ちょっとしたニュースですが、小型のデジタルアンプでデジタル入力も含む本格的なものの新製品が登場するようです。
また、テストしたヘッドホンマニアが飛び上がって興奮した(らしい)ヘッドホンアンプも国産で登場しそうです! これにはおもしろいことにデジタル入力もありそうです。
価格も性能や使用パーツの割には手ごろな感じです。時期はそれほど先の話ではありませんが、また続報がありましたらお知らせします。
Music TO GO!
2005年09月28日
2005年09月27日
カインとアンプ
カイン(Spark)のアンプはAVフェスタでもちょっと聴いてみました。
机上のオブジェとしても評判の良かった小型真空管アンプ、mini1999の後継のmini2004がけっこう気になったからで、試聴をお願いするとデモ時間は終わってましたが気持ち良く引き受けてくれました。アットホームな感じで雰囲気は良かったですね。

こちらもサイズに似合わぬ明るく爽快なサウンドを聴かせてくれました。面白いのはNFBの可変ノブがあって、音の好みに合わせて聴くことができます。MAXにするとやはりSN感の良い音になるようですが、システム・スピーカーによってはノンNFBの状態のほうが好みに合うかもしれません。
ただ真空管らしいキャラクターの部分で言うと前述したトライオードの35SE(34SE)と比べて見ると35SEの方が真空管らしい鳴りはあるような気がします。パワーの差もありますが、35SEの音は線は太いのですが厚み(重み)と力感があります。
わたしもそれほど真空管アンプとかカインの製品にコメントするほど知ってはいませんが、さきにあげたheadfiのレビューでHA-1AとRaptorがかなり似ていてPPXとは異なるというのはなかなか面白いことです。というのはむこうでもRaptorは真空管らしくはないけれどもRSAのアンプらしく石と比べても高性能なアンプとして認知されていて、OTL(アウトプットトランスレス)とかシングルにこだわるSingle Powerの製品であるPPXはやはり真空管らしい雰囲気あるキャラクターで知られているからです。
この辺にカインのキャラクターが少し見えるような気もします。
机上のオブジェとしても評判の良かった小型真空管アンプ、mini1999の後継のmini2004がけっこう気になったからで、試聴をお願いするとデモ時間は終わってましたが気持ち良く引き受けてくれました。アットホームな感じで雰囲気は良かったですね。
こちらもサイズに似合わぬ明るく爽快なサウンドを聴かせてくれました。面白いのはNFBの可変ノブがあって、音の好みに合わせて聴くことができます。MAXにするとやはりSN感の良い音になるようですが、システム・スピーカーによってはノンNFBの状態のほうが好みに合うかもしれません。
ただ真空管らしいキャラクターの部分で言うと前述したトライオードの35SE(34SE)と比べて見ると35SEの方が真空管らしい鳴りはあるような気がします。パワーの差もありますが、35SEの音は線は太いのですが厚み(重み)と力感があります。
わたしもそれほど真空管アンプとかカインの製品にコメントするほど知ってはいませんが、さきにあげたheadfiのレビューでHA-1AとRaptorがかなり似ていてPPXとは異なるというのはなかなか面白いことです。というのはむこうでもRaptorは真空管らしくはないけれどもRSAのアンプらしく石と比べても高性能なアンプとして認知されていて、OTL(アウトプットトランスレス)とかシングルにこだわるSingle Powerの製品であるPPXはやはり真空管らしい雰囲気あるキャラクターで知られているからです。
この辺にカインのキャラクターが少し見えるような気もします。
2005年09月26日
Cayin HA-1A goes to USA
アメリカのヘッドホンアンプのレビューを読んでいると気になる機種などいくつかありますが、ちょっと困り者なのはそれがレビュアーの絶対的評価(高域がいいとか、低域が伸びるとか)かアメリカのアンプ同士を比べた相対評価なのでその音質がよく分かりにくいということです。
それらが私たちが試聴できる日本にあるヘッドホンアンプと比べてどうなのか、ということが分かればだいたいの音の見当をつけられます。
オーテクのアンプについてはごくたまにコメントされることはありますが、下記リンクのheadfiスレッドでカインHA-1の詳しいレビューがポストされましたのでこれも参考になりそうです。
http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=138581
興味深いところはアメリカの代表的な真空管ヘッドホンアンプであるところのSingle Power PPXとRay SamuelsのRaptorとの比較が載っているところです。この二つはわたしも115V仕様であってもまじめに購入を考えていたものです(^^
この比較はむこうのオフ会(So-CalはLAを中心とした南カリフォルニアのこと)で行われたもので、複数の意見も反映されています。
この二つのアンプとの比較を読むとHA-1Aがかなり検討していることがわかります。PPXとはキャラクターの差こそあれオーディオ性能的にはHA-1Aの方が上回るように書かれています。またRaptorとはほとんど差はないとも書かれています。このRaptorはむこうでは大絶賛の高性能真空管アンプとの定評がありますからHA-1Aもかなり高い評価を受けていることがわかります。(価格的にもRaptorの方が高価です)
レビューの細かいところは省きますが、なかなか興味深いレビューだと思います。
それらが私たちが試聴できる日本にあるヘッドホンアンプと比べてどうなのか、ということが分かればだいたいの音の見当をつけられます。
オーテクのアンプについてはごくたまにコメントされることはありますが、下記リンクのheadfiスレッドでカインHA-1の詳しいレビューがポストされましたのでこれも参考になりそうです。
http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=138581
興味深いところはアメリカの代表的な真空管ヘッドホンアンプであるところのSingle Power PPXとRay SamuelsのRaptorとの比較が載っているところです。この二つはわたしも115V仕様であってもまじめに購入を考えていたものです(^^
この比較はむこうのオフ会(So-CalはLAを中心とした南カリフォルニアのこと)で行われたもので、複数の意見も反映されています。
この二つのアンプとの比較を読むとHA-1Aがかなり検討していることがわかります。PPXとはキャラクターの差こそあれオーディオ性能的にはHA-1Aの方が上回るように書かれています。またRaptorとはほとんど差はないとも書かれています。このRaptorはむこうでは大絶賛の高性能真空管アンプとの定評がありますからHA-1Aもかなり高い評価を受けていることがわかります。(価格的にもRaptorの方が高価です)
レビューの細かいところは省きますが、なかなか興味深いレビューだと思います。
2005年09月21日
デジタルアンプ、シャープSX10とオーディオショウ
さてこの木曜日からはじまるAVフェスタをかわきりに、秋のオーディオショウがはじまります。オーディオショウが近くなると新製品への期待も高くなります。
少し前のことですが昨年のハイエンドショウで紹介されたシャープのデジタルアンプの普及機であるSX10の試聴会をたまたまやってたので、こちらは一足先に新製品を体験して来ました。ハイエンドショウ以来ほぼ一年ぶりです。
ハイエンドショウというと名前とはいささか異なって国内ガレージメーカーやマニア志向のメーカーの展示会であり、シャープのような大企業の新製品というと少し違和感もありますが、社内的にはベンチャーみたいなものなのでしょう。
スピーカーはB&W804で開発もB&Wをリファレンスに使っていたと言ってました。プレーヤーは10万くらいのヤマハの新型ユニバーサルプレーヤーです。これはあとでSACDとDVDAを聴くためです。
シャープの1bitアンプの特徴として音のトランジェントの良さを強調するだけあって、ハイスピードで静けさのあるコストパフォーマンスの高い音を聴かせてくれました。
ただヤマハのMX-D1とくらべるとインテグレーテッドとパワーの違いはありますが、音場表現やフォーカスなどがものたらない感じで距離方向の解像を感じて楽器の重なりが分かるMX-D1はやはりすごかったですね。
iLinkでSACDやDVDオーディオでもつないでみてそれなりには違いは出ますが、おもしろかったのは試しにということでiLinkと同軸デジタルでCDソースを聞き比べてみたところ、同軸の方が音の良さを感じたことです。iLinkはSACD接続用が目的とは言え、デジタルでも伝送方式で音の差を感じるというのはおもしろいことです。
最後にはシャープのフラッグシップ(約150万)のSX300とエソテリP0をつなげてデモをしましたが、やはり圧倒的にこちらの方がハイエンドという感じがします。
いわゆるハイファイ調でじつに音が自然に滑らか・スムーズでかつ音像がしっかりしています。音場も広がり豊かな感じがします。これにはちょっと惹かれてしまいました(爆)
スピーカーは同じなんですけど、150万のアンプに120万のCDトラポだとやはりちがいますねえ。。まあいかにスピーカーのポテンシャルを引き出すのがむずかしいかということかもしれません。
ちなみにSX10は約25万円くらいですのでコストパフォーマンスは高いといえます。
それと担当はシャープの営業の方でしたが、選曲が良かったですね。MX-D1の試聴のときも担当のヤマハの人はなかなか選曲が素晴らしかったのを覚えています。やはりこうしたオーディオ営業の人たちは音楽好きな人が多いのですね。
少し前のことですが昨年のハイエンドショウで紹介されたシャープのデジタルアンプの普及機であるSX10の試聴会をたまたまやってたので、こちらは一足先に新製品を体験して来ました。ハイエンドショウ以来ほぼ一年ぶりです。
ハイエンドショウというと名前とはいささか異なって国内ガレージメーカーやマニア志向のメーカーの展示会であり、シャープのような大企業の新製品というと少し違和感もありますが、社内的にはベンチャーみたいなものなのでしょう。
スピーカーはB&W804で開発もB&Wをリファレンスに使っていたと言ってました。プレーヤーは10万くらいのヤマハの新型ユニバーサルプレーヤーです。これはあとでSACDとDVDAを聴くためです。
シャープの1bitアンプの特徴として音のトランジェントの良さを強調するだけあって、ハイスピードで静けさのあるコストパフォーマンスの高い音を聴かせてくれました。
ただヤマハのMX-D1とくらべるとインテグレーテッドとパワーの違いはありますが、音場表現やフォーカスなどがものたらない感じで距離方向の解像を感じて楽器の重なりが分かるMX-D1はやはりすごかったですね。
iLinkでSACDやDVDオーディオでもつないでみてそれなりには違いは出ますが、おもしろかったのは試しにということでiLinkと同軸デジタルでCDソースを聞き比べてみたところ、同軸の方が音の良さを感じたことです。iLinkはSACD接続用が目的とは言え、デジタルでも伝送方式で音の差を感じるというのはおもしろいことです。
最後にはシャープのフラッグシップ(約150万)のSX300とエソテリP0をつなげてデモをしましたが、やはり圧倒的にこちらの方がハイエンドという感じがします。
いわゆるハイファイ調でじつに音が自然に滑らか・スムーズでかつ音像がしっかりしています。音場も広がり豊かな感じがします。これにはちょっと惹かれてしまいました(爆)
スピーカーは同じなんですけど、150万のアンプに120万のCDトラポだとやはりちがいますねえ。。まあいかにスピーカーのポテンシャルを引き出すのがむずかしいかということかもしれません。
ちなみにSX10は約25万円くらいですのでコストパフォーマンスは高いといえます。
それと担当はシャープの営業の方でしたが、選曲が良かったですね。MX-D1の試聴のときも担当のヤマハの人はなかなか選曲が素晴らしかったのを覚えています。やはりこうしたオーディオ営業の人たちは音楽好きな人が多いのですね。
2005年08月16日
Audio Prism QuietLine 吸収型電源フィルター
ちょっと気になっていたこのクワイエットラインですが、出物があったのでこの機会に使用してみました。
オーディオ機器のノイズ対策としていろいろな機器がありますが、これはタップまたは壁コンセントの開いている口に差すだけという手軽なもので、経路上のノイズを除去(低減)できるというものです。形状はACアダプターのコードがないもののような形ですが、中にはコンデンサーが詰まっているようです。
http://www.audioprism.com/quietline.html
わたしは電気にさほど強くないので原理はちょっと分かりませんが雑誌のテストを見るとたしかに測定上でも大きな効果はあるようで、主にデジタル機器の発生するノイズを除去するのに効果的なようです。オーディオ機材でデジタル機器というとCDプレーヤーやDACがこうしたデジタル由来のノイズを発生させて、それが電源ケーブルを伝って周辺の機器に影響を与えることが知られています。
そこで電源タップのCDプレーヤーの近傍に差してみました。すると効果として気が付くのはまず高域での刺激的な成分が取れて聴きやすくなるという点です。またなぜかは分かりませんが空間表現が広くなったようにも感じられます。これは抜き差しすると分かります。
こうしてみるとヘッドホンアンプのHPA-1が高域がよく抑制されているのはバッテリー駆動のゆえかとも思ってしまいます。
ウエブなどを調べてみると複数使用で効果が高まるということもあるようですので、今度試してみたいものです。なお現在はMk3となってノイズインジケーターが点灯するようです。わたしのは旧タイプです。
オーディオ機器のノイズ対策としていろいろな機器がありますが、これはタップまたは壁コンセントの開いている口に差すだけという手軽なもので、経路上のノイズを除去(低減)できるというものです。形状はACアダプターのコードがないもののような形ですが、中にはコンデンサーが詰まっているようです。
http://www.audioprism.com/quietline.html
わたしは電気にさほど強くないので原理はちょっと分かりませんが雑誌のテストを見るとたしかに測定上でも大きな効果はあるようで、主にデジタル機器の発生するノイズを除去するのに効果的なようです。オーディオ機材でデジタル機器というとCDプレーヤーやDACがこうしたデジタル由来のノイズを発生させて、それが電源ケーブルを伝って周辺の機器に影響を与えることが知られています。
そこで電源タップのCDプレーヤーの近傍に差してみました。すると効果として気が付くのはまず高域での刺激的な成分が取れて聴きやすくなるという点です。またなぜかは分かりませんが空間表現が広くなったようにも感じられます。これは抜き差しすると分かります。
こうしてみるとヘッドホンアンプのHPA-1が高域がよく抑制されているのはバッテリー駆動のゆえかとも思ってしまいます。
ウエブなどを調べてみると複数使用で効果が高まるということもあるようですので、今度試してみたいものです。なお現在はMk3となってノイズインジケーターが点灯するようです。わたしのは旧タイプです。
2005年06月15日
中野にて
今日は帰りに中野によってエービックさんにいきました。さすがに梅雨を迎えるとL-3000は蒸れるので(笑)、開放タイプの軽いオーテクのAD2000でもチェックしたかったのです。
AD2000はちょうどGraceデザインのm902とつながっていたので、HD-1Lと比べる感覚で試してみました。AD2000自体はL-3000と比べると低音は譲るようですが、基本的な音の調子はオーテクとして同じように感じます。
m902は以前はゼンハイザーのHD650がつないであったときにも聴きましたが、全体的にはおなじデジタルアンプのDHA3000と同じようにデジタルならではの見通しの良いクリアな音場を特徴としています。(DHA3000と音調はちがいますがここではおいといて)
こうしたクリアさが好きな人にはHD-1Lよりm902の方がよいかもしれませんが、やはり音の濃さや密度感はHD-1Lの方が上だと思います。解像力はさすがにサイド・バイ・サイドで比べないと分かりませんが、このくらいになると一聴して差が出るレベルではないと思います。このレベルになるとP-0クラスのトラポと良いDACがほしいところです。
帰りはラーメン青葉が空いていたので特製ラーメンを食べながら考えましたが(笑)、やはりAD2000だと性能的に文句はないのですが音調が同じなので軽くて装着は良くなってもちょっと同じようなものが二つというと物足りないかと。
オーテクのヘッドホンは中高域にいまひとつ艶っぽさと伸びもほしいところなので、となりにあったSTAXの404なんかも気になりますが、まあ今後のテーマとして。。
AD2000はちょうどGraceデザインのm902とつながっていたので、HD-1Lと比べる感覚で試してみました。AD2000自体はL-3000と比べると低音は譲るようですが、基本的な音の調子はオーテクとして同じように感じます。
m902は以前はゼンハイザーのHD650がつないであったときにも聴きましたが、全体的にはおなじデジタルアンプのDHA3000と同じようにデジタルならではの見通しの良いクリアな音場を特徴としています。(DHA3000と音調はちがいますがここではおいといて)
こうしたクリアさが好きな人にはHD-1Lよりm902の方がよいかもしれませんが、やはり音の濃さや密度感はHD-1Lの方が上だと思います。解像力はさすがにサイド・バイ・サイドで比べないと分かりませんが、このくらいになると一聴して差が出るレベルではないと思います。このレベルになるとP-0クラスのトラポと良いDACがほしいところです。
帰りはラーメン青葉が空いていたので特製ラーメンを食べながら考えましたが(笑)、やはりAD2000だと性能的に文句はないのですが音調が同じなので軽くて装着は良くなってもちょっと同じようなものが二つというと物足りないかと。
オーテクのヘッドホンは中高域にいまひとつ艶っぽさと伸びもほしいところなので、となりにあったSTAXの404なんかも気になりますが、まあ今後のテーマとして。。
2005年05月12日
最近のケーブル事情
さてセパレートにしたとたんにケーブルの悩みも増えました。プリとパワーの間をどんなケーブルにするかというのはちょっと考えるところです。
そこでケルンとクラウトという相性のいいアンプをあたかもプリメインのように一体にして扱いたいので、まずニュートラルなケーブルということで考えました。そこでCDP->Preのオーディオクエストのパイソンはおいておいて、次の3つのケーブルをいれかえさしかえ使ってみました。すべてRCAアンバランスです。(軽い電線病にかかってますが(爆)ケーブルはだいたい中古で買ってます)
1. LINN SI12シルバーケーブル 定価38000円くらい
やはりLINN推奨の音バランスを知っておきたかった。シルバーケーブルといっても銀線ではありませんが、従来のいわゆるブラックケーブルに対してこう称される。クライマックス系の色に合わせたと思われます。
2. Transparent MLS (Music Link Super) 定価8万円くらい
これも定評あるハイエンド入門クラスのケーブルです。オカルトと言われるケーブル界に分析的手法を導入したといわれる会社ですが、ケーブルに謎のデバイスがついています(^^
3. SAEC 1803 定価15000円くらい
これはエントリーレベルで定評あるケーブルです。個人的には同クラスのACROLINKの6N系ケーブルよりも優れていると思います。
値段もかなりばらばらですが、どれも音傾向はわりと似通っていてニュートラルを基調としてクリア系です。とはいえ値段が異なると音の変化は如実にあります。
まず1803は高音がとても伸びる感じがしますが、他のケーブルと比べるとレンジは詰まっていてこじんまりとした音になります。また1803からMLSやSI12に変えるとはっきりとした変化としてはより抜けがよく解像力が高くなるのは予想できますが、他の変化は音が締まることです。パイソンのところでも書きましたが、音がタイトに締まって音像がくっきりとします。また音の分離が格段に異なります。ヴーカルの口が小さくなるといっても良いのかもしれません。しかし音場が広がるように思える一方で1803の方が音が前に出ている感じがします。その代わり全ての楽器が一様に前面に出ている感じが少し平面的です。MLSとSI12は楽器により出たり引っ込んだりが感じられるので立体的に思えます。言い換えると1803は直接音主体でSI12やMLSになってくると間接音が多くなるので彫りが深く聴こえるとも言えるかも知れません。
MLSとSI12はわりと似た感じですが、ニュートラルといわれるMLSも意外と音の支配力が強くてちょっと個性を感じます。MLSは特に音にリアルさを感じます。他方でSI12はLINNらしいやわらかい基調でアンプとの相性はよく思えます。1803に比べると楽器はやや奥に行きますが、音場の豊かさは比べるべくもありません。これぞ良くオーディオ店で聞くハイエンドの音という感じです。
と、いうわけで今はプリとパワーのインターコネクトはSI12を使っています。ただ1803の高音が伸びる艶を感じさせる音もなかなか悪くはないので気分で差し替えると思います。
MLSはプリとヘッドホンアンプのP-1のコネクトに使いました(私はCDから直結ではなくプリを介しています)。こちらはP-1+L3000という国産主体のシステムなのでMLSの個性が良いスパイスになっていると思います。また音の広がりは驚くほどです。
このP-1+L3000+MLS+KAIRNのシステムもなかなかすごい世界ですよ〜
ちなみにプリのケルンはスピーカーに出すときは+/-逆相なのでSPケーブル接続には注意しなければなりませんが、テープアウトからは正相です。そのためヘッドホンアンプへはテープアウトから出力を取ります。
なぜケルンが逆相出力かというと一般にアンプでは増幅段が増えるごとに位相が反転するのですがケルンは奇数段増幅だから、ということのようです。
さて次はスピーカーケーブルだ!
そこでケルンとクラウトという相性のいいアンプをあたかもプリメインのように一体にして扱いたいので、まずニュートラルなケーブルということで考えました。そこでCDP->Preのオーディオクエストのパイソンはおいておいて、次の3つのケーブルをいれかえさしかえ使ってみました。すべてRCAアンバランスです。(軽い電線病にかかってますが(爆)ケーブルはだいたい中古で買ってます)
1. LINN SI12シルバーケーブル 定価38000円くらい
やはりLINN推奨の音バランスを知っておきたかった。シルバーケーブルといっても銀線ではありませんが、従来のいわゆるブラックケーブルに対してこう称される。クライマックス系の色に合わせたと思われます。
2. Transparent MLS (Music Link Super) 定価8万円くらい
これも定評あるハイエンド入門クラスのケーブルです。オカルトと言われるケーブル界に分析的手法を導入したといわれる会社ですが、ケーブルに謎のデバイスがついています(^^
3. SAEC 1803 定価15000円くらい
これはエントリーレベルで定評あるケーブルです。個人的には同クラスのACROLINKの6N系ケーブルよりも優れていると思います。
値段もかなりばらばらですが、どれも音傾向はわりと似通っていてニュートラルを基調としてクリア系です。とはいえ値段が異なると音の変化は如実にあります。
まず1803は高音がとても伸びる感じがしますが、他のケーブルと比べるとレンジは詰まっていてこじんまりとした音になります。また1803からMLSやSI12に変えるとはっきりとした変化としてはより抜けがよく解像力が高くなるのは予想できますが、他の変化は音が締まることです。パイソンのところでも書きましたが、音がタイトに締まって音像がくっきりとします。また音の分離が格段に異なります。ヴーカルの口が小さくなるといっても良いのかもしれません。しかし音場が広がるように思える一方で1803の方が音が前に出ている感じがします。その代わり全ての楽器が一様に前面に出ている感じが少し平面的です。MLSとSI12は楽器により出たり引っ込んだりが感じられるので立体的に思えます。言い換えると1803は直接音主体でSI12やMLSになってくると間接音が多くなるので彫りが深く聴こえるとも言えるかも知れません。
MLSとSI12はわりと似た感じですが、ニュートラルといわれるMLSも意外と音の支配力が強くてちょっと個性を感じます。MLSは特に音にリアルさを感じます。他方でSI12はLINNらしいやわらかい基調でアンプとの相性はよく思えます。1803に比べると楽器はやや奥に行きますが、音場の豊かさは比べるべくもありません。これぞ良くオーディオ店で聞くハイエンドの音という感じです。
と、いうわけで今はプリとパワーのインターコネクトはSI12を使っています。ただ1803の高音が伸びる艶を感じさせる音もなかなか悪くはないので気分で差し替えると思います。
MLSはプリとヘッドホンアンプのP-1のコネクトに使いました(私はCDから直結ではなくプリを介しています)。こちらはP-1+L3000という国産主体のシステムなのでMLSの個性が良いスパイスになっていると思います。また音の広がりは驚くほどです。
このP-1+L3000+MLS+KAIRNのシステムもなかなかすごい世界ですよ〜
ちなみにプリのケルンはスピーカーに出すときは+/-逆相なのでSPケーブル接続には注意しなければなりませんが、テープアウトからは正相です。そのためヘッドホンアンプへはテープアウトから出力を取ります。
なぜケルンが逆相出力かというと一般にアンプでは増幅段が増えるごとに位相が反転するのですがケルンは奇数段増幅だから、ということのようです。
さて次はスピーカーケーブルだ!
2005年04月05日
ケーブル (05/04/04現在)
CDP->AMP Audio Quest PYTHON
オーディオクエストのパイソンはハイエンド入門的なクラスでかなり高性能なケーブルです。
以前はACROLINKの6Nケーブルでしたが、音像は引き締まり緩んだところはなくなりました。レビューをみるとブライト傾向があるとのことでしたが、うちのシステムではそうしたことはなく透明感に満ちていてかえってヴォーカルのサ行は落ち着いた感じになりました。
全体的に音がよくコントロールされたという感じです。
AMP->SP NORDOST Super flatline
CDPの個性を生かした透明感重視で、とくにスピーカーケーブルは光速の91%の伝達速度を誇るNORDOSTのフラットケーブルで名の通りに低域を押さえたフラットなワイドバンドという感じになります。音の立ち上がりもやや早くなりDYNAUDIOの個性が光ります。特に上のパイソンとの組み合わせでは音の透明感と楽器の響きの鮮明さと正確さはかなりよいと思いますが、厚みがとれてすっきりした感じになるので全体に凹凸が少ないかもしれません。そのため室内楽的な小編成には向くと思いますが、大編成の曲や打ち込みが多い曲には向かいないと感じることもあるでしょう。
次は個性的といわれるPADあたりでも試してみようかとも思います。
オーディオクエストのパイソンはハイエンド入門的なクラスでかなり高性能なケーブルです。
以前はACROLINKの6Nケーブルでしたが、音像は引き締まり緩んだところはなくなりました。レビューをみるとブライト傾向があるとのことでしたが、うちのシステムではそうしたことはなく透明感に満ちていてかえってヴォーカルのサ行は落ち着いた感じになりました。
全体的に音がよくコントロールされたという感じです。
AMP->SP NORDOST Super flatline
CDPの個性を生かした透明感重視で、とくにスピーカーケーブルは光速の91%の伝達速度を誇るNORDOSTのフラットケーブルで名の通りに低域を押さえたフラットなワイドバンドという感じになります。音の立ち上がりもやや早くなりDYNAUDIOの個性が光ります。特に上のパイソンとの組み合わせでは音の透明感と楽器の響きの鮮明さと正確さはかなりよいと思いますが、厚みがとれてすっきりした感じになるので全体に凹凸が少ないかもしれません。そのため室内楽的な小編成には向くと思いますが、大編成の曲や打ち込みが多い曲には向かいないと感じることもあるでしょう。
次は個性的といわれるPADあたりでも試してみようかとも思います。
2005年04月04日
CDプレーヤー (05/04/04現在)
AUDIO ANALOGUE, Paganini NV
オーディオアナログはイタリアのメーカーです。さほどメジャーではありませんが近年日本でも評価が高まってきたようです。主にCDプレーヤーとアンプのメーカーで価格帯はそれほどハイエンドではなくミドルクラスでコストパフォーマンスの良いメーカーと言うイメージです。Musical Fidelityと同じ位のクラスと言えるでしょう。
音傾向は美音系と言われるものの典型で音楽家を呼んでブラインドテストで開発するそうです。
Paganini NVは美しいデザインの筐体に96KHzアップサンプリングやリクロックでのジッター低減などの機能を持っています。ピュアオーディオ機らしくヘッドフォン端子はなく、回路をウォームアップしたままにしておくためのスタンバイ機能を持っています。(CDPもアンプも電源投入からの性能発揮には時間がかかるためです)
Paganiniは音に凛とした清楚な美しさを感じます。ヴォーカルの透明感と楽器の響きが秀逸です。スピーカーのESOTAR2ツィーターとの高音のマッチングは素晴らしく、そこから流れるピアノの響きは類例ないほど美しいと思います。またS/Nも高く基本設計のよさを感じます。
現在ではサンプリングレートを192KHzに向上させた新型が販売されています。またプリモというより小型のタイプもあります。
オーディオアナログはイタリアのメーカーです。さほどメジャーではありませんが近年日本でも評価が高まってきたようです。主にCDプレーヤーとアンプのメーカーで価格帯はそれほどハイエンドではなくミドルクラスでコストパフォーマンスの良いメーカーと言うイメージです。Musical Fidelityと同じ位のクラスと言えるでしょう。
音傾向は美音系と言われるものの典型で音楽家を呼んでブラインドテストで開発するそうです。
Paganini NVは美しいデザインの筐体に96KHzアップサンプリングやリクロックでのジッター低減などの機能を持っています。ピュアオーディオ機らしくヘッドフォン端子はなく、回路をウォームアップしたままにしておくためのスタンバイ機能を持っています。(CDPもアンプも電源投入からの性能発揮には時間がかかるためです)
Paganiniは音に凛とした清楚な美しさを感じます。ヴォーカルの透明感と楽器の響きが秀逸です。スピーカーのESOTAR2ツィーターとの高音のマッチングは素晴らしく、そこから流れるピアノの響きは類例ないほど美しいと思います。またS/Nも高く基本設計のよさを感じます。
現在ではサンプリングレートを192KHzに向上させた新型が販売されています。またプリモというより小型のタイプもあります。
オーディオというもの
オーディオのシステムにおいてスピーカーは中核になるものだけれども、CDプレーヤーやアンプも大きな役割をはたします。CDプレーヤーはシステムの入り口として基本的な音色を決めると言えるかもしれません。またアンプは立体感や広がりのような音の構造的な要素を作り出すといえるでしょう。また躍動感のような音の性格なんかもアンプの特質だと思います。
もちろんS/Nや解像感は全てにおいて関係しますし、アンプとスピーカーはアンプの音の出力とその反作用と言えるスピーカーの逆起電流で相互作用を持っている(お互いに戦っている)ので切り離せない関係ともいえます。さらにこれにケーブルや電源などその他様々な要素が加味されます。
こうした複雑な要素や機器の性格を組み合わせていって、自分の聴く音楽にあわせて好みの音を出していくというのが趣味としてのオーディオの面白さだと思います。
もちろんS/Nや解像感は全てにおいて関係しますし、アンプとスピーカーはアンプの音の出力とその反作用と言えるスピーカーの逆起電流で相互作用を持っている(お互いに戦っている)ので切り離せない関係ともいえます。さらにこれにケーブルや電源などその他様々な要素が加味されます。
こうした複雑な要素や機器の性格を組み合わせていって、自分の聴く音楽にあわせて好みの音を出していくというのが趣味としてのオーディオの面白さだと思います。
2005年03月31日
デジタルアンプふたたび
さてデジタル試聴強化月間(爆)の締めくくりで今日はタクトの2150を聴いてきました。
雑誌評を見るとこれはフルデジタルなのでかなりデジタルっぽい感じを受けますが、聴いて見ると意外と普通でデジタル臭さや違和感はあまり感じません。かえって自然でなめらかなな感じはコストパフォーマンスのよいハイエンドアンプという感じです。担当の方はあったまると音場の広がりがあって定位ははっきりするとのこと。やはりデジタルでもウオームアップは必要なようです。まあ部品としての中身は同じですからね。
聴いてみての特徴は音の縁取りがくっきりしていることで、CDの中身がそのまま出ているという感じで、一つ一つの音が正確に出てきているという感じです。ベースの歯切れのよさなんかは驚きです。それでスピーカーのドライブ感もいっそう感じられます。
ソナスファベールのブックシェルフと組み合わせましたが、担当のスタッフの方も甘口のソナスがこんな音を出すとは、と興味深そうでした。
ただピアノなどの音の響きはやはりヤマハのやつがよかったかなあ。。また音のきらめき、躍動感はジェフの方がよかったと思います。
こうして見ると、デジタルアンプといっても各社特色があるものだと感心しました。
ちなみにこのシリーズはなくなるかも、ということです。
雑誌評を見るとこれはフルデジタルなのでかなりデジタルっぽい感じを受けますが、聴いて見ると意外と普通でデジタル臭さや違和感はあまり感じません。かえって自然でなめらかなな感じはコストパフォーマンスのよいハイエンドアンプという感じです。担当の方はあったまると音場の広がりがあって定位ははっきりするとのこと。やはりデジタルでもウオームアップは必要なようです。まあ部品としての中身は同じですからね。
聴いてみての特徴は音の縁取りがくっきりしていることで、CDの中身がそのまま出ているという感じで、一つ一つの音が正確に出てきているという感じです。ベースの歯切れのよさなんかは驚きです。それでスピーカーのドライブ感もいっそう感じられます。
ソナスファベールのブックシェルフと組み合わせましたが、担当のスタッフの方も甘口のソナスがこんな音を出すとは、と興味深そうでした。
ただピアノなどの音の響きはやはりヤマハのやつがよかったかなあ。。また音のきらめき、躍動感はジェフの方がよかったと思います。
こうして見ると、デジタルアンプといっても各社特色があるものだと感心しました。
ちなみにこのシリーズはなくなるかも、ということです。
2005年03月29日
デジタルアンプ聴き比べ
先週某所でオーディオの試聴会にいってきました。
テーマが「デジタルアンプ聴き比べ」ということで興味があったのです。
試聴に使われたのはヤマハのMX-D1とジェフロゥランドのModel201です。プリは両方ともジェフのConcertoプリを使っていました。
オーディオでデジタルというとソースのCDフォーマットを思い出しますが、ここではアンプの増幅がデジタル方式なわけです。ここでよく紹介している超小型アンプのDrAMPもこのデジタルアンプです。ふつうアンプはかなり熱くなりますが、これは逆に言うとエネルギーが熱に変っているわけで効率がよくないわけです。
反面でデジタルは効率が高く小型化が可能です。またノイズが非常に低いのでS/N感が高く見通しの良い音場と優れた解像力もデジタルの特徴です。
この二者を聞いてみると面白いことに対照的なものを持っています。
まずヤマハのMX-D1はデジタルの特徴を前面に出して従来形式とは違和感を感じるくらい抜けがよいことが特徴です。また音の響きも独特のものを持っていてピアノの響きはとても美しく響きます。音の余韻の出方に特徴があるようです。ただはじめは少し物足りなさを感じるかもしれません。
ジェフの音は従来アンプの延長上にあってあまり違和感を感じることはありません。ただし弱音部でのノイズの低さとのコントラストや情報量の多さにデジタルの特徴は生きています。ヤマハと違ってデジタルをあくまで手法のひとつと捉えているかのようです。
ヘッドフォンアンプではオーテクのDHA3000がこのデジタル形式を使っていて、しかも入り口から全てデジタルのフルデジタルです。つまりDACとアンプが一緒になっているので上記の特徴はよく感じられます。フルデジタルはハイエンドではSONYとタクトオーディオがやはりフルデジタルアンプを作っていますがこの辺はこれからの注目のひとつと言えるでしょう。
テーマが「デジタルアンプ聴き比べ」ということで興味があったのです。
試聴に使われたのはヤマハのMX-D1とジェフロゥランドのModel201です。プリは両方ともジェフのConcertoプリを使っていました。
オーディオでデジタルというとソースのCDフォーマットを思い出しますが、ここではアンプの増幅がデジタル方式なわけです。ここでよく紹介している超小型アンプのDrAMPもこのデジタルアンプです。ふつうアンプはかなり熱くなりますが、これは逆に言うとエネルギーが熱に変っているわけで効率がよくないわけです。
反面でデジタルは効率が高く小型化が可能です。またノイズが非常に低いのでS/N感が高く見通しの良い音場と優れた解像力もデジタルの特徴です。
この二者を聞いてみると面白いことに対照的なものを持っています。
まずヤマハのMX-D1はデジタルの特徴を前面に出して従来形式とは違和感を感じるくらい抜けがよいことが特徴です。また音の響きも独特のものを持っていてピアノの響きはとても美しく響きます。音の余韻の出方に特徴があるようです。ただはじめは少し物足りなさを感じるかもしれません。
ジェフの音は従来アンプの延長上にあってあまり違和感を感じることはありません。ただし弱音部でのノイズの低さとのコントラストや情報量の多さにデジタルの特徴は生きています。ヤマハと違ってデジタルをあくまで手法のひとつと捉えているかのようです。
ヘッドフォンアンプではオーテクのDHA3000がこのデジタル形式を使っていて、しかも入り口から全てデジタルのフルデジタルです。つまりDACとアンプが一緒になっているので上記の特徴はよく感じられます。フルデジタルはハイエンドではSONYとタクトオーディオがやはりフルデジタルアンプを作っていますがこの辺はこれからの注目のひとつと言えるでしょう。

