SR71Aの時はファーストインプレしか書かなかったんですが、理由としては単なるサボリという他には音がオリジナルSR71の延長上にあるのが予想できたので(回路がほとんど同じなので)、ある程度新旧の違いの傾向が分かればあんまり先を書いても仕方ないかな、というところはありました。
P-51に関しては、はじめの予想ではコンデンサーが小さいならバーンインはあんまりいらないのではないかと思ってましたが、思ったよりは音が変わるのでけっこう真面目にバーンインしてしまいました。それとheadfiにもありましたが回路とともにバッテリーがフルにこなれていくということもあると思います。
毎朝、最近買ったCDから同じ曲を聴いてみました。聴いたのはフランスの独立系レーベルのコンビレーションですが、こちらはまた別にアルバム紹介で書きます。
自分が音に慣れていくということもあると思いますが、こうしてしばらく聞いているとやや硬めであった表現に滑らかさが出てきて、音は全体に高低のバランスがよくなります。低域が突出する感じは少なくなりますが依然として低域は強めです。ただし低域のタイトさとパンチはより際立ってきて、かなりがっちり掴んでコントロールしていると思います。
音の描き出しが明瞭で、楽器の重なりが明確なところもあってそういう意味では三次元的ですが、SM4のような独特の立体感というものではないと思います。解像力も高くヴォーカルの肉質感もリアルに描き出しますし音の豊かさは感じますが、SR71系のような滑らかな表現というのとは違うという点は変わらないと思います。いままでのRSAアンプとしてはそうしたねっとりとしたウォーム感は控えめですが、依然としてMoveとかXinに比べるとサミュエルズさんアンプであるという特徴は明白だと思います。
ずっとUE11とALO SXC LODで聴いていましたが、引き締まってタイトな音表現はもうUE11という感じではないと言う感じもします。ダイナミックでスピーディー、かつインパクトもあり音楽的にも好印象を受けます。
P-51は背景の静かさも特筆もので、UE11の良さを際立てます。ただMOVEとかXenosのところで書いたように、音楽をポーズした時の静けさというのはアンプの内部雑音というよりも入力インピーダンスによるところも大きいと思います。ただしそこで書いたようにトレードオフもありますし、現実的にソースはiPodになってしまうのでそこはシステムとして込みで考えるべきでしょう。
もしUE11を買った時にムスタングがあればその後にあまりあれこれとIEMに手を出さなかったかもしれないとも思います。こうなるとUE11の性能が十二分に発揮されます。そういうわけで、いままでMOVEとかに与えていたUE11マスターの称号をP-51にも送りたいと思います。
UE11のじゃじゃ馬ぶりに手を焼いたんで、もう少し乗りやすいものを探していたというわけですが、やはり乗り手を選ぶ駿馬であったというわけです。まあムスタングの方が馬の名前ではあるんですが、、
音以外の利点ではもちろん小型であるということと、電池の持ちもいいということがあります。正確には測ってませんが、少なくともまる二日はつけっぱなしでも大丈夫です。
実機の解説編でも書きましたが、実機のムスタングはもともと輸出用に設計されたもので、他のアメリカ戦闘機より小型でした。また小型の割にはとても航続距離の長い長距離戦闘機です。そしてプロペラ時代を代表するほど性能が素晴らしく、現在でもこのクラスでは他を寄せ付けません。
この辺を考えるとムスタングという名前があいふさわしいものに思えてきます。
(写真はボブ・フーバーの伝説的ムスタング)
Music TO GO!
2008年12月16日
2008年12月07日
RSA P-51 Mustang はじめの二日
1.
P-51ムスタングはRay Samuels Audioの最新作で小型のポータブルアンプです。
電他は充電式のものがつかわれています。もともとサミュエルズさんのアンプのトレードマークは巨大なコンデンサーがどーんと配置されているところです。しかしホーネットとかトマホークくらいになるとコンデンサーが筺体サイズを律してしまいそれ以上は小さくできないということになってしまいます。
ムスタングではそれがかなり小型のものに代わり、その代りにパワーレールの+/-両方につけられているということです。この辺はわたしは分かりませんが、コンデンサーをおもいっきり小さくするという手法は日本で言うと47研究所のGain Card(4706)などのアンプなどを思い起こさせます。Gain Cardではその利点としてトランジェント・スピード感の向上をあげています。その代りGain Cardでは電源自体を強力にして電力供給力をあげています。
これがP-51の小型コンデンサー + 充電池という構成につながるアナロジーかは分かりませんが、RSAとしてはいままでの流れを変える設計ではあると思います。
またP-51はハイカレントの出力を誇り、同サイズのトマホークに比べて2倍の電流供給力があるということです。端的に言うとインピーダンスの高いヘッドホン・イヤホンで十分なSPL(音圧)を得るためには十分な電圧が必要になりますが、インピーダンスの低いヘッドホン・イヤホンで膨らまない整った音を得るためには十分な電流が必要になります。
サミュエルズさんのアンプは飛行機の名前をつけていますが、今回は第二次大戦のプロペラ戦闘機の名前となりました。
それに関しては以前のこちらの記事をご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/108414043.html
2.
実物はかなり小型で実際トマホークよりも小さくさえあります。
さて昨日今日と少し鳴らして聴いてみました。まだ絶対的にどのくらいまでいくのかは分かりませんが、相対的な音の傾向はわかってきたように思います。
主にiMod5.5G+ESW10JPNとUE11で聴いています。ESW10はMIDゲイン、UE11はLOWゲインを使います。ゲインスイッチはかなり小さくて細いドライバなどが必要ですが、スペースの都合でこうせざるを得なかったということです。
はじめは少し曇っていますが、聴いていると数時間で徐々に窓を拭くようにきれいに音が磨かれていきます。
ESW10とは立体的な空間表現を引き出すという点でALO Super Cottonドックが良いように思います。
ただし小ささゆえにSuper CottonのカナレF12プラグとボリュームノブがやや干渉します。無理ではありませんが、この状態でボリュームを動かすと少しプラグを擦ります。またこのときにヘッドホンプラグもapuresound V3のSwitch craftとはかなりぎりぎりのようです。
さて、まず感じる音の特徴はインパクトというか音のキレが良く、タイトで小気味良いということです。この点ではSR71Aよりさらに良いくらいにも思います。
また全体にSNが高く黒く引き締まっていて、解像力も高くシャープに感じます。バーンインが進むとこの傾向がはっきりして、はじめの曇りがどんどん取れて汚れていたガラスが磨かれて行くようになります。
実際ノイズフロアも非常に低くてLOWゲインだとUE11を使っても3時過ぎでようやくヒスが聞こえるくらいですので、トマホークよりもさらに優れているかもしれません。これだとSNでいうところの、音のあるところとないところの差のコントラストがかなりはっきりとすると思います。
P-51も全体的にはサミュエルズさんアンプということを感じさせる音の性格がありますが、ウォーム感は控えめであると思います。たとえばSR71Aだと音が滑らかにより有機的、厚みがある感じですが、P-51はコントラストが明解で明瞭感が高く聞こえます。
この辺はバーインして行くとまた少し変わるかも知れませんが、サミュエルズさんサウンドの延長上にあるようにもあり、今までと異なる感じもします。
音のバランスとしては低域がやや強めに出るように思えるけれども、これはオリジナルSR71とSR71Aを比べた時に感じたことにも似ています。そのときの記事でその差は全体的に透明感・明瞭感が高くなったことと、低域がやや強めに出るようになったことと書きましたが、ムスタングでもこの方向での進化の傾向があるように思います。
ムスタングの場合は低く低域が沈むというよりも、低域に力感があるといった方が良いかもしれません。パンチのある音表現も加わっているのかもしれませんが、MOVEと比べてもこの辺の低域の強調感はあるように思います。
また、MOVEと比べると全体に抑揚があるというか、端正なMOVEともまた異なるように思います。
音場はUltrasoneのS-LogicデモCDの波の音(Brandung)で比較するとSR71Aよりはさすがに小振りで、ぱっと聞いたスケール感は一歩譲ります。
ただ、これだけ聴くとこじんまりしているという感じはあまりないとおもいます。
3.
いろいろと試してみて今のところ気にいっているのはムスタングとUE-11、Kenさんの新作ALO SXC iMod LODです。これはかなり"キラー"セットアップです。UE-11のよさを久々にまた実感したという感じです。
UE-11は鳴らすにはむずかしいIEMで、アンプのノイズフロアが高ければ音はすぐに曇るし、貧弱な出力しかなければ音はふくらみます。ヘッドホン・イヤホンを鳴らす、という言葉は単に音量を取るということとは違うということをUE-11は教えてくれます。
ノイズフロアがとても低くハイカレント出力のムスタングはUE-11を素晴らしく鳴らし、存分に力を発揮させることができます。ムスタングの強めの低域とUE11があいまって低域がすごくなってしまうのではないかという予見もあるかもしれませんが、ムスタングのドライブ力は高く、それをうまくコントロールします。低域の量感があってもたるんだりしないためにそれがマイナスとなるのではなく、重みがあり迫力があるというプラス面に変えてしまいます。ALOの新製品SXC LODの透明感とすばらしい切れの良さも加わってUE-11でこれだけ切れがあってパンチを感じるならば申し分ないでしょう。
単にUE11をダイナミックに鳴らすというなら、Nichiconホーネットなどもそうではありますが、やや大味な初代ホーネットに比べるとムスタングは精細な器用さを兼ね備えているという感じです。
ここでもUE11マスターのMOVEとはやや違う面を見せますが、これは同じ楽器を使っても二人の優れたアーティストが違う表現をするようなものです。
今の季節だとジャンパーやコートのポケットにすっぽり入ってしまうセットアップでこれだけ良く鳴ると通勤も楽しくなるというものです。
と、ここまで書いて文中にまだ記事に書いていないものを続々登場させてしまったのに気が付いてしまいました。まあいろいろ忙しくて、、でも実はまだまだあるんですけど(笑)
P-51ムスタングはRay Samuels Audioの最新作で小型のポータブルアンプです。
電他は充電式のものがつかわれています。もともとサミュエルズさんのアンプのトレードマークは巨大なコンデンサーがどーんと配置されているところです。しかしホーネットとかトマホークくらいになるとコンデンサーが筺体サイズを律してしまいそれ以上は小さくできないということになってしまいます。
ムスタングではそれがかなり小型のものに代わり、その代りにパワーレールの+/-両方につけられているということです。この辺はわたしは分かりませんが、コンデンサーをおもいっきり小さくするという手法は日本で言うと47研究所のGain Card(4706)などのアンプなどを思い起こさせます。Gain Cardではその利点としてトランジェント・スピード感の向上をあげています。その代りGain Cardでは電源自体を強力にして電力供給力をあげています。
これがP-51の小型コンデンサー + 充電池という構成につながるアナロジーかは分かりませんが、RSAとしてはいままでの流れを変える設計ではあると思います。
またP-51はハイカレントの出力を誇り、同サイズのトマホークに比べて2倍の電流供給力があるということです。端的に言うとインピーダンスの高いヘッドホン・イヤホンで十分なSPL(音圧)を得るためには十分な電圧が必要になりますが、インピーダンスの低いヘッドホン・イヤホンで膨らまない整った音を得るためには十分な電流が必要になります。
サミュエルズさんのアンプは飛行機の名前をつけていますが、今回は第二次大戦のプロペラ戦闘機の名前となりました。
それに関しては以前のこちらの記事をご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/108414043.html
2.
実物はかなり小型で実際トマホークよりも小さくさえあります。
さて昨日今日と少し鳴らして聴いてみました。まだ絶対的にどのくらいまでいくのかは分かりませんが、相対的な音の傾向はわかってきたように思います。
主にiMod5.5G+ESW10JPNとUE11で聴いています。ESW10はMIDゲイン、UE11はLOWゲインを使います。ゲインスイッチはかなり小さくて細いドライバなどが必要ですが、スペースの都合でこうせざるを得なかったということです。
はじめは少し曇っていますが、聴いていると数時間で徐々に窓を拭くようにきれいに音が磨かれていきます。
ESW10とは立体的な空間表現を引き出すという点でALO Super Cottonドックが良いように思います。
ただし小ささゆえにSuper CottonのカナレF12プラグとボリュームノブがやや干渉します。無理ではありませんが、この状態でボリュームを動かすと少しプラグを擦ります。またこのときにヘッドホンプラグもapuresound V3のSwitch craftとはかなりぎりぎりのようです。
さて、まず感じる音の特徴はインパクトというか音のキレが良く、タイトで小気味良いということです。この点ではSR71Aよりさらに良いくらいにも思います。
また全体にSNが高く黒く引き締まっていて、解像力も高くシャープに感じます。バーンインが進むとこの傾向がはっきりして、はじめの曇りがどんどん取れて汚れていたガラスが磨かれて行くようになります。
実際ノイズフロアも非常に低くてLOWゲインだとUE11を使っても3時過ぎでようやくヒスが聞こえるくらいですので、トマホークよりもさらに優れているかもしれません。これだとSNでいうところの、音のあるところとないところの差のコントラストがかなりはっきりとすると思います。
P-51も全体的にはサミュエルズさんアンプということを感じさせる音の性格がありますが、ウォーム感は控えめであると思います。たとえばSR71Aだと音が滑らかにより有機的、厚みがある感じですが、P-51はコントラストが明解で明瞭感が高く聞こえます。
この辺はバーインして行くとまた少し変わるかも知れませんが、サミュエルズさんサウンドの延長上にあるようにもあり、今までと異なる感じもします。
音のバランスとしては低域がやや強めに出るように思えるけれども、これはオリジナルSR71とSR71Aを比べた時に感じたことにも似ています。そのときの記事でその差は全体的に透明感・明瞭感が高くなったことと、低域がやや強めに出るようになったことと書きましたが、ムスタングでもこの方向での進化の傾向があるように思います。
ムスタングの場合は低く低域が沈むというよりも、低域に力感があるといった方が良いかもしれません。パンチのある音表現も加わっているのかもしれませんが、MOVEと比べてもこの辺の低域の強調感はあるように思います。
また、MOVEと比べると全体に抑揚があるというか、端正なMOVEともまた異なるように思います。
音場はUltrasoneのS-LogicデモCDの波の音(Brandung)で比較するとSR71Aよりはさすがに小振りで、ぱっと聞いたスケール感は一歩譲ります。
ただ、これだけ聴くとこじんまりしているという感じはあまりないとおもいます。
3.
いろいろと試してみて今のところ気にいっているのはムスタングとUE-11、Kenさんの新作ALO SXC iMod LODです。これはかなり"キラー"セットアップです。UE-11のよさを久々にまた実感したという感じです。
UE-11は鳴らすにはむずかしいIEMで、アンプのノイズフロアが高ければ音はすぐに曇るし、貧弱な出力しかなければ音はふくらみます。ヘッドホン・イヤホンを鳴らす、という言葉は単に音量を取るということとは違うということをUE-11は教えてくれます。
ノイズフロアがとても低くハイカレント出力のムスタングはUE-11を素晴らしく鳴らし、存分に力を発揮させることができます。ムスタングの強めの低域とUE11があいまって低域がすごくなってしまうのではないかという予見もあるかもしれませんが、ムスタングのドライブ力は高く、それをうまくコントロールします。低域の量感があってもたるんだりしないためにそれがマイナスとなるのではなく、重みがあり迫力があるというプラス面に変えてしまいます。ALOの新製品SXC LODの透明感とすばらしい切れの良さも加わってUE-11でこれだけ切れがあってパンチを感じるならば申し分ないでしょう。
単にUE11をダイナミックに鳴らすというなら、Nichiconホーネットなどもそうではありますが、やや大味な初代ホーネットに比べるとムスタングは精細な器用さを兼ね備えているという感じです。
ここでもUE11マスターのMOVEとはやや違う面を見せますが、これは同じ楽器を使っても二人の優れたアーティストが違う表現をするようなものです。
今の季節だとジャンパーやコートのポケットにすっぽり入ってしまうセットアップでこれだけ良く鳴ると通勤も楽しくなるというものです。
と、ここまで書いて文中にまだ記事に書いていないものを続々登場させてしまったのに気が付いてしまいました。まあいろいろ忙しくて、、でも実はまだまだあるんですけど(笑)
2008年12月06日
P-51ムスタング到着!
2008年11月30日
RSA P-51 Mustang受注開始
サミュエルズさんの新作、トマホークよりも小型で充電池内臓のP-51 ムスタングが受注を開始しました。
P-51自体の話題は下記のHead-Fiのポータブルアンプフォーラムで行っています。内部的な特徴はいままでRSAのトレードマークであった巨大なコンデンサーが極小のものに変わっていること、ハイカレントの出力などです。
http://www.head-fi.org/forums/f105/rsa-mustang-p-51-specifications-first-page-images-its-cute-little-thing-374443/
RSAでは毎年年末にホリディセールを行っていますが、今年はP-51を対象としています。プリオーダーを行った人を対象に通常$375のところを$325でディスカウントで購入することが出来ます。送料は別です。
基本的には下記のHead-Fiのスポンサースレッドに「わたしをリストに加えてください」"add me to the list"とか"put me down on the list"とか書いて申し込んでおきます。HeadFierでログインする必要があります。
http://www.head-fi.org/forums/f38/emmeline-p-51-mustang-375425/
*No395のサミュエルズさんのポストで特典分は締め切られました。
これ以降のポストは無効になります。注文の際には念のために自分のポストNoとHeadFi名を書いておくと良いでしょう。
プリオーダー特典の受付は明日アメリカ東部時間のAM12:00、つまりアメリカ東部時間の今日いっぱいです。(ちなみに米国では東部標準時が実質米国全体の標準時です)
なおP-51ではかなり色のバリエーションが多く、選択肢があります。
ただしそれらの選択で価格が変わります。シャーシとフロントプレート(end plate)は別に指定しますが、このときは2色(two tone colors)ということになります。この際にノブはカウントしないということだったと思います。
念のためにカラーを選択する人は注文時に確認してみると良いと思います。
http://www.head-fi.org/forums/5015433-post204.html
申し込みの詳細は本日発表されていました。下記ポストをご覧ください。
http://www.head-fi.org/forums/5062323-post294.html
paypalで上記ポストの中のRSAのアドレスに支払います。プリオーダー自体は今日で締めますが、いったん申し込んだ人は30日間は権利を有しますので、支払いは12月中でも良いようです。
色とシリアルの希望がある人はpaypalのコメント欄に書いてほしいとのことです。
日本への送料込みの価格は下記にありますが
すべてブラックのP-51は$385.54
全一色でオプションカラーを指定したい人は$401.17
2色でシャーシとプレートを別に指定したい人は$411.59
Our friends in Japan...
Total for a black P-51 shipped to you is $385.54
Total for one solid color P-51 sh, shipped to you ipped to you is $401.17
Total for two tone colors,of your choice, of P-51 shipped to you, is $411.59
また、以前も書きましたがFeDexではもともとカバーエリアでないところに送るときは追加料金が発生することがあります。
このときはサミュエルズさんからそのむねメールをするということです。そのため、フルネーム(つまりHeadFiハンドルではない実名)と住所を英語でpaypalコメントに入れておいてほしいとのことです。そのときに色指定とシリアル指定があれば書いておいてください。
またプリオーダーしたときのHeadFIハンドルネームも書き添えておくと良いと思います。
If you happen to live in an EXTENDED SERVICE AREA, I will send you an e-mail for the extra charge that fed-ex will charge me.
To all our friend in Japan, please include your full name & address in English on your PAY-PAL page, this will help us reduce the extra work that we have to do finding who is who. Also on Pay-pal please indicate the color you want & the serial #, this will ease the pain looking through so many e-mails.
カラー指定の例はこちらのポストを参照ください。
http://www.head-fi.org/forums/5062179-post293.html
いまわたしも注文しましたが、、おお! 1$=100円を割っている。まさにいまがチャンスです!
P-51自体の話題は下記のHead-Fiのポータブルアンプフォーラムで行っています。内部的な特徴はいままでRSAのトレードマークであった巨大なコンデンサーが極小のものに変わっていること、ハイカレントの出力などです。
http://www.head-fi.org/forums/f105/rsa-mustang-p-51-specifications-first-page-images-its-cute-little-thing-374443/
RSAでは毎年年末にホリディセールを行っていますが、今年はP-51を対象としています。プリオーダーを行った人を対象に通常$375のところを$325でディスカウントで購入することが出来ます。送料は別です。
基本的には下記のHead-Fiのスポンサースレッドに「わたしをリストに加えてください」"add me to the list"とか"put me down on the list"とか書いて申し込んでおきます。HeadFierでログインする必要があります。
http://www.head-fi.org/forums/f38/emmeline-p-51-mustang-375425/
*No395のサミュエルズさんのポストで特典分は締め切られました。
これ以降のポストは無効になります。注文の際には念のために自分のポストNoとHeadFi名を書いておくと良いでしょう。
なおP-51ではかなり色のバリエーションが多く、選択肢があります。
ただしそれらの選択で価格が変わります。シャーシとフロントプレート(end plate)は別に指定しますが、このときは2色(two tone colors)ということになります。この際にノブはカウントしないということだったと思います。
念のためにカラーを選択する人は注文時に確認してみると良いと思います。
http://www.head-fi.org/forums/5015433-post204.html
申し込みの詳細は本日発表されていました。下記ポストをご覧ください。
http://www.head-fi.org/forums/5062323-post294.html
paypalで上記ポストの中のRSAのアドレスに支払います。プリオーダー自体は今日で締めますが、いったん申し込んだ人は30日間は権利を有しますので、支払いは12月中でも良いようです。
色とシリアルの希望がある人はpaypalのコメント欄に書いてほしいとのことです。
日本への送料込みの価格は下記にありますが
すべてブラックのP-51は$385.54
全一色でオプションカラーを指定したい人は$401.17
2色でシャーシとプレートを別に指定したい人は$411.59
Our friends in Japan...
Total for a black P-51 shipped to you is $385.54
Total for one solid color P-51 sh, shipped to you ipped to you is $401.17
Total for two tone colors,of your choice, of P-51 shipped to you, is $411.59
また、以前も書きましたがFeDexではもともとカバーエリアでないところに送るときは追加料金が発生することがあります。
このときはサミュエルズさんからそのむねメールをするということです。そのため、フルネーム(つまりHeadFiハンドルではない実名)と住所を英語でpaypalコメントに入れておいてほしいとのことです。そのときに色指定とシリアル指定があれば書いておいてください。
またプリオーダーしたときのHeadFIハンドルネームも書き添えておくと良いと思います。
If you happen to live in an EXTENDED SERVICE AREA, I will send you an e-mail for the extra charge that fed-ex will charge me.
To all our friend in Japan, please include your full name & address in English on your PAY-PAL page, this will help us reduce the extra work that we have to do finding who is who. Also on Pay-pal please indicate the color you want & the serial #, this will ease the pain looking through so many e-mails.
カラー指定の例はこちらのポストを参照ください。
http://www.head-fi.org/forums/5062179-post293.html
いまわたしも注文しましたが、、おお! 1$=100円を割っている。まさにいまがチャンスです!
2008年10月21日
P-51 "Mustang"
また飛行機の話を書きたくなりました。
今回はP-51ムスタングについて書きたいと思います。ムスタングは小型の馬という意味です。いまではマスタングと書く方が多いんですが、やはりムスタングのほうがしっくりきます。
いままで書いてきた飛行機と違い、P-51ムスタングは第二次大戦で活躍したプロペラの戦闘機です。
第二次大戦の傑作機として数えられることも多いP51ですが、はじまりはそれほど注目されてはいませんでした。それが注目されたのはロールスロイスのマーリンエンジンを搭載してからです。
P-51ムスタングは当時の最新の航空技術を活かした機体でもありました。アメリカは戦前からNACA(NASAの前身)を中心として国家単位で大規模な風洞設備を駆使した航空機開発を行っていました。P-51はその中で発見した層流翼をいちはやく採用しています。層流翼は翼厚の最大部分を後退させることで、層流(乱れていない空気の流れ)の部分を広く取り、空気抵抗を減らすことができるという研究です。
またラジエーターの取り付け位置を機体中心に持ってくるとか、排気の排出圧を推力として使うということも空力特性をあげています。
日本の三式戦(飛燕)も似たような特徴を持っていますが、この二機を比べてみると設計者個人の技量というよりも、国家単位での基礎技術力の差というのがそのまま見て取れるように思います。ちなみにP-51の主任設計は当時若く無名だったエドガーシュミード(のちにF-86を設計)で、三式戦は当時すでに日本の重鎮だった土井武夫技師です。三式戦はのちに液冷エンジンがあまりに信頼性が低いので空冷に変更されてやっと実力を発揮しました。
ところでわたしは零戦のエンジンに携わった人のセミナーを聴講したことがあるのですが、太平洋戦争の開戦時には日本はなんと国産では航空エンジンのスパークプラグを生産することはできなかったそうです。そのため米国からプラグをたっぷり買い込んでいたのですが、その米国に戦争をしかけたわけです。こうした話を聞くと開戦の無謀さがよく分かります。
さて、P-51ムスタングの特徴として航続距離が長く、長距離を飛行することができました。そのため欧州線域でも太平洋線域でも爆撃機の護衛として活躍しました。また対地攻撃にもよくつかわれるという万能機でもあります。
現在でもリノエアレースではよくP-51を改造してレーサーとして使われるほどの高性能機ですので、プロペラ機としてはひとつの頂点と言えます。
"ストレガ"と"ミス・アメリカ"
レシプロエンジンのプロペラ機の最高速度も一時期P-51改造レーサー(上記写真左のストレガ)が持っていたことがあるのですが、現在はF8F改造レーサーに破られています。
ちょっと付け加えると、このころのプロペラ機はいまのジェット機、たとえばSR-71やホーネットなどと比べるとかなり小型です。ただトマホークより小さいかどうかは調べてみないと。。
今回はP-51ムスタングについて書きたいと思います。ムスタングは小型の馬という意味です。いまではマスタングと書く方が多いんですが、やはりムスタングのほうがしっくりきます。
いままで書いてきた飛行機と違い、P-51ムスタングは第二次大戦で活躍したプロペラの戦闘機です。
第二次大戦の傑作機として数えられることも多いP51ですが、はじまりはそれほど注目されてはいませんでした。それが注目されたのはロールスロイスのマーリンエンジンを搭載してからです。
P-51ムスタングは当時の最新の航空技術を活かした機体でもありました。アメリカは戦前からNACA(NASAの前身)を中心として国家単位で大規模な風洞設備を駆使した航空機開発を行っていました。P-51はその中で発見した層流翼をいちはやく採用しています。層流翼は翼厚の最大部分を後退させることで、層流(乱れていない空気の流れ)の部分を広く取り、空気抵抗を減らすことができるという研究です。
またラジエーターの取り付け位置を機体中心に持ってくるとか、排気の排出圧を推力として使うということも空力特性をあげています。
日本の三式戦(飛燕)も似たような特徴を持っていますが、この二機を比べてみると設計者個人の技量というよりも、国家単位での基礎技術力の差というのがそのまま見て取れるように思います。ちなみにP-51の主任設計は当時若く無名だったエドガーシュミード(のちにF-86を設計)で、三式戦は当時すでに日本の重鎮だった土井武夫技師です。三式戦はのちに液冷エンジンがあまりに信頼性が低いので空冷に変更されてやっと実力を発揮しました。
ところでわたしは零戦のエンジンに携わった人のセミナーを聴講したことがあるのですが、太平洋戦争の開戦時には日本はなんと国産では航空エンジンのスパークプラグを生産することはできなかったそうです。そのため米国からプラグをたっぷり買い込んでいたのですが、その米国に戦争をしかけたわけです。こうした話を聞くと開戦の無謀さがよく分かります。
さて、P-51ムスタングの特徴として航続距離が長く、長距離を飛行することができました。そのため欧州線域でも太平洋線域でも爆撃機の護衛として活躍しました。また対地攻撃にもよくつかわれるという万能機でもあります。
現在でもリノエアレースではよくP-51を改造してレーサーとして使われるほどの高性能機ですので、プロペラ機としてはひとつの頂点と言えます。
"ストレガ"と"ミス・アメリカ"
レシプロエンジンのプロペラ機の最高速度も一時期P-51改造レーサー(上記写真左のストレガ)が持っていたことがあるのですが、現在はF8F改造レーサーに破られています。
ちょっと付け加えると、このころのプロペラ機はいまのジェット機、たとえばSR-71やホーネットなどと比べるとかなり小型です。ただトマホークより小さいかどうかは調べてみないと。。
2007年01月23日
Tomahawkの注文
Tomahawkの注文はわたしの購入したセールのときはHeadfiのアカウントが必要でしたが、いまは特に関係ないはずで通常価格で引き続き行っています。
RSAのホームページにも記載がありますが、海外分でpaypal手数料含めた価格はこちらに分かりやすく書かれています。
http://www.head-fi.org/forums/showpost.php?p=2579080&postcount=660
いまのところオプションは色だけでBlackとWhite(Clear)があります。ただしWhiteは実質クリア仕上げで地のシルバーが出るようですので、iPodカラーのように白いわけではありません。いまではシルバーと呼称しているかもしれません。また価格が違いますのでご注意ください。
シルバーはこちらのHead-Fiスレッドに写真があります。
http://www.head-fi.org/forums/showthread.php?t=215098
Paypalについては"Paypal"でGoogle検索すると日本語の詳しいPaypal紹介ページが見つかりますので、そこの「送金方法」が参考になると思います。
RSAのホームページにも記載がありますが、海外分でpaypal手数料含めた価格はこちらに分かりやすく書かれています。
http://www.head-fi.org/forums/showpost.php?p=2579080&postcount=660
いまのところオプションは色だけでBlackとWhite(Clear)があります。ただしWhiteは実質クリア仕上げで地のシルバーが出るようですので、iPodカラーのように白いわけではありません。いまではシルバーと呼称しているかもしれません。また価格が違いますのでご注意ください。
シルバーはこちらのHead-Fiスレッドに写真があります。
http://www.head-fi.org/forums/showthread.php?t=215098
Paypalについては"Paypal"でGoogle検索すると日本語の詳しいPaypal紹介ページが見つかりますので、そこの「送金方法」が参考になると思います。
2007年01月16日
トマホークとオキシライド電池
トマホークは単4電池を2個使うのですが、電池によっても音が変わるかもしれません。
そこでチェコ交響楽団の83%が認めて人が空も飛んでしまうオキシライドを使ってみました。結果としては...たしかに音は変わります。けっこうわかります。かなり押し出しが強くなる感じですね。ただ全てにわたって押しが強くなるので必ずしもTomahawkに向いているという感じではないように思えます。良く言えばパワフルで、悪く言うとうるさい感じです。
結局戻してしまいました(笑)ラウド系の人には良いかも。
次に富士フイルムのリチウム電池もあります。これは軽量ということでポイントが高いのですが、、リチウムは使わない方がよいというポストもあったので止めておきます。
それと必ずしも充電池が使えないわけではないようです。ただこれもさすがに自分で試してみる気には..
そこでチェコ交響楽団の83%が認めて人が空も飛んでしまうオキシライドを使ってみました。結果としては...たしかに音は変わります。けっこうわかります。かなり押し出しが強くなる感じですね。ただ全てにわたって押しが強くなるので必ずしもTomahawkに向いているという感じではないように思えます。良く言えばパワフルで、悪く言うとうるさい感じです。
結局戻してしまいました(笑)ラウド系の人には良いかも。
次に富士フイルムのリチウム電池もあります。これは軽量ということでポイントが高いのですが、、リチウムは使わない方がよいというポストもあったので止めておきます。
それと必ずしも充電池が使えないわけではないようです。ただこれもさすがに自分で試してみる気には..
2007年01月15日
トマホーク、はじめの一週間
さて、いつもは足が重い冬の通勤も、最近はTomahawkを聴ける機会かと思うといくぶん足どりも軽くなります。
わたしは強制エージングみたいなのはあまりしないのでついて10数時間というところですが、なかなかにすばらしい通勤コンサートホールを提供してくれます。
Tomahawkは持ち運びのためにアンプを入れる小さなポーチが付属しています。Tomahawkから採用された新式コネクタはロックされる感じがしっかりしていて抜けにくく、音だけではなく使い勝手の面でも向上がみられます。
バックにはiPodだけではなく文庫本とかいろいろ入れたいものです。その点でコンパクトなトマホークは場所をとりません。
nanoとは分離して収納しているので、さらに小さくしたいときはnanoだけでも聴けますがまずTomahawkなしでは聴かないでしょう。Tomahawkとnanoをあわせて手に持っても手のひらに入るくらいですので操作も簡単です。
いままで小さいと思っていたXinのSuperMini3と比べても縦と横はほぼおなじで厚みだけがやや厚いという程度です。
いつも使っているシステムはiPod nano(2Gen) -> ALO Copper dock ->RSA Tomahawk ->ER-4Pです。ER-4Pは24Pをつけないでlow gain位置で使っています。またE5cも少し使ってみました。
さすがにゲインが低いだけあってボリュームの余地が大きく、曲によってはこまめにボリューム調整したくなります。ボリュームノブは小さいのでやや使いづらいですが、重みがあって簡単にはずれません。
ER-4Pの場合はSR71であれば普通9時くらいで使いますが、Tomahawkでは11時くらいになります。普通に考えるとこれだとあげすぎにも思えますが、ゲインはボリュームが12時くらいになっているのが良いとする人もいるので意外とこれで適正かもしれません。たとえばSTAXのドライバーなんかも11時くらいですね。
ER-4Pに24PアダプターをつけてER-4S相当のインピーダンスにするとlow gainでは2時くらいにまでまわす必要がありますので、ゲインをhi位置にしたほうがよいかもしれません。ただTomahawkのlowとhiはかなり違うのでこの辺は少し使ってみる必要があります。
またサミュエルズさんのアンプらしくウォーム感が強いのでとがった音のER-4にはよく会います。
次にE5cに替えるとトマホークの真価が見えてきます。
nanoをつないでポーズで止めた状態でボリュームを上げていくとサーっというヒスノイズはだいたいlow位置で1-2時くらいで聞こえてきます。SR71で同条件で試すと9-10時でおなじくらいヒスが聴こえ始めますので、Tomahawkは驚くほどの低雑音です。TomahawkでE5cを使うときは9-10時くらいで聴くので、背景の黒さは際立ちます。
Tomahawkの強みはまさに静かさによる表現といえます。
音のあるところとないところを明瞭に描き分けて楽器の音は鮮明に鳴ります。
全域において誇張感がなくバランスの良い端正な表現でSR71に似ています。左右へのひろがりはかなり広く、録音によっては頭を回りこむ感じがします。さらに楽器の立体的な重なりによる奥行の再現力も兼ね備えています。ER-4Pのようにこじんまりした個性のイヤホンでも広いホールを意識できます。
解像力も高くてアーチストの息遣いまで聞こえます。シンプルなせいか切れとかスピード感もあり、録音の良いピアノトリオの白熱した演奏ではまさに拍手をしたくなるような素晴らしい音再現を見せます。
他のアンプと比べてみると、小ささを忘れてしまうことがあります。
端的に言えば音的にはSR-71に肉迫していて、GV5やXinのMini3やMicro3などよりはあきらかにひとクラスは上です。
エージングの違いがありますが、まだSR-71に比べるとやや性能面は少し及ばず、また空気感・柔らかさ・繊細さといった表現力がまだないように思えます。ただし、いまの時点でも背景はTomahawkの方が黒いと感じます。
xinの3chタイプの小型アンプ(mini3,micro3)と比べた場合にそれらの弱いところは歪み感よりもむしろノイズフロアが高いところですが、そこで大きく差がつきます。窓ガラスの曇りがついたままという感じですし、全般的に言ってもやはりTomahawkの方が一レベル上です。ただ4chタイプの最新型はわかりません。
Go-VibeよりもSN感や解像感など音がより明瞭ですし、音の広がりや空間表現もTomahawkが上まわります。ただGo-Vibeも音のきれいさというかわりといい味出しているという気はするので、そうした意味ではGV5はまだ好きなアンプのひとつではあります。
このようにTomahawkはその小さく精密なシャーシとサイズからは想像できない高い性能で小さな宝石箱のような魅力を持っているアンプといえると思います。
わたしは強制エージングみたいなのはあまりしないのでついて10数時間というところですが、なかなかにすばらしい通勤コンサートホールを提供してくれます。
Tomahawkは持ち運びのためにアンプを入れる小さなポーチが付属しています。Tomahawkから採用された新式コネクタはロックされる感じがしっかりしていて抜けにくく、音だけではなく使い勝手の面でも向上がみられます。
バックにはiPodだけではなく文庫本とかいろいろ入れたいものです。その点でコンパクトなトマホークは場所をとりません。
nanoとは分離して収納しているので、さらに小さくしたいときはnanoだけでも聴けますがまずTomahawkなしでは聴かないでしょう。Tomahawkとnanoをあわせて手に持っても手のひらに入るくらいですので操作も簡単です。
いままで小さいと思っていたXinのSuperMini3と比べても縦と横はほぼおなじで厚みだけがやや厚いという程度です。
いつも使っているシステムはiPod nano(2Gen) -> ALO Copper dock ->RSA Tomahawk ->ER-4Pです。ER-4Pは24Pをつけないでlow gain位置で使っています。またE5cも少し使ってみました。
さすがにゲインが低いだけあってボリュームの余地が大きく、曲によってはこまめにボリューム調整したくなります。ボリュームノブは小さいのでやや使いづらいですが、重みがあって簡単にはずれません。
ER-4Pの場合はSR71であれば普通9時くらいで使いますが、Tomahawkでは11時くらいになります。普通に考えるとこれだとあげすぎにも思えますが、ゲインはボリュームが12時くらいになっているのが良いとする人もいるので意外とこれで適正かもしれません。たとえばSTAXのドライバーなんかも11時くらいですね。
ER-4Pに24PアダプターをつけてER-4S相当のインピーダンスにするとlow gainでは2時くらいにまでまわす必要がありますので、ゲインをhi位置にしたほうがよいかもしれません。ただTomahawkのlowとhiはかなり違うのでこの辺は少し使ってみる必要があります。
またサミュエルズさんのアンプらしくウォーム感が強いのでとがった音のER-4にはよく会います。
次にE5cに替えるとトマホークの真価が見えてきます。
nanoをつないでポーズで止めた状態でボリュームを上げていくとサーっというヒスノイズはだいたいlow位置で1-2時くらいで聞こえてきます。SR71で同条件で試すと9-10時でおなじくらいヒスが聴こえ始めますので、Tomahawkは驚くほどの低雑音です。TomahawkでE5cを使うときは9-10時くらいで聴くので、背景の黒さは際立ちます。
Tomahawkの強みはまさに静かさによる表現といえます。
音のあるところとないところを明瞭に描き分けて楽器の音は鮮明に鳴ります。
全域において誇張感がなくバランスの良い端正な表現でSR71に似ています。左右へのひろがりはかなり広く、録音によっては頭を回りこむ感じがします。さらに楽器の立体的な重なりによる奥行の再現力も兼ね備えています。ER-4Pのようにこじんまりした個性のイヤホンでも広いホールを意識できます。
解像力も高くてアーチストの息遣いまで聞こえます。シンプルなせいか切れとかスピード感もあり、録音の良いピアノトリオの白熱した演奏ではまさに拍手をしたくなるような素晴らしい音再現を見せます。
他のアンプと比べてみると、小ささを忘れてしまうことがあります。
端的に言えば音的にはSR-71に肉迫していて、GV5やXinのMini3やMicro3などよりはあきらかにひとクラスは上です。
エージングの違いがありますが、まだSR-71に比べるとやや性能面は少し及ばず、また空気感・柔らかさ・繊細さといった表現力がまだないように思えます。ただし、いまの時点でも背景はTomahawkの方が黒いと感じます。
xinの3chタイプの小型アンプ(mini3,micro3)と比べた場合にそれらの弱いところは歪み感よりもむしろノイズフロアが高いところですが、そこで大きく差がつきます。窓ガラスの曇りがついたままという感じですし、全般的に言ってもやはりTomahawkの方が一レベル上です。ただ4chタイプの最新型はわかりません。
Go-VibeよりもSN感や解像感など音がより明瞭ですし、音の広がりや空間表現もTomahawkが上まわります。ただGo-Vibeも音のきれいさというかわりといい味出しているという気はするので、そうした意味ではGV5はまだ好きなアンプのひとつではあります。
このようにTomahawkはその小さく精密なシャーシとサイズからは想像できない高い性能で小さな宝石箱のような魅力を持っているアンプといえると思います。
2007年01月11日
Ray Samuels Audio - Tomahawk
Tomahawk(トマホーク)はSR-71で有名なサミュエルズさんの新作で、いままででは一番小型のものです。これはサミュエルズさんが飛行機で旅行していてこういうのがほしかったというのを自分で作ったということです。
Tomahawkの特徴としてボディにシルクスクリーニングされているようにIEM向けに設計したということがあげられます。IEMはIn Ear Monitorのことで日本で言うところのカナルタイプなどのことです。
こうしたIEMは一般に非常に能率が高いのでまず背景ノイズの低減が必要です。内部の低ノイズ化はもちろん、Tomahawkではゲインがとても低く設定されています。たとえばホーネットだとLow Gain位置でゲイン2のところがTomahawkでは1(入力と同じ)になっています。ちなみにHi gainは4です。この位置ならばだいたいのヘッドホンは聴けるでしょう。
またTomahawkもSR-71と同様にBass Boostやクロスフィードのような音質を変える機能はありません。この辺がサミュエルズさんの哲学です。サミュエルズさん自身がここのHeadFiスレッドのところに古いタイプの音の頑固職人であると言ってます。
細かいところではプラグのコネクターが新式になっているのも特徴です。実際にわりとしっかりとロックされるようです。
電池は単4が二本ですが、Xinのアンプと違ってこちらはアルカリを薦めています。充電池だと動かないという報告もあります。ただし電池の持ちがよいのもトマホークの特徴です。
また電池の向きに注意するように書いてます。プロテクション回路はないそうですので最悪壊れます(と書いてます)。さっそくこれで壊した報告もあります。背面のプリント指示は上が前です。はじめのときはボード上の指示を良く見て入れましょう。
Tomahawkは通常販売に先立ってHeadfiメンバー限定で安く販売していました。わたしのものは12/28に発送されたようで、本日到着しました。
実物を手にすると、予想していたよりさらに小さいという感じです。
実際はXinのSuperMiniよりも大きいのですが、細工が細かく精巧なので小ささが際立ちます。
まるでSR-71をぎゅっと小さくした感じで、写真だと伝わりにくいかもしれませんが実物を見るとオーディオというよりよくある工芸品のミニチュア工芸という感じで、高級なドールハウスの家具という感じです。ただボリュームノブはややちゃちさを感じます。ちなみにボリュームノブは初期は金色でしたがいまは黒です。
さっそく通勤に持ち出して少し聴いてみました。
ぱっと聴いて印象的に感じるのはRSAの看板でもあるウォーム感とかなり広い左右への音場の広がりです。また期待通りノイズフロアもかなり低いようです。
音については、また。
Tomahawkの特徴としてボディにシルクスクリーニングされているようにIEM向けに設計したということがあげられます。IEMはIn Ear Monitorのことで日本で言うところのカナルタイプなどのことです。
こうしたIEMは一般に非常に能率が高いのでまず背景ノイズの低減が必要です。内部の低ノイズ化はもちろん、Tomahawkではゲインがとても低く設定されています。たとえばホーネットだとLow Gain位置でゲイン2のところがTomahawkでは1(入力と同じ)になっています。ちなみにHi gainは4です。この位置ならばだいたいのヘッドホンは聴けるでしょう。
またTomahawkもSR-71と同様にBass Boostやクロスフィードのような音質を変える機能はありません。この辺がサミュエルズさんの哲学です。サミュエルズさん自身がここのHeadFiスレッドのところに古いタイプの音の頑固職人であると言ってます。
細かいところではプラグのコネクターが新式になっているのも特徴です。実際にわりとしっかりとロックされるようです。
電池は単4が二本ですが、Xinのアンプと違ってこちらはアルカリを薦めています。充電池だと動かないという報告もあります。ただし電池の持ちがよいのもトマホークの特徴です。
また電池の向きに注意するように書いてます。プロテクション回路はないそうですので最悪壊れます(と書いてます)。さっそくこれで壊した報告もあります。背面のプリント指示は上が前です。はじめのときはボード上の指示を良く見て入れましょう。
Tomahawkは通常販売に先立ってHeadfiメンバー限定で安く販売していました。わたしのものは12/28に発送されたようで、本日到着しました。
実物を手にすると、予想していたよりさらに小さいという感じです。
実際はXinのSuperMiniよりも大きいのですが、細工が細かく精巧なので小ささが際立ちます。
まるでSR-71をぎゅっと小さくした感じで、写真だと伝わりにくいかもしれませんが実物を見るとオーディオというよりよくある工芸品のミニチュア工芸という感じで、高級なドールハウスの家具という感じです。ただボリュームノブはややちゃちさを感じます。ちなみにボリュームノブは初期は金色でしたがいまは黒です。
さっそく通勤に持ち出して少し聴いてみました。
ぱっと聴いて印象的に感じるのはRSAの看板でもあるウォーム感とかなり広い左右への音場の広がりです。また期待通りノイズフロアもかなり低いようです。
音については、また。
トマホーク到着!
トマホーク到着しました。
サミュエルズさんは国際発送にEMSでなくエアメールを使うので、年末年始も重なって今回は遅れたようです。
うーん、しかしこれはオーディオアンプというよりまるでミニチュア工芸品の世界ですね(笑)
詳しくは、また。
サミュエルズさんは国際発送にEMSでなくエアメールを使うので、年末年始も重なって今回は遅れたようです。
うーん、しかしこれはオーディオアンプというよりまるでミニチュア工芸品の世界ですね(笑)
詳しくは、また。
2006年12月20日
トマホーク発送開始!
サミュエルズさんがTomahawkの発送を開始したようです。
さて、Tomahawkインプレがうちの今年最後のネタになるかどうかは微妙なところですが、少なくともこなかったというネタにはできるかも(笑)
さて、Tomahawkインプレがうちの今年最後のネタになるかどうかは微妙なところですが、少なくともこなかったというネタにはできるかも(笑)
2006年12月12日
出遅れた!
し、しまった!トマホークの早い者勝ち発注出遅れてしまった!
もう60人以上いる。。こういうとき時差があると不利です(笑)
もう60人以上いる。。こういうとき時差があると不利です(笑)
2006年10月27日
サミュエルズさんの新作、トマホーク
SR-71のサミュエルズさんの新作ポータブルアンプは「トマホーク」だそうです。
http://www.raysamuelsaudio.com/index3.html
ホーネットと比べてもさらに小さくて単4(AAA)が2個だそうです。
"For IMEs"と書いてあるのでカナルタイプに特化したもののようですね。おそらく高能率のものにあわせてゲインがかなり低めなのかもしれません。
http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=205492
上記のポストによるとHD600だと爆音まで上げられないというので、XinみたいにDC-DCブーストなどを使わずに単4x2の低いパワーで鳴らしているように思えます。そうするとIEMに特化したというよりは、高能率のヘッドホンかIEMが必要ということのようにも思えます。その代わり"at resolution you can never imagine"というのはかなり期待させられますね!このサイズからは想像できない解像力という感じでしょうか。
ただゲインスイッチもついてはいるようです。この辺は続報に期待です。
またミニプラグが新型ということもポイントのひとつのようです。
*またこれについてはケビンギルモア氏が下記のチップ(MAX4410)を使っているのではないかと推測しています。
http://www.maxim-ic.com/quick_view2.cfm/qv_pk/3459
ところでどうでもいいけどもう飛行機の名前じゃないですね、これ(笑)
http://www.raysamuelsaudio.com/index3.html
ホーネットと比べてもさらに小さくて単4(AAA)が2個だそうです。
"For IMEs"と書いてあるのでカナルタイプに特化したもののようですね。おそらく高能率のものにあわせてゲインがかなり低めなのかもしれません。
http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=205492
上記のポストによるとHD600だと爆音まで上げられないというので、XinみたいにDC-DCブーストなどを使わずに単4x2の低いパワーで鳴らしているように思えます。そうするとIEMに特化したというよりは、高能率のヘッドホンかIEMが必要ということのようにも思えます。その代わり"at resolution you can never imagine"というのはかなり期待させられますね!このサイズからは想像できない解像力という感じでしょうか。
ただゲインスイッチもついてはいるようです。この辺は続報に期待です。
またミニプラグが新型ということもポイントのひとつのようです。
*またこれについてはケビンギルモア氏が下記のチップ(MAX4410)を使っているのではないかと推測しています。
http://www.maxim-ic.com/quick_view2.cfm/qv_pk/3459
ところでどうでもいいけどもう飛行機の名前じゃないですね、これ(笑)