Music TO GO!

2009年02月05日

JohnBlue JB3 、小型スピーカーの探究2009

小型スピーカーの探究ふたたび

PCシステム用のスピーカーとしてはAudioengine 2で十分に満足していたのですが、これもやはりCardDeluxeの導入で音を突き詰めてもう少し行けるんではないかと感じ始めました。Audioengine 2はアクティブスピーカーとしてはかなりよく出来ているんですが、いかんせんアンプ一体型のアクティブスピーカーではやはり限界があります。
そこで高性能のNuForce Iconをアンプとして、パッシブスピーカーを探してみることにしました。小型スピーカーの探究2009と題しましたが、候補は2008年のラインナップを中心にしています。

Iconと組み合わせる小型のスピーカーというとS-1がすぐに思い浮かびますが、もう少し性能的に上を狙いたかったのでとりあえずS-1は置いておくことにしました。また思ったよりもS-1が大きかったので、このサイズを許容するならばもっと選択肢があるのではないかと思ったこともあります。B&WのM-1も当初考えたんですが、バナナがつかないという問題があります。あとは定番のEntry-Siなんかもありますが、こうしたあたりはスタンダードではあるけれどもそれゆえに少し食傷気味ではあります。

ひとつの候補としてはわたしは47研究所の4722とか、パストラルシンフォニーのCZ302ESのような大村氏ユニットが好きなので、大村氏自身が設立したAMMラボの新型ユニットを採用したAMM-105に興味があります。これは音がまだ未知数であるということ、また価格がやや高いのでこのクラスだと試聴してから買いたいものです。
このクラスだとPCスピーカーとしてはオーバースペックですが、今回のスピーカー選びについてはPCスピーカーの単なる代替というよりも、CardDeluxeの項で書いたようにサブシステム的なものを組みたいという気もあるので、このくらいのクラスのものも選択肢としては残しておきたいと思ってます。
これについてはまた別に検討ですね。

そうするとわたしとしてはやはり海外に目が向きます。しかしスピーカーを輸入するときの問題点は輸送費です。
スピーカーはけっこうかさばって重いので、価格が安くても送料が高くついてしまいます。前から気になっているのはいくつかあるんですが、小さくても重いので少し困っていました。

JohnBlue JB3

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そこで目を付けたのがこのJohnBlue JB3です。
これは台湾のメーカー製です。Nuforceも広い意味では台湾系ともいえるので、台湾製オーディオもなかなかレベルが高いものがあります。
型番の3は3番目のモデルではなく3インチ(約7.6cm)のユニットであることを意味します。JB3はこの名の通りに3インチのシングル一発を使ったフルレンジの小型スピーカーです。他には4インチのやや大きいJB4や8インチのフロア型、JB8もあります。4インチだと約10cmで、このくらいがふつうは小型フルレンジの代表的なものでもあるので、それよりも小型ということはかなりコンパクトなモデルといえます。
JB3はペアで$350と価格も安く、大きさもAudioengine2よりやや大きいくらいで、重量もさほどではないのであまり送料もかかりません。
デザインした人はけっこう有名な人らしく、技術コンサルタントにはリッツ線の発明者などもいるそうです。
前モデルであるJB4は真空管向けに作ったそうですが、JB3ははじめからコンピューターに使われることを想定して音がきつめにならないようにしたとのことです。

メーカーホームページはこちらです。
http://www.johnblue-audio.com/

もちろん価格が安く小型なだけではありません。
かなり音質的な評価が高く、特に6moonsで年間アワードを受けるほど性能に対する評価は高いといえます。6moonsは王道のStreophileとはまた違ったマニアックな視点で選ぶので、ちょっと興味を得ました。

6moonsのレビュー
http://www.6moons.com/audioreviews/johnblue/jb3.html

購入はAudioengine2と同様にALOのKenさんのところから買いました。もともとKenさんのリストから選んだわけではなくて、JB3を選んでからGoogleで検索して通販先を探したんですが、そこでALOでも扱っているのを見つけました。さすがけっこう注目されるものはチェックしてますね。
色はピアノ仕上げの黒でなかなか精悍で価格よりも高く見えます。他には赤と白もあります。

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Audioengineよりやや大きいけれども、重さはかえって軽く感じるくらいです。いずれにせよデスクトップスピーカーとかPCスピーカーといっても違和感ないくらいの大きさには収まっているという感じです。また、Audioengineと違ってサランネットがついてきます。
しかしAudioengine2が小型ながらツィーターとウーファーに分かれた2Wayだったのに対して、シングルユニットのJB3は一見ダウングレードにも見えてしまいます。はたしてそうでしょうか。

JB3とフルレンジ

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JB3はシングルのフルレンジユニットですが、写真からわかるように少し変わった二枚羽のコーン(内側は黒)とジェットエンジンのようなセンターキャップに目が惹かれます。二枚羽のコーンは一見して同軸ユニットにも見えますが、同軸2wayではなくWhizzerコーンというものです。これは別個のドライバーを持つのではなく、小さなコーンがメインのコーンと同じマグネットに直接ついているものです。利点としては高域再生に有効と言われています。日本ではダブルコーンやサブコーンと呼ばれていますが、DIY用のユニットなどでは特に珍しいものではありません。また新しいものでもなく60年代くらいのビンテージスピーカー時代からすでにある確立された技術です。センターコーンがジェットエンジンのノーズコーンのようなものは位相変化を抑えるためということです。
またコーン紙自体もかなり軽量なものを使用しているようです。

フルレンジというと上下のレンジがせまく、性能的にはいまひとつと考えられがちです。
しかしその一方で複数のユニットがないので位相差による悪影響がなく、点音源的なので理想的なピンポイントの定位が得やすいという特徴があります。またクロスオーバーもないので電気的にもシンプルで余分な抵抗要素がありません。
フルレンジの問題点は技術的なものよりも「フルレンジ=シングルユニット=廉価品」という商業的なイメージがあるせいだとおもいます。フルレンジのもつ定位のよさとか、クロスオーバーという付加物がないことの利点を積極的に生かす姿勢があればよいデザインを得ることができると思います。そしてJB3はそのよい例になっています。


JB3の音

システムの接続はCardDeluxeのアナログアウトからKimberのHEROでNuForce IconのRCAに接続します。Iconからは付属のCAT5ケーブルでつなぎバナナプラグをJB3の端子に接続します。いうまでもありませんがJB3はシングルポストです。JB3は耳から数十センチの位置に置きます。

実際に音出しをしてちょっと驚きます。
まずこれ音の立体感がただものではありません。audioengine2もかなり音像がピンポイントですけど、JB3に比べると奥行きに欠けています。JB3はかなり三次元的に前後の奥行きを感じます。空間のこの場所から音が聞こえるのが指差せるように思えます。
ニアフィールドで聞くとかなり気持ち悪く、まったくサラウンドの仕組みがないのにサラウンドみたいに聞こえるという不気味さを感じます(笑)。
当然Iconの性能もあると思うけれどもちょっと驚きます。以前47研究所の4722の改造モデルを聞いたときもさすがにシングルのフルレンジと思ったけれども、これも安い価格でよく、と思いますがかえって低価格ゆえのシンプルさでまじめに作ればこういうものが作れるのかもしれません。

次に気がつくのは小さい音がよく聞こえるということで、システムとしての明瞭度が高くSN感が高いと感じます。小さな音が漆黒の背景から少しずつ浮き上がってくるさまがリアルです。このように弱音と強音のレンジの差がとても明確で、音楽のダイナミズムを感じさせます。
小さい音でも音痩せもなく、夜間でもBGMでよく働いてくれるでしょう。
またここまで聞いてきた範囲においては高い方も低い方もかなりよく伸びてレンジの狭さというのはあまり感じられません。特に低音はかなり出るのには驚きますね。
実際に20hzとか25hzの音を出しても、もちろんレベルは下がりますがそれなりに聞こえるのに驚きます。

またJB3は厚みがある豊かな音でオーディオ的な鳴りを楽しめます。Audioengine2はJB3に比べると少しモニター的ですが、もともとAudioengine2は前に書いたようにスタジオモニターをベースにしているのでそれは意図したことです。
Iconをまったくデジタルと感じさせずに良い面だけ引き出している感じがして、音色も美しく感じられます。
Icon+JB3だとまぎれもないオーディオシステムという感じがしますね。


JB3とNuForce Icon

ここでこのシステムの要にもなっているIconの話が少し必要かもしれません。
JB3はスピーカーとしては能率は87dBと現代スピーカーとしては標準的ですが、インピーダンスが6Ωとあわせてややアンプを選ぶタイプといえるでしょう。小さいから鳴らしやすいということはないので、小さくても鳴らしきるためにはやはりきちんとした駆動力が必要です。駆動力というとやや抽象的ですが、アンプの力は出力だけではないのでやはり抽象的な表現になってしまいます。

一般にアンプの低域のコントロールをはかる目安は出力インピーダンスですが、Dクラスアンプの場合はもうひとつ考慮点があります。
通常Dクラスアンプでは増幅後にローパスフィルターを入れてからスピーカー出力につなげる必要があります。これは通常Dクラスアンプで使われるノコギリ波によるPWM変換にともなう高周波の副作用をとるため(ローパスというのはハイをカットするということです)ですが、ローパスフィルターがここにあるとスピーカーの逆起電力などでローパスフィルターの効率が影響をうけてしまうという難点があるそうです。
Nuforceのスイッチングアンプは特許を売り物にしていますが、その特許請求項の利点としてそもそもPWM変換するときにノコギリ波を使わないのでこのローパスフィルター自体も不要になるということです。そのため、Nuforceのスイッチングアンプは特にインピーダンス変動の大きい低域で強みを発揮するというのが隠れた特徴です。IconもNuForce特許の利点を享受しているということなのでやはり同じように低域方向で特に強みを発揮するでしょう。

ちなみにIconの強化電源はかなり効果的です。音がよりびしっと締まり、気持ち悪い立体感がよりいっそう気持ち悪くなります(笑)
これこそニアフィールドリスニングの醍醐味と言えるでしょう。ニアフィールドならではの世界がここにはあります。
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2008年10月01日

Audioengine 2 レビュー

週末に家にいる時などはゆっくりと朝食を取りながらアンプが十分に暖まるのを待ち、ゆったりとLINNとDynaudioで音楽を楽しみます。
平日は仕事を終えて帰宅してからはヘッドホンリスニングをしたりしますが、いまではPC仕事をしながらAudioengine 2で数十センチくらいの距離でニアフィールド・リスニングをするという楽しみ方が増えました。単にPCにアクティブスピーカーをつけて聴くということが、ちょっとした可能性をもたらしてくれるというのは驚きます。

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オーディオファイルのためのPCスピーカー、というよりもオーディオファイルのための汎用アクティブスピーカーと言った方が良いかもしれません。
Audioengine 2(A2)について使用感です。A2についての解説は前の記事をご覧ください
購入したサイトはALOですが、新アドレスで提示しておきます。
http://www.aloaudio.com/store/index.php?main_page=index&cPath=1_3

1. パッケージング

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Audioengine 2の外箱(化粧箱)はそのまま持ち運び用のケースとして使用ができます。
アクセサリーは一通り必要なものはそろっています。ミニミニケーブルはiPodなどのための短いものと、PCなどとつなぐための長いものが二つ入っています。ただしRCA(ピン)ケーブルは入っていないので、RCAプラグから取る時は用意しておく必要があります。
スピーカーケーブルは端末処理なしのものが一対入っています(L-Rの接続のため)。
電源は外付けで100V対応のユニバーサルモデルです。ただメガネプラグなので電源ケーブルは自由に変えられません。

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特徴的なのはすべてのアクセサリーとスピーカー本体までポーチに入っていることです。外箱と含めて外出するための工夫がみられます。さすがに手持ちで運ぶにはきついですが、車のトランクになら楽に入るでしょう。

ちょっと困るのはグリルがないことです。このへんはなぜかプロモニター風ですが、使わないときにほこりを防ぐための工夫は必要かもしれません。
または付属のポーチをかぶせておくと良いのですが、いったん結線してしまうとすっぽりとはかぶせられなくなります。


2. 設置と取扱い

取り扱いについてはあまり注意すべきことはなく、普通のPCスピーカーのように使えます。入力はミニプラグとRCAの二系統用意されています。アンプ内蔵なので、サウンドカードまたはiPodや他のソースから直接接続ができます。

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ただちょっとボリュームが軽いのが難ではあります。また、背面にボリュームがあるので演奏中にボリュームを変えづらいという欠点はあります。
またあとで書きますが、スピーカーケーブルを変えるときに少しポストが小さすぎるという問題も起こります。
電源投入時はプロテクションが働くのでポップノイズはありませんが、少し無音になるのでこのときにボリュームを上げすぎないことに気をつけた方が良いと思います。

設置に関しては少し考慮するところがあると思います。
特徴的な底面のバスレフポート(スリット)がデスクトップと干渉するのか、少しキャビネット自体を斜め上に持ち上げるように底面になにか小さなスタンド様のものかスペーサーがあった方が良いかもしれません。表面はグロス加工ですが、底面には滑り止めのウレタンが張り付けてあります。実際はスタンドのようなもので浮かすとよいと思います。
またツィーターの指向性が少しあるので、その点を考慮して耳の位置にツィーターの延長線がくるようにするとよいと思います。内振りでいろいろ変化するのは普通のスピーカーと同じです。
それと本当にバスレフからの吹き出しのエアはたしかにすごい量です。ちょっと大きな音を出していると本当に扇風機くらいでることに驚かされます。

3. 音

まず驚かされるのはこの小さなキャビネットから出てくるとは思えない堂々たるスケール感です。小さいながらも朗々となる感じです。かといって大味な音に陥ることなく、細かいところもよく描写します。低域も豊かで十分な量感がありますが、それだけではなく適度にタイトな制動と解像力があります。
かなり本格的な音、という感じです。PCスピーカーにあるようなトイピアノのような鳴りではありません。このくらいの高い音質があれば、ふつうのオーディオ用の小型(パッシブ)スピーカーを聴くように真面目にコメントをする気にさせます。実際にそうした数万程度の小型スピーカーと比しても譲らないのではないかとも思います。しかも、A2はアクティブスピーカーでアンプ内蔵という形態です。

ぱっと聴いたときの音の性格は明るく明瞭な感じです。音場も広く若干平面的なけらいはありますが、定位もかなり良く音もスピーカーからではなく空間から聞こえます。アンプのSNも良く、背景が黒く音の形やひとつひとつの楽器をかっちりと明快に描き分けます。
高域もよく伸び、ヴォーカルも透明感を感じさせ歯切れ良く聞こえます。端正な音の伸びが楽器とともに人の声も美しく聴かせます。この辺はゲームなどと合わせても音声・ナレーション・効果音が明瞭に聞こえるという利点があると思います。
リズムの刻みもよい感じで音楽のダイナミックさもよく伝えます。がっしりしたMDFのエンクロージャが利いているのか、音色は響きがつきすぎず適度な正確さがありますが、無機的な感じには陥りません。プロ用のパワードモニターをベースにしているといっても、あまりドライにならない程度に聴きやすいところはあります。サウンドカードやソース機材の良い面をうまく引き出すのではないでしょうか。
音を聞いているとこのサイズや価格が$200程度ということは忘れてしまいます。

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このくらいの力があるならば、いささか本気になってケーブルなどをおごってみたくなってきます。また、おまけのケーブルでは真の力をみせてくれないでしょう。これはRCAインターコネクトでも、スピーカーケーブルでも言えます。
SE200PCI Ltdに付属のRCAケーブル(上の写真)からLINNのブラックに換えたものについては前の記事で書きました。LINNのブラックでもかなり満足できるのですが、LINNのブラックではやや低域のコントロールが不足して膨らみがちであるということと、全体にもう少しいけそうなので、少し先を見たくなります。
そこでRCAケーブルを、コストパフォーマンスが高いと評判で気になっていたKIMBERのHEROを中古で入手してみました。

LINNブラックでもかなり良いと思っていましたが、実際にHEROでは全体がより洗練されて美しさも加わる感覚があります。低域はよりタイトになり、上も伸びます。HEROは高域が弱いということも言われますが、あまりそうしたことは感じられません。全体にとてもバランスがより洗練され、スケール感も加わり、シャープさも増します。
ここまでするとかなりレベルは高くなりますが、さすがにHEROでは価格バランスがオーバーしてしまうのでLINNのブラックでも十分という感じではあります。ただ価格バランス的に見るとそうですが、性能的にはA2はHEROクラスをつけても十分に見あうものがあります。

また、スピーカーケーブルを変えてもかなり音質は向上します。アクティブスピーカーはL->Rの線だけなので、片側だけ変えてもバランスが崩れるのではないかとも思いましたが、そうはならないようです。この辺についてはALOのSXCスピーカーケーブルを含めてまた別に書きます。


低域に関してもう少し書くと、スペックは-2dBで65Hzというこのクラスとしてはかなり欲張ったものになっています(あとで出てくる6010は-2.5dBで73Hzです)。
テストトーンを出すと80Hzくらいは余裕で聞こえますが、それ以降は下がり始め50Hzを下回ると急に落ち込みますので、だいたいスペックどおりに思います。しかし20Hzや25Hzもかすかですが一応可聴できるくらいは出ているのはちょっと驚きます。
実際にコントラバスデュオのSoNAISHでは弦のうなりもよく聞こえ、かなり低い方までよく再現できます。ただし、本当に低い方はさすがにそれほどではありませんが、これはさすがに無理とは言えます。

低域性能が高い反面、テーブル直においてバスレフが面に干渉したり、ケーブルが適度にフラットでないと低域を膨らませることになりますので注意が必要です。Audioengine 2の使いこなしのキーはいかに低域を処理するかということになるでしょう。
このHeadroomのデスクトップシステムのようなスピーカーがあると理想的に思えます。
http://www.headphone.com/products/audiophile-desktop/headroom-speaker-stand-pair.php
キャビネットを上下さかさまにするという手もあるかもしれませんが、さすがに試したくはありません。また意図的にバスレフをデスクトップなどと干渉させて低域の迫力を増すという手もあるかもしれません。

夜間に小音量で聴いていてもきっちりと低い音が出ますし、ツィーターも芯がしっかりあるのでやせた感じではありません。
ヘッドホンで聴いていると集中して疲れてしまうようなときは、こうしてスピーカーを小音量で聞き流しながら楽しむのも一興です。

ここに至るとオーディオシステムとしてもかなり評価できるようになります。実際のところあまり欠点は見つかりません。ただしいくらなんでもこのサイズと価格で限界はありますので、念のため。ただし価格を忘れることは間違いないでしょう。


相対評価をしたいところですが、比較対象がむずかしいところです。プロ用パワードモニターでいうと最近出たGENELEC 6010Aがほぼ同じくらいの小型さとアンバランス入力が使えるので比較になるかもしれません。構成的には6010はアンプが左右モノでバイアンプという点で強みがあります。ただし価格は6010AはA2の2〜3倍くらいします。
GENELEC 6010は店頭で聴いたことしかないので音の直接的な比較はできませんが、明るく明瞭で音の輪郭がくっきりと浮かび上がるタイプという点では似ているかもしれません。音の細かいところは直接比較しないと分かりませんが、帯域バランスはA2の方が低域よりが充実しているように思います。6010は別売りの専用サブウーファー込みで考えているパッケージングなのに比べるとA2の方は単体でも成り立つような作りと言うべきでしょうか。

iPhoneとあわせてもその音は驚くばかりです。これが携帯からアクティブスピーカーで聴く音とは、ちっょと思えないでしょう。秋にはまた撮影旅行に行くので、これを車のトランクに入れて持っていこうかと考えています。
こうして柔軟に楽しみ方が増えるというところがこうしたアクティブスピーカーでシステムを組む利点かもしれません。しかし、A2は単に手軽さというところだけでなく、まじめに取り組むという面白みを加えてくれます。
posted by ささき at 22:07 | TrackBack(0) | __→ Audioengine 2, JB3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月09日

Audioengine 2 - オーディオファイル向けPCスピーカー

Audioengine 2(A2)はPC用のアクティブスピーカーです。
光沢のある白い表面仕上げとシルクドームのツィーターやケブラーのウーファーが美しいコントラストを見せています。
片手で持てるコンパクトさ、アンプ内蔵という手軽さを持ちながら、本格的な18mm厚のMDFキャビネットに包まれた高い質感を併せ持っています。それでいてUS$199と手軽な価格を実現しています。

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PC用のアクティブスピーカーというとどういうイメージを持つでしょう?
さきの記事のようにPCオーディオの音質向上を図る上でスピーカーはかなめですが、実際のところPC用のアクティブスピーカーという範疇で考えるとなかなか質の良さそうなものがありません。かといってプロ用のパワードモニターを流用するにも、プロ用環境に特化したものをコンシューマ用途に持ち込むにはさまざまな難点があります。

ところがこのAudioengine 2がStereophileでレビューされているのを見てちょっと驚きました。
PC Magzineというならともかく、StereophileでPC用のアクティブスピーカーが取り上げられるという異質感に興味を持ち、ぴんと来たわけです。

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まず小型ながらとても高い質感の外観に目が行きます。PCスピーカーというとおもちゃっぽいものが多い中で、質感の高さとスタイルの良さを併せ持っています。これはA2Wというグロス・ホワイトのタイプですが、他にA2Bというブラックもあります。Audioengine 2の前面はほぼハガキとおなじ大きさです。約1.5Kgという重さで片手で楽に持てます。
むこうではすでに人気があり、You tubeにもたくさん商品紹介があります。下記ビデオの後半の9分くらいからの部分に大きさが分かりやすい紹介があります。(前半は別のもの)
http://jp.youtube.com/watch?v=c14Hmse-V1E&feature=related
まさに片手で楽々取り扱えるというのが分かると思います。

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入力はRCA(アンバランス)とステレオミニが用意されています。
サウンドカードや外部オーディオ機器とはRCAで接続し、iPodなどとはステレオミニで接続できます。

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左側のスピーカー内にこのクラスとしては十分な15W/ch(RMS)のアンプが入っています。
Dual Class AB monolithicと書いてあるのでアンプはアナログ設計で左右独立したデュアルモノの形態を取っているようです。
A2は音場感や定位が良いと海外のレビューでよく評されていますが、単にスピーカーユニットだけではなくこの辺に秘密がありそうです。またトランスはトロイダルトランスの特注品でノイズの発生を抑えています。
実際にA2はこのクラスにありがちな既製パーツの寄せ集めではなく、トランスやマグネットなど多くのパーツはAudioengineの特注仕様によるものです。
この内容でペアで$199とかなり価格は抑え目です。PCのサウンドカードとあまり価格は変わらないので、価格的にもバランスがとれています。

スピーカーユニットに関してツィーターはシルクドーム、ウーファーはケブラーとなかなか本格的な構成で、もちろん防磁タイプです。周波数特性はなんとこのサイズで65Hz(-2dB)とかなり低いところまで沈みます。
特徴はバスレフポートが前面下部のスリットになっていて、ここからかなり猛烈な勢いで空気が噴出してきます。
このYou Tubeのビデオはちょっと笑えますが、これくらい勢いがあります。
http://jp.youtube.com/watch?v=mTS3BBTfgQY&feature=related


キャビネットはPCスピーカーにありがちなぺらぺらなプラスチックではなく、本格的な18mm厚のMDF(Medium Density Fiberboard)で見た目にもPCスピーカーのようにおもちゃっぽくありません。
MDFはインシュレーターとかオーディオボードにも使われます。正確な音を出すため、レゾナンスを排除するためにMDFのような素材を使うというのはPCスピーカーにはあまりない発想で、プロ用のスタジオモニターによく見られます。
コンシューマー品はともすればカタログに目立ちがちなスペックを重視しますが、こうした隠れたところに本当の姿が見つけられます。


Audioengine A2をひとことで言うと、スタジオ・DTM用の高性能パワードモニターをPC用アクティブスピーカーにアレンジしたと言えるでしょう。
前に書いたようにスタジオ用の高性能パワードモニターは音は良いかもしれませんが、バランスでシステムを組む必要がありますので、カードもDTM用途のものが必要になってきます。大きくてやや高価になりがちです。
従来のPC用のアクティブスピーカーは小型で安く、手軽でRCA(アンバランス)で組めるけれども、音はそれなりということになります。
これらの良い点をミックスしたと言えるでしょう。

実際にAudioengine A2はスタジオモニターの技術をベースに設計しているとホームページ上で記しています。
http://audioengineusa.com/index.htm
Audioengineは米国の会社で、もともと音楽製作などのプロスタジオ用パワード・モニターを製作していたメーカーのようです。AudioengineはA5というPC用途に適するやや小型のパワードスピーカーを発売して話題になりました。(小型と言ってもA5はA2と比べると重さで3倍近くあります)
このA5は従来のPC用のアクティブスピーカーとは一線を画するオーディオ的な音の良さで話題となりましたが、それも開発経緯を見ると納得します。あるサイトに開発経緯が書いてありましたが、もともとはA5はSlim DevicesのSqueezeBox用のコンパクトなシステムスピーカーとしてSlimDevicesとの合弁で開発されていたということです。いまではLogitechがSlimDeviceを買収したのでこの関係は清算されたということですが、いまでもAudioengineのサイトにはiPodといっしょにSqueezeBoxも接続例として載っています。またA5にはこうした外部機器の電源を供給するための孫出しACアウトが装備されています。

つまりもともとPCスピーカーとは異なり、SqueezeBoxのようなオーディオソース機器用に考えられたパワードスピーカーというわけです。
そのA5をさらに小型化してiPodやPC市場をターゲットにしたのがこのA2ということのようです。
高級なPCスピーカーというのでもなく、プロ用パワードモニターを単にスケールダウンしたというものでもなく、Audioengine 2は新しいパッケージと言えます。
Streophileのレビューではオーディオの世界に新しい市場を開く製品と評していましたが、オーディオファイル向けのPCスピーカーと言えるでしょう。

PCのみならず、アンプ内蔵という汎用性でiPodのみならずさまざまな機器に対応できます。
SqueezeBox、AirMac Expressや先日発表されていたCHORDのChordette Gemのような新しいタイプの有線・無線のネットワークオーディオ機器にも適するでしょう。


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(右はB5ノート)

実際に聴いてみるとたしかに音はかなりすばらしく、特にこのサイズにしてはレンジの広さとスケール感に驚きます。うちのページでは小さくても高性能で、小さい巨人と言えるようなスモールオーディオをよく紹介していますが、まさにこれもそのひとつです。
ケーブルなどを変えても素直に反応し、良い音源で真価を発揮し、音源の良さをよく引き出します。
モニター譲りという点では楽器の音色もわりと正しく分離もきっちりして、歪み感や余分な付帯音は少ないように思います。といってもモニター調という言葉から連想されるような無味でドライな感じはあまりなく、適度な音調のバランスが感じられます。帯域バランスということでいうとモニターというよりはコンシューマー向けとは言えるかも知れません。
考えてみればPCスピーカーでこうしたことを真面目に語れること自体がすばらしいことであると思います。


また使用感を含めてバーンインがてら少し聴いてみてから、もう少し書いてみたいと思います。
むこうではけっこう話題ですが、日本では代理店はありませんので個人輸入しました。ただコンパクトとは言え、スピーカー類は重いので送料に注意してください。
(このためにNuforce S-1は個人輸入は断念したのですが)
探してみるといろいろありますが、わたしは信頼できるのでKenさんのALOから購入しました。送料は$50になります。(基本は海外発送しないということになっていますので、念のためにメールで問い合わせてみてください)
KenさんはA2用のカスタムケーブルも用意しています。

しかし、なんだかWindowsがやけに壮大に立ちあがるように感じられます(^^
posted by ささき at 00:24 | TrackBack(0) | __→ Audioengine 2, JB3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月08日

PCのオーディオ環境について

今回はうちのPCオーディオのことを書こうと思います。
なぜこの話題を取り上げたかということは一番最後に書きます。

一口にPCオーディオといっても範囲は広いと思います。
単にPCにサウンドカードを付けてPCスピーカーをつなぐというものから、本格的なオーディオシステムのトランスポートにするというものもあります。
コンピューターというのは用途が広く柔軟性のあるものなので、PCオーディオというのもその個々人の用途に合ったものになっていくと思います。

わたしの場合はPCは主に写真の画像処理がメインなので、とにかく電源容量が大きくて、ファンがたくさんついていて、安定して動くというのが目的です。そのため特に静音化は考慮していません。多少うるさくとも安定して動いてくれた方がありがたいからです。
たとえば先の帰省記事の飛行機の画像はダイナミックレンジの32bit化を行っています。これはおそろしく計算コストがかかるので前使っていたPCでは作業を始めるとファンがうなりっぱなしでしたが、とうとう壊れてしまいました。
また画像処理やネット仕事をしながらのBGMとして音楽を聴いたりするので、Windowsやアプリの警告音も聞こえないといけません。ポータブルオーディオの母艦としても使うので、iPodで使っているAppleロスレスとライブラリを共用できることが必要です。
一方でメインのオーディオへつなぐデジタルオーディオプレーヤーとしては、少し書いているようにLINNのDSシステムなどを考えているのでこれとは別に考えたいところです。

そこでここでいうPCオーディオというのは、オーディオに特化したようなものではなく、あくまでカジュアルなパソコンの音質改善という枠内で考えてみようと思います。つまりはサウンドカードとPC用のアクティブスピーカーというベーシックな形態です。サウンドカードもDTM用途の本格的なものというよりも、ごく一般的な再生用のサウンドカードです。

わたしの場合は音楽を聴くときはCDPとオーディオで聴くので、これまでのところこの辺はあまりまじめにやってはいませんでした。まあ音が出ればいいかという感じです。
ただDSシステム導入に向けてサウンドソースファイルをいろいろ入手して音を出しているうちに少しまじめに考えようと思ってきました。

1. PCとサウンドカード

いま使用しているPCはDELLのXPS630iでWindows XP SP3です。
それにサウンドカードはわりと新しいONKYOのSE-200PCI LTDを付けています。

se200ltd1.jpg

音楽データはiTunesでエンコードしてAppleロスレスで管理してiPodと共有しています。再生はWinAmpとかFooBar2kにALAC(Appleロスレス)プラグインをインストールしています。
PC用のアクティブスピーカーはBOSEのMediaMate(米国仕様の初代)でした。これについては後でもう少し書きます。

あんまりサウンドカードを知らないのでレビューというわけではありませんが、SE-200PCI LTDはなかなか繊細で端正な音を出します。ノイズフロアも低いと思いますが、この辺は写真でも光る銅シールドカバーも効いているのかもしれません。
音の歯切れもよく、DACも悪くないように思います。ただアナログの良さに比べてデジタルの光アウトはいまひとつに思えますが、全体的になかなかよい音を聴かせます。

2. 環境とアクセサリー

サウンドカードとPCスピーカーというベーシックな形態とはいっても、トータルとしてそれなりのオーディオと呼べるようシステムにはしたいので、オーディオ的なアプローチも加えていくというスタンスを取りたいところです。つまりはケーブルとか電源まわりです。

SE-200PCI LTDに付属するケーブルはわりと悪くなくて、特に高域を少し強調される点でSE-200PCI LTDの美音傾向の音をよく伸ばしていると思います。ちょっと音場が狭く低域方向が弱いかもしれませんが、こういう傾向のケーブルにはよくあるタイプに思えます。解像力もそう悪くはありません。
ですので、いきなりケーブルを交換したほうがいいとはいいませんが、ちっょと順番があります。はじめからケーブルを変えても差はわかりにくいと思います。

そこでまずお勧めするのは電源タップの交換です。
わたしがPCで使っているのは売値5000円程度の下記のフィルタータップです。現在これ自体はディスコンですが、等価品がいろいろとあると思います。
http://www.audio-technica.co.jp/products/pc/at-nf508.html
実際はこれにメインシステムで余っていたAudioPrismのQuietLine(コンデンサー型ノイズフィルター)もつけています。いまならPS AudioのNoise Harvesterなんかがあるでしょう。

ふつうの家電タップからこれに変えると音は大きく変わると思います。
音はよりクリアになり音場は広がります、また低域の制動が利くのがわかると思います。
いままで硬かった音が柔らかく、SE-200PCI LTDの持つ音楽のニュアンスがよくわかるようになります。やせた音が豊かになったように感じられるでしょう。

こうなると添付ケーブルの抜けの悪さや先に書いた欠点が目立つように少し気になってきますので、インフラともいえるここまでやってからケーブルを変えるのがよいと思います。

LINNのBlack(Bl 12)ケーブルがあまっているので使ってみるとぐんと音場が広がり、重心は下がって低域はより密度が上がります。ただし高域がやや押さえられるのでニュートラルにはなりますが、付属ケーブルより高域の強調感がなくなり好みの差はあると思います。
LINNのBlackはLINN機器におまけでついてくるケーブルなのでよく手に入るベーシックなケーブルですが、それでもかなりニュアンスが付属のものに比べると分かるようになります。
このレベルでそれなりにオーディオシステムとしての評価が出来るように思えます。

こうして聴き直すとSE-200PCI LTDをベースにしたシステムは美しく、上品で微細なニュアンスの細かい表現もわりとうまく伝えます。細身で端整な感じが特徴的です。

思ったのはこうしたオーディオ的なアプローチをすると、PCベースでも意外に細かい再現力があり、音の個性も感じ取れるということです。こうしてみるとPCベースやハードディスクベースのオーディオシステムに可能性があるというのはよく分かります。
また、こうした箱庭的なコンパクトさの中で完成度を追及するということにちょっとおもしろさを感じます。

3. PCスピーカー

ただ、足を引っ張るのはPCスピーカーです。
ここまでやるとスピーカーのあらがとても目立つようになり、PCスピーカーを変えたくなります。

いまのBOSE MediaMate(初代)はアメリカに住んでいたときに買ったんですが、むこうではBOSE製品はアウトレットがありとても安く変えます。わたしはホームシアターはBOSEのシステムにしていたので、これもついでに砂漠の入り口にあるアウトレットまで出かけて買ってきました。
当時はこれが一番良かったように思えます。

こうして環境を整える前はいわゆるやたら低音が膨らんである意味迫力はありましたが、バランスはかなりベースヘビーです。その割には低いほうは実はあまり出ていません。
事実テストトーンを出すと100Hzくらいまではなんとか出ますが、80Hzあたりから落ち始めて50Hzではかなり低くなります、それ以下はほとんど聞こえません。そのため低音と言ってもより上を持ち上げて低音が出ているように見せていたという典型的なLo-Fiの例ですが、これがいわばPCスピーカーの当たり前といえば当たり前なわけです。
これはケーブルをイコライザー代わりにしていたようです。そのためケーブルを良いもの、つまり特性がよりフラットなものにすると低域がごそっとなくなります。見せ掛けの低音がなくなり、低い方がすっぽ抜ける感じになってしまいます。

つまりPCの送り出し側がそれなりの性能であれば、受け手のPCスピーカーも見合った性能が必要です。
PC側もPCスピーカーもLo-Fiであればそれはそれなりにまとまっているわけですが、一方的にPC側や環境をHi-Fiにしようとしてもそのためにフラットでワイドになったレンジにスピーカーがついてこれなくなります。
このバランスがないと全体にまとまって音質を上げるということはできないでしょう。

ということで新しいPCスピーカーを考えたいところです。
しかし、音的に欲張るといわゆるPCスピーカーの範疇ではなかなか良いものが見つかりません。
この上となるとDTM用のプロ用のパワードモニターなどが考えられると思います。しかしこれらは音は良いかもしれませんが、あくまでDTMやプロスタジオ環境に特化しているのでバランスでシステムを組む必要があり、カードも基本的にはCardDeluxeのようなバランスに対応したDTM用途のものが必要になってきます。
またイコライザーはありますが、スピーカー側でのボリュームコントロールはあまり考えられていません。サイズは大きくなりがちですし、アンプが左右独立なのは音的に良いのですが二口の電源を必要とします。安いものもありますが全般にやや高価です。一口にアンプ内蔵と言うことで同じに見えても「所変われば品変わる」と言うわけです。
反面で従来のPC用のアクティブスピーカーは小型で安く、手軽に設置できてカジュアルなサウンドカードに対応できるようにRCA(アンバランス)で組めるけれども、音はそれなりということになります。
このジレンマが悩むところです。

ひとつの解法は小型のアンプとパッシブスピーカーの組み合わせで、NuForce Iconシステムもこれに入ります。
ただアクティブスピーカーというのも便利な点があって、たとえば車で旅行に行くときに持って行って、ホテルでiPodからでも直につなげたいということもできます。いずれにせよこのグループは別に考えたいところです。

もしプロ用パワードモニターの音質の高さと、家庭用PCスピーカーのコンパクトさと手軽さが両立しているようなアクティブスピーカーがあれば、今回書いているようなカジュアルなPCオーディオには最適です。
価格的にもサウンドカードと同じくらいがバランスの良いところでしょう。

ということで、PCスピーカーを新調しました。
実はこれがまあ話のメインで、今回の記事はその前振りというわけです。

それはAudioengine 2です。
posted by ささき at 00:04 | TrackBack(0) | __→ Audioengine 2, JB3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする