が大きいいのでヘッドフォンに向いたアンプだとはいえるでしょう。

音質は一番ダイレクトだと思ってUSBメモリの単体モードで聞いたんですが、ただしどのモードでもわりと均等に良い音が出ます。特にBluetoothレシーバーモードでも同じように良い音が出るのにはちょっと驚きます。これはブロック図を見るとわかりますが、SRC機能をオンにした場合にはAUXアナログ以外の全てのデジタル入力は一旦ICでDSD変換されてES9039PRO DACに入ります。そこで音が均等な感じになるんでしょう。AUXアナログ入力はDAC部分をバイパスしてボリュームを経由して直接アンプに入ります。

EH3はネットワークプレーヤーとして使えると言っても単独ではストリーミングを直接受けることはできません。スマホでストリーミングを受けてAirPlayなどでEH3に送ることになりますが、その場合はAirPlayの制限で48KHzまでに制限されます。
そこで以前Philewebに書いたWiiMも一緒に貸し出してもらいました。WiiMについてはこちらの記事をご覧ください。
https://www.phileweb.com/review/article/202309/05/5260.html

IMG_6156_DxO.jpg
黒いものがWiiM Mini

WiiMを使ってEH3側でストリーミングを受けられるようにしてみます。このためWiiM Miniを光デジタルを使ってEH3に接続します。WiiM miniはあらかじめWiFi設定などが必要です。
まずEH3側設定で入力を光デジタルにします。次にWiiMアプリでWiiM Miniを選択して出力をSPDIF(光)にセットします。出力は96kHzなどハイレゾが選べます。
これによって新たに二つの機能が加わります。一つはiPhoneの内部ファイルの再生です。そしてAamzon MusicやTidalなどのストリーミングサービスの再生です。これらはWiiMアプリの機能です。ただしAamzon MusicやTidalはWiiM miniで直接ストリーミングを受けているのでiPhone側で受けているのではありません(これは上の記事を書く時に開発元に確認しました)。
まずTIDALのMQAを再生してみると、EH3内でデコードされてハイレゾで再生されます。この場合にはSRCをバイパスすることが必要です。
AmazonははじめWiiMアプリではダミーユーザーでログインされているので、まずログアウトしてから自分のアカウントで入ります。こちらはULTRA HDで再生されています。
残念ながらApple Musicは現状WiiMではストリーミングできません。

WiiMアプリ1.png  WiiMアプリTidal.png  WiiMアプリAmazon.png
WiiMアプリ設定画面、Tidal、Amazon Music

まとめ

とても多機能ですが、デモ機を借りてレビューしましたので設定などは製品版と異なるかもしれません。いずれにしてもファームウエアの比重が高いので、まず最新を確認した方が良いと思います。私はVersion1.2をShanlingサイトからダウンロードして使用しました。ファームアップはUSBメモリに入れて行います。製品版の価格は13万8,600円とのことです。
Shanlingは現在でもCDトランスポートのShanling ET3を販売していて、Shanlingの製品体系の中ではET3からのデジタル出力を受けるDACという役割もあります。しかしEH3は多機能で、ネットワーク入力が可能な他に内蔵した音源をDAPのように再生する機能まであるので、単体でも十分に完結している製品です。SRC機能もなかなか優秀でBluetoothレシーバーとしても侮れません。
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2023年09月01日

アスキーにAndroid 14のオーディオミキサーバイパス機能について執筆しました

アスキーにAndroid 14のオーディオミキサーバイパス機能について執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/148/4148664/
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2023年07月29日

PhilewebにVolumioのChatGPT応用のAI検索に関する記事を執筆

PhilewebにVolumioのChatGPT応用のAI検索に関する記事を執筆しました。

https://www.phileweb.com/review/column/202307/18/2185.html
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アスキーに「Metaによる音楽生成AIを試すMeta MusicGen」の記事を執筆

アスキーに「Metaによる音楽生成AIを試すMeta MusicGen」の記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/144/4144172/
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アスキーに「デジタルオーディオの裏方的存在、Stream Unlimited」の記事を執筆

アスキーに「デジタルオーディオの裏方的存在、Stream Unlimited」の記事を執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/143/4143494/
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2023年03月27日

アスキーに執筆しました「動き出したMQAのSCL6、PSB Speakersがヘッドホンを開発中」

「動き出したMQAのSCL6、PSB Speakersがヘッドホンを開発中」の記事をアスキーに執筆しました。

https://ascii.jp/elem/000/004/128/4128272/
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