JabenのWilsonさんからサンプル品をいくつかもらいました。
Go-Vibe PPK
今年の春のヘッドホン祭でJabenのブースでメインでデモしていたのがこのPPKです。PPKは最近流行のデジタルボリュームを使用した薄型のポータブルヘッドホンアンプです。
通常のボリュームよりもデジタルボリュームは薄くできるため、本体も薄くできます。また、同価格程度のアナログボリュームに比べると音質的にも有利で、特に低価格アナログボリュームでは低音量時によく起こるギャングエラーと呼ばれる左右のアンバランスが少ないという利点もあります。
こうした点でRSA ShadowとかPico Slimとかいくつかこうしたデジタルボリューム機が増えてきました。PPKはGo-Vibeブランドのデジタルボリューム機です。充電タイプで専用のチャージャーが付いてきます。
デジタルボリュームのため、電源をオンにしたときにはミュート状態で始まります。これはいきなり大音量にならないという利点もありますが、前に聞いていた音量ですぐに聴けないという不便さもまたあります。
PPKのよさはデジタルボリュームのスリムタイプというパッケージのほかに音がよいことです。
明瞭感も高く音にパンチがあり、インパクトの気持ち良さが楽しめます。適度にメリハリのあるJaben GoVibeらしい音です。音の広がりもかなりあります。
いまのお気に入りのシステムはiMod5.5+ALO CryoXSilver(銅線系)+JH13です。
これだとJH13が低域に不足があるという感じはまったくなく、ロックでもパンチのあるダイナミックな音がJH13のシャープさで楽しめます。ただしシャープ過ぎないようにケーブルに銅線系のものをあてがうとよいでしょう。実際にJabenストアでもそうした組み合わせで売っているようです。JH13をロック向きに使えるという点でなかなか使いでがあります。
hiSound RoCoo
RoCooはAMP3のhiSoundが出したスタイリッシュでコンパクトな高音質タイプのDAPです。
AMP3は音はよいけど、弁当箱的な質実剛健DAPではありましたが、RoCooは国産の製品としても通用するくらいなかなかよくできていて、ディスプレイもなかなかきれいです。
RoCooもサイズの割には音がよく、iPhoneに比べるとよりはっきり上であることを感じます。明瞭であいまいさがなくシャープです。音の細部も精細感があります。ただ高感度イヤホンでは背景ノイズが気になります。
コンパクトかつスタイリッシュで音がよい、という点は良いけどAMP3のように突き抜けたものがないというのもひとつにはあります。
Linearossa W1
これは低価格のポータブルアンプで単4電池一本です。
ただ安いだけではなくおもしろみがあります。たしかにあんまりパリッとHiFiな感じではないんですが、甘さもあるけど、とても音楽的で暖かみがあります。音色もきれいですね。この辺はRudiさんとの共同制作ゆえのものなのかもしれません。
使いこなしによっては面白く使えます。PK2なんかと組み合わせてカジュアルに使うのになかなか向いていると思います。
購入に興味ある方はこちらのJabenオンラインストアを参照のうえ、お問い合わせください。
http://www.jaben.net/
Music TO GO!
2010年05月21日
2009年11月05日
Go-Vibe Sharpsインプレッション
今年のヘッドホン祭りでJabenのブースは盛況でしたが、そのGo-Vibeの新製品はスリム機のPPKと高性能モデルのSharpsでした。
そのSharpsを評価用に一台置いていってくれたので、レポートします。
PPKというネーミングもそうですがGo-Vibeは銃器の名前から来ているようですね。Sharpsという名称はこのシャープス・ライフルから来ていると思います。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sharps_rifle
Sharpsというのは人の名前ですが、その語感の通りにかなりシャープなアンプに仕上がっています。
仕上げは手作り感がありますが、わりとがっしりしたアンプです。見た目と9V二個並列という電池構成でSR71を連想させるSharpsですが、音はSR71とは異なったものになっています。
Sharpsは透明感が高く、音が速くてスピード感があります。音の広がりも印象的で二次元的に広くやや平面的なSR71と異なり、より奥行きや立体感を感じさせます。定位もピンポイントで切れも良くまさにシャープです。
低域も十分出るけれども大きく誇張されてない感じですね。ヴォーカルの甘さは控えめですが解像力があるのでリアルです。
iModからT51のラインアウトにすると一層切れの良さとクリアさが引き立ち適度に厚みが加わるのが良い感じです。HeadFiではなつかしのRnBケーブルを使ってみました。
SR71Aのような音楽的でウォームさを感じるものとは違い、着色や脚色はあまりありません。渋さとか味を感じるSR71とは異なり、若くてスピードがありダイナミックという感じです。
クリアで高性能なものが欲しけれども、あまり色付のないものが欲しい人向きで、わりとジャンルを選びませんがロックなんかに向いていると思います。
そのSharpsを評価用に一台置いていってくれたので、レポートします。
PPKというネーミングもそうですがGo-Vibeは銃器の名前から来ているようですね。Sharpsという名称はこのシャープス・ライフルから来ていると思います。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sharps_rifle
Sharpsというのは人の名前ですが、その語感の通りにかなりシャープなアンプに仕上がっています。
仕上げは手作り感がありますが、わりとがっしりしたアンプです。見た目と9V二個並列という電池構成でSR71を連想させるSharpsですが、音はSR71とは異なったものになっています。
Sharpsは透明感が高く、音が速くてスピード感があります。音の広がりも印象的で二次元的に広くやや平面的なSR71と異なり、より奥行きや立体感を感じさせます。定位もピンポイントで切れも良くまさにシャープです。
低域も十分出るけれども大きく誇張されてない感じですね。ヴォーカルの甘さは控えめですが解像力があるのでリアルです。
iModからT51のラインアウトにすると一層切れの良さとクリアさが引き立ち適度に厚みが加わるのが良い感じです。HeadFiではなつかしのRnBケーブルを使ってみました。
SR71Aのような音楽的でウォームさを感じるものとは違い、着色や脚色はあまりありません。渋さとか味を感じるSR71とは異なり、若くてスピードがありダイナミックという感じです。
クリアで高性能なものが欲しけれども、あまり色付のないものが欲しい人向きで、わりとジャンルを選びませんがロックなんかに向いていると思います。
2009年08月03日
Jabenの新製品
最近評価品がいろいろと届いていますが、今回はJabenの新製品です。価格は参考ですので、購入するときはJabenのWilsonさんに問い合わせをお願いします。
Govibe Derringer
単四一個で駆動します。予想よりも音はずっと良い感じです。写真にあるLとストレートのケーブルがついて来ます。右の写真のイヤホンプラグの先は下のHR1です。US$68。
CrossRoads HR1
Yuin PK1に似たコンセプトの高性能イヤホンで、木の箱に入ってきます。150オームのインピーダンスのためアンプ必須です。音もPK1に似たかなりかっちりした高音質です。US$150。ちなみに低インピーダンスのHR2もあるようです。
また、DerringerとのペアでUS$195というパッケージでも販売するそうです。
HR1は単体でAMP3にも良い組み合わせですね。こんなコンパクトな組み合わせからこんな音が出るとは。
Govibe Derringer
単四一個で駆動します。予想よりも音はずっと良い感じです。写真にあるLとストレートのケーブルがついて来ます。右の写真のイヤホンプラグの先は下のHR1です。US$68。
CrossRoads HR1
Yuin PK1に似たコンセプトの高性能イヤホンで、木の箱に入ってきます。150オームのインピーダンスのためアンプ必須です。音もPK1に似たかなりかっちりした高音質です。US$150。ちなみに低インピーダンスのHR2もあるようです。
また、DerringerとのペアでUS$195というパッケージでも販売するそうです。
HR1は単体でAMP3にも良い組み合わせですね。こんなコンパクトな組み合わせからこんな音が出るとは。
2009年07月22日
GoVibe "デリンジャー"
Jabenでやっていた謎の新製品コンテストの正解が発表されて、その正体はGovibe Derringer(デリンジャー)という超小型ポータブルアンプということです。
http://jaben.net/forums/index.php?topic=10078.msg191938#msg191938
GoVibeのアンプの名前ってはじめ「Magnum:マグナム」とか「Martini:マティーニ」ということで酒の名前シリーズかと思っていました。(マグナムはワインの大瓶のこと)
しかし銃の名前シリーズだったのですね。デリンジャーはリンカーン暗殺で知られる超小型の拳銃です。調べてみるとマティーニももともとは小銃の名前だったようです。
これもしかすると、新イヤホンと関係あるかも。。
http://jaben.net/forums/index.php?topic=10078.msg191938#msg191938
GoVibeのアンプの名前ってはじめ「Magnum:マグナム」とか「Martini:マティーニ」ということで酒の名前シリーズかと思っていました。(マグナムはワインの大瓶のこと)
しかし銃の名前シリーズだったのですね。デリンジャーはリンカーン暗殺で知られる超小型の拳銃です。調べてみるとマティーニももともとは小銃の名前だったようです。
これもしかすると、新イヤホンと関係あるかも。。
2009年07月18日
Jabenからレビュー用GoVibe到着
いまGoVibeはシンガポールのJabenがブランドを引き継いで政策をしています。そのJabenからレビュー用にポータブルアンプを新旧取り揃えていくつか送ってもらいました。
今回はとりあえず到着の報告ということで内容だけ書きます。
GoVibe Vulcan mini
光入力を持ったiBasso D10のようなDAC一体型アンプ。右がD10ですので、さらに小さくなっています。ただし少し厚いのでSys-conceptのケーブルは注意が必要です。またD10とは音の性格も異なります。
GoVibe Magnum
Go-Vibeの主力機。可変ベースブーストやUSB DACなど機能豊富です。
GoVibe Martini
エントリー向けGo-Vibe。
Ordnance .22
Ordnanceブランドのエントリーアンプ。Martiniと価格が同じ($149)なので比較レビューの予定。
Ordnance .25
Ordnanceブランドの新型でウエブにもありませんが、22にUSB DACがついてよりアンプ性能もあがったミドルクラスとのこと。
GoVibe DAC
見ての通り超コンパクトなUSB DAC単機能でiPodからの入力やボリュームさえありません。ただしアンプは入っているようでヘッドホンを直接差してPCでボリュームを変えて使います。チップは2702だったと思います。ノートPCにもよさそうですね。
いつもは夏に自由研究というのをやっていたんですが、これだけあると今年の夏は宿題だけでいっぱいになりそうです(^^
今回はとりあえず到着の報告ということで内容だけ書きます。
GoVibe Vulcan mini
光入力を持ったiBasso D10のようなDAC一体型アンプ。右がD10ですので、さらに小さくなっています。ただし少し厚いのでSys-conceptのケーブルは注意が必要です。またD10とは音の性格も異なります。
GoVibe Magnum
Go-Vibeの主力機。可変ベースブーストやUSB DACなど機能豊富です。
GoVibe Martini
エントリー向けGo-Vibe。
Ordnance .22
Ordnanceブランドのエントリーアンプ。Martiniと価格が同じ($149)なので比較レビューの予定。
Ordnance .25
Ordnanceブランドの新型でウエブにもありませんが、22にUSB DACがついてよりアンプ性能もあがったミドルクラスとのこと。
GoVibe DAC
見ての通り超コンパクトなUSB DAC単機能でiPodからの入力やボリュームさえありません。ただしアンプは入っているようでヘッドホンを直接差してPCでボリュームを変えて使います。チップは2702だったと思います。ノートPCにもよさそうですね。
いつもは夏に自由研究というのをやっていたんですが、これだけあると今年の夏は宿題だけでいっぱいになりそうです(^^