今年2024年は残念ながら世界的には紛争の時代が続きグローバル経済が崩壊していく混迷の時代が続きました。さてオーディオ業界といえばということで今回も2024年を振り返る記事をまとめてみたいと思います。
2023年の振り返り記事はこちらです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/501925194.html・MEMSスピーカー技術の拡大と多様化に注目MEMSスピーカーは昨年本格的に製品展開されましたが、今年はさらに多様化が進んでいます。これらは製品としては来年くらいから投入されていくでしょう。
xMEMSでは完全ワイヤレスでMEMSフルレンジでANC搭載を目指した高能率タイプを、超音波変調を用いた「Cypress」で開発しています。
https://www.phileweb.com/review/article/202403/13/5517.htmlMEMSスピーカーをヘッドフォンでも使用する試みが行われています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504129692.htmlxMEMS社のイヤホン向け最新ドライバー「Muir」とヘッドホン向け「Presidio」を先行試聴した記事です。
https://www.phileweb.com/review/article/202407/03/5659.htmlさらにxMEMSは小型ラウドスピーカーにも応用できるニアフィールドタイプのMEMSスピーカー「Sycamore」を発表しました
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505735957.htmlさらにxMEMSはMEMS技術をCPU空冷ファンに応用しています
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504455112.htmlこれまではxMEMS社のみの紹介でしたが、もう一方の雄であるUSound社もMEMSスピーカーの市場投入の用意をしています
https://www.phileweb.com/sp/review/column/202412/05/2485.htmlこの記事にはさらに続きがあり、USoundの戦略的MEMS新製品「Greip」の紹介に続きます。(近日公開予定)
・Auracastの本格運用開始に注目今年はLE Audioを用いたブロードキャスト技術であるAuracastの展開にも注目しました。
はじめにAuracastの基礎知識として下記記事をご覧ください。
AuracastレシーバーAuracastトランスミッター・Auracastアシスタントの役割分担、特にAuracastアシスタントがポイントです。
https://ascii.jp/elem/000/004/197/4197105/そしてJBLがAuracast対応のTour Pro 3を発表しますが、この液晶付きケースがAuracastアシスタントになる可能性に着目しました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504463384.htmlそこでJBLのTour Pro3の液晶ケースを用いて、東芝情報システムさんの翻訳システムと組み合わせて試用することを思いつき、Bluetooth SIGの協力のもとで実施します。
つまりJBLのイヤホンを東芝情報システムの送信機と組み合わせて実施したわけです。ここで実際に近いシナリオのデモを用いてAuracastを試してみました。
https://www.phileweb.com/sp/review/column/202410/28/2457.htmlそしてBluetooth東京セミナー2024ではセミナー会場と展示ルームでAuracastを試してみます。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505467983.htmlさらにのちに書くNTTの武蔵野研究所の展示の一つでも意外にもAuracastを試すことができました。
Auracast初の実用製品も登場しています。大規模施設での応用も想定したAuriです。
https://ascii.jp/elem/000/004/183/4183952/またBluetoothでは今年登場した6.0でのオーディオとの関係性も探っています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504735358.html・インタビューと発表会インタビュー・訪問にも力を入れましたが、面白かったのはNTT武蔵野研究所の内覧会です。
NTTの基礎技術からオープンイヤーでのANC技術など、なかなか面白い話が聞けました。
ここではnwm ONEが主役として使われていたのもポイントです。
https://www.phileweb.com/news/audio/202412/10/25996.htmlちなみにこのオープンでのANC技術は、AirPods 4はどのようにイヤチップなしでANCをしているかにも関係しているかも。レイテンシーがキーです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504918755.htmlFIIOの開発者インタビューもなかなか熱が入って中身の濃いものとなりました。
https://www.phileweb.com/review/article/202404/23/5557.htmlコルグのLive Extremeを用いた世界初のAuro-3D配信ではプレスビューイングイベントに参加し、「GENELECエクスペリエンス・センター TOKYO」においてサラウンド環境で視聴しました。
https://ascii.jp/elem/000/004/187/4187317/坂本龍一氏の所有していたピアノの展示会ですが、特徴的なのは自動演奏が行われたということです。
このイベントでは坂本龍一氏が実際に使用していたピアノを使用し、坂本龍一氏の演奏を実際に記録したデータを用いて自動演奏をするわけです。
上のAuro-3Dの記事でも書きましたが、わたし自動ピアノにとても興味があるのです。
https://retailing.jp.yamaha.com/shop/ginza/event/detail?id=5054ヤマハが開発した、ライブ演奏を擬似再現するライブビューイングシステム「Distance Viewing」の延長で開発された「GPAP」にも注目です。
https://ascii.jp/elem/000/004/182/4182798/Softearsの開発者インタビューは技術と革新に重点を置いた社風がわかり、パッシブドライバーの開発などユニークな点にも注目です。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505678014.htmlNoble Audio初のヘッドホン「FoKus Apollo」のインタビューを“Wizardの兄”に聞いたのも面白かったですね。
https://www.phileweb.com/interview/article/202405/11/981.html・立体音響本当は今年は空間オーディオを少し真面目にやろうとしてMPEG-Hの勉強に着手しようとしていたんですが、
昨年CEarのパヴェを試してから、むしろ「立体音響」の分野に興味をもってきました。
その点ではやはり鹿島建設の立体音響技術「OPSODIS」のインタビューをしたことが面白かったですね。
小さなサウンドバー上のスピーカーから後ろに回り込むような音が聞こえてくるのは圧巻です。
https://www.phileweb.com/review/article/202408/02/5689.html一方でもっとシンプルなアプローチを目指すAudiisionラボにもインタビューを行いました。(記事は公開準備中)
・MQAの動向今年はMQAの動向にも着目しました。
MQAは衝撃の経営破綻から買収、再スタートへ向かいます
https://ascii.jp/elem/000/004/178/4178415/しかしTIDALがMQA配信から撤退、すべてFLACに移行します。
https://ascii.jp/elem/000/004/205/4205711/一方でHDTracksがMQA技術を使ったストリーミング配信開始を予告します。
https://ascii.jp/elem/000/004/205/4205712/そしてMQAに動きが出ます。「AIRIA」「FOQUS」「QRONO」という技術を発表。
https://ascii.jp/elem/000/004/203/4203236/MQA LabsがQRONOを市場投入し,Bluesoundの新製品に搭載します。これでMQAがまた市場に戻ってきました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505971015.htmlそのMQAのQRONO d2a技術とは何かについて技術白書からの考察もしました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505988869.html・LC3plus、ついに市場にフラウンフォーファーのインタビューで書いたハイレゾコーデックLC3plusが市場に出てきました
まずLC3/LC3plusコーデック対応のドングルとして登場します
https://ascii.jp/elem/000/004/178/4178406/これはAKGの新しいN5、N9として真価を発揮します。
またFIIOからLDAC対応ドングルが登場したこともiPhoneユーザーには福音となるでしょう。
・機材レビュー関連今年もたくさん機材レビューを書いています。
まずイヤフォン、ヘッドフォンから、
Campfire Audioの「Fathom」はこの10年のひとつの集大成といえるでしょう。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504264775.htmlCampfire Audioがデュアルプラナードライバーの新IEM「Astorolith」を発売開始、
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504264472.htmlAstorolithについてはヘッドフォンブック2024にレビューを2ページ記事で執筆しています。
さらなる新型、Campfire Audio ClaraのレビューをAV Watchに執筆しました。
ケンさんに聞いた開発経緯から、その特徴、そして音の印象まで6500字で詳細に書いていますので興味ある方は是非ご覧ください。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1650394.htmlもとゼンハイザー、アクセル・グレル氏の新たな挑戦「Grell OAE1」のレビューというか考察も書きました。
OAE1の特徴はアクセル・グレル氏が取り組んでいる「ヘッドフォンの外形デザインと音質」というテーマを文字通り形にしたことです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504194146.htmlSoftearsのフラッグシップモデル「Softears Enigma」も個性ある音と技術がユニークです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504061833.htmlnwm ONEの発表会で早速開発者のプロダクトグループマネージャーに聞いた記事も面白いと思いますよ。
https://ascii.jp/elem/000/004/211/4211068/nwmブランドでは「nwm DOTS」と「nwm WIRED」のレビューもしました。特に「nwm DOTS」はなかなか良いと思いますが、WIREDもコスパが高いです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505957553.htmlエイプリルフール企画が現実になったような、2大カスタムIEMブランドコラボの「SUPERIOR EX」の記事です。
https://www.phileweb.com/review/article/202404/26/5565.htmlイヤフォンでは分厚くダイナミックな音の個性派イヤフォン「iBasso 3T-154 」もなかなか面白いです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504011065.html耳をふさがないイヤホンで高音質を追究したい人にはCleer Audioがおすすめ。
https://ascii.jp/elem/000/004/192/4192844/NUARLのMEMS搭載完全ワイヤレス「Inovatör」もMEMS搭載でAudiodoのパーソナライズ機能もあり注目株です。
https://ascii.jp/elem/000/004/209/4209876/Noble Audioの「XM-1」はMEMSスピーカー採用イヤホン第2弾、有線接続ならではの高音質です
https://ascii.jp/elem/000/004/188/4188543/ビクターのHA-FX550Tではなぜウッドからシルクにしたのかということを突っ込んでみました。
https://ascii.jp/elem/000/004/207/4207126/DAPではやはりAstell & Kernが追求するアナログサウンドの完成系とも言える真空管搭載のフラッグシップ「A&Ultima SP3000T」が白眉であったように思います。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/503595135.htmlハイパワーにして真のラインアウトを備えたKANN Ultraも使い込むごとに役に立つ感じがするDAPです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/501943049.html個性的というと独特の音色再現のトランスポータブルDAP「ONIX Mystic XP1」も良い選択となるでしょう。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/503758608.htmlL&Pの新たなフラッグシップシリーズ「E7 4497」も完成度が高いと思います。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504045155.html新機軸を投入したiBassoの高性能DAP「DX260」はそのSN比の高さに舌を巻くほどです。Android的な面も着目しました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504563607.htmlスティック型DACの進化もすごい。まずロームDAC搭載でステップアッテネーター採用というiBasso Audio「DC-Elite」
https://www.phileweb.com/review/article/202406/15/5621.htmlヘッドフォンもマルチBAも鳴らすスティックDAC「L&P W2Ultra」レビュー
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504874510.htmlK2HDサウンドのiFi audio「Go bar 剣聖」
https://ascii.jp/elem/000/004/195/4195164/ディスクリートDACと汎用DACの音質の違いをFIIOのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「K11」を徹底比較しました
https://www.phileweb.com/review/article/202412/03/5784.html250万円の「冨嶽」もレビューしました
https://www.phileweb.com/news/d-av/202404/27/60284.htmlLUXMANから二台結合可能のバランスヘッドフォンアンプ「P-100 CENTENNIAL」が登場しましたが、
これはバランスアンプとしていわば先祖帰りの手法です。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504987411.html水月雨がオーディオファン向けスマホ「MIAD01」を開発したのもユニークです。
https://ascii.jp/elem/000/004/199/4199344/インド発の密閉型/静電式ヘッドホン「INOX」、
https://ascii.jp/elem/000/004/212/4212349/ちなみにこれ、2025年には日本で見れます。
・中国のトレンドがレトロ回帰と最新トレンドの融合へFiiOが、カセットプレーヤーを敢えて新開発、CESで登場した「CP13」
https://ascii.jp/elem/000/004/180/4180461/FIIOのカセットプレーヤー「CP13」はレビューもしました
https://www.phileweb.com/review/article/202404/11/5551.html可愛くて本格はのCDプレーヤー。Shanling「EC Smart」
https://www.phileweb.com/review/article/202411/11/5783.htmlDAP時代のCD再生機Shanling 「CR60」
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505678308.htmlおもしろいのは中国のトレンドが、日本から見るとレトロであると思える反面で最新のトレンドとも融合しようとしていることです。
・生成AIの音楽への応用が続くMetaは自然言語のプロンプトを使用して、生成したい効果音や音声の種類を記述できる「Audiobox」を発表
https://ascii.jp/elem/000/004/185/4185978/グーグルは音楽家やプロデューサーなど、プロの音楽家をターゲットにした「Music AI Sandbox」を開発
https://ascii.jp/elem/000/004/200/4200615/Amazon Musicも生成AIを使ったプレイリスト作成機能提供、あいまいな指示に応えます。
https://ascii.jp/elem/000/004/196/4196354/自然な文章でプレイスリスト作成をうながせる、Spotifyの新機能もAI応用
https://ascii.jp/elem/000/004/194/4194015/Stable Audio 2.0では生成AIの進化速度の速さに驚きました。
https://ascii.jp/elem/000/004/192/4192845/・オーディオイベントヘッドフォン祭2024秋レポート
ここではCEOダニー氏が来日、注目の新モデル「KA1」についていろいろ詳しく聞いています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505543257.htmlヘッドフォン祭mini
「D8000 DC」と「D8000 DC Pro」のサプライズ発表がありました。
https://ascii.jp/elem/000/004/212/4212406/「ポタフェス 2024 冬 秋葉原」レポート
ミックスウェーブのCampfire Audioブースでは待望のミュージシャンコラボモデルである「Clara」を展示。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/507042349.htmlハイエンドヘッドホン・リスニングセッション 2024
ハイエンドのみの面白い試みです。
https://ascii.jp/elem/000/004/187/4187318/「REB fes」は機材を借りて自分の席でじっくり試聴できる新しいイベント
https://ascii.jp/elem/000/004/201/4201914/日本とは異なる趣を持つ、ドイツのヘッドホンイベント“The World of Headphones”にも注目
https://ascii.jp/elem/000/004/189/4189592/CanJam SoCal 2024での注目機種も海外ならではの機種を紹介しました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505094513.html・PCオーディオ関係Apple Music Classicalだけじゃない、クラシック再生に特化した「Idagio」の記事です。
https://ascii.jp/elem/000/004/182/4182795/Roonがハーマンに買収された影響がさっそく現れたように思われます。
https://ascii.jp/elem/000/004/203/4203237/マイクロソフトがARM向けにネイティブのASIOドライバーを開発
http://vaiopocket.seesaa.net/article/505370090.htmlSpotify HIFIも再燃しています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504138738.htmlスマホから動画ストリーミングする、AmazonのMatter Casting機能
https://ascii.jp/elem/000/004/179/4179328/Wi-Fi 7とヘッドホンの関係性にも着目
https://ascii.jp/elem/000/004/179/4179327/XPAN技術やWi-Fi 7、UWBなどをAIで統合した、クアルコムのFastConnect 7900も紹介
https://ascii.jp/elem/000/004/191/4191651/・アップル関連AppleがAirPodsを刷新、AirPods Pro2にOTC補聴器モードを搭載
http://vaiopocket.seesaa.net/article/504780392.html欧州委員会がアップルに制裁金
https://ascii.jp/elem/000/004/189/4189591/将来のAirPodsへの採用も期待できそうな具体性を持つ、アップルのイヤーピース新特許
イヤーピース装着方式に磁石を採用 イヤーピースビジネスにもインパクトがあるでしょう。
https://ascii.jp/elem/000/004/188/4188542/来年はAirPods Pro3の発表が噂されていますが、さて。
AirPodsで使用者の動きからBPMを認識、それを何かに応用できる特許もユニーク。
運動とはウォーキング、ジョギング、ランニングなどの単純なものから、ダンスや体操、掃除などです。
https://ascii.jp/elem/000/004/208/4208511/・来年の展望こうみてくるとHDTracksのストリーミングサービスなど今年始まっていないように見えるものもあり、これらの展開が気になります。
MEMSでは、xMEMSのさまざまな技術が製品化されていくとともに、USoundのモジュールが市場展開できるかがキーとなります。
来年は今年登場しなかったXPAN関係のチップも注目したいですね。
さて来年はどうなるのか。。