Music TO GO!

2011年11月25日

大山不動の紅葉

今年も関東でも紅葉のシーズンがはじまり、大山不動に紅葉を撮りに行ってきました。
今回は軽くPENTAX Qだけで撮ってみました。小サイズセンサーですが、一眼レフ並みに表現ができ、魚眼などのアクセサリーも効果的です。
ただ今年は天気が暖かすぎたせいか色つきはいまひとつのようでした。

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PENTAX Q, 03 FISH-EYE

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PENTAX Q, 01 STANDARD PRIME

IMGP1052.jpg     IMGP1015.jpg     IMGP1075.jpg 
PENTAX Q, 02 STANDARD ZOOM    

大山と言えば豆腐です。名水が作る豆腐は透明で、ここに来る楽しみの一つになっています。
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iPhones4S
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2011年11月12日

乗馬と外乗

少し前から乗馬をはじめました。流鏑馬撮ってるということもありますが、前から馬に乗るということに興味を持っていました。
いつもは近郊のクラブで練習をしているのですが、先日5級ライセンスという初級のライセンスに合格したので晴れて外乗(がいじょう)できるようになり、今週末に高原に遠征して外乗デビューしました。こういう感じの牧場です。

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普通乗馬はクラブの馬場の囲いの中で練習しますが、外乗は馬場の外の自然のなかに馬で乗ってまわれるというものです。いくつかの班に分かれて騎乗しますが、下は先発の班が帰ってきたところです。

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紅葉がきれいですが、外乗はこうした木々の中に分け入っていきます。ちょうど右の写真の坂から木立に入っていきます。

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はじめはなんとなく山道や林道をゆったり行くのかと思ってたら、実際は想像を超えてました。
オフロードバイクが走るような林道とかいうレベルでなく、木々の間の獣道や道もないただの茂みのなかを馬で分け入って行きます。先頭の指導員が枝をのけながら道作ってそこを分け入ったり、頭に容赦なく枝がびしびしぶつかり、ぬかるみに馬が足とられるのを落馬しないようにバランスとって、雨のなかを道なき道を登ったり下ったり、脇が崖の道を超え、倒木があったら乗り越え、ボロ(フン)をする時は止めてあげ、開けた林道になったら速歩(はやあし - 中速度で走ること)でかけていき、林道に車がきたら脇によけ、また木立に入って、乗り手が体を前のめりさせるような急斜面をグイグイと登り、馬が疲れたら原っぱで休むとむしゃむしゃと草を食べさせます。
これを一時間くらい乗ります。馬を操るのに手いっぱいで写真とってる余裕はまったくなし。一枚だけこちら、こんな感じです。

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私が乗ったのはゆったり系の子なのでびしびし行かないとダメなんですけど、なにぶん乗り手がまだ不慣れな私でびしびし出来なくて隊列から遅れ気味、馬に進むことに集中させないと気が散って勝手に草食べ始めるのでしかってやめさせます。それどころか下手すると乗り手を無視し始めるので、そこを手綱つかったり馬に足で合図送ったりと四苦八苦。この辺が車とはまったく異なるところ。
ただこの子はしっかり手綱とってれば足は健脚で強く、坂もぐいぐい登って前に追いつきます。馬はまったく乗り手次第で、上手に乗りこなせればよい馬なんでしょうね。
次の機会は来年になりますが、次までにもっとしっかり手綱さばきを身につけようと反省しきりでした。

なんかこれ、ちょっとした冒険です。私もハンググライダーやったり曲技飛行機で宙返りとかいろいろやりましたけど、外乗もなかなか日常からかけ離れた面白味があります。
自然にわけいるのにエンジンの音もなく、周りが紅葉の美しい木立に溶け込みます。馬に乗ると視点が高くなり、歩いてトレッキングするのとはまた別の視界が開けます。ちょっと面白い世界をまた見つけた感じですね。
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2011年10月06日

スティーブジョブズやすからに

既報の通りです。
今夜は少し早く帰って「シリコンバレーの海賊たち」を借りて見ようかなと思います。私が常に人に知って欲しいと思ってることは - コンピューターは非人間的なものではなく、こんなに情熱的な熱い人たちに育てられたものだと言うこと。
R.I.P.
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2011年09月25日

彼岸花の季節

彼岸花はとても規則正しく毎年同じ時期に咲きます。
今日はいつもの高座渋谷の常泉寺に行ってきました。ここは白い彼岸花で有名ですが、カッパの像をはじめ境内もなかなか撮りどころ満載です。
そこで今回はフルサイズのEOS-1Ds MkIIとともに、小型システムカメラであるPENTAX Qをサブカメラとして持っていきました。

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iPhone 4

こちらはEOS-1Ds MkIIとEF135 softによるソフトフォーカスです。フルサイズならではの滑らかなトーンとハイライトに工夫して透き通るような透明感を表現しています。
最終的にはJPEGなので8bitになるのですが、画像処理では計算精度を保って桁落ちを防ぐために16bitで作業をします。この辺はオーディオでの64bit処理なんかにも似ていますね。

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EOS-1Ds MkII, EF135 soft

以下はPENTAX Qと02標準ズームによるスナップです。いちいちメインの大型一眼レフのレンズを交換しなくても思った瞬間をすぐに切り取れます。

IMGP0455c.jpg     IMGP0460.jpg     IMGP0426.jpg
PENTAX Q, 02 Standard Zoom

下の写真のように境内にはめずらしい水琴もあります。これは地中にある壺に水滴の落ちる音がかすかに聴こえるという趣のある「楽器」です。河童が耳を澄ましているのも良い風情ですね。

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PENTAX Q, 02 Standard Zoom

季節もようやく夏から秋へと向かう節目を感じさせます。
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2011年09月05日

PENTAX Qレビュー

話題のPENTAX Qを買いました。最近は小型軽量のいわゆるミラーレス一眼が流行ってますが、Qはナノ一眼という触れ込みのさらに小さな「一眼」カメラです。ポイントはAPSサイズの大きなセンサーではなく、コンパクトデジカメで一般的な小サイズ1/2.3インチのセンサーを使ったことです。
簡単に言うとコンパクトデジカメながらレンズ交換ができると言うことですね。ただ実際には様々な工夫がなされていて、立派なカメラシステムになっています。

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実際に手に取ってみると軽い驚きがありますが、まさにミニチュアサイズでドールハウスの置き物のカメラと言う感じです。トイカメラという気もしますが、これが侮れない性能を持っています。
詳細についてはこちらのペンタックスのページをご覧ください。
http://www.pentax.jp/japan/products/q/

使用

ストラップは小型なのでリストストラップに変更しました。白いボディにブラウンのストラップがなかなか似合います。下の写真では01標準レンズにフードを装着しています。

IMG_2898.jpg      IMG_2900.jpg

コンパクトカメラだけどレンズを変える感覚が面白いと感じます。レンズが小さいので交換にはやや気を使いますね。
レスポンスは悪くなくて、街角スナップ写真を撮るのにもたつくと言うことはあまりないように思えます。
バッテリーは半日使ってRAW/JPG同時記録で100カット程度(枚数で200枚、2.5GB)撮って最後の一目盛りになったので、まじめに一日とるときはもう一個バッテリーがほしいところです。
エコ機能として10秒立つと液晶が暗くなるのがあるけど、露出が変わったかと勘違いするので切ってます。ゴミ落としもついてますが、なぜかデフォルトではオフになってます。この辺もバッテリーの持ちかなと思いますね。

デジタルフィルターの種類が多いのも特徴です。さまざまなエフェクトがかけられます。
JPGで撮っていてもまだバッファに残っているときはRAWに変換できるので、カスタムイメージで撮ってもう一度直したいときはすかさずRAW保存ボタンを押してあとでインカメラRAW現像でフィルター変えても良いですね。
機能が多いのを反映して説明書が厚いのも特徴ですが、例えばプログラムシフトとかプログラムラインって説明書にぽんと出てきても露出モードのある一眼レフに精通してる人でないとわかんないのではないかと思います。

画質

画質はローパスレスと高性能レンズの組み合わせもありかなり精細な画像を取り出せますが、ピクセルレベルではAPSよりは劣ります。ただ縮小するとあまり気にならなくなります。
まえにOlympus E-20も持ってたんですけど、全体に少し前のE-20とかCanon Pro1などの高性能小サイズセンサー機に似ていると思います。この辺を現代版にしてレンズ交換出来るようにしたと考えても良いかもしれません。

画像はRAW/JPG同時記録で撮りましたが、JPG品質がなかなか良いので今回はJPG画質でPENTAX Q作例を上げてみました。ノイズリダクションとリサイズと若干のレタッチをしています。
撮ってきたのはいつものことながら山手の洋館です。前回のKiss X4も同じところで撮っているのでそちらも参考までにどうぞ。(ちなみにKiss X4はAPSセンサーで1800万画素、使ったレンズは高性能単焦点です)

こちらは01標準レンズです。すばらしい描写力の標準レンズです。F1.9という明るさも魅力ですね。
モノクロはインカメラのJPG設定です。モノクロ以外のJPG設定は「ナチュラル」です。

0065.jpg F2.8 1/100      0019.jpg F2.8 1/25

0044.jpg F1.9 1/60      0046.jpg F1.9 1/60

レンズは他に03魚眼レンズも購入しました。
9455.jpg 

こちらが魚眼レンズでの写真です。ただ画質自体はやはり01標準よりも甘めです。絞りは固定でフォーカスもマニュアルになります。

0059.jpg F5.6 1/60      0052.jpg F5.6 1/60

0075.jpg F5.6 1/30

考察

私もほとんどの写真をフルサイズのEOS-1Ds2で撮ってて言うのもなんですが、ペンタックスQの利点は逆説的だけどセンサーが小さいことです。
まずこういうコンパクトなシステムにするには、ボディーだけではなくレンズをコンパクトにする必要があります。APSサイズのセンサーではそれに見合うイメージサークルを確保するためにどうしてもレンズが大きくなります。Qでレンズとボディーのバランスが良いのはレンズのイメージサークルが小さいからです。現行レンズはそれでも余裕持ってると言うことなので、APSセンサーに合わせてギリギリで設計するよりも、余裕持ってた方がレンズ設計的にも良いですね。

9458.jpg
左は「フルサイズ」の標準レンズ(EF50/1.4)で右がPENTAX Qの標準レンズです。

また被写界深度を深く取れるという点もあります。
ショウのイベント撮りや取材なんかは一眼レフを持ってくる人もいますが、私はあえて一眼レフでなくコンパクトデジカメのs95を持って行ってます。簡単に広く合うからです。屋内で露出を保つためには絞りは開け気味になります。そうすると被写界深度は狭くなって広くピントが合わなくなります。
これでバウンス出来るフラッシュが出れば非常に実用的なプレスカメラになると思います。

逆にセンサーが小さくて困ることは、被写界深度の問題でボケないと言うことと、センサーの性能低下です。
ボケコントロールという画像処理でボケを作るモードが用意されてますが、これはあんまりうまくいかないですね。今回の作例でも良いものは取れませんでした。ファームの進化に期待です。ただF1.9だとそれなりにはぼけます。

一般に小サイズCCDで画素数が上がるのを揶揄する向きもありますが、これは必ずしも悪いことではありません。根本的にデジタルであるからにはサンプリングを細分化することでオリジナルのデータに近づきます。実際Qはローパスレスなんですが、これはコスト的な問題もあるでしょうが、このサイズでこれくらい細かくなるとローパスがなくても偽解像が発生しにくくなると言うことがあります。400万画素でローパスが弱い初代1Dなんかは偽解像でまくりで格子模様がラーメンマークになったりしてました。

またよく言われるダイナミックレンジですが、これも劇的に下がるわけではありません。なぜかというとダイナミックレンジはデジベルで測るために対数で効くからです。10%や20%下がってもそのまま直線的にダイナミックレンジに反映される訳ではありません。また新しいセンサーは高性能であるということもあります。この辺に800万画素時代にセンサー比較した記事があります。
http://www.asahi-net.or.jp/~eg3y-ssk/photo/tstar/digital/ccd2004/index.htm
ただし感度低下は問題です。実際QがAPS機と比べて劣るのは高感度性能でしょう。

もう一つこのクラスのカメラを使うときに気をつけることはシャープに写そうとして絞りこむのはよくありません。これはQ(や普通のコンデジ)は換算でなく実焦点距離で言うととても焦点距離が短くなります。APSが1.5倍とすると、これらでは5.5倍です。標準レンズでさえ8.5mmです。この場合に回析の影響が大きく出ます。前にIXYの開発者記事をみたときにはほとんど一絞り絞っても回析の影響があるようです。
普通のコンパクトデジカメは簡素化するために絞りが二段階程度で、あとはシャッター速度で露出を調整するので、絞りがないのであまりここは問題にならなりません。大抵開放で撮って、露出が合わないときだけF8くらいの絞りを下ろす程度です。
ただ絞るとやはりシャープになるのは(説明は省きますが)Qでも同じなのでベストポイントがあるはずです。これは一概には言えません。Qと01レンズに関してはメーカー作例をみるとF2.8で撮ってるので、開放からF2.8で撮るのが良いと思って上の作例ではF2.8で撮るようにしていました。

まとめ

使って楽しくとても画質も素晴らしいカメラです。持ってるだけで趣味性も高いので、カメラ好きのセカンドシステムにはお勧めです。ただしコンパクトデジカメからステップアップする人は普通にAPSサイズの一眼を買った方が良いと思います。画質面と言うよりそのほうが勉強にもなります。
買ったときにクラカメコーナーも見てきたんですが、そこにあったローライ35にふと似たものを感じました。Pentax QはAuto110を元にしたとも言いますが、そのミニチュア的な精密感はむしろローライ35に近い感覚かもしれません。

ニコンも1/1インチとかあまりないサイズのこうしたカメラを作ろうとしているとも噂されています。もともと35mmフィルムを135フォーマットとも言うのは、コダックの制定したフィルムの中で135番ということです。このライカの時代には多数のフィルムフォーマットが乱立していたようで、ライカでの35x24はまた出たかという感じの135番のフォーマットということなんでしょう。それがいつしかライカ判ともいわれる35x24に統一されたということなんでしょう。
このデジタルの時代もやはりそうした戦国時代のようにフルサイズ、APS、4/3、1/2.3その他いろいろと「システムカメラ」が群雄割拠しているのでしょう。それがいにしえのライカのように統一できる力をもったカメラが出るかというと、、まだわかりません。いろんなメーカーの試みが楽しめることでしょう。


* 9/9 RAW現像編更新しました。下記ページです。
http://blog17gray.seesaa.net/article/225225035.html
9/13
http://blog17gray.seesaa.net/article/225680932.html
9/18
http://blog17gray.seesaa.net/article/226442074.html
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2011年08月17日

三島の流鏑馬2011

三島の流鏑馬は三島大社のお祭りの一環として行われます。大社祭というのはたいていどこか雨が降るということですが、今日は天気が持ちました。しかし光の条件はやや不安定だったのでISO感度を決めるときにやや悩みました。
今回から流鏑馬はEOS-1D Mk3で撮ることにしました。いままで使っていた1DsMkIIに比べると連射やレスポンスで軽快感がありますが、やはり流鏑馬を撮るようなむずかしい撮影ではちょっと異なる操作フィーリングが気になる点もありました。

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今回もう一つ新しいものを使用したのはRAW現像ソフトに純正のDPPとかLightRoomではなく、フリーソフトのRawTherapeeを使用したことです。上の二枚は純正のDPPですが、下の二枚はRawTherapeeを使いました。ホームページは下記です。
http://rawtherapee.com/
これはLinuxでフリーソフト現像という世界がある、というので興味を持ってRAW現像フリーソフトを調べていたらなかなかRawTherapeeがよさそうだったのでWindows 64bit版を使ってみました。まだ加減がわからないところはありますが、ディテールとかハイライトのトーン抽出などがなかなかやりやすくいじりがいのあるソフトです。ただパワーとメモリーはかなり使用するようです。
コンピューターオーディオでもプレーヤーソフトで差が出ますが、デジタルカメラでもRAW現像ソフトで違いが出てくるのが面白いところです。(これはRGBベイヤーパターンから画像を形成するデモザイク処理のアルゴリズムが異なるからです)

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さて三島というとやはりウナギ。三島は水がきれいということでウナギが有名とのことです。下は本町うなよしのうな丼(2300円)です。うなよしは元祖という店と二つあるようですが、私は大社に近いのでこちらに行っています。

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三島のウナギは浜松よりも良いという人も多いようですが、浜松は最近餃子に力を入れているのでウナギの方は三島に譲ってあげてもいいのかも ^^)
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2011年08月13日

EOS Kiss X4撮り始め

いままでサブで使用していたEOS Kiss Digital Nがさすがに調子がわるくなってきたのでKissも代替えしました。中古で買ったんですが、どのタイプにしようかといろいろ考えてX4にしました。X4とX5の大きな差はバリアングル液晶ですがそれほど使わないということ、X3との差は背面液晶のアスペクト比が3:2であるため有効に表示されるということと、最近買った無線LAN SDカードのEye-Fi対応で差を感じました。やはりEye-Fi対応されてないとオートパワーオフで回線が切れるのでひどく使いにくいものになります。画素数は1800万画素とメインの1Ds MkIIより多くなりました。

そこで画質はどうかということでいつもの横浜山手の洋館に試し撮りに行ってきました。
レンズはデジタル時代の「標準レンズ」Sigma 30/1.4です。こちらに30/1.4の記事を前に書きました。
http://blog17gray.seesaa.net/article/11704101.html

画質は極めて良好です。今回は撮っていませんが特に高感度性能は特筆ものです。色彩はわりと水彩的に淡くきれいで美しいですね。

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最近公開されたジブリの「コクリコ坂から」とタイアップして洋館では「カルチェラタン新聞」を展示していました。すべての洋館をめぐるとすべての発行した記事が読めるということです。

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2011年07月08日

京都 2011 夏

京都に行ってきました。来週は祭りということで、この時期は街は思ったよりもすいている感じでした。
少し回って写真も撮ってきました。今回は街角スナップ風に軽快に撮りたかったので、カメラはSigma DP1です。DP1の紹介は下記記事です。
http://blog17gray.seesaa.net/article/88675493.html
前に京都に行ったときに感じたのは鎌倉とも違うその歴史の重みのある木や石の感触でした。そこで今回は古都の質感ということを念頭に撮ったんですが、DP1のコンパクトカメラにしてこのシャープさ、堂々とした描写は期待どおりでした。木の塀や濡れた石、葉や苔の細やかさ、ハイエンドクラスの一眼でなければこれ以上の画質はなかなか得られないでしょう。Webサイズに縮小するのがちょっと残念なくらいです。現像は写真によってSigma Photo ProとLightroom3を使い分けています。

辰巳橋・白川界隈

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南禅寺

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嵯峨野・竹林

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龍安寺

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なんだか久しぶりに街角スナップものを撮った感じです。みなメジャーなところばかりですけど、自分なりの絵というのは意識してみました。あえて28mm(相当)一本勝負にしたのも絵作りが割り切れるので良かったかもしれません。
ただ私のDP1はまだオリジナルの古いタイプなので一枚撮ると書き込みに時間がかかります。はじめは舌打ちするところもあったんですが、東京にいるんじゃないのでこのゆっくりした時間に合わせるのもよいかと思えてきました。

龍安寺の石庭ではどうしたらこのすべてを撮れるだろうかと考えたんですが、石庭の15の石はすべてが同時には見えないように不完全ゆえの謙虚さを表現したということを聞くと、それを完全に撮ろうとするのはおごりというものかとも考えてしまいました。
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2011年06月09日

レッドブル・F1と曲技飛行のイベント2011幕張

さる6/4に幕張でBig Beach Festivalというダンスミュージック・ビート系の野外ライブイベントがありました。メインはイギリスのFatboy Slim(ノーマン・クック)というアーティストです。
昨年もそうだったのですが、このイベントでは毎年Red Bullとのタイアップイベントを行っていて、私はレッドブルのオフィシャルカメラマンとして参加しました。まず恒例となっている「Red Bull フライトパフォーマンス」では日本人の室屋パイロットと元曲技飛行世界チャンピオンのユルギス・カイリスがライブ会場の観客の目前で素晴らしい曲技飛行を見せてくれます。
また、今回初のというか世界でも例を見ない「「Red Bull Energy for Japan チャリティーラン」ではF1ドライバーのセバスチャン・ブエミが本物のRed Bull F1マシンをなんとライブ会場脇の道路で走らせると言うイベントを行いました。

オフィシャルとして撮った写真はレッドブルジャパンに帰属しますが、今回掲載してよいと言う許可をもらいましたので、私の撮影した中からいくつか紹介します。
*写真の版権はレッドブルジャパンに属します

カメラはEOS-1D Mk3とEOS-1Ds Mk2です。

こちらはレッドブルジャパンのページです。
こちらはBig Beach Festivalの公式ページです。

当日は梅雨というのに快晴でした。
F1は過去のマシン(RB1?)をペースに最新の仕様にあわせてボディパーツを改造したもので、デモカーとして使われているマシンです。外装は毎年少しずつ変更を行うそうですがベースは以前のもので、たとえば排気管はいまと違って上方排気になっています。

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ドライバーは現役のセバスチャン・ブエミで会場のすぐ横の道を4往復ほど走ってくれました。

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とにかくF1の実際の走行を目の当たりにすると驚くのはその加速の速さと音です。
F1の走行は以前鈴鹿で見たことがありますが、テレビと比べて驚くのは音の大きさです。予選の日に130Rに向かって丘を登っていくとまだ姿が見えないのにすさまじい音がして、なにが走っているんだと言う驚きがありました。フェラーリのV12とコスワースV8でも音が違うのには感動しましたね。
その頃に比べてもより高回転になったエンジンの発する音は空気をつんざくような高周波音は身を震わせてくれます。その加速はまるで車ではなくミサイルが地面を走っているようです。
一回目は正面から撮って、二回目は本来は観客を大きく入れた状況説明カットを撮る段取りでしたが、すごいスピードで突っ込んできて、目の前ではげしいスピンターンを見せ付けられたとき、高揚した私はそれに逆らってしまいました。カメラマンとしてこの化け物に挑戦しないと収まらなかったと言う感じですね。

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いきおい走って流し撮りに挑戦しましたが、あとで怒られました(笑)。これはまあいい方ですけど、ほんとはもっと観客を入れないと。あとレース写真は少し傾けないとだめですね。まあF1はF1の専門のカメラマンがきているので、我々はサブで少し撮ると言うくらいではありますが。。
あとでみたら10コマ/秒の超高速連射のEOS-1Dmk3で撮って、一通過6コマしか写ってませんでした。0.6秒で視界を抜けていったんですね。路面もよくないので、実際はそんなに踏んでないと思いますが、すんごい感動体験でした。

私は飛行機班なので、メインは曲技飛行ですが、特に私の場合はステージに上がって袖から観客と飛行機と演奏を絡めて撮るという大役を担ってました。下の写真のような感じですが、特にオフィシャルで撮るときはブランドを入れるのが重要なのでレッドブルの冷蔵庫もきちんと入れています。この辺は仕事というわけですね。

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飛行機はドイツのエクストラ300とロシアのSu-26MXという機体で、室屋パイロットがエクストラでユルギスがスホーイを操ります。空冷星型のスホーイは馬力に勝り、液冷のエクストラは空力に勝ると言う大まかな特徴です。

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次の日曜日には横浜の元町でもF1の展示走行イベントを行っています。そのニュースを読んでみると子供が感動してくれたのがよいですね。

私はいろいろと趣味をやってますが、一番はじめは飛行機でした。しかし、いつから飛行機が好きだったかと言うと、物心ついたときはすでに飛行機の本を読んでいたのでわかりませんでした。しかし、あるとき自分の子供の頃のアルバムを見たときにそれが分かりました。自分でも記憶がないんですが、小さい頃に近くの航空自衛隊の松島基地に親につれられて行った写真がたくさんありました。自分の背景にたくさんの輝く機体がずらりと並び、そこにニコニコしながら写っていました。おそらくブルーインパルスの素晴らしい曲技飛行もそこで見たことでしょう。

いま理系離れが言われますが、子供の頃になにかこうした感動があると人生を変えてくれると思います。ですから、こういうイベントについてあまりうるさいとか危ないとか言わないで、そうした人の作ったものが感動を与えてくれると言うことに理解をいただきたいと思います。
また、そうした感動を伝える写真を撮っていきたいですね。
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2011年05月23日

向ケ丘遊園のバラ

憂鬱な梅雨が近いことを思わせる天気が続きますが、この時期は春バラの季節でもあります。日曜は向ケ丘遊園のバラを撮りに行きました。

いまさらという感もありますが所要でEOS-1D MkIIIを中古購入したのでそのテストと、最近買ったEye-Fi Mobileのテストも兼ねています。Eye-FiはiPhoneにダイレクト転送できるので、撮った画像をiPhoneで確認したり直Twitterなどでポストするということができます。(twitterをご覧ください)

しかし日曜は暑かったので初日焼けしてしまいました。
写真はEOS-1D MkIII, 100 マクロ IS Lです。

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2011年05月17日

女子オーディオの会発足

デジタル一眼レフの普及以後カメラ女子というのは一般的で「カメラ日和」とか「女子カメラ」とかいくつか雑誌も出ています。そこで今度は「女子オーディオ」を広めようということで「女子オーディオ」の会がジャズ喫茶メグで5/15に開催されたということです。これはジャズヴォーカルのMAYAさんを中心にして、タイムロード、フューレンと言った女性経営者による代理店さんが機材提供し、雑誌の女性編集者さんが進行・記事を書き、そして一般のオーディオ女子とエスコート男子?などが参加するというものです。

FujiyaTVとかデジファイでもおなじみの福島花乃さんも参加してレポートを書いています。
http://ameblo.jp/kanower/entry-10892880236.html
http://ameblo.jp/kanower/entry-10894062684.html

こちら発起人のMAYAさんのページです。
http://ameblo.jp/maya-jazz/entry-10893761386.html

こちらPhilewebの記事です。
http://www.phileweb.com/news/audio/201105/16/10886.html

なかなか楽しそうな雰囲気ですね!
感性豊かできめ細かな女性ならではの視点というのもあると思いますので、カメラ界がカメラ女子で活性化されているようにまたオーディオ界も活性化されていくと良いですね。
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2011年04月29日

本日UStream Fujiya-TVに出演します

本日の夜7-8時に放送されるフジヤさんのUstream番組 Fujiyz-TVにゲストとして出演いたします。そこでヘッドフォン祭の見どころや新製品情報などをお話ししたいと思います。
ヘッドフォンからコンピューターオーディオの製品まで幅広く取り上げたいと思います。
本日はこちらのリンクと言うことです。
http://live.wiwit.jp/official/FUJIYAAVIC/index.html

アーカイブはこちらです。
http://www.ustream.tv/channel/fujiyatv?lang=ja_JP

またHead-Fiの主催者であるJudeさんからのビデオメッセージを預かっていますのでそれも番組中で紹介する予定ですのでどうぞご覧下さい。
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2011年04月17日

秩父の桜2011

今年は3月に季節外の寒さがあったため、梅の花もかなり影響を受けてしまいました。いつも行っていた青梅の吉野梅林も出来はよくありませんでした。桜もやはり良い年ではありませんが、いつもいく秩父の清雲寺に行ってきました。
ここはしだれ桜が有名で天然記念物もあるのですが、今回行ったのは少しピークをずれて紅しだれ桜が満開でした。

カメラはEOS-1DSMkIIです。

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VK50R

上はソフトレンズで撮ったものです。花弁の一枚一枚まできれいに見えていますが、ソフトで撮っても像自体はあくまでシャープに取るのがコツです。
右はクローズアップレンズであるカールツァイス・プロクサーを使用しています。これは旧西ドイツ時代の本物のカールツァイスのビンテージ品です。ビンテージ真空管のようにやはり良いものはいま使っても良い結果を出してくれます。


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EF24-105/4 IS

行った次の日は併設している神社の祭りでした。こちらは桜と神楽舞台というなかなかの組み合わせです。右の写真はハイダイナミックレンジ(HDR)とトーンマッピングを使って通常よりも広い明度差を表現しています。この状況では明度差が大きいので通常であれば空がとぶか建物がつぶれます。
通常画像のビット幅は8bitか16bitですが、HDRでは32bitです。8bitと16bitの差はオーディオでいうCD品質とハイレゾみたいなものですが、HDRはさらに進んだものです。最近はCGとか映画でもよく使われています。HDRについては下記リンクをご覧ください。
http://blog17gray.seesaa.net/category/1035340-1.html
HQ Playerのところでも書きましたが、デジタル処理ということを考えるとエリアシングとローパスの問題のように画像もオーディオも共通しています。もちろんオーディオではジッターがあり、画像では発色のためのデモザイク処理があるなど違いはあります。ただデジタル処理ということを考えるにオーディオだけがデジタル処理なのではない、ということを考えると広くものを見ることができるかもしれません。
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2011年03月12日

大丈夫です

私は大丈夫です。とりあえずお知らせいたします。
被災地のみなさまのご無事をお祈りしています。
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2011年02月18日

Bordersの破産と米国のCDと本

米国の書店大手のBordersが破産したというニュースがありました。CDショップのタワレコが倒産し、本屋大手のBordersが倒産するというと、やはり時代の流れを感じますね。ただアメリカでは国が広いので昔から通販の文化が日本よりも一般的で、たとえばペーパーバックなんかも軽くして送料を減らすための工夫です。そうした背景差があるので、日本ではまだCDも本屋もそこまでではないと思います。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1102/17/news020.html

しかしこのニュースは私には米タワレコが倒産したというニュースよりもショックでした。というのは、私がアメリカに住んでたときにいつもCDを買いに行ってたのがこのBordersだったからです。Bordersもずいぶん店舗整理をするようですが、あの私が行ってた店もなくなるのかもしれないと思うとちょっとさびしい気がします。そのうちまたLAに行ったときに寄ってみようと思ってましたから。

日本人が言う「ロス」は実際のLos Angels市よりも大きく周辺の市を含んだもので、東京周辺部くらいの範囲があります。たとえば有名なサンタモニカも別の行政区分のサンタモニカ市です。ディズニーランドも実際は郡も違うオレンジ郡のアナハイム市にあるので、あれをロサンゼルスのディズニーランドというのは、千葉の浦安にあるのに東京ディズニーランドというのと似ています。
私が住んでいたのはLA南部にあるサウスベイという地域のトーランス市ですが、そこにもBordersがありました。LAのタワレコはサンセットブルバードの方に一軒あったのは覚えていますが、遠いのでほとんど行ったことはありません。
Bordersは東部によくあるBarnes & Nobleとよく似たチェーン店で西でよく見かけます(Barnes & Nobleが米最大でBordersは二番手)。アメリカはすごく広いのでほんとに全国どこでもあるチェーン店というとマクドナルドくらいのように思います。Barnes & Nobleとの共通点は本とCDと喫茶店が合体した店舗となっているということです。
トーランス店の場合はドアを開けると本屋ですが、その右手に喫茶店があります。そして書棚の間を少し進んでいくと奥にCDショップがあるという形式です。この「書棚の間を少し進む」というところに気をつける必要があるのが日本とアメリカの大きな違いです。それはアメリカの本屋さんでは棚の間にお客さんが寝転がって本を読んでいたり、床に本を積み上げて気合をいれて座って本を読んでいたりするので、注意してないとぶつかるからです(笑)
喫茶店でもみなコーヒーを飲みながら本を読みふけっていますが、レジを通したものかどうかはわかりません。
CDショップは意外なほどに日本とほとんど変わりありません(というか日本のCDショップがまねしているんでしょうけど)。試聴コーナーも日本のタワレコあたりと同じです。ただ試聴機で聴いてるときのお客さんのノリは日本だと軽く頭を振りながらノッてるくらいですが、むこうでは指をパチパチ鳴らしながら本気でノッてる人もいます。
こういう日米の違いは映画館の話もすると面白いかもしれませんが、実際それを知っているとなぜハリウッド映画がああいう作りなのかということも理解が出来ます。

ほかに音楽に関しての向こうでの思い出話というとFMです。アメリカではなにしろ車に乗る機会が多いので、車ではよくFMを聴きます。私が好きだったFM局はWAVEです。J-WAVEが手本にした放送局です(だからJ-WAVEという名前になっています)。アメリカはFM局が多いので局の個性というか専門性があり、WAVEはスムーズ・ジャズ(ケニーGとかケイコ・マツイ)をメインにしていました。この辺は日本よりもはっきりしています。このスムーズジャズがカリフォルニアの雰囲気にはよくあっていて、他の放送局でもスムーズジャズは多くかけられていたと思います。
アメリカを車で遠く旅して行くと、カリフォルニアではFMからスムーズジャズが多く流れていたものが、いつしかシェラの峰を越えてネバダに来るとまわりは荒野が多くなり、FMの曲はカントリーが多くなっていきます。西部に居る、というのが耳からもよく分かりました。
ちなみによく言う「西部」は実際には南西部(South West)のことですが、この辺は話はまた別の機会に。。
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2011年02月14日

小田原の流鏑馬2011

週末は今年一番の小田原流鏑馬に行ってきました。本来は2/11に執り行われる予定でしたが、あいにくの雪のため2/13に順延して行われました。
当日は快晴でよい日和となりました。ただそのおかけで真逆光になってしまいましたので、マニュアル露出で対処しました。

流鏑馬は神事である前半と、そこで成績の良かった射手(いて)が競い合う後半の競射(きょうしゃ)に分かれます。前半は神事のためもあり花を添えて当たりやすく的を大きくします。これは的を外した射手が切腹してしまったという古事に因んでいるそうです。競射では小さな土器の的になり難易度が高くなります。
その5人だけ選抜される競射になんと今回は3人も女性射手が入りました。内藤射手の渋い古武士のような技もよいですが、やはり女性射手は凛としてかっこよいですね。まるで大河ドラマのワンカットを見ているようです。的を射る時の真摯なまなざしをぜひご覧ください。

カメラはEOS-1DsMkII, EF70-200/2.8, EF24-105/4 ISです。

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パンフの表紙にもなっていた黄靖乃(こうやすの)射手。なびく黒髪がかっこよいです。

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映画で女優さんの代役も務めた川崎千雪(かわさきちゆき)射手。馬上でも決まっていますね。

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青い装束も凛々しい又吉あけ美(またよしあけみ)射手。

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上の写真のように構図を決めてきちっとピンがくるように撮るのはなかなか大変です。なにしろ武田流の流鏑馬は速い。その中でも飛びぬけて速い馬、秀月をベテランの内藤眞(ないとうまこと)射手が乗りこなしたものを流し撮りしたものが下の写真です。この馬は速い。なにしろ逗子の流鏑馬の時に秀月の走るあまりの速さに、となりにいた米兵らしき外国人が"Oh Shit"と小さく舌打ちしたのがちょっとすごいと思いました(笑)

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もうひとつ言うと、実のところ上の写真のようにきちっと撮れるのは射手の馬上の姿勢がぴったりと美しく決まっているからです。そもそも現代の馬は戦国時代の馬よりずっと速いそうで、そういう意味ではこれを乗りこなしてさらに矢を射る射手たちはまさに神業です。それを撮るのもまた面白いものです。
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2011年01月30日

空と宇宙展

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上野の国立科学博物館で展示中の上記特別展ですが、会期も終わりということで急ぎ見てきました。(2/6まで) ホームページはこちらです。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2010/sora-uchu/
かなり混んでいました。内容的には昨今のはやぶさブームで宇宙関係がメインかと思いきや、きちんと日本の国産航空史を踏まえたものでなかなか興味深いものでした(好きな人にとっては)。
以下カメラはCANON Powershot s95です。

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まず感動的だったのは戦前の日本航空史に名を残す「航研機」の展示があったことです。
これは長距離飛行の世界記録を目指したもので、実際に飛行して世界記録を樹立しています。資料は設計当時のものです。右は「研三」というこれも戦前の速度記録挑戦のための機体です。こちらはドイツのME-209に及んでいません。

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左は「神風号」で戦前の朝日新聞社が立川からロンドンへの長距離飛行に挑戦したものです。当時は立川が国際飛行場でした。右は世界一周した「ニッポン号」の飛行を記念して造られた世界一周ゲームです。
日本の開国というのはグローバル化の波に押されて行われたものですが、実際にその後もこうして日本の目というのはしっかりと世界を捉えていたわけです。これは実は日本が戦前にすでに貿易大国であったことと考え合わせると興味深いことです。

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左は最近偶然に見つかった戦時中の月光と銀河というすぐれた機体の設計図です。戦時中のそうした技術は終戦時に消失したと思われていましたが残っていたものもあるというわけです。右の古ぼけたジェットエンジンは初の国産ジェットエンジン「ネ20」で、終戦間際に開発されたジェット戦闘機「橘花」のものです。これ自体はドイツのユモの技術移管ですが、日本でも燃焼器の基礎研究は独自に行っていたため、8か月程度の短期間で完成できました。

ただ日本の戦前・戦中の技術の問題点はすぐれていた機体設計技術と、産業基盤の基礎力の未整備がアンバランスだった点です。そこが欧米とは大きく差がありました。たとえば零戦はまことに優秀な設計でしたが、そのエンジンのスパークプラグを日本では国産で作れませんでした。

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戦後日本の航空産業も活性化して、ユニークな期待も設計しています。
上は「飛鳥」という短距離離着陸(STOL)実験機の模型です(昭和60年ころ)。飛鳥は狭い日本の国土にあった短距離離着陸を目指してエンジンを主翼と融合させています。エンジンの排気はそのまま主翼に沿って流れるので、フラップを下すと排気も下に編流して、エンジンを動かさなくても下向きの推力が得られます。

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左は最近ご存知の方も多いかもしれませんが、三菱のMRJ(リージョンジェット)という中小型旅客機の模型です。これはYS-11以来の40年ぶりの国産旅客機となる予定です。(2012年完成予定)
右の二つはJAXAで研究中の超音速「低騒音」機の模型です。超音速機はコンコルド以来出ていませんが、これは主に超音速飛行時のソニックブームで地上に騒音被害が出るため、陸上上空を飛行ルートに設定できないためです。最近NASAも同様の研究をしていますが、衝撃波の最小化を狙ってまた再び超音速機の研究が各国でなされてきています。

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こちら左ははやぶさの実物大レプリカと右はイカロスのソーラーセイル(予備品)です。イカロスはクラークのSF小説のように太陽風を受けて飛ぶ「宇宙ヨット」です。
http://www.jaxa.jp/countdown/f17/overview/ikaros_j.html
話題性としては金星探査の「あかつき」の失敗の陰に隠れてしまった感はありますが、
こちらはイカロスの最新のニュースです。http://sankei.jp.msn.com/science/news/110127/scn11012710450013-n1.htm
イカロスのセールの中ほどの四角は太陽電池ですが、上の四角は液晶パネルです。液晶をどう使うかというと、液晶で反射率を加減することで姿勢を制御することができるということです。

下は「はやぶさ」のイオンエンジンの制御を記録した膨大な日誌です。今度「はやぶさ」が映画化されますが、スタッフと家族の物語になるようです。華々しい科学技術といえども、こうした地道な裏の力が必要ということですね。

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2011年01月11日

冬牡丹2011

冬は色彩感も少ないのですが、冬牡丹が色を添えてくれます。
今年の初撮りとしていつもの八幡宮で冬牡丹園にいってきました。

カメラ:EOS-1DsMkII, EF135/2.8 Soft, EF100/2.8L IS Macro

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雪が降ってくれるといいんですが、ここ数年そうした機会にはめぐり合いません。
良いのか、悪いのか。。
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2011年01月04日

謹賀新年 2011

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

昨年はいろいろと活動の幅が広がった年でしたが、今年もまたいろいろなところに興味を持って行きたいと思います。LYR買ってまた真空管はまるかもしれませんし(笑)。まあコンピューターも真空管も両立できるのが、オーディオの面白いところではありますね。

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2010年12月14日

単行本に写真を使ってもらいました

今年は私も単行本と言うものも書かせてもらいましたが、今度は単行本の表紙に写真を使ってもらいました。
私は曲技飛行の写真を撮っていますが、こちらの単行本「奇跡の生還を科学する」(ジェフワイズ著)という本の表紙に採用してもらいました。12/8に出た新刊です。
サンプルの本を贈ってもらいましたが、できてみるとなかなかかっこよいデザインとなっています。元の写真は右の茂木の2007年度大会で撮ったものです。

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本の内容もとても面白く、実際にサンプル本をもらって読み始めたらまじめに面白いので読みふけってしまいました。
この本は実際にあるパイロットが曲技飛行の練習中に片翼が折れ、エンジンが止まるという極限状態から奇跡的に生還したと言う事例から始まり、どうしてこんな極限状態で冷静な判断ができたのか、というところから始まります。

まず恐怖とは何か、ということについて科学的に分析していきます。ここではさまざまな大学や研究機関の行った心理的な実験、たとえばスカイダイビングを初めてやる人に心拍系をつけてみるとか、少し昔の倫理規定が甘いときにやった今なら許されない興味深い実験まで紹介して、極限状態のときに人はどうなるのか、ということを心理分析やホルモンの分泌、fMRIという解析機を駆使したデータまで使用して科学的に解明していきます。
人には反応が遅いが理性的な新しい脳の部分と反応は早いが機械的な対応しかできない古い脳の部分があって、極限状態に陥ると状況に応じてスイッチがはいったり、どちらかが抑制されたりするそうです。またあるレベルのストレスまでは感覚を研ぎ澄まし事態を避けようとするけど、恐怖が増大してもう絶対避けられなくなると命を守るために防衛モードになり逆に鈍くなることが語られます。
これを読むと飛行機に乗ったときにまず「安全のしおり」を読んでおこうという気になります。なぜかというと「いざという時に読めば良いだろう」という、いざという時に脳は極限状態モードにはいるので本を読むなんていう所にエネルギーが回されないからです。(実際にこうしたしおりを読む人の事故のときの生存率は有意に高いそうですので念のため)

次になぜ人は恐怖に陥るのか、パニックに陥るのか、そもそも恐怖の役割とは何か、というところに言及します。
ここではさきの極限状態のほかに対人恐怖症のようなものも取り上げられ、恐怖やプレッシャーとはなにかについて語られます。
この本の面白いところはピューマに襲われた人が、すくみ、逃げ、立ち向かうまでの実例を心理的な考察で描いたり、あのハドソン川の奇跡の機長の体験まで、実に豊富で多彩な実例が取り上げられていることです。それぞれが緊張感にあふれる局面なのであきません。また、筆者はポピュラーサイエンスとかナショナルジオグラフィックなどに書くライターで、中身は科学的分析だけど研究者ではなくライターの書いたものなので文章として読みやすく面白く書かれています。

そして最後の章では、それでは恐怖を克服するには、というところに言及します。
はじめのパイロットの超人的な例が再び解説されますが、それでは普通の人間はどうなのだろうと考えさせられますが、同時に7000もの人が一日にして戦死した南北戦争の激戦の例が挙げられると恐怖に勝つということの怖さもまた考えさせられます。そして本当の勇気とはなにか、というところまでうまくまとめられ、最後まで読ませてくれます。

なかなか面白い本、すばらしい表紙ですのでぜひ手にとって見てください。

posted by ささき at 00:04 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする