
Grado HF-2が届きました!
今年はHD800、Edition8その他で散財が続いたのでGradoの方はPS1000ではなく、Baby-PS1000になってしまいました(^^
HF-2はGradoのHead-Fi専用モデルですが、いつのまにかHead-F1専用モデルになってしまったのは前述の記事のとおりです。わたしのもF1です。まあF1好きだから良いけど(笑)
PS-1000のハウジング破損問題とあわせてちょっとGradoの品質管理には問題ありそうですが、まあ大メーカーならぬ手作り的なところはしかたないところでしょうか。ただこのHF-2はわりと綺麗です。
かんたんにおさらいをすると、baby-PS1000とトッドさんが呼称するだけあって、金属製のハウジングと木製のインナーを持っている点が特徴です。Head-Fiメンバーのみの限定発売で価格は$429です。
ただHF-2はもう500個分はすべてなくなったようでいまはキャンセル待ちになっています。再度生産があるかもしれませんが、すぐだとF1組が文句をいうと思うので作るにしても少しおくでしょうね。この辺はちょっと分かりません。

ちなみにシリアルは#77です。なんとダブルラッキーですね。CanJamで10か20出て、初回ロットが50だから、第二ロットの早い方だったでしょう。
こうしてめくると手書きのシリアルが出てくるところはHF-1と同じです。金属と木製のハイブリッドハウジングがよく分かると思います。
ちょっと聴いてみましたが、リアルでかつ非現実的なHD800の音を聴いたあとだとある意味ほっとしますね。ヘッドホンらしい音というか個性的で十分な密度感もあります。こういう音が好みなんだと言う人も多いでしょう。
ちょっと抑えてはあるけれども、攻撃的なところも残っています。たしかにロック聴きたくなるけれども、ジャズとかクラシックを聴けるような洗練されたところもまたあるという感じです。大人のグラドと言う感じではあるかもしれませんね。音楽性が高いと同時に、全体的な音質のレベルも高いと思います。
たしかにこうして箱からすぐ聴いていても高い方はそれほどきつくなく聴きやすくは感じます。低域はかなり豊かです。ヴァイオリンの音でもちょっと響きの甘みが載って美しいところは木製ハウジングの効果かもしれません。
ただこの時点では刺さるほどではなくても全体にまだ荒さ・硬さが残っているので、もうちょっとバーンインしてみたいところです。

標準はボウルパッドですが、今回はついでにフラットパッドも買いました。上の写真です。(箱にいっしょに入れてもらいました)
Gradoはパッドで変わりますが、これもフラットパッドだといっそうヴォーカルも近くダイレクトで攻撃的になります。ボウルパッドの方がバランスは取れてますが、そこはそれ(笑)
HD800のような先端的な音もあり、またHF-2みたいな個性的な音もあり、この辺がまたヘッドホンの面白さですね。