Music TO GO!

2024年09月27日

LUXMANから二台結合可能のバランスヘッドフォンアンプ「P-100 CENTENNIAL」登場

国内のヘッドフォンアンプでは先駆たるLUXMANから創業100周年を記念したヘッドフォンアンプ「P-100 CENTENNIAL」が発表されました。

https://www.luxman.co.jp/presspro/p-100-centennial

究極の駆動力を誇るという「P-100 CENTENNIAL」のユニークな特徴は「P-100 CENTENNIAL」を二台使用してそれぞれを左右別のモノラル駆動としてXLR 3ピン端子を使うことによりさらに駆動力を高める方式(Phone-4)が採用されたことです。

イメージ 43.jpg
P-100 CENTENNIAL 二台使用モード

面白いと思うのはこれがバランスアンプとしていわば先祖帰りの手法だからです。この二台接続が可能なのは、3ピンXLRケーブルの端子が二股に分かれているからです。しかしなぜそのようなケーブルになっているかというと、これはバランス駆動方式の先祖であるHeadroomのBlackheadというアンプが、Maxというヘッドフォンアンプを二台物理的に結合させたものだからです。

blockhead.png  max.png
Headroom Blackhead(右)とMax(左)

この3ピンバランスケーブルは当初はバランス駆動アンプの標準的なケーブルだったのですが、次第にバランス駆動方式が当たり前になってくるともっと簡易な4ピンXLRが次第に広まってきました。しかし「P-100 CENTENNIAL」をみると冗長性というものが実は無駄ではないということがわかるような気がします。
posted by ささき at 13:10 | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

ラックスマンからバランス駆動対応のフラッグシップヘッドフォンアンプ登場

ラックスマンからヘッドフォンのバランス駆動に対応したヘッドフォンアンプのフラッグシップモデルP-700uが登場しました。
http://www.luxman.co.jp/presspro/p700u.html
プラグはXLRx2のタイプです。
ラックスマンと言うとこのヘッドフォンブームがブレークする前から本格的なヘッドフォンアンプP1を出していて私も使ってました。当時は国産ヘッドフォンアンプではP1とインターシティのHD-1Lが雄でした。また最近では多機能DACのDA200がヒットしたのが記憶に新しいところです。
P-700uは好評のP-1uの発展系でラックスマン独自の高品質フィードバックODNF回路は最新の3.0Aを搭載し、これを4チャンネル独立でバランスヘッドフォンに対応しています。またソリッドステート方式の電子制御アッテネーターLECUAの採用もポイントです。
フジヤさんのヘッドフォン祭のページにさっそくインタビュー動画が載ってます。
https://www.fujiya-avic.jp/event/1210_headphone_fes/

この本格的なフラッグシップモデルもヘッドフォン祭で見られそうですね!
posted by ささき at 11:02 | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

Luxman P-1に後継機P-1u登場!

Luxman P-1というとやはりこのヘッドホンムーブメントの初期に、さん然と輝いていたトップクラスのヘッドホンアンプでした。Luxというきちんとしたオーディオメーカーがしっかりと設計したという点でも貴重な製品でした。そのため安定した人気がありロングセラーであったと思います。
そのP-1に新型の後継機が登場しました。P-1は対になるスピーカーコンポーネントとデザインを統一してゴールドだったんですが、今回はシルバーシャーシとなりました。またフィードバックに工夫をこらしたLux独特の回路もより磨かれているようです。
興味のある方は下記のフジヤさんのブログをご覧ください。

http://avic.livedoor.biz/archives/51239509.html
posted by ささき at 08:27 | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

HD-1Lの電源ケーブル交換

ヘッドホンアンプHD-1Lの標準の電源ケーブルにはいかにも添付物としたものが入っていますし説明書にわざわざ電源ケーブルを変えて欲しいような記述まであるのでいつか変えようと思っていましたが、本日SAラボ・ハイエンドホースのエントリーモデルを買ってきました。それほど高いものではありませんがコストパフォーマンスはよさそうです。
変えてみると全体的な明瞭度も増しますが、音の歯切れと低域の締りがやや改善されステージイメージが向上して音場感が豊かになる感じもします。SR-71の電池もそうですが、やはりヘッドホンアンプでも電源関係の改善は効果がありますね。


posted by ささき at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

HD-1LとL-3000の写真

今日わたしが使っているデジタル一眼レフのKiss Digital Nに使える新しいレンズを買ってきましたので試しにHD-1Lの画像を撮ってみました。
大きさが分かりやすいようにヘッドホン(L-3000)とCDPを並べてあります。

hd1_front.jpg

今日ついでにDHA3000などを少し聴いてきましたが、やはり違いは深みとか厚みといったところですね。おそらくゼンハイザー系にも合うと思いますのでHD650もちょっと気になります。
やはりオーテクよりゼンハイザーのほうが艶っぽさがありますからね。
posted by ささき at 01:41| Comment(2) | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

HD-1LとP-1と

ここ数日購入してから毎日ヘッドフォンアンプのHD-1Lをずっと聴いてますが、これは別にエージングを進めようとしているわけではなく耳が吸い付いてしまったからです。この音の魅力はなんだろう。。
と、言うわけでエージングを待つまでもなくLuxman P-1と少し比べてみました。条件としてはPaganini NV(CDP) -> Python ->HD-1L / P-1-> L-3000です。
単体で比べるとP-1が音の広がりと中高域のクリアさでやや勝りますが、全体的な音の魅力ではずっとHD-1Lが勝ります。あのL-1が薄いものに感じられます。音の魅力というと抽象的ですが、音楽性と言ってもよいかもしれません。かといって味系の甘いアンプではなくて解像力も高いし上も下もきちんと伸びています。腰の強い低域と厚い中域、そして艶のある高域が広い音場にバランスよくまとまっています。L-3000の太い低域を見事に生かしてくれるのはとても魅力的です。

プリアンプを通してP-1につなぐとP-1はさらに光りますので、この条件ではかなりP-1は広い音空間とフラットさ、粒立ちの良い特徴がはっきりとします。HD-1Lはプリをつなぐとかえって音が膨らんでしまうので、HD-1Lはあきらかに直結がよいです。
(性能の良いプリの場合は直結しないことでの鮮度の低下というのはあまりないと思います)

ジャンルで言うとロック・ポップス・ジャズ系はあきらかにHD-1Lが大きく勝ります。クラシック・器楽曲はプリをつないだP-1だと直結のHD-1Lといい勝負です。GlasstoneのHPA-20あたりとはどうなんでしょう。

しかしHD-1Lと比べたP-1の大きさはいったいなんだろう、と思ってしまいます。無骨に見えるHD-1LもCDPなどにスタックして無造作に使うと、かえってプロ機材っぽいかっこよさが感じられます(^.^
posted by ささき at 00:15| Comment(0) | TrackBack(1) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

謎のヘッドホンアンプHD-1Lゲット

オーディオユニオン御茶ノ水の4Fのアクセサリー館に行ったところHD-1Lという見知らぬヘッドホンアンプがありました。キャッチには坂本龍一氏御用達ということでプロミュージシャンのモニター用をうかがわせます。値段も小さい割りにP-1並みと、興味から聴いてみるとたしかにP-1とは違って重みというか厚みのある音で躍動感を感じさせます。
まあP-1があるからいいかと各階を回りながら1Fまで来たときに、なんとなく音が忘れられずにまたエレベーターで4Fに行き振り出しに戻りました(笑)

というわけで持ち帰りしてきましたが、買ってはみたもののAID(Audio Innovation Design)というメーカー名も謎です。限定バージョンとありますが、どうやら先に書いたようにスタジオ向けなどにカスタム少量生産しているらしく、ユニオンには4台のみ入荷したそうです。
たしかに箱もそっけないものです。

hd1_box.jpg

寸法は160W x 68H x 306Dと細長で奥行きは普通のオーディオ並みです。
表面はピアノブラックで質感は悪くありません。

hd1_top.jpg

接続はRCAアンバランスのみです。電源ケーブルは外せるタイプです。
(わたしは中を開けたりできる人ではありませんので中の写真はご容赦)

hd1_rear.jpg

ちょっと聴いてみるとたしかに中低音の表現にはぬきんでたものがあって、中高音の伸びも意外と滑らかです。音場もオーテクのヘッドホンアンプと比べると良いように思います。本体はやや暖かくなります。
なにより先に述べたようにP-1が粒立ちの良い精細な音ではありますが、軽い感じがしますので厚みがあって躍動感も感じるHD-1Lは良い対比に思えます。オーテクのヘッドホンにはかえって純正よりこちらの方があうような気がします。

いずれにせよバーンイン(エージング)が60時間と明記されているので、それが終わった頃にでもLuxman P-1と聴き比べでもしてみようと思います(^.^
posted by ささき at 20:47| Comment(1) | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月08日

最近のヘッドホン事情2 LUXMAN P-1!

P-1を選ぶにあたってはオーテクのDHA3000やHA2002と聴き比べした上で選びました。純正の組み合わせの方が一見良く思えますが、聞き比べるとP-1の方がより音楽的に表現が豊かで音場感も広く感じます。P-1は音のひとつひとつの粒立ちがはっきりしていて、レンジが広くてスムーズにつながります。とくに低音がいいですね。またヴォーカルも肉感豊かでピアノのフォルテも音のエッジがきれいに響きます。さすがにアンプ老舗メーカーのラックスが気合をいれて作ったヘッドホンアンプだけあります。もうこういうのは出ないでしょう。
ただDHA3000のS/Nの恐ろしい高さからか、すばらしく見通しの良いクリアさにはちょっと驚きます。この辺はフルデジタルのゆえなのでしょう。オーディオの将来が垣間見えます。また音の作りについては性能のよしあしというよりもHA2002のMOS-FETの採用のように意図的なキャラクター付けだと思いますのでこの辺は好みが出るところだと思います。

Valve-xに比べると値段以上の差があるように思えます。ちょっと特徴的なValve-Xも悪くはないですが、さすがにP-1はあらゆるところでアンプの仕事をきっちりしていると言う感じです。リファレンスに使っているLINNレコードのサンプル版のベースの低音部が特徴的なジャズの曲がありますが、それを完全に鳴らしきったのはP-1ならではです。思わず拍手したくなりました(笑)

接続はCDから直接ヘッドホンアンプにつなぐのではなく、いったんプリメインアンプにつないでそのテープアウトからP-1につないでいます。
これはP-1がValve-Xのようなイン・アウトのスルー端子を持たないためここで終端しなければならないのでCDからP-1につなぐとスピーカーとの共用でつなぎかえが生じるというのが大きい理由ですが、音質的にも違います。CDから直接つないだ方がより鮮度が高い気もしますが、実際はプリを通した方が音も整ってより立体感のあるものになります。プリアウトから出す手もありますが、プリアウトはスピーカーのミュートと連動してしまうためテープアウトから出しています。
posted by ささき at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ HD-1L, P-1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする