横浜山手に続いてSigma DP2 Merrillで室内を撮ってみようと、江戸東京たてもの園に行ってきました。
ホームページはこちらです。
http://www.tatemonoen.jp/
「江戸東京たてもの園」は東京の古今の代表的な家屋や建築物が移築されて保存してあるところです。名に「江戸」がついているのは江戸東京博物館の姉妹館だからであって、所蔵してある建物は昭和初期など近代のものが中心です。
ここでは室内に差し込む光にポイントを当てて撮ってみました。ピアノなんかは特にDP2 Merrillの質感再現力の高さが際立っています。
このたてもの園の虫のキャラクターは宮崎駿氏のデザインなのですが、たてもの園は「千と千尋の神隠し」の一部イメージのモデルとなったことでも有名です。例えば上の風呂はあの千と千尋の神隠しに出てくる湯屋のモデルとなった建物の内部です。
Music TO GO!
2012年09月04日
2012年08月20日
横田基地祭の休日
米空軍横田基地の基地祭にいってきました。目当ては今回公開された最新鋭機F-22"ラプター"をDP2 Merrillで撮るためです。最新鋭といっても、あまりの価格高騰のためすでに生産は終了し、米国以外での採用の見込みもない孤高の存在となっています。
ラプターの特徴はレーダーに映りにくいステルス性、アフターバーナーなしでの超音速巡航(スーパークルーズ)、推力変更ノズルによるSTOL・高機動性能などがあります。ただこうした特徴を知らずに一目見ただけで、いままで最高と思っていたF-15やF-18などに比べても、まったく一世代異なったものということがわかります。ステルス性向上のために滑らかにされた表面の質感やスタイリングのカーブはかなり独特な存在感を放っていますね。
さて、フォビオン4600万画素のDP2 Merillはどこまでそれに迫れたでしょうか。
DP2 Merillの金属の再現力に関しては下の大型輸送機C-17で撮ってみたエンジンと開いたカウルの質感再現性も息をのむほどです。
横田基地では飛行展示があまり行われないのですが、地上展示は充実しています。また航空自衛隊(JASDF)からも展示機が参加しています。私みたいに飛行機好きには広大なエプロンがテーマパークのように見えますね。
F-18、F-2(JASDF)、A-10
RF-4(JASDF)、A-10
F-15、E-767(JASDF)
下は横田基地内飛行クラブのセスナ172です。ペイントが面白いアクセントです。ちなみに登録ナンバーはN(アメリカ)のままでした。ただNナンバーでも特に制限なく飛ぶことができるということです。横田では基地内に飛行クラブがあるのがちょっとうらやましく思います。
私もアメリカにいたころは知り合いが172を持っていてよく乗せてもらっていました。飛行機は対地速度と対気速度というのがあるんですが、セスナあたりは向かい風で飛ぶときは対地速度でいうと下のハイウエイを走っている車とあまり変わらないんじゃないかという時もあります。でも目を起こして手が届きそうな雲と輝く水平線を見るとき、空を飛ぶっていうのは格別な魅力のあることだなと思います。
米軍基地祭の楽しみは文字通り直輸入のアメリカ飯が食べられるところです。下のステーキは$12(1200円)でした。ただアメリカ飯はやはり横須賀がよいですね。ギャートルズの肉みたいなのが食べられます。また横田の場合はここで満腹になるより、帰りに立川で陳マーボを食べるおなかの余裕も残しておきたいところ 笑。
(以下写真はiPhone)
ラプターの特徴はレーダーに映りにくいステルス性、アフターバーナーなしでの超音速巡航(スーパークルーズ)、推力変更ノズルによるSTOL・高機動性能などがあります。ただこうした特徴を知らずに一目見ただけで、いままで最高と思っていたF-15やF-18などに比べても、まったく一世代異なったものということがわかります。ステルス性向上のために滑らかにされた表面の質感やスタイリングのカーブはかなり独特な存在感を放っていますね。
さて、フォビオン4600万画素のDP2 Merillはどこまでそれに迫れたでしょうか。
DP2 Merillの金属の再現力に関しては下の大型輸送機C-17で撮ってみたエンジンと開いたカウルの質感再現性も息をのむほどです。
横田基地では飛行展示があまり行われないのですが、地上展示は充実しています。また航空自衛隊(JASDF)からも展示機が参加しています。私みたいに飛行機好きには広大なエプロンがテーマパークのように見えますね。
F-18、F-2(JASDF)、A-10
RF-4(JASDF)、A-10
F-15、E-767(JASDF)
下は横田基地内飛行クラブのセスナ172です。ペイントが面白いアクセントです。ちなみに登録ナンバーはN(アメリカ)のままでした。ただNナンバーでも特に制限なく飛ぶことができるということです。横田では基地内に飛行クラブがあるのがちょっとうらやましく思います。
私もアメリカにいたころは知り合いが172を持っていてよく乗せてもらっていました。飛行機は対地速度と対気速度というのがあるんですが、セスナあたりは向かい風で飛ぶときは対地速度でいうと下のハイウエイを走っている車とあまり変わらないんじゃないかという時もあります。でも目を起こして手が届きそうな雲と輝く水平線を見るとき、空を飛ぶっていうのは格別な魅力のあることだなと思います。
米軍基地祭の楽しみは文字通り直輸入のアメリカ飯が食べられるところです。下のステーキは$12(1200円)でした。ただアメリカ飯はやはり横須賀がよいですね。ギャートルズの肉みたいなのが食べられます。また横田の場合はここで満腹になるより、帰りに立川で陳マーボを食べるおなかの余裕も残しておきたいところ 笑。
(以下写真はiPhone)
2012年08月09日
横浜山手の休日とDP2 Merrill
また横浜山手の洋館でDP2 Merrillでの写真を撮ってきました。
現像してて感心するくらいの写りの良さですが、特にテーブルの上の花とか微妙な諧調再現性が際立っています。
前の清里の画像で感心したのはメリーゴーランドの馬の表面の立体感なのですが、フォビオンセンサーの良さって前は「とにかくシャープに映ること」と思っていました。しかし、DP2 Merrillで撮っていて感心するのはむしろエッジのシャープさというよりは、諧調性とかグラデーションを豊かに再現できるということです。それが絵に厚みを与えていて独特の上質感を感じさせます。
こちらのGanrefのテストでもありますが、分光テストを見るとやはりフォビオンはベイヤータイプに比べて中間色の再現が得意なようですね。
http://ganref.jp/items/camera/sigma/2024
むしろセンサーとしての特性の良さはこうしたグラデーションの再現というところにあるのかもしれません。
現像してて感心するくらいの写りの良さですが、特にテーブルの上の花とか微妙な諧調再現性が際立っています。
前の清里の画像で感心したのはメリーゴーランドの馬の表面の立体感なのですが、フォビオンセンサーの良さって前は「とにかくシャープに映ること」と思っていました。しかし、DP2 Merrillで撮っていて感心するのはむしろエッジのシャープさというよりは、諧調性とかグラデーションを豊かに再現できるということです。それが絵に厚みを与えていて独特の上質感を感じさせます。
こちらのGanrefのテストでもありますが、分光テストを見るとやはりフォビオンはベイヤータイプに比べて中間色の再現が得意なようですね。
http://ganref.jp/items/camera/sigma/2024
むしろセンサーとしての特性の良さはこうしたグラデーションの再現というところにあるのかもしれません。
2012年08月04日
清里高原の休日とDP2 Merrillの描写力
ふたたび清里高原に行ってきました。
前回のように乗馬の遠乗り(外乗)をするためです。今回はGoPro Hero2のチェストハーネス(胸に固定)を試す予定だったのですが、ボディプロテクターとの相性がいまひとつだったので騎乗中の写真・動画はやめておきました。
その代りSigma DP2 Merrillを夏の高原に持ち込んでたっぷりと撮ってきました。
まず萌え木の村の散策路で撮ったものです。さすがDP2M、森の中のメリーゴーランドの質感などはちょっとすごい描写力ですね。
こちらは牧場の風景です。
清里の近くには野辺山の電波天文台があり、その巨大アンテナがなかなかフォビオンセンサー向けかと撮ってきました。こちらにホームページがあります。
http://www.nro.nao.ac.jp/
ここは標高約1500mの高地で野辺山駅はJR最大標高の駅としても知られていますね。秩父山系と八ヶ岳に囲まれて都市の電波が届きにくく、電波観測に向いているとのこと。実際敷地に入るときは携帯の電源もオフにしなければなりません。
こちらは「ミリ波干渉計」と呼ばれるもので、6基のアンテナをレールを使用して最適配置にして統合して計測するというものです。
この左の方は野辺山の顔という「45m電波望遠鏡」で世界有数の観測機でブラックホールの発見などにも貢献したということ。右の小さなアンテナ群は「電波へリオグラフ」という観測機で太陽専門の観測機で64基を使って構成されているということ。常に太陽方向を向いています。
清里の近くにはいくつかの滝があり、一番有名な「吐竜の滝(どりゅうのたき)」に行ってDP2 Merrillのネイチャーフォトらしい絵を撮ってきました。
車にはジッツオの三脚を常備してるのでDP2 Merrillに三脚つけて二秒シャッター使って撮りました。しかしNDフィルターがないとF16までいってもあまりシャッター速度遅くできないですね。ここではDP2Mの描写見る意味もあるので、あまり絞らずにF5.6程度で撮りました。(あまり絞りすぎると回析の影響で画質が落ちます)
今回は一日でいろいろ撮りましたが、電池二本でやはりセーブして一日ぎりぎりと言うところです。やはりもう一本は予備電池が欲しいですね。調子に乗って最後の電池を絞って萌え木の村のロックのダブルファイアードッグカレーを撮ってみました。
ちなみにロックは地ビールでも有名で左のものはコンテストで優勝したというデュッケルです。また清里では屋外でやるバレエ公演、フィールドバレエと言うのを夏のイベントとして行います。朝散歩してたらその準備をしてました(右の写真)。私が行ったときは先週だったのでまだ用意をしていました。フィールドバレエは8/16まで行っているそうですので、休みの人はぜひどうぞ。こちらにフィールドバレエのページがあります。
http://www.moeginomura.co.jp/FB/
(以下の写真はiPhone4S)
清里はエアコン不要なくらい夜涼しく、清流も冷たいくらいでしたので避暑には最適です。
ところで、私が行ったのは先週だったんですが、今日Nexus 7でGoogle Nowを見てみたら「清里まで2時間半」というナビルート案内カードが出ていました。Google NowはAndroid 4.1で導入された推測型のアシスタントですが、「この人は週末になると車で清里に行く」と私の行動を推測したんでしょう。なかなか賢いことです。ただ今度は毎週はいかないということを学習してもらわねばなりません。学習が進むと能動的に推測していくタイプのアシスタントの方が言葉で命令するSiriよりももしかすると使い物になるかもしれませんね。
前回のように乗馬の遠乗り(外乗)をするためです。今回はGoPro Hero2のチェストハーネス(胸に固定)を試す予定だったのですが、ボディプロテクターとの相性がいまひとつだったので騎乗中の写真・動画はやめておきました。
その代りSigma DP2 Merrillを夏の高原に持ち込んでたっぷりと撮ってきました。
まず萌え木の村の散策路で撮ったものです。さすがDP2M、森の中のメリーゴーランドの質感などはちょっとすごい描写力ですね。
こちらは牧場の風景です。
清里の近くには野辺山の電波天文台があり、その巨大アンテナがなかなかフォビオンセンサー向けかと撮ってきました。こちらにホームページがあります。
http://www.nro.nao.ac.jp/
ここは標高約1500mの高地で野辺山駅はJR最大標高の駅としても知られていますね。秩父山系と八ヶ岳に囲まれて都市の電波が届きにくく、電波観測に向いているとのこと。実際敷地に入るときは携帯の電源もオフにしなければなりません。
こちらは「ミリ波干渉計」と呼ばれるもので、6基のアンテナをレールを使用して最適配置にして統合して計測するというものです。
この左の方は野辺山の顔という「45m電波望遠鏡」で世界有数の観測機でブラックホールの発見などにも貢献したということ。右の小さなアンテナ群は「電波へリオグラフ」という観測機で太陽専門の観測機で64基を使って構成されているということ。常に太陽方向を向いています。
清里の近くにはいくつかの滝があり、一番有名な「吐竜の滝(どりゅうのたき)」に行ってDP2 Merrillのネイチャーフォトらしい絵を撮ってきました。
車にはジッツオの三脚を常備してるのでDP2 Merrillに三脚つけて二秒シャッター使って撮りました。しかしNDフィルターがないとF16までいってもあまりシャッター速度遅くできないですね。ここではDP2Mの描写見る意味もあるので、あまり絞らずにF5.6程度で撮りました。(あまり絞りすぎると回析の影響で画質が落ちます)
今回は一日でいろいろ撮りましたが、電池二本でやはりセーブして一日ぎりぎりと言うところです。やはりもう一本は予備電池が欲しいですね。調子に乗って最後の電池を絞って萌え木の村のロックのダブルファイアードッグカレーを撮ってみました。
ちなみにロックは地ビールでも有名で左のものはコンテストで優勝したというデュッケルです。また清里では屋外でやるバレエ公演、フィールドバレエと言うのを夏のイベントとして行います。朝散歩してたらその準備をしてました(右の写真)。私が行ったときは先週だったのでまだ用意をしていました。フィールドバレエは8/16まで行っているそうですので、休みの人はぜひどうぞ。こちらにフィールドバレエのページがあります。
http://www.moeginomura.co.jp/FB/
(以下の写真はiPhone4S)
清里はエアコン不要なくらい夜涼しく、清流も冷たいくらいでしたので避暑には最適です。
ところで、私が行ったのは先週だったんですが、今日Nexus 7でGoogle Nowを見てみたら「清里まで2時間半」というナビルート案内カードが出ていました。Google NowはAndroid 4.1で導入された推測型のアシスタントですが、「この人は週末になると車で清里に行く」と私の行動を推測したんでしょう。なかなか賢いことです。ただ今度は毎週はいかないということを学習してもらわねばなりません。学習が進むと能動的に推測していくタイプのアシスタントの方が言葉で命令するSiriよりももしかすると使い物になるかもしれませんね。
2012年07月17日
DP2 Merrillのシェイクダウン
週末は横浜山手と鎌倉でDP2 Merrillのシェイクダウンをやってきました。
さすがMerrill世代の新型フォビオンセンサーと専用レンズから得られる唯一無二の解像力と諧調再現性から得られる質感表現に圧倒されます。形はコンパクトですがこれに匹敵するためにはプロ用一眼レフ、ではなく、もはや(ほぼ業務用の)中判デジタルバックを持ってこなければならないでしょう。
さまざまな色彩と形を、いままでに見られなかったような精細さと質感で描写しています。
また、こうしたスナップ写真を撮ってると45mm相当画角の標準レンズはいろんなシーンに対応できる柔軟さを持っていることが改めて分かります。DP2 Merrillの魅力は高解像度センサーだけではなく、自由に構図を切り取っていける標準レンズを装備したコンパクトカメラであることを忘れてはなりません。
少し使うとずっしりした感はありますが、カメラとして格上の上質感もありますね。中判デジタルバックなみの画質が得られる「小さな巨人」であることを意識するとその重さに存在感を感じます。
DP2Mで少し大きくなったのはかえってカメラとしての存在感が増して良いかなと思う。
旧DP2/DP1の時はシャープさが特徴でレンズを活かすセンサーだと思ってました。DP2 Merrillになってセンサーサイズが多少大きくなったせいもあるかもしれないけど厚みある描写の良いセンサーになったと思います。光と影の描写も見事です。
しかし中判デジタルバックに匹敵するような高画質のカメラを手持ちスナップで使うのも贅沢で気持ち良いものです。
MFリングの感触も良いですね。せっかくAF/MF(AFしながらのMF)をやるなら、背面に親指AFボタンがあると便利です。AEロックボタンにAFを割り当ても出来ますが、動画機能を考えても専用のサブAFボタンが欲しいですね。この辺は次のDP1 Merrillで検討して欲しいものです。
しかしDP Merrillシリーズで不思議なのはなぜDP1ではなく、DP2 Merrillを先に作ったかです。
フランジバックの短いDPシリーズでは広角の方がAF精度はもとよりレンズ設計が楽なはず。実際にDP2 Merrilではレンズ後方に強い光学的パワー配置をシフトさせていて沈胴から固定にしたレンズ長を短くするのに苦労してるように見えます。(レトロフォーカスの逆ですね)
そういう意味ショートフランジバックを生かせる次のDP1 Merrillにも期待が膨らみます。
さすがMerrill世代の新型フォビオンセンサーと専用レンズから得られる唯一無二の解像力と諧調再現性から得られる質感表現に圧倒されます。形はコンパクトですがこれに匹敵するためにはプロ用一眼レフ、ではなく、もはや(ほぼ業務用の)中判デジタルバックを持ってこなければならないでしょう。
さまざまな色彩と形を、いままでに見られなかったような精細さと質感で描写しています。
また、こうしたスナップ写真を撮ってると45mm相当画角の標準レンズはいろんなシーンに対応できる柔軟さを持っていることが改めて分かります。DP2 Merrillの魅力は高解像度センサーだけではなく、自由に構図を切り取っていける標準レンズを装備したコンパクトカメラであることを忘れてはなりません。
少し使うとずっしりした感はありますが、カメラとして格上の上質感もありますね。中判デジタルバックなみの画質が得られる「小さな巨人」であることを意識するとその重さに存在感を感じます。
DP2Mで少し大きくなったのはかえってカメラとしての存在感が増して良いかなと思う。
旧DP2/DP1の時はシャープさが特徴でレンズを活かすセンサーだと思ってました。DP2 Merrillになってセンサーサイズが多少大きくなったせいもあるかもしれないけど厚みある描写の良いセンサーになったと思います。光と影の描写も見事です。
しかし中判デジタルバックに匹敵するような高画質のカメラを手持ちスナップで使うのも贅沢で気持ち良いものです。
MFリングの感触も良いですね。せっかくAF/MF(AFしながらのMF)をやるなら、背面に親指AFボタンがあると便利です。AEロックボタンにAFを割り当ても出来ますが、動画機能を考えても専用のサブAFボタンが欲しいですね。この辺は次のDP1 Merrillで検討して欲しいものです。
しかしDP Merrillシリーズで不思議なのはなぜDP1ではなく、DP2 Merrillを先に作ったかです。
フランジバックの短いDPシリーズでは広角の方がAF精度はもとよりレンズ設計が楽なはず。実際にDP2 Merrilではレンズ後方に強い光学的パワー配置をシフトさせていて沈胴から固定にしたレンズ長を短くするのに苦労してるように見えます。(レトロフォーカスの逆ですね)
そういう意味ショートフランジバックを生かせる次のDP1 Merrillにも期待が膨らみます。
2012年07月12日
Sigmaの新型カメラ、DP2 Merrill到着!
予約していたDP2 Merrillが到着しましたのでさっそく取りに行ってきました。
DP2 Merrillはフォビオンの生みの親の名前を冠したMerrillシリーズのコンパクトモデルです。
4600万画素のセンサーですが、フォビオンは3層で色を作り出しますので実質的な解像力はその1/3の約1500万画素となります。カラーフィルターが不要なため、ローパスフィルターもデモザイク画像処理も不要ですから、まさにピュアな解像力を得られます。
このMerrillと呼ばれる新世代センサーは旧タイプDP2などの従来センサーの3倍の解像力を持つものです。SD1 Merrillという一眼レフもありますが、このクラスになってくるとレンズの解像力がセンサーに対してのボトルネックとなってしまうため、振動するミラーがなく一眼レフのマウントにしばられない専用レンズを持つDP2 Merrillはまさにこの新世代センサーを生かすことのできるカメラと言えます。
DP2は30mmレンズですが、35mm換算で45mmとなるため、単焦点標準レンズを装着したコンパクトカメラとしても価値があります。
こちらにDP2 Merrillのスペシャルサイトがあります。
http://sigma-dp.com/DP2Merrill/jp/
上の写真ではアクリュのストラップを付けています。
DP2よりは一回り大きくなりましたが、それほどの違和感はなく、かえって手の中でカメラとしての存在感をしっかりと感じることができます。沈胴ではなく固定式のレンズはMF用のフォーカスリングを装備しています。
DP2M用のSDカードとして帰りがけにSanDiskのエクストリームプロの32GB(90MB/s, 633倍速)を買い込んで入っていた残存電池でテスト撮影をしてきました。下の写真です。RAWから現像して縮小して少しレタッチしています。(撮影時はISO100で2秒シャッターで壁面を使って固定しています)
これどうですか、いままで見たことのない驚異的な画質の高さです。解像力の高さは予期していたことですが、このトーン・諧調再現の高さが重厚感を作り上げています。まさに恐るべきセンサー、恐るべきレンズです。これが「コンパクトカメラ」から撮った写真です。
この設定(画質HighでRAW+JPG保存、計55MB/一カット)でラフに測って保存に約12秒でした。DP2Mは7枚のバッファを持っているので連続撮影が可能です。
こちらは上記画像を等倍で切り出したものです。シャープネスはかけていません。等倍でこの解像力というのは恐ろしくなりますね。看板の文字ももう少しで読めそうです。
さて、これでまた写真を撮るのが面白くなってきました。
DP2 Merrillはフォビオンの生みの親の名前を冠したMerrillシリーズのコンパクトモデルです。
4600万画素のセンサーですが、フォビオンは3層で色を作り出しますので実質的な解像力はその1/3の約1500万画素となります。カラーフィルターが不要なため、ローパスフィルターもデモザイク画像処理も不要ですから、まさにピュアな解像力を得られます。
このMerrillと呼ばれる新世代センサーは旧タイプDP2などの従来センサーの3倍の解像力を持つものです。SD1 Merrillという一眼レフもありますが、このクラスになってくるとレンズの解像力がセンサーに対してのボトルネックとなってしまうため、振動するミラーがなく一眼レフのマウントにしばられない専用レンズを持つDP2 Merrillはまさにこの新世代センサーを生かすことのできるカメラと言えます。
DP2は30mmレンズですが、35mm換算で45mmとなるため、単焦点標準レンズを装着したコンパクトカメラとしても価値があります。
こちらにDP2 Merrillのスペシャルサイトがあります。
http://sigma-dp.com/DP2Merrill/jp/
上の写真ではアクリュのストラップを付けています。
DP2よりは一回り大きくなりましたが、それほどの違和感はなく、かえって手の中でカメラとしての存在感をしっかりと感じることができます。沈胴ではなく固定式のレンズはMF用のフォーカスリングを装備しています。
DP2M用のSDカードとして帰りがけにSanDiskのエクストリームプロの32GB(90MB/s, 633倍速)を買い込んで入っていた残存電池でテスト撮影をしてきました。下の写真です。RAWから現像して縮小して少しレタッチしています。(撮影時はISO100で2秒シャッターで壁面を使って固定しています)
これどうですか、いままで見たことのない驚異的な画質の高さです。解像力の高さは予期していたことですが、このトーン・諧調再現の高さが重厚感を作り上げています。まさに恐るべきセンサー、恐るべきレンズです。これが「コンパクトカメラ」から撮った写真です。
この設定(画質HighでRAW+JPG保存、計55MB/一カット)でラフに測って保存に約12秒でした。DP2Mは7枚のバッファを持っているので連続撮影が可能です。
こちらは上記画像を等倍で切り出したものです。シャープネスはかけていません。等倍でこの解像力というのは恐ろしくなりますね。看板の文字ももう少しで読めそうです。
さて、これでまた写真を撮るのが面白くなってきました。
2012年06月26日
新緑の清里乗馬行とGoPro2カメラモードとLytroデビュー
梅雨の合間をぬって再び清里に乗馬のために行ってきました。
目的の乗馬の外乗(遠乗り)とは、普段は馬場で行う乗馬を外に出て山野を巡るというものです。いつもは郊外の乗馬クラブで練習しているんですが、これは清里高原まで行って乗ってきます。清里は高地のため多少季節が遅れています。今回は新緑の中を気持ちよく騎乗することができました。
前回GoPro2で騎乗中の様子を少し動画で撮ってみましたが、今回はGoPro2をカメラモードにして使ってみました。カメラモードでは1100万画素の魚眼カメラとして使うことができますので、広い範囲で撮ることができます。意外と画質も良いですね。
手前にある小枝は数秒後に私のヘルメットをかすめることになりますが、馬は乗り手のことまで考えてくれないので自分で注意してないといけません。予期してなかった倒木があったりすると道がない藪の中を迂回して先頭の指導員がばきばきと枝を折りながら進みます。
またこうした山道を行くときは馬にとっては周りがごちそうに囲まれているようなものなので、きっちり乗り手が御してないと草を食い始めます。実のところ騎乗中はなかなか忙しいので安定したときだけちょっと撮ることができます。
馬は道路交通法上は軽車両なので車道では左側によって進みます。下は外乗前に馬場で少し慣熟してから出るところです。馬はとても賢く個性的なので、初めて騎乗する馬は癖やリズムをまずつかまないといけません。
八ヶ岳はちょっと雲に隠れて見えませんでしたが、天気はまずまず。地面も思ったほど濡れてなかったのが幸いでした。新緑も素晴らしいですが、紅葉の時期もこうして林間を抜けていくと気持ちの良いものです。
GoPro2はマウント取り付け前提なので液晶がなく、カメラとしてはノーファインダーで撮りましたが、意外ときちんと馬上から撮ることができました。なおオプションで液晶ディスプレイを付けることができますが、この状態だと防水ハウジングには入りません。
ちなみにGoPro2の動画については前回の清里行のページをご覧ください。GoPro2はアクティブな人のためのデジタルカメラ/ムービーだと言えます。一方でラジコンに付ける人もいるのでホビーストにも使えるし応用範囲も広いものです。GoPro2に興味ある方はこちらからどうぞ。私のはOutdoor Editionです。違いはマウントで、ヘルメットにつけたい人はOutdoor Edition、バイクや車につけたい人はモータースポーツEditionがよいでしょう。
今回の目玉のひとつは「撮ってからピントを変えられる」Lytroライトフィールドカメラです。最近入手したのではじめて使ってみました。
後で詳しく記事で取り上げるつもりですが、画像シェアのテストかたがた(笑)、いくつか写真をアップします。Lytro ライトフィールドカメラではこうしたピントのリフォーカスが可能な写真をLiving Pictureと呼んでいます。Living PictureはJPEGのように自在に配布できるものではなく、このようにネット経由でシェアすることで他の人に見せてあげることができます。またLytroは現在のところMacでないと使えません。
はじめの写真ではどの花でもクリックするとピント位置を変えられます。次の写真では遠近差があるのでライトフィールドカメラの効果が分かりやすいですね。
さて、今回はせっかく清里に来ているので見分を広げようといろいろと観光名所にも行ってみました。
今現在の話で言うと清里って私みたいに乗馬にきたりとか、山登りの拠点とか、トレッキングなどがまずありますが、観光目的というと大きく「キープ農場・清泉寮」エリアと「萌木の村」エリアがあると思います。(かつてのブームの時は私もしりませんが、これに清里駅前周辺があったと思います)
清里スナップはiPhoneでInstagramを使っても撮ってきました。
キープ農場は清里発展に尽くしたアメリカ人ポールラッシュが建てた清泉寮(いまはホテル)とポールラッシュにちなんだ博物館などがあります。ポールラッシュはアメリカンフットボールを日本に紹介した人としても知られているそうです。こんな感じのとても開けたところです。
萌木の村は古株の喫茶店ロックとオルゴール博物館のホール・オブ・ホールズ、そしてメディアにもよく出てくる森の中のメリーゴーランドなどを中心として、雑貨屋さんやいろいろなショップの集落です。
初めてホール・オブ・ホールズで演奏を聞いたんですが、ピアニストの方がオルゴールとピアノ演奏を交えた楽しい解説を日に二回ほどやっていますのでそれがお勧めです。ナポレオンやナチスから逃れてきた歴史的価値の高いオルゴールもさることながら、面白かったのは自動ピアノです。これはフルコンサートの大きな自動ピアノでユダヤの某お金持ちが持ってたものだそうです。それがラフマニノフが自分の演奏を記録したというロールを演奏したんですが、いままできいた自動ピアノとは全然違う演奏家のタッチが分かるような素晴らしいものでした。これを考えるとヤマハのやった仮想グールドはまだ改良の余地がありそうにも思います。
清里グルメではまず有名なものは左の清泉寮ソフトクリームです。これは濃厚で甘かったですね。中はレストラン・ロックのベーコンとファイヤードッグカレー。カレーはそれ程でもないけど、ソーセージとベーコンは絶品でした。またこれらをtwitterでポストしていたら教えてもらったのが中村農場。というわけで急きょ飛んで行きました。そこで食したのが中村農場の地鶏の親子丼。すごく混んでましたが、さすが鶏もいいですが玉子が素晴らしかったですね。
清里というと温泉もいくつかあります。前回「天女の湯」について書きましたが、今回は「甲斐パノラマの湯」という富士山が見えるっていう露天のあるところに行ってきました。しかし、さすがに梅雨空のせいで、富士山見えなかったんですが泉質は悪くなかったですね。天女の湯と似た感じの柔らかい感じです。林間の露天のある天女の湯も良いけど、晴れたときにまたこっちに来てみたいですね。
さて、週末楽しく遊んだのは良いけれども問題はやはり帰りの中央道の渋滞。梅雨だからそれほどでも、というのはやはり甘い話でけっこう大変でした。
私のカーナビは渋滞情報を加味しないものなので、なにかカーナビの刷新を考えていたところ、渋滞回避にはiPhoneのカーナビアプリ Internaviが優れているというのを見つけました。
興味を持って少し調べた見たところ、このiPhoneのInternaviが使っている「フローティングカーデータ」というのはつまり最近IT業界で話題のビッグデータのことのようですね。ビッグデータの応用も身近なところで始まっているようです。InternaviがSiriのような音声コマンド対応になったらとも思いますが、カーナビに関してもこうしたトレンドに柔軟についていけるスマートフォンが優位になってくるのかもしれませんね。
目的の乗馬の外乗(遠乗り)とは、普段は馬場で行う乗馬を外に出て山野を巡るというものです。いつもは郊外の乗馬クラブで練習しているんですが、これは清里高原まで行って乗ってきます。清里は高地のため多少季節が遅れています。今回は新緑の中を気持ちよく騎乗することができました。
前回GoPro2で騎乗中の様子を少し動画で撮ってみましたが、今回はGoPro2をカメラモードにして使ってみました。カメラモードでは1100万画素の魚眼カメラとして使うことができますので、広い範囲で撮ることができます。意外と画質も良いですね。
手前にある小枝は数秒後に私のヘルメットをかすめることになりますが、馬は乗り手のことまで考えてくれないので自分で注意してないといけません。予期してなかった倒木があったりすると道がない藪の中を迂回して先頭の指導員がばきばきと枝を折りながら進みます。
またこうした山道を行くときは馬にとっては周りがごちそうに囲まれているようなものなので、きっちり乗り手が御してないと草を食い始めます。実のところ騎乗中はなかなか忙しいので安定したときだけちょっと撮ることができます。
馬は道路交通法上は軽車両なので車道では左側によって進みます。下は外乗前に馬場で少し慣熟してから出るところです。馬はとても賢く個性的なので、初めて騎乗する馬は癖やリズムをまずつかまないといけません。
八ヶ岳はちょっと雲に隠れて見えませんでしたが、天気はまずまず。地面も思ったほど濡れてなかったのが幸いでした。新緑も素晴らしいですが、紅葉の時期もこうして林間を抜けていくと気持ちの良いものです。
GoPro2はマウント取り付け前提なので液晶がなく、カメラとしてはノーファインダーで撮りましたが、意外ときちんと馬上から撮ることができました。なおオプションで液晶ディスプレイを付けることができますが、この状態だと防水ハウジングには入りません。
ちなみにGoPro2の動画については前回の清里行のページをご覧ください。GoPro2はアクティブな人のためのデジタルカメラ/ムービーだと言えます。一方でラジコンに付ける人もいるのでホビーストにも使えるし応用範囲も広いものです。GoPro2に興味ある方はこちらからどうぞ。私のはOutdoor Editionです。違いはマウントで、ヘルメットにつけたい人はOutdoor Edition、バイクや車につけたい人はモータースポーツEditionがよいでしょう。
今回の目玉のひとつは「撮ってからピントを変えられる」Lytroライトフィールドカメラです。最近入手したのではじめて使ってみました。
後で詳しく記事で取り上げるつもりですが、画像シェアのテストかたがた(笑)、いくつか写真をアップします。Lytro ライトフィールドカメラではこうしたピントのリフォーカスが可能な写真をLiving Pictureと呼んでいます。Living PictureはJPEGのように自在に配布できるものではなく、このようにネット経由でシェアすることで他の人に見せてあげることができます。またLytroは現在のところMacでないと使えません。
はじめの写真ではどの花でもクリックするとピント位置を変えられます。次の写真では遠近差があるのでライトフィールドカメラの効果が分かりやすいですね。
さて、今回はせっかく清里に来ているので見分を広げようといろいろと観光名所にも行ってみました。
今現在の話で言うと清里って私みたいに乗馬にきたりとか、山登りの拠点とか、トレッキングなどがまずありますが、観光目的というと大きく「キープ農場・清泉寮」エリアと「萌木の村」エリアがあると思います。(かつてのブームの時は私もしりませんが、これに清里駅前周辺があったと思います)
清里スナップはiPhoneでInstagramを使っても撮ってきました。
キープ農場は清里発展に尽くしたアメリカ人ポールラッシュが建てた清泉寮(いまはホテル)とポールラッシュにちなんだ博物館などがあります。ポールラッシュはアメリカンフットボールを日本に紹介した人としても知られているそうです。こんな感じのとても開けたところです。
萌木の村は古株の喫茶店ロックとオルゴール博物館のホール・オブ・ホールズ、そしてメディアにもよく出てくる森の中のメリーゴーランドなどを中心として、雑貨屋さんやいろいろなショップの集落です。
初めてホール・オブ・ホールズで演奏を聞いたんですが、ピアニストの方がオルゴールとピアノ演奏を交えた楽しい解説を日に二回ほどやっていますのでそれがお勧めです。ナポレオンやナチスから逃れてきた歴史的価値の高いオルゴールもさることながら、面白かったのは自動ピアノです。これはフルコンサートの大きな自動ピアノでユダヤの某お金持ちが持ってたものだそうです。それがラフマニノフが自分の演奏を記録したというロールを演奏したんですが、いままできいた自動ピアノとは全然違う演奏家のタッチが分かるような素晴らしいものでした。これを考えるとヤマハのやった仮想グールドはまだ改良の余地がありそうにも思います。
清里グルメではまず有名なものは左の清泉寮ソフトクリームです。これは濃厚で甘かったですね。中はレストラン・ロックのベーコンとファイヤードッグカレー。カレーはそれ程でもないけど、ソーセージとベーコンは絶品でした。またこれらをtwitterでポストしていたら教えてもらったのが中村農場。というわけで急きょ飛んで行きました。そこで食したのが中村農場の地鶏の親子丼。すごく混んでましたが、さすが鶏もいいですが玉子が素晴らしかったですね。
清里というと温泉もいくつかあります。前回「天女の湯」について書きましたが、今回は「甲斐パノラマの湯」という富士山が見えるっていう露天のあるところに行ってきました。しかし、さすがに梅雨空のせいで、富士山見えなかったんですが泉質は悪くなかったですね。天女の湯と似た感じの柔らかい感じです。林間の露天のある天女の湯も良いけど、晴れたときにまたこっちに来てみたいですね。
さて、週末楽しく遊んだのは良いけれども問題はやはり帰りの中央道の渋滞。梅雨だからそれほどでも、というのはやはり甘い話でけっこう大変でした。
私のカーナビは渋滞情報を加味しないものなので、なにかカーナビの刷新を考えていたところ、渋滞回避にはiPhoneのカーナビアプリ Internaviが優れているというのを見つけました。
興味を持って少し調べた見たところ、このiPhoneのInternaviが使っている「フローティングカーデータ」というのはつまり最近IT業界で話題のビッグデータのことのようですね。ビッグデータの応用も身近なところで始まっているようです。InternaviがSiriのような音声コマンド対応になったらとも思いますが、カーナビに関してもこうしたトレンドに柔軟についていけるスマートフォンが優位になってくるのかもしれませんね。
2012年05月04日
あの1984CMに裏の1944版があった
Macのデビューと言えばスーパーボウルで放映された1984 CM(リドリースコットが監督した)が有名です。こちらですね。映画「シリコンバレーの海賊たち」もこの製作シーンからはじまってます。
ところが、最近この社内向けバージョンとして「1944」が発掘されました。元アップル社員が持っていたもので、社内向けで非公開のようです。(So Far本も社内向けですが)
1944はゾンビ化したIBM帝国の人々を助けるためにAppleがMacを武器に立ち向かうというものです。はじめフェイクかと思ったんですが、若きジョブズ自身が大統領役で登場してます。そのシーンがこちらです。「長い戦いになるだろうが、勝利を確信している。偉大な勝利を。」と将軍(営業の前線部隊)を鼓舞しています。
ただ上のコメント欄にもありますが、レーザーライターなどの後発製品が映っているので製作はおそらく1984年ではなく、1985年以降ではないかと思います。
フルバージョンは9分のもので、こちらのリンクなどからどうぞ。
http://www.digitaltrends.com/apple/steve-jobs-rallies-the-apple-troops-in-newly-discovered-1984-internal-movie/
ところが、最近この社内向けバージョンとして「1944」が発掘されました。元アップル社員が持っていたもので、社内向けで非公開のようです。(So Far本も社内向けですが)
1944はゾンビ化したIBM帝国の人々を助けるためにAppleがMacを武器に立ち向かうというものです。はじめフェイクかと思ったんですが、若きジョブズ自身が大統領役で登場してます。そのシーンがこちらです。「長い戦いになるだろうが、勝利を確信している。偉大な勝利を。」と将軍(営業の前線部隊)を鼓舞しています。
ただ上のコメント欄にもありますが、レーザーライターなどの後発製品が映っているので製作はおそらく1984年ではなく、1985年以降ではないかと思います。
フルバージョンは9分のもので、こちらのリンクなどからどうぞ。
http://www.digitaltrends.com/apple/steve-jobs-rallies-the-apple-troops-in-newly-discovered-1984-internal-movie/
2012年04月24日
清里高原の休日とGoPro2
昨年11月にも書いたんですが、乗馬のため再び清里を訪れました
この辺は標高も高くなっているので、桜前線をさかのぼるように清里に向かいます。
ここは途中にある南きよさと道の駅で、桜とたくさん泳いでいる鯉のぼりが競演していますね。
清里まで来ると桜が咲いていませんでした。これは終わったんではなく、桜はまだ咲いてないそうです。清里は八ヶ岳近く、1500mくらいの高原です。
こちら目的地の牧場です。清里というとかつてはにぎわった人気のスポットですが、いまでは駅前のさびの浮いたピンク色の廃墟がそのころのメルヘン文明の崩壊を物語っています。しかし、本来はこうした八ヶ岳の自然に抱かれた高原が魅力の場所なわけです。
ちょっとゆっくりしたかったので、しばし牧場を散策してましたが、さすが牧場には写真撮るネタもけっこうあります。こちらはInstagramに投稿したものです。
Robinというカントリー風のレストランで宿泊し食事を取ったんですが、地元ミュージシャンを呼んで店内でライブをやってました。高原の夜にギターの響きが心地よく感じます。
さて当日になると下り坂の天気が気になったんですが、なんとか持ちました。乗馬は全天候スポーツなので前回記事みたいに雨が降っても雷鳴がなって馬が驚かない限りやります。(馬は音に敏感です)
下は先発隊が出発するところで、写真奥の林道から林間に入っていきます。
今回目的の外乗というのは馬に乗って林間をめぐり、林道を走るというものですが、面白かったのでぜひ撮ってみたいと思って、今回はGoPro 2を使いました。こちらホームページです。
http://jp.gopro.com/?gclid=COuBpIusy68CFeFfpgodPAyNbA
GoProとはスポーツを撮影するために特化された小型のビデオ/スチルカメラです。特徴は防水ハウジングに多彩なマウントが付けられ、カメラ部はなんと170度の魚眼レンズでフルハイビジョン撮影ができるというもの。スチルとしては1100万画素の超ワイドアングルカメラとなります。ただし基本的にスノーボードやヘルメットにマウントしたりするもので、ファインダーがないのでカメラとして使うときはLCD Bacpacという外付け液晶が必要になります。また、プレビュー再生してみるのもこれがあった方が良いですね。カメラとしてもテストしてみましたが、周辺はやや収差がありますがそれほどでもなく、iPhoneに魚眼アタッチメントレンズ付けるよりずっと画質は優れています。なかなかいろんな使い方ができると思います。写真を見ると液晶表示が上下逆になっていますが、いま倒立モードにしています(マウント部を上にして使っているため)。
馬に乗ってるときは基本両手で手綱(と鞭)を取っているのでカメラは操作できません。今回はヘルメットではなくプロテクタ(ベスト)にマウントしようとしたんですがうまく止まらずにけっこうぶれてます。一分ちっょと切り出したものですが、こちらです。オリジナルは960pのHD動画です。
今回乗った馬は素直で動かしやすかったですね。私自身も前回から少し腕が向上して(多少は)馬のリズムに合わせて乗れるようになってきたので、そうすると馬も走りやすいですからなかなかテンポよく走ってくれます。林間を馬に乗って走り抜けると気持ち良いものです。
この牧場には元G1競走馬のマチカネタンホイザ(左)とマチカネフクキタル(右)が余生を過ごしています。
わたしはギャンブル系はやらないので競馬もしらないんですが、そんな私でも名前は聞いたことがある名馬ですね。いまでは種馬生活も終わって、ここで余生を過ごしています。いまでは毛もところどころ抜け落ちていてお爺さん馬となっています。タンホイザの方はもくもくとお食事中でしたが、フクキタルの方はこんな感じで人なつっこく顔を出してくれました。たぶんみんなから大事にされてきたんでしょうね。馬はとても賢くて人のことをよく見ています。
清里には温泉もあって体を動かした後の疲れを取るには最高です。こちらは天女の湯というところで、アクアリゾートというだけあって立派な温水プールも完備しています。温泉としては露天風呂が素晴らしくて、こちらは林の中のロケーションで気持ちよく湯につかることができます。
温泉につかっていたら近所のペンション関係者らしき人たちが話していましたが、GWはもうどこも予約でいっぱいと言ってました。
さきに書いたように清里はいったんは(行き過ぎた)輝きを失ったんですが、最近で言うと他と同じくらいという不況の影響はあるものの、また人を着実に集めてきているようです。本来の高原の避暑地としての魅力を地道に取り戻してきているのでしょう。
たぶん清里にはこれから定期的に行くことになると思うので、少し探索していきたいですね。
この辺は標高も高くなっているので、桜前線をさかのぼるように清里に向かいます。
ここは途中にある南きよさと道の駅で、桜とたくさん泳いでいる鯉のぼりが競演していますね。
清里まで来ると桜が咲いていませんでした。これは終わったんではなく、桜はまだ咲いてないそうです。清里は八ヶ岳近く、1500mくらいの高原です。
こちら目的地の牧場です。清里というとかつてはにぎわった人気のスポットですが、いまでは駅前のさびの浮いたピンク色の廃墟がそのころのメルヘン文明の崩壊を物語っています。しかし、本来はこうした八ヶ岳の自然に抱かれた高原が魅力の場所なわけです。
ちょっとゆっくりしたかったので、しばし牧場を散策してましたが、さすが牧場には写真撮るネタもけっこうあります。こちらはInstagramに投稿したものです。
Robinというカントリー風のレストランで宿泊し食事を取ったんですが、地元ミュージシャンを呼んで店内でライブをやってました。高原の夜にギターの響きが心地よく感じます。
さて当日になると下り坂の天気が気になったんですが、なんとか持ちました。乗馬は全天候スポーツなので前回記事みたいに雨が降っても雷鳴がなって馬が驚かない限りやります。(馬は音に敏感です)
下は先発隊が出発するところで、写真奥の林道から林間に入っていきます。
今回目的の外乗というのは馬に乗って林間をめぐり、林道を走るというものですが、面白かったのでぜひ撮ってみたいと思って、今回はGoPro 2を使いました。こちらホームページです。
http://jp.gopro.com/?gclid=COuBpIusy68CFeFfpgodPAyNbA
GoProとはスポーツを撮影するために特化された小型のビデオ/スチルカメラです。特徴は防水ハウジングに多彩なマウントが付けられ、カメラ部はなんと170度の魚眼レンズでフルハイビジョン撮影ができるというもの。スチルとしては1100万画素の超ワイドアングルカメラとなります。ただし基本的にスノーボードやヘルメットにマウントしたりするもので、ファインダーがないのでカメラとして使うときはLCD Bacpacという外付け液晶が必要になります。また、プレビュー再生してみるのもこれがあった方が良いですね。カメラとしてもテストしてみましたが、周辺はやや収差がありますがそれほどでもなく、iPhoneに魚眼アタッチメントレンズ付けるよりずっと画質は優れています。なかなかいろんな使い方ができると思います。写真を見ると液晶表示が上下逆になっていますが、いま倒立モードにしています(マウント部を上にして使っているため)。
馬に乗ってるときは基本両手で手綱(と鞭)を取っているのでカメラは操作できません。今回はヘルメットではなくプロテクタ(ベスト)にマウントしようとしたんですがうまく止まらずにけっこうぶれてます。一分ちっょと切り出したものですが、こちらです。オリジナルは960pのHD動画です。
今回乗った馬は素直で動かしやすかったですね。私自身も前回から少し腕が向上して(多少は)馬のリズムに合わせて乗れるようになってきたので、そうすると馬も走りやすいですからなかなかテンポよく走ってくれます。林間を馬に乗って走り抜けると気持ち良いものです。
この牧場には元G1競走馬のマチカネタンホイザ(左)とマチカネフクキタル(右)が余生を過ごしています。
わたしはギャンブル系はやらないので競馬もしらないんですが、そんな私でも名前は聞いたことがある名馬ですね。いまでは種馬生活も終わって、ここで余生を過ごしています。いまでは毛もところどころ抜け落ちていてお爺さん馬となっています。タンホイザの方はもくもくとお食事中でしたが、フクキタルの方はこんな感じで人なつっこく顔を出してくれました。たぶんみんなから大事にされてきたんでしょうね。馬はとても賢くて人のことをよく見ています。
清里には温泉もあって体を動かした後の疲れを取るには最高です。こちらは天女の湯というところで、アクアリゾートというだけあって立派な温水プールも完備しています。温泉としては露天風呂が素晴らしくて、こちらは林の中のロケーションで気持ちよく湯につかることができます。
温泉につかっていたら近所のペンション関係者らしき人たちが話していましたが、GWはもうどこも予約でいっぱいと言ってました。
さきに書いたように清里はいったんは(行き過ぎた)輝きを失ったんですが、最近で言うと他と同じくらいという不況の影響はあるものの、また人を着実に集めてきているようです。本来の高原の避暑地としての魅力を地道に取り戻してきているのでしょう。
たぶん清里にはこれから定期的に行くことになると思うので、少し探索していきたいですね。
2012年04月08日
桜とFlashAir
いよいよ待望の桜の季節となり、Pentax Qで軽やかに撮りに行きました。こうして桜が咲くと終わらない冬はない、という気持ちにさせてくれます。
Pentax Q, 02 Standard Zoom
Pentax Q, 01 Standard Prime
Pentax Q, 03 Fish-Eye
今回の秘密兵器はFlashAirです。これはWiFi機能を持ったSDカードです。そう書くとなんとなくEye-Fiの二番煎じ的ですが、その実は異なります。
東芝 FlashAirのページ
http://www.toshiba.co.jp/p-media/flashair/
少し前のEye-FiではルーターがないとWiFiのネットワークが形成できないので、カメラとスマートフォンだけでは転送ができないのでポケットルーターのようなものが必要でした。しかし最近のEye-FiのダイレクトモードではSDカード自体が中継機能を持つので、ポケットルーターを持ち歩かなくてもカメラとスマートフォンだけでダイレクトにやりとりができます。
ただしEye-Fiのダイレクトモードではカメラからスマートフォン側のEye-Fiアプリに同期して送らなければ中身を確認できません。つまりいったんすべてスマートフォン側に送るので高画素でたくさん撮ると転送に時間がかかります。また、カメラがEye-Fiに対応していないとこの転送中にオートシャットオフされてしまい、Eye-Fi自体の電源が切れるという事態になってしまいます。(Eye-Fi対応のカメラでは転送中には自動電源オフは効かなくなります)
FlashAirの方式はSDカード内にWebサーバーがあるので、スマートフォンから能動的に閲覧をしに行って、必要なものだけスマートフォンに取り込むことができます。そのため、いま良いのが取れたのですぐにTweetしたいというときに便利です。実際今日もそうやって使いました。
iPhoneからFlashAirのネットワークがWiFi接続一覧のなかに見えるのでパスワードで接続すると、ブラウザーからこういう風にサムネイルが一覧でホームページを閲覧してるように見えます。縮小画像をタップすればホームページと同じで元画像が開くので取り込みはそれを保存するだけです。
いまPentax QではRaw Jpeg同時記録にしてるのでjpegのみサムネイルが表示されてます。
一枚ずつダウンロードのは便利だけど逆に一括ダウンロードが出来ない、またスマートフォンからの削除もできないという難はあります。ただ取り込みに関しては家でPCでやるのであまり問題にはなりません。
FlashAirを使うときの注意ですが、カメラの機能でカードを初期化しないでください。これをやると中のソフトウエアが壊れてしまいます。初期化はPCからやります。
カメラだけではなく、たとえばノートパソコンにFlashAirを装着してFlashAirにデータを転送するとスマートフォンへの共有なんかもできるようです。(つまり電源さえ供給されればよい)
面白い使い方ができそうですね。
Pentax Q, 02 Standard Zoom
Pentax Q, 01 Standard Prime
Pentax Q, 03 Fish-Eye
今回の秘密兵器はFlashAirです。これはWiFi機能を持ったSDカードです。そう書くとなんとなくEye-Fiの二番煎じ的ですが、その実は異なります。
東芝 FlashAirのページ
http://www.toshiba.co.jp/p-media/flashair/
少し前のEye-FiではルーターがないとWiFiのネットワークが形成できないので、カメラとスマートフォンだけでは転送ができないのでポケットルーターのようなものが必要でした。しかし最近のEye-FiのダイレクトモードではSDカード自体が中継機能を持つので、ポケットルーターを持ち歩かなくてもカメラとスマートフォンだけでダイレクトにやりとりができます。
ただしEye-Fiのダイレクトモードではカメラからスマートフォン側のEye-Fiアプリに同期して送らなければ中身を確認できません。つまりいったんすべてスマートフォン側に送るので高画素でたくさん撮ると転送に時間がかかります。また、カメラがEye-Fiに対応していないとこの転送中にオートシャットオフされてしまい、Eye-Fi自体の電源が切れるという事態になってしまいます。(Eye-Fi対応のカメラでは転送中には自動電源オフは効かなくなります)
FlashAirの方式はSDカード内にWebサーバーがあるので、スマートフォンから能動的に閲覧をしに行って、必要なものだけスマートフォンに取り込むことができます。そのため、いま良いのが取れたのですぐにTweetしたいというときに便利です。実際今日もそうやって使いました。
iPhoneからFlashAirのネットワークがWiFi接続一覧のなかに見えるのでパスワードで接続すると、ブラウザーからこういう風にサムネイルが一覧でホームページを閲覧してるように見えます。縮小画像をタップすればホームページと同じで元画像が開くので取り込みはそれを保存するだけです。
いまPentax QではRaw Jpeg同時記録にしてるのでjpegのみサムネイルが表示されてます。
一枚ずつダウンロードのは便利だけど逆に一括ダウンロードが出来ない、またスマートフォンからの削除もできないという難はあります。ただ取り込みに関しては家でPCでやるのであまり問題にはなりません。
FlashAirを使うときの注意ですが、カメラの機能でカードを初期化しないでください。これをやると中のソフトウエアが壊れてしまいます。初期化はPCからやります。
カメラだけではなく、たとえばノートパソコンにFlashAirを装着してFlashAirにデータを転送するとスマートフォンへの共有なんかもできるようです。(つまり電源さえ供給されればよい)
面白い使い方ができそうですね。
2012年03月11日
あれから一年
3.11の震災から今日で一年が経過します。
その時2時46分には私は会社の18階で会議に参加してたんですが、かなり大きく揺れが長いこと続いたのは覚えてます。ただ東京付近での被害はそのくらいで、電車が止まったせいでその日は家に帰れたのは深夜過ぎですが、それまでは会社にいて電気もネットも使えたので帰るまでずっと海外の仕事相手とメールで仕事を続けてました。
ただ私は実家が宮城で被災地域の真っ只中なので、連絡がしばらく取れない間は心配で気が気ではなかったんですが実家から無事で特になんでもないと数日後に連絡があったので安心しました。
家に戻ったのは夏のことです。家は仙台南の平野部ですがなんと津波の到達点は家の数百メートル先まで来ていました。家は4km以上海岸から離れていて、海の匂いもまったく感じられないようなところなのにです。家と海岸の間には高く盛土された高速道路があって、それで護られたかたちです。沿岸の防波堤は軽く越えられ、防風林の松林もすべてなぎ倒されて、高速道路が最後の防波堤になるとは誰一人想像できなかったでしょう。それでも勢い余った水が海岸から4kmまで来ました。高速道路がなければさらに被害は拡大したかもしれません。
こちらはうちから数百メートル歩いたところのたんぼの光景で、ここまで海水が来たところです。すでに稲穂は青々としていました。左側は見慣れた田園風景ですが、右は荒れ地になっています。海水が入った田んぼは稲作ができないからです。ここから海岸まではずっとこうした荒れ地になっています。
少し歩くと地震の日から電車が来ていない線路に雑草が生い茂っていました。この区間はまったく再開のめどはありません。
それから親の運転で近くの沿岸部の状況を見に行きました。下の写真は行く途中に国道から見た海が見えていますが、本来ここから海は見えないはずなんです。海岸線は松林がずっとおおわれてそこまで家々が続いていたはずです。この国道も海水が超えているので、見える緑はすべて雑草です。
実際の沿岸部は想像を超えたものでした。写真をあげるのは遠慮しておきます。
家は破壊されるか撤去されたかで土台だけになっています。電柱は倒れているか残ったものは傾いています。沿岸の松林はほぼなぎ倒されています。何度も来たはずのうちの親もまったくここがどこかわからないというほど様変わりしています。そして土台だけになった家々のあちこちには玄関があったところに花が添えられています。それが延々とどこまでも続いています。
うちの親も震災後に様子を見に回った時は運転しながら涙が止まらなかったと言っていました。これは実際にそこに行ってみないとわからない感情です。正直言って見る前までは事故見物的なうしろめたさがありましたが、見た後はこれはみなが見に来るべきではないかと考え直しました。
そうしていろいろと考えて受け止めることが、この自然が豊かだが同時に恐ろしい国に住む我々の務めではないでしょうか。
失われたいくたの命のご冥福をお祈りします。
その時2時46分には私は会社の18階で会議に参加してたんですが、かなり大きく揺れが長いこと続いたのは覚えてます。ただ東京付近での被害はそのくらいで、電車が止まったせいでその日は家に帰れたのは深夜過ぎですが、それまでは会社にいて電気もネットも使えたので帰るまでずっと海外の仕事相手とメールで仕事を続けてました。
ただ私は実家が宮城で被災地域の真っ只中なので、連絡がしばらく取れない間は心配で気が気ではなかったんですが実家から無事で特になんでもないと数日後に連絡があったので安心しました。
家に戻ったのは夏のことです。家は仙台南の平野部ですがなんと津波の到達点は家の数百メートル先まで来ていました。家は4km以上海岸から離れていて、海の匂いもまったく感じられないようなところなのにです。家と海岸の間には高く盛土された高速道路があって、それで護られたかたちです。沿岸の防波堤は軽く越えられ、防風林の松林もすべてなぎ倒されて、高速道路が最後の防波堤になるとは誰一人想像できなかったでしょう。それでも勢い余った水が海岸から4kmまで来ました。高速道路がなければさらに被害は拡大したかもしれません。
こちらはうちから数百メートル歩いたところのたんぼの光景で、ここまで海水が来たところです。すでに稲穂は青々としていました。左側は見慣れた田園風景ですが、右は荒れ地になっています。海水が入った田んぼは稲作ができないからです。ここから海岸まではずっとこうした荒れ地になっています。
少し歩くと地震の日から電車が来ていない線路に雑草が生い茂っていました。この区間はまったく再開のめどはありません。
それから親の運転で近くの沿岸部の状況を見に行きました。下の写真は行く途中に国道から見た海が見えていますが、本来ここから海は見えないはずなんです。海岸線は松林がずっとおおわれてそこまで家々が続いていたはずです。この国道も海水が超えているので、見える緑はすべて雑草です。
実際の沿岸部は想像を超えたものでした。写真をあげるのは遠慮しておきます。
家は破壊されるか撤去されたかで土台だけになっています。電柱は倒れているか残ったものは傾いています。沿岸の松林はほぼなぎ倒されています。何度も来たはずのうちの親もまったくここがどこかわからないというほど様変わりしています。そして土台だけになった家々のあちこちには玄関があったところに花が添えられています。それが延々とどこまでも続いています。
うちの親も震災後に様子を見に回った時は運転しながら涙が止まらなかったと言っていました。これは実際にそこに行ってみないとわからない感情です。正直言って見る前までは事故見物的なうしろめたさがありましたが、見た後はこれはみなが見に来るべきではないかと考え直しました。
そうしていろいろと考えて受け止めることが、この自然が豊かだが同時に恐ろしい国に住む我々の務めではないでしょうか。
失われたいくたの命のご冥福をお祈りします。
2012年02月11日
カメラ展示会CP+2012を見てきました
カメラ展示会のCP+を見てきました。
レポートは下記写真ブログに書きましたので興味ある方はどうぞご覧下さい。
http://blog17gray.seesaa.net/article/251636857.html
レポートは下記写真ブログに書きましたので興味ある方はどうぞご覧下さい。
http://blog17gray.seesaa.net/article/251636857.html
2012年02月02日
冬の情景
2012年01月08日
冬牡丹
2011年12月11日
平林寺の紅葉
週末は新座の平林寺に行って来ました。もう紅葉も今年最後になります。
カメラは今回もPENTAX Qです。
iPhone4S
実のところここ数年は平林寺はあまり良くなかったので主軸を本土寺に移してたんですが、今年は当たりだったようです。まず平林寺に行く道すがらの新座の散歩道が紅葉に囲まれた感がありなかなか素晴らしいものです。
この「世界」を写真として表現したいと思いました。
Camera : PENTAX Q, 01 Standard Prime, 02 Standard Zoom, 03 Fish- Eye
平林寺はかなり巨大な敷地を持ってるのでなかを歩くと一時間はかかります。なかでも最近はもみじ山という一角が新設されていて素晴らしい散歩道になってました。
この週末は散った葉を撮るくらいかと思ってましたが思ってたよりは撮れました。しかし今年の紅葉ももう終わり、あとは年の瀬となります。帰ろうとすると境内の一角に石が鎮座していました。君が代の歌詞に出てくる「さざれ石」です。
さざれ石(細れ石)というのは特定の場所にある石ではなく一般的な石の種類で、小さな石が集まって結合して大きな岩となったものを言うそうです。東京近くでは鎌倉八幡宮にも置いてあります。
国歌論議では「君(天皇)の世」って言うところが取り上げられますが、そこをひとまず置いておくと残りの歌詞は日本人らしさを象徴していると言えるでしょう。
暮れようとしている2011年は東日本大震災・原発の大災害で日本にとって戦後最大の困難な一年だったと思います。しかしそこをひとりひとりは石のように忍耐づよく、そして皆が一つの岩のように結束して切り抜けたところを海外のメディアが賞賛するのはお世辞ではなくやはり日本人ならではの強みでしょう。
もしかすると2012年は今年の余波とかつてない円高などの影響でもっと厳しくなるかもしれませんが、このさざれ石のように日本人が一つに結束して切り抜けることを願ってやみません。
カメラは今回もPENTAX Qです。
iPhone4S
実のところここ数年は平林寺はあまり良くなかったので主軸を本土寺に移してたんですが、今年は当たりだったようです。まず平林寺に行く道すがらの新座の散歩道が紅葉に囲まれた感がありなかなか素晴らしいものです。
この「世界」を写真として表現したいと思いました。
Camera : PENTAX Q, 01 Standard Prime, 02 Standard Zoom, 03 Fish- Eye
平林寺はかなり巨大な敷地を持ってるのでなかを歩くと一時間はかかります。なかでも最近はもみじ山という一角が新設されていて素晴らしい散歩道になってました。
この週末は散った葉を撮るくらいかと思ってましたが思ってたよりは撮れました。しかし今年の紅葉ももう終わり、あとは年の瀬となります。帰ろうとすると境内の一角に石が鎮座していました。君が代の歌詞に出てくる「さざれ石」です。
さざれ石(細れ石)というのは特定の場所にある石ではなく一般的な石の種類で、小さな石が集まって結合して大きな岩となったものを言うそうです。東京近くでは鎌倉八幡宮にも置いてあります。
国歌論議では「君(天皇)の世」って言うところが取り上げられますが、そこをひとまず置いておくと残りの歌詞は日本人らしさを象徴していると言えるでしょう。
暮れようとしている2011年は東日本大震災・原発の大災害で日本にとって戦後最大の困難な一年だったと思います。しかしそこをひとりひとりは石のように忍耐づよく、そして皆が一つの岩のように結束して切り抜けたところを海外のメディアが賞賛するのはお世辞ではなくやはり日本人ならではの強みでしょう。
もしかすると2012年は今年の余波とかつてない円高などの影響でもっと厳しくなるかもしれませんが、このさざれ石のように日本人が一つに結束して切り抜けることを願ってやみません。
2011年12月05日
本土寺の紅葉
2011年11月26日
森林公園の紅葉
今日は埼玉の森林公園の紅葉を撮りに行ってきました。
カメラは軽くPENTAX Qで行ってきました。いつもは重い一眼レフを持っていくので同じ道でもフットワークは軽くなります。PENTAX Qの面白さのひとつは魚眼レンズでスナップ的に撮れるというもので、新鮮な絵が撮れます。今回も多くなっていました。
iPhone4S
場所は紅葉見本園というところで、さまざまな品種の紅葉種が植えられています。たとえば下の写真の黄色・オレンジの鮮やかなものはカナダの品種です。
Camera: PENTAX Q, 01 Standard Prime, 02 Standard Zoom, 03 Fish-Eye
この時期に森林公園に来る人は少ないのか、道を歩いているとまさに静かさの中に自分一人という不思議な浮遊感のようなものがあります。
森林公園では面白いことにセグウエイの体験コースなどをやっていました。これ一度やってみたいですね。
静かなセグウェイで晩秋の自然の中を走るというのは気持ちよいでしょう。今なら紅葉のライトアップをやっているので夜間も良いかもしれません。
体験案内はこちらです。
http://ryufo.kilo.jp/yume_plan/index.html
カメラは軽くPENTAX Qで行ってきました。いつもは重い一眼レフを持っていくので同じ道でもフットワークは軽くなります。PENTAX Qの面白さのひとつは魚眼レンズでスナップ的に撮れるというもので、新鮮な絵が撮れます。今回も多くなっていました。
iPhone4S
場所は紅葉見本園というところで、さまざまな品種の紅葉種が植えられています。たとえば下の写真の黄色・オレンジの鮮やかなものはカナダの品種です。
Camera: PENTAX Q, 01 Standard Prime, 02 Standard Zoom, 03 Fish-Eye
この時期に森林公園に来る人は少ないのか、道を歩いているとまさに静かさの中に自分一人という不思議な浮遊感のようなものがあります。
森林公園では面白いことにセグウエイの体験コースなどをやっていました。これ一度やってみたいですね。
静かなセグウェイで晩秋の自然の中を走るというのは気持ちよいでしょう。今なら紅葉のライトアップをやっているので夜間も良いかもしれません。
体験案内はこちらです。
http://ryufo.kilo.jp/yume_plan/index.html
2011年11月25日
大山不動の紅葉
2011年11月12日
乗馬と外乗
少し前から乗馬をはじめました。流鏑馬撮ってるということもありますが、前から馬に乗るということに興味を持っていました。
いつもは近郊のクラブで練習をしているのですが、先日5級ライセンスという初級のライセンスに合格したので晴れて外乗(がいじょう)できるようになり、今週末に高原に遠征して外乗デビューしました。こういう感じの牧場です。
普通乗馬はクラブの馬場の囲いの中で練習しますが、外乗は馬場の外の自然のなかに馬で乗ってまわれるというものです。いくつかの班に分かれて騎乗しますが、下は先発の班が帰ってきたところです。
紅葉がきれいですが、外乗はこうした木々の中に分け入っていきます。ちょうど右の写真の坂から木立に入っていきます。
はじめはなんとなく山道や林道をゆったり行くのかと思ってたら、実際は想像を超えてました。
オフロードバイクが走るような林道とかいうレベルでなく、木々の間の獣道や道もないただの茂みのなかを馬で分け入って行きます。先頭の指導員が枝をのけながら道作ってそこを分け入ったり、頭に容赦なく枝がびしびしぶつかり、ぬかるみに馬が足とられるのを落馬しないようにバランスとって、雨のなかを道なき道を登ったり下ったり、脇が崖の道を超え、倒木があったら乗り越え、ボロ(フン)をする時は止めてあげ、開けた林道になったら速歩(はやあし - 中速度で走ること)でかけていき、林道に車がきたら脇によけ、また木立に入って、乗り手が体を前のめりさせるような急斜面をグイグイと登り、馬が疲れたら原っぱで休むとむしゃむしゃと草を食べさせます。
これを一時間くらい乗ります。馬を操るのに手いっぱいで写真とってる余裕はまったくなし。一枚だけこちら、こんな感じです。
私が乗ったのはゆったり系の子なのでびしびし行かないとダメなんですけど、なにぶん乗り手がまだ不慣れな私でびしびし出来なくて隊列から遅れ気味、馬に進むことに集中させないと気が散って勝手に草食べ始めるのでしかってやめさせます。それどころか下手すると乗り手を無視し始めるので、そこを手綱つかったり馬に足で合図送ったりと四苦八苦。この辺が車とはまったく異なるところ。
ただこの子はしっかり手綱とってれば足は健脚で強く、坂もぐいぐい登って前に追いつきます。馬はまったく乗り手次第で、上手に乗りこなせればよい馬なんでしょうね。
次の機会は来年になりますが、次までにもっとしっかり手綱さばきを身につけようと反省しきりでした。
なんかこれ、ちょっとした冒険です。私もハンググライダーやったり曲技飛行機で宙返りとかいろいろやりましたけど、外乗もなかなか日常からかけ離れた面白味があります。
自然にわけいるのにエンジンの音もなく、周りが紅葉の美しい木立に溶け込みます。馬に乗ると視点が高くなり、歩いてトレッキングするのとはまた別の視界が開けます。ちょっと面白い世界をまた見つけた感じですね。
いつもは近郊のクラブで練習をしているのですが、先日5級ライセンスという初級のライセンスに合格したので晴れて外乗(がいじょう)できるようになり、今週末に高原に遠征して外乗デビューしました。こういう感じの牧場です。
普通乗馬はクラブの馬場の囲いの中で練習しますが、外乗は馬場の外の自然のなかに馬で乗ってまわれるというものです。いくつかの班に分かれて騎乗しますが、下は先発の班が帰ってきたところです。
紅葉がきれいですが、外乗はこうした木々の中に分け入っていきます。ちょうど右の写真の坂から木立に入っていきます。
はじめはなんとなく山道や林道をゆったり行くのかと思ってたら、実際は想像を超えてました。
オフロードバイクが走るような林道とかいうレベルでなく、木々の間の獣道や道もないただの茂みのなかを馬で分け入って行きます。先頭の指導員が枝をのけながら道作ってそこを分け入ったり、頭に容赦なく枝がびしびしぶつかり、ぬかるみに馬が足とられるのを落馬しないようにバランスとって、雨のなかを道なき道を登ったり下ったり、脇が崖の道を超え、倒木があったら乗り越え、ボロ(フン)をする時は止めてあげ、開けた林道になったら速歩(はやあし - 中速度で走ること)でかけていき、林道に車がきたら脇によけ、また木立に入って、乗り手が体を前のめりさせるような急斜面をグイグイと登り、馬が疲れたら原っぱで休むとむしゃむしゃと草を食べさせます。
これを一時間くらい乗ります。馬を操るのに手いっぱいで写真とってる余裕はまったくなし。一枚だけこちら、こんな感じです。
私が乗ったのはゆったり系の子なのでびしびし行かないとダメなんですけど、なにぶん乗り手がまだ不慣れな私でびしびし出来なくて隊列から遅れ気味、馬に進むことに集中させないと気が散って勝手に草食べ始めるのでしかってやめさせます。それどころか下手すると乗り手を無視し始めるので、そこを手綱つかったり馬に足で合図送ったりと四苦八苦。この辺が車とはまったく異なるところ。
ただこの子はしっかり手綱とってれば足は健脚で強く、坂もぐいぐい登って前に追いつきます。馬はまったく乗り手次第で、上手に乗りこなせればよい馬なんでしょうね。
次の機会は来年になりますが、次までにもっとしっかり手綱さばきを身につけようと反省しきりでした。
なんかこれ、ちょっとした冒険です。私もハンググライダーやったり曲技飛行機で宙返りとかいろいろやりましたけど、外乗もなかなか日常からかけ離れた面白味があります。
自然にわけいるのにエンジンの音もなく、周りが紅葉の美しい木立に溶け込みます。馬に乗ると視点が高くなり、歩いてトレッキングするのとはまた別の視界が開けます。ちょっと面白い世界をまた見つけた感じですね。
2011年10月06日
スティーブジョブズやすからに
既報の通りです。
今夜は少し早く帰って「シリコンバレーの海賊たち」を借りて見ようかなと思います。私が常に人に知って欲しいと思ってることは - コンピューターは非人間的なものではなく、こんなに情熱的な熱い人たちに育てられたものだと言うこと。
R.I.P.
今夜は少し早く帰って「シリコンバレーの海賊たち」を借りて見ようかなと思います。私が常に人に知って欲しいと思ってることは - コンピューターは非人間的なものではなく、こんなに情熱的な熱い人たちに育てられたものだと言うこと。
R.I.P.