最近はポータブルではもっぱらMillett Hybrid portableを使用しています。この春のオーディオショウの行きかえりでも電車で聴いていました。
そこで思ったのはこの真空管ポータブルを組み合わせたシステムは、オーディオの魅力が詰まっているという感覚です。ハイエンドショウでいろいろとオーディオシステムを聴いてみると、この小さなシステムにやはりオーディオのエッセンスが詰まったものだ、という感覚を感じます。
それはハイエンドショウに行くときの期待感、行った後に考えること、そうしたものを小さくコピーしたようなものでしょうか。
Millett Hybrid portableの印象について真空管の味という点を強調して書いてきましたが、少しそこから離れるとぱっと聴きには第一線のポータブルアンプと変わらないようなはっきりとした音の分離感もあり、十分シャープです。真空管というイメージから想像するほど、もやっとしているわけではありません。特にエージングが進むと低域もタイトに鳴らせるようになります。この辺はハイブリッドの強みでしょうか。
真空管の強みである厚み、美音もしっかりあります。ここはiModと特に相性がよいところです。たとえばnano(2Gen)のdock経由の音と比べてみると、iModを使ったときに感じる豊かさ、実体感といった部分でMillettは差をより明瞭にします。それは言葉にするのはむずかしいのですが、春のハイエンドショウの記事でコニシスのハイエンドと廉価版で感じたような差です。単に細かい音を聴くという点ではいらなくても、それがあると音楽を一段高く楽しめるというスパイスのようなものかもしれません。
そうした点でiModとMillett Hybridの組み合わせはポータブルの音というよりは、たしかにオーディオシステムで聴いているという感じが味わえるように思います。
Music TO GO!
2007年05月13日
2007年05月02日
真空管アンプ on the GO !
今日はさっそく、真空管アンプを外に持ち出すという快挙?を通勤に持ち出して試してみました。
昔カーラジオが真空管だった時はいろいろと問題があったということですが、われわれiPodオーディオ人類には未体験ゾーンに突入です。
さて、一番懸念される外で動きながら使った時のマイクロフォニックですが、今日の通勤で使った限りでは、そういつも鳴るものではありません。
バッグをがさごそやってなにか金属のものとかチャックとかにあたると軽くキーンと鳴ります。ただし普通に歩いていてもキーンとは鳴りません。でも駅前でのダッシュ(笑)のときにはバッグの中でなにかにあたるとやはり軽くマイクロフォニックが出ます。ダッシュの振動自体ではおきないですね。
つまり少々揺らしてもOKだけど、硬いものが触れる、こすれるとキーンとなるというわけです。
付属しているゴムの板はiPodをクリックしたり、HDの動作を伝えないためということかもしれません。もともとボディを金属ではなくプラスチックにした方が良かったような気はします。
本体が硬いものに触れなければ良い、というのが分かったので帰りにレッグウォーマーの小さいものみたいなサポーターを買って、スポっとアンプにかぶせたところかなり改善されました。
プラグの抜き差しはもちろんだめですが、直接アンプをたたいてもあまりキーンとは鳴りませんし、バックの中でキーンとなることもなくなりました。
ほかに細かい点ではボリュームが軽いのでずれ易いというのがちょっと難点です。本体はそんなに重くないので携帯で問題になるということはありません。
あと前に書きましたが熱くはなりません。
音的には低音はインパクトフルで楽しいと感じるようになりました。音は柔らかいけどスピード感はあってノリがいいですね。豊かな音の広がりとあわせて全体にかなりダイナミックで「ハイウェイスターチェック」をしてもなかなかいけます。
弦楽器は相変わらず良いです。ただ真空管としてはやや硬めではあるかもしれません。高域も曲によって少し尖ることはあるようです。まあこの辺もミニチュア管よりさらに小さいサブミニ管ということで制約はあると思います。
マイクロフォニックも一般的な真空管はこんなに拾わないと思いますが、なかなか真空管をこのパッケージに詰め込むというのはむずかしいものなのでしょう。
いずれにせよXOのときは性能的には認めるけれども、個人的には..と口ごもったことの裏返しがここにはあると思います。
マイクロフォニックとか歪み感とかフラットさを云々するまえにわたしはこれ、かなり好きです。
昔カーラジオが真空管だった時はいろいろと問題があったということですが、われわれiPodオーディオ人類には未体験ゾーンに突入です。
さて、一番懸念される外で動きながら使った時のマイクロフォニックですが、今日の通勤で使った限りでは、そういつも鳴るものではありません。
バッグをがさごそやってなにか金属のものとかチャックとかにあたると軽くキーンと鳴ります。ただし普通に歩いていてもキーンとは鳴りません。でも駅前でのダッシュ(笑)のときにはバッグの中でなにかにあたるとやはり軽くマイクロフォニックが出ます。ダッシュの振動自体ではおきないですね。
つまり少々揺らしてもOKだけど、硬いものが触れる、こすれるとキーンとなるというわけです。
付属しているゴムの板はiPodをクリックしたり、HDの動作を伝えないためということかもしれません。もともとボディを金属ではなくプラスチックにした方が良かったような気はします。
本体が硬いものに触れなければ良い、というのが分かったので帰りにレッグウォーマーの小さいものみたいなサポーターを買って、スポっとアンプにかぶせたところかなり改善されました。
プラグの抜き差しはもちろんだめですが、直接アンプをたたいてもあまりキーンとは鳴りませんし、バックの中でキーンとなることもなくなりました。
ほかに細かい点ではボリュームが軽いのでずれ易いというのがちょっと難点です。本体はそんなに重くないので携帯で問題になるということはありません。
あと前に書きましたが熱くはなりません。
音的には低音はインパクトフルで楽しいと感じるようになりました。音は柔らかいけどスピード感はあってノリがいいですね。豊かな音の広がりとあわせて全体にかなりダイナミックで「ハイウェイスターチェック」をしてもなかなかいけます。
弦楽器は相変わらず良いです。ただ真空管としてはやや硬めではあるかもしれません。高域も曲によって少し尖ることはあるようです。まあこの辺もミニチュア管よりさらに小さいサブミニ管ということで制約はあると思います。
マイクロフォニックも一般的な真空管はこんなに拾わないと思いますが、なかなか真空管をこのパッケージに詰め込むというのはむずかしいものなのでしょう。
いずれにせよXOのときは性能的には認めるけれども、個人的には..と口ごもったことの裏返しがここにはあると思います。
マイクロフォニックとか歪み感とかフラットさを云々するまえにわたしはこれ、かなり好きです。
2007年05月01日
Millett Hybrid portable到着!
ポータブル真空管アンプ、TTVJ Millett Hybrid portableが到着しました。週末は通関できないのでやや時間がかかりました。
アンプ自体は平たく薄いという感じで、平面積はSR71とほぼ同じでわずか長い、薄さはSM4より薄いくらいです。重さはSM4とSR71の中間くらいでしょうか。
金属シャーシで仕上げは悪くありませんが、研磨がやや雑で手作り感があります。それとゴム足のほかにゴムの板状のものがついていましたが、iPodとの間に挟むものかな?と思っています。
入力端子とヘッドホン端子は前後の反対側についているのでiPodを逆につけますが、iModの場合にどちらもバッグの下に着地できないのでやや不便です。下か上がL字なら楽です。
ACアダプターは110V仕様なので注意してください。
HD25-1/HD25-13/SDv2/BDv2をいろいろ組み合わせてざっと聴いたところでHD25-1/BDv2が一番相性がいいと思いましたので以下はそれを使ってのファーストインプレです。
今回HD25-13は避けました。高インピーダンス性能はもう少しバーンインしてから検証します。
これは着いて箱から出して1-2時間の感想です。
まず箱から出した直後は音が落ち着かなく、やたらキーンとなるのでパニックに陥ります(笑)
しかし少し立つと音も落ち着いてきて、特徴的な音のカタチを見せ始めます。
ぱっと聴いた感じでも音の立体的な広がり感はかなりあります。低域は強めで少しアンコントロールながら迫力を感じます。
電源を入れた直後は思ってたほどウォームではない、また少し硬めに感じると、と思いました。しかし、少しあったまるとやはりウォームになって、音のエッジが丸く柔らかくなります。ここでもう完全に石の音ではなく球の音になります。
そしてここからが本領発揮ですが、まず高域に独特のあの艶っぽい美音が載ります、弦楽器の音は素晴らしくきれいです。ピアノも響きの余韻がとても美しく光ります。
この変化はまさしく球そのものです。このヴァイオリンの弦のうなりはどうでしょう! 真空管の高域が奏でる弦楽器になれるともう石にはもどりたくなくなります。
それとS音(サ行)の抑制は他のアンプとまるでちがいます。子音はまったくきつくなく、かつ高域の音はきれいという不思議感があります。
たしかにこれ、石ではありません(半分は石ですが)。
そして音質以外にもうひとつ真空管だという確たる証拠があります。先に書いたやたらキーンとなる点です。ボリューム位置に関係ありません。
ボディを爪で叩くとキーンと鐘を叩いたような音が鳴って数秒ほど減衰しながら続いて止みます。プラグを抜いてもキーンとなり、ボリュームを絞って最低にあわせたとき多少強めにかちっとしたらキーンとなります。
これは発振とかではなく、下記にMillettさんが書いていますが「真空管のマイクロフォニック」現象です。
http://www.head-fi.org/forums/showpost.php?p=2916883&postcount=254
このような超小型管の場合は特にシンプルなので発生しやすいということのようですね。コンっと叩くと必ずキーーンとなりますが、はげしく揺らしてもキーンとは鳴りません。
このアンプはバーンインでかなり変わります、というかいま試しに聴いているうちにも変わってます。ウォームアップして少し経つと一度落ち着きますが、それからまたバーンインで変わっている感じです。ですので音は本当にファーストインプレです。
ハイブリッドとして真空管の味と半導体の性能がうまくミックスして出てくれることを期待します。
これはXOと違って、基本的にアンプが初めてという人は手を出さない方がいいです。壊れたと思うかもしれないし、性能がよくないと思うかもしれません。一応書いておきます。
ただ一般的にオーディオを知っていて真空管らしい音が好きという人はお勧めです。最近のハイエンド真空管アンプより真空管らしい気がするし、なにしろオンリーワンです。
いずれにせよ、いろいろと未知数なのでまた手探りで進んでコメントしていきます。
アンプ自体は平たく薄いという感じで、平面積はSR71とほぼ同じでわずか長い、薄さはSM4より薄いくらいです。重さはSM4とSR71の中間くらいでしょうか。
金属シャーシで仕上げは悪くありませんが、研磨がやや雑で手作り感があります。それとゴム足のほかにゴムの板状のものがついていましたが、iPodとの間に挟むものかな?と思っています。
入力端子とヘッドホン端子は前後の反対側についているのでiPodを逆につけますが、iModの場合にどちらもバッグの下に着地できないのでやや不便です。下か上がL字なら楽です。
ACアダプターは110V仕様なので注意してください。
HD25-1/HD25-13/SDv2/BDv2をいろいろ組み合わせてざっと聴いたところでHD25-1/BDv2が一番相性がいいと思いましたので以下はそれを使ってのファーストインプレです。
今回HD25-13は避けました。高インピーダンス性能はもう少しバーンインしてから検証します。
これは着いて箱から出して1-2時間の感想です。
まず箱から出した直後は音が落ち着かなく、やたらキーンとなるのでパニックに陥ります(笑)
しかし少し立つと音も落ち着いてきて、特徴的な音のカタチを見せ始めます。
ぱっと聴いた感じでも音の立体的な広がり感はかなりあります。低域は強めで少しアンコントロールながら迫力を感じます。
電源を入れた直後は思ってたほどウォームではない、また少し硬めに感じると、と思いました。しかし、少しあったまるとやはりウォームになって、音のエッジが丸く柔らかくなります。ここでもう完全に石の音ではなく球の音になります。
そしてここからが本領発揮ですが、まず高域に独特のあの艶っぽい美音が載ります、弦楽器の音は素晴らしくきれいです。ピアノも響きの余韻がとても美しく光ります。
この変化はまさしく球そのものです。このヴァイオリンの弦のうなりはどうでしょう! 真空管の高域が奏でる弦楽器になれるともう石にはもどりたくなくなります。
それとS音(サ行)の抑制は他のアンプとまるでちがいます。子音はまったくきつくなく、かつ高域の音はきれいという不思議感があります。
たしかにこれ、石ではありません(半分は石ですが)。
そして音質以外にもうひとつ真空管だという確たる証拠があります。先に書いたやたらキーンとなる点です。ボリューム位置に関係ありません。
ボディを爪で叩くとキーンと鐘を叩いたような音が鳴って数秒ほど減衰しながら続いて止みます。プラグを抜いてもキーンとなり、ボリュームを絞って最低にあわせたとき多少強めにかちっとしたらキーンとなります。
これは発振とかではなく、下記にMillettさんが書いていますが「真空管のマイクロフォニック」現象です。
http://www.head-fi.org/forums/showpost.php?p=2916883&postcount=254
このような超小型管の場合は特にシンプルなので発生しやすいということのようですね。コンっと叩くと必ずキーーンとなりますが、はげしく揺らしてもキーンとは鳴りません。
このアンプはバーンインでかなり変わります、というかいま試しに聴いているうちにも変わってます。ウォームアップして少し経つと一度落ち着きますが、それからまたバーンインで変わっている感じです。ですので音は本当にファーストインプレです。
ハイブリッドとして真空管の味と半導体の性能がうまくミックスして出てくれることを期待します。
これはXOと違って、基本的にアンプが初めてという人は手を出さない方がいいです。壊れたと思うかもしれないし、性能がよくないと思うかもしれません。一応書いておきます。
ただ一般的にオーディオを知っていて真空管らしい音が好きという人はお勧めです。最近のハイエンド真空管アンプより真空管らしい気がするし、なにしろオンリーワンです。
いずれにせよ、いろいろと未知数なのでまた手探りで進んでコメントしていきます。
2007年04月25日
ポータブル真空管ヘッドホンアンプ Millett Hybrid Portable
世界初のポータブル真空管アンプ、TTVJ Millett Hybrid Portableを発注しました。いま太平洋上空30000フィートを飛んでいます。
ところで名称は真空管ポータブルヘッドホンアンプなのかポータブルヘッドホン真空管アンプなのかポータブル真空管ヘッドホンアンプなのか、どうでもいいところに迷ってしまいますが、それほど初めてのものというわけです。
ただし「世界初」というのは二点ほど注はつきます。現実的な電池持続時間(約40時間)を持ち商業ベースに乗ったものでは、という点とこれが前段のみ真空管のハイブリッドタイプであるという点です。
真空管とトランジスタ/FETのハイブリッドタイプではSTAXの007tAのように前段が石で後段が真空管のものと、うちのMP5のように前段が真空管で後段が石のものと二種類あります。主にプリアンプ的な性格(電圧を重視)のアンプでは前者、プリメインアンプ的な性格のアンプでは後者が多いというのを雑誌で読んだことがあります。
Millett Hybrid は後者で前段が真空管で後段が石のアンプです。Millett Hybrid はPete Millett(http://www.pmillett.com/)さんがデザインしたハイブリッドアンプです。DIYでの危険防止のために比較的低電圧で真空管を使えるということを目的に設計されたようで主にDIYで広がったようです。他にはHeadRoomがこのデザインを採用して後段の部分に自社のDesktopモジュールを組み込んだDesktop Millett Hybrid Ampを製品化しています。
それといろいろ調べていて分かったんですが、HeadRoomのポータブルアンプであるBitheadを設計したのもMillettさんのようです。それでみなさんHeadroomからこのポータブルが出ると思っていたようですが、結局トッドさん(TTVJ)のオリジナルプロダクトとして販売されました。
HeadFiコミュニィティには2/10のダラスmeetのときにプロトをMillettさんが持ち込んだのが初めてのようです。そして今回のHeadfest2007でもデモ品が持ち込まれてStreophileの記事にも載っています。
オリジナルのMillett Hybridとはやや違うということですが、かえって良くなったかもとMillettさん自身が書いています。またパワーサプライの設計が一番むずかしかったということです。Millett Hybrid Portableでは真空管用と石の二系統の電圧の違う電源回路があるようです。
Millett Hybrid Portableで使用されている真空管はhearing aid tubesといいますから補聴器用の真空管のようです。まあ、ある意味ポータブルアンプも補聴器の親戚みたいなものかもしれませんけど、そういう意味ではER-4Sと特にあうかもしれませんね(笑)
こちらにそのhearing aid tubeの記事を見つけました。
http://blog.modernmechanix.com/2007/03/05/tiny-tube-for-hearing-aids/
もともとは軍用の通信機とか地雷探知機のようにバッテリーでつかうことを前提にした機器のための真空管のようで消費電力は現在のオペアンプ並みということです。そのため熱くはならないそうです。
一般的にみた懸念としてはUS$459という高めの価格ということになるとは思います。
ただ製品の性格を考えるとある意味しかたがないでしょうね。それと真空管が現行管ではなくビンテージものなのであるうちに買っておいたほうが、という言い訳も存在します(^^
製品は先週くらいから届き始めたようで、HeadFiのスレッドが立っています。やはり真空管らしい音と高性能を両立しているということで期待が出来ます。
(ちなみにオーディオのときに使う英語のSweetは甘いというより、美音という感じのニュアンスだと思います)
ところで名称は真空管ポータブルヘッドホンアンプなのかポータブルヘッドホン真空管アンプなのかポータブル真空管ヘッドホンアンプなのか、どうでもいいところに迷ってしまいますが、それほど初めてのものというわけです。
ただし「世界初」というのは二点ほど注はつきます。現実的な電池持続時間(約40時間)を持ち商業ベースに乗ったものでは、という点とこれが前段のみ真空管のハイブリッドタイプであるという点です。
真空管とトランジスタ/FETのハイブリッドタイプではSTAXの007tAのように前段が石で後段が真空管のものと、うちのMP5のように前段が真空管で後段が石のものと二種類あります。主にプリアンプ的な性格(電圧を重視)のアンプでは前者、プリメインアンプ的な性格のアンプでは後者が多いというのを雑誌で読んだことがあります。
Millett Hybrid は後者で前段が真空管で後段が石のアンプです。Millett Hybrid はPete Millett(http://www.pmillett.com/)さんがデザインしたハイブリッドアンプです。DIYでの危険防止のために比較的低電圧で真空管を使えるということを目的に設計されたようで主にDIYで広がったようです。他にはHeadRoomがこのデザインを採用して後段の部分に自社のDesktopモジュールを組み込んだDesktop Millett Hybrid Ampを製品化しています。
それといろいろ調べていて分かったんですが、HeadRoomのポータブルアンプであるBitheadを設計したのもMillettさんのようです。それでみなさんHeadroomからこのポータブルが出ると思っていたようですが、結局トッドさん(TTVJ)のオリジナルプロダクトとして販売されました。
HeadFiコミュニィティには2/10のダラスmeetのときにプロトをMillettさんが持ち込んだのが初めてのようです。そして今回のHeadfest2007でもデモ品が持ち込まれてStreophileの記事にも載っています。
オリジナルのMillett Hybridとはやや違うということですが、かえって良くなったかもとMillettさん自身が書いています。またパワーサプライの設計が一番むずかしかったということです。Millett Hybrid Portableでは真空管用と石の二系統の電圧の違う電源回路があるようです。
Millett Hybrid Portableで使用されている真空管はhearing aid tubesといいますから補聴器用の真空管のようです。まあ、ある意味ポータブルアンプも補聴器の親戚みたいなものかもしれませんけど、そういう意味ではER-4Sと特にあうかもしれませんね(笑)
こちらにそのhearing aid tubeの記事を見つけました。
http://blog.modernmechanix.com/2007/03/05/tiny-tube-for-hearing-aids/
もともとは軍用の通信機とか地雷探知機のようにバッテリーでつかうことを前提にした機器のための真空管のようで消費電力は現在のオペアンプ並みということです。そのため熱くはならないそうです。
一般的にみた懸念としてはUS$459という高めの価格ということになるとは思います。
ただ製品の性格を考えるとある意味しかたがないでしょうね。それと真空管が現行管ではなくビンテージものなのであるうちに買っておいたほうが、という言い訳も存在します(^^
製品は先週くらいから届き始めたようで、HeadFiのスレッドが立っています。やはり真空管らしい音と高性能を両立しているということで期待が出来ます。
(ちなみにオーディオのときに使う英語のSweetは甘いというより、美音という感じのニュアンスだと思います)
2007年04月23日
Stereo PhileのHead Festレポート
アメリカの有名なオーディオ雑誌のStreo PhileがHead Festの特集をさっそく組んでいます。むこうでも一般オーディオ誌で注目されているんですね。
きちんと取材形式なのでなかなかいい記事です。
http://www.stereophile.com/news/407headfi/
ところで、、なんだこのポータブル「真空管」アンプは!
これはDIYものをトッドさんのところで一般販売しているというもののようです。
TTVJのMillett Hybrid Ampページ
実際はハイブリッドで真空管の前段と石の後段(バッファ)を持っているようです。しかし味の部分で大きいのは前段なので十分真空管の音はすると思います。Millett Hybrid自体はこうしたハイブリッドデザインの呼び名のようでそれをポータブルにしたんでしょうね。電池で40時間持つとあります。石と球で二系統の電源を持つようです。
HeadFiではこちらにすでにスレッドがありますね。きちんと真空管の音がするようです。
こ、これは...まずい(笑)
あとSingle Powerのminiは電源部が大きいようですね。。
さすがに一般オーディオ誌らしく、I2Sインターフェースのリクロックモジュールなども取材してます。このUSBからS/PDIFへのコンバーターというのもなにげに気になります。
それと上ではHeadroomのヘッドホンアンプでない普通のデスクトップアンプ(Class Dというのでデジタルでしょう)が載っていますが、別のある情報ではポータブルの単体DACであるMicroDACのより小さいのが出たというのもあります。未確認ですが、、
きちんと取材形式なのでなかなかいい記事です。
http://www.stereophile.com/news/407headfi/
ところで、、なんだこのポータブル「真空管」アンプは!
これはDIYものをトッドさんのところで一般販売しているというもののようです。
TTVJのMillett Hybrid Ampページ
実際はハイブリッドで真空管の前段と石の後段(バッファ)を持っているようです。しかし味の部分で大きいのは前段なので十分真空管の音はすると思います。Millett Hybrid自体はこうしたハイブリッドデザインの呼び名のようでそれをポータブルにしたんでしょうね。電池で40時間持つとあります。石と球で二系統の電源を持つようです。
HeadFiではこちらにすでにスレッドがありますね。きちんと真空管の音がするようです。
こ、これは...まずい(笑)
あとSingle Powerのminiは電源部が大きいようですね。。
さすがに一般オーディオ誌らしく、I2Sインターフェースのリクロックモジュールなども取材してます。このUSBからS/PDIFへのコンバーターというのもなにげに気になります。
それと上ではHeadroomのヘッドホンアンプでない普通のデスクトップアンプ(Class Dというのでデジタルでしょう)が載っていますが、別のある情報ではポータブルの単体DACであるMicroDACのより小さいのが出たというのもあります。未確認ですが、、