梅雨の合間をぬって再び清里に乗馬のために行ってきました。
目的の乗馬の外乗(遠乗り)とは、普段は馬場で行う乗馬を外に出て山野を巡るというものです。いつもは郊外の乗馬クラブで練習しているんですが、これは清里高原まで行って乗ってきます。清里は高地のため多少季節が遅れています。今回は新緑の中を気持ちよく騎乗することができました。
前回
GoPro2で騎乗中の様子を少し動画で撮ってみましたが、今回はGoPro2をカメラモードにして使ってみました。カメラモードでは1100万画素の魚眼カメラとして使うことができますので、広い範囲で撮ることができます。意外と画質も良いですね。

手前にある小枝は数秒後に私のヘルメットをかすめることになりますが、馬は乗り手のことまで考えてくれないので自分で注意してないといけません。予期してなかった倒木があったりすると道がない藪の中を迂回して先頭の指導員がばきばきと枝を折りながら進みます。
またこうした山道を行くときは馬にとっては周りがごちそうに囲まれているようなものなので、きっちり乗り手が御してないと草を食い始めます。実のところ騎乗中はなかなか忙しいので安定したときだけちょっと撮ることができます。

馬は道路交通法上は軽車両なので車道では左側によって進みます。下は外乗前に馬場で少し慣熟してから出るところです。馬はとても賢く個性的なので、初めて騎乗する馬は癖やリズムをまずつかまないといけません。

八ヶ岳はちょっと雲に隠れて見えませんでしたが、天気はまずまず。地面も思ったほど濡れてなかったのが幸いでした。新緑も素晴らしいですが、紅葉の時期もこうして林間を抜けていくと気持ちの良いものです。

GoPro2はマウント取り付け前提なので液晶がなく、カメラとしてはノーファインダーで撮りましたが、意外ときちんと馬上から撮ることができました。なおオプションで液晶ディスプレイを付けることができますが、この状態だと防水ハウジングには入りません。
ちなみにGoPro2の動画については
前回の清里行のページをご覧ください。GoPro2はアクティブな人のためのデジタルカメラ/ムービーだと言えます。一方でラジコンに付ける人もいるのでホビーストにも使えるし応用範囲も広いものです。GoPro2に興味ある方はこちらからどうぞ。私のはOutdoor Editionです。違いはマウントで、ヘルメットにつけたい人はOutdoor Edition、バイクや車につけたい人はモータースポーツEditionがよいでしょう。
今回の目玉のひとつは「撮ってからピントを変えられる」
Lytroライトフィールドカメラです。最近入手したのではじめて使ってみました。

後で詳しく記事で取り上げるつもりですが、画像シェアのテストかたがた(笑)、いくつか写真をアップします。Lytro ライトフィールドカメラではこうしたピントのリフォーカスが可能な写真をLiving Pictureと呼んでいます。Living PictureはJPEGのように自在に配布できるものではなく、このようにネット経由でシェアすることで他の人に見せてあげることができます。またLytroは現在のところMacでないと使えません。
はじめの写真ではどの花でもクリックするとピント位置を変えられます。次の写真では遠近差があるのでライトフィールドカメラの効果が分かりやすいですね。
さて、今回はせっかく清里に来ているので見分を広げようといろいろと観光名所にも行ってみました。
今現在の話で言うと清里って私みたいに乗馬にきたりとか、山登りの拠点とか、トレッキングなどがまずありますが、観光目的というと大きく「キープ農場・清泉寮」エリアと「萌木の村」エリアがあると思います。(かつてのブームの時は私もしりませんが、これに清里駅前周辺があったと思います)
清里スナップはiPhoneでInstagramを使っても撮ってきました。


キープ農場は清里発展に尽くしたアメリカ人ポールラッシュが建てた清泉寮(いまはホテル)とポールラッシュにちなんだ博物館などがあります。ポールラッシュはアメリカンフットボールを日本に紹介した人としても知られているそうです。こんな感じのとても開けたところです。
萌木の村は古株の喫茶店ロックとオルゴール博物館の
ホール・オブ・ホールズ、そしてメディアにもよく出てくる森の中のメリーゴーランドなどを中心として、雑貨屋さんやいろいろなショップの集落です。
初めてホール・オブ・ホールズで演奏を聞いたんですが、ピアニストの方がオルゴールとピアノ演奏を交えた楽しい解説を日に二回ほどやっていますのでそれがお勧めです。ナポレオンやナチスから逃れてきた歴史的価値の高いオルゴールもさることながら、面白かったのは自動ピアノです。これはフルコンサートの大きな自動ピアノでユダヤの某お金持ちが持ってたものだそうです。それがラフマニノフが自分の演奏を記録したというロールを演奏したんですが、いままできいた自動ピアノとは全然違う演奏家のタッチが分かるような素晴らしいものでした。これを考えるとヤマハのやった仮想グールドはまだ改良の余地がありそうにも思います。

清里グルメではまず有名なものは左の
清泉寮ソフトクリームです。これは濃厚で甘かったですね。中は
レストラン・ロックのベーコンとファイヤードッグカレー。カレーはそれ程でもないけど、ソーセージとベーコンは絶品でした。またこれらをtwitterでポストしていたら教えてもらったのが
中村農場。というわけで急きょ飛んで行きました。そこで食したのが中村農場の地鶏の親子丼。すごく混んでましたが、さすが鶏もいいですが玉子が素晴らしかったですね。

清里というと温泉もいくつかあります。前回「天女の湯」について書きましたが、今回は「甲斐パノラマの湯」という富士山が見えるっていう露天のあるところに行ってきました。しかし、さすがに梅雨空のせいで、富士山見えなかったんですが泉質は悪くなかったですね。天女の湯と似た感じの柔らかい感じです。林間の露天のある天女の湯も良いけど、晴れたときにまたこっちに来てみたいですね。
さて、週末楽しく遊んだのは良いけれども問題はやはり帰りの中央道の渋滞。梅雨だからそれほどでも、というのはやはり甘い話でけっこう大変でした。
私のカーナビは渋滞情報を加味しないものなので、なにかカーナビの刷新を考えていたところ、渋滞回避には
iPhoneのカーナビアプリ Internaviが優れているというのを見つけました。
興味を持って少し調べた見たところ、このiPhoneのInternaviが使っている「
フローティングカーデータ」というのはつまり最近IT業界で話題の
ビッグデータのことのようですね。ビッグデータの応用も身近なところで始まっているようです。InternaviがSiriのような音声コマンド対応になったらとも思いますが、カーナビに関してもこうしたトレンドに柔軟についていけるスマートフォンが優位になってくるのかもしれませんね。