ポータブルオーディオのための高性能mini-miniケーブルの探索の旅をまたはじめました。iPodとアンプの間のインターコネクト用です。二種類のケーブルを調べて注文しましたのでその紹介をします。
まずは現在Head-Fi界隈では大変人気のあるRnB Audio(RnB180さん)の新製品でフラッグシップモデルのDiamond Referenceです。
最近のレビューでブルードラゴンとの比較でもDiamondの方がよりクリアで高域がきれいという評価もあり期待が持てます。端末処理にかなり高品質のハンダを使用して独自のノウハウがあるということです。音だけでなく外観が美しいことでも定評があり、またかなり柔軟性があるそうです。
Diamondシリーズにも5インチからオーダーできるTinyという短いケーブルがあります。追加$20でプラグをアップグレードできますが、プラグが少し大きくなってしまうのでもしアップグレードする場合は6.5インチの方が良いというアドバイスをRnBさんからもらいました。ただ今回は短いのがほしかったのでノーマルプラグ(Blue Dragonと同じもの)を注文しました。
こちらはメールアドレスを公開していないのでHead-FiかiPod StudioのPM(Private Mail)でコンタクトする必要があります。またかなり忙しくて一回ではコンタクトできないことがあるようですので粘り強く聞いてみないといけないかもしれません。なおPMはメンバーのみ使える機能です。
かなりバックオーダーがあるそうで、現在は3-4週間待ちとのことです。
Diamond Referenceについてはこちらのページが参考になります。
http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=170359
またRnBさんはGrace Five Twoというかなり評判の良いゼンハイザー用のヘッドホン交換ケーブルを作っていたようですが、こちらは残念なことにいまは受け付けてないようです。ただし新たにケーブルカスタマイズサービスというのを企画しているそうなので、そちらで再度実現するかもしれません。こちらも要チェックです。
もうひとつおもしろそうなのがTURBOさんのケーブルです。
こちらはTURBO Dockというオーディオ出力専用のポケットドックのようなミニドックで有名な人です。このTURBOドックはロック機構がついていて音質にも優れるということで評判です。このドックはコネクタ部分とケーブル部分が別売りなので、今回はケーブルだけ発注しました。海外送料込みで$27と安いのが特徴で、4インチという短さから作ってくれます。またライトアングルプラグも追加料金(片側$7)で可能です。
音質も評判が良いようですが、面白い特徴を持っているようです。自身の書き込みで「分子レベルでのケーブルの最適化」を行っていると書いています。それを「見えない高音質化技術」とか"MFET"(Maximum Flow of Electrons Transferring)とも呼んでいるので、なにかクライオ処理のようなことをしているのかもしれません。仕事もそうしたことに関連する技術の人のようで、自分の技術をオーディオ機器に生かすために採算度外視で作っているとのことです。
連絡のレスポンスはとても良いのですが、世界各地を旅行している時間が長い人なのでタイミングを見て頼むのが良いと思います。タイミングを見るにはHead-FiやXinのフォーラム、またiPod Studioにもよく書いていますのでそちらをチェックすると良いでしょう。旅に出るときはひとこと入れています。こちらは一週間くらいの待ちとのことです。
わたしはXinのフォーラムからコンタクトしました。彼の公開プロファイルからメールを送ることができます。先に書いたようにDockとCableは別々に頼まねばなりませんので注意ください(両方で$27ではありません)。
わたしは今回ケーブルだけ注文しましたが、ドックも評判がよく上記のMFETによってポケットドックより音質も良いとのことです(ユーザーレビューでも高評価です)。こちらも注文したいところですが、わたしはちょっと理由がありまして今回はパスしました。
TURBO Dock/Cableについてはこちらのページが参考になります。
http://www.fixup.net/talk/topic.asp?TOPIC_ID=1499
ドック込みで考えている人はTURBOドック+Diamond Referenceケーブルがある意味いまのベストかもしれません。
これ以外ではTURBOドックのようなポケットドックの代替品としてはこちらのLineout4hardwareのものもあります。
http://www.audiolineout.com/
探してみるといろいろあるものですね!
Music TO GO!
2006年03月24日
2005年12月26日
ポケットドック + Blue Dragon
SuperMicro3と組み合わせて使うといままでのSilver Dragonは長すぎるのでついでにコンパクトにiPodのポケットドックにケーブルを仕込んだものを作ってもらいました。
BlueDragonはSilverDragonの下位モデルですが、SilverDragonだとケーブルが太くてポケットドックに入らないそうです。銀線自体はSilverDragonと同じものを使っているそうですが、ケーブルのシールド材などがちがうようです。(銅線タイプも頼めば作ってくれるかも)
実際にSilverDragonよりも曲げやすく取り回しやすくなりました。写真のように180度曲げてアンプとiPodをまとめることも出来ます。この状態でシャツの胸ポケットにもなんとか入ります。SuperMicro3はケーブルが両側出しなのでポケットにいれたままヘッドホンで聴けます。
音質もぱっと聴くとややSilverDragonより抜けは劣りますが、エージングゼロの状態ですのでこれから良くなるでしょう。上下の伸びとか音のバランスなどはSilverDragonと同じようです。
さて、iPod Nano買ってきて世界最小のHiFiシステム作ろうかと(^.^
BlueDragonはSilverDragonの下位モデルですが、SilverDragonだとケーブルが太くてポケットドックに入らないそうです。銀線自体はSilverDragonと同じものを使っているそうですが、ケーブルのシールド材などがちがうようです。(銅線タイプも頼めば作ってくれるかも)
実際にSilverDragonよりも曲げやすく取り回しやすくなりました。写真のように180度曲げてアンプとiPodをまとめることも出来ます。この状態でシャツの胸ポケットにもなんとか入ります。SuperMicro3はケーブルが両側出しなのでポケットにいれたままヘッドホンで聴けます。
音質もぱっと聴くとややSilverDragonより抜けは劣りますが、エージングゼロの状態ですのでこれから良くなるでしょう。上下の伸びとか音のバランスなどはSilverDragonと同じようです。
さて、iPod Nano買ってきて世界最小のHiFiシステム作ろうかと(^.^
2005年07月22日
Silver Dragonケーブル(mini→mini)を入手しました
iPodの音質向上を図るためにPocket DockやSik dinなどでアンプに繋ぐケースが増えてきました。
その際には一般のオーディオ同様にケーブルも重要になりますが、iPodやポータブルアンプ側の端子がminiであることが選択の幅を狭めていました。
ところが最近はアンプの高性能化と普及にともなってさまざまなケーブルがminiでも売られるようになってきました。
有名なものは老舗Cardasのものや新興のZu CableのPivotがあげられますが、メーカー以外でもアメリカではよくオリジナルのケーブルが売られています。その中でも評判のよいものがこのMoon Audioの製作するSilver Dragonです。
これらはSilverの文字通り銀線の使用を特徴としています。
またインターコネクトケーブルのみではなく、HD650用のヘッドホンケーブルもあってここでもZuのMobiusとよく比較されるようです。
オリジナルのケーブルでは仕様はわりと細かい注文に応じてくれます。わたしはSilver Dragonの長さが1インチ(約30cm)で片方がストレートmini端子でもう片方がライトアングルmini端子を注文しました。これで$65です。
操作性を考慮してiPod側をストレート端子、ボリュームノブと干渉しないようにアンプ側をアングルにするというのが理由です。
このほかにもMoon Audioでは廉価版のBlue DragonやPocket Dockと一体化されたBlue DragonやCardasのケーブルなどを用意していますので、ポータブルアンプ初心者の方でPocket Dockもこれから買うというひとはこちらがお得といえるかもしれません。
約二週間弱で航空郵便で到着しました。発送するときに保険をかけるかどうかを聞いてきます。
ケーブルの基本色は赤ですが落ち着いた色調で黒メッシュのシールドが被せてあるのでかなり高級感があり、ハイエンドクラスのオーディオケーブル並です。
柔軟性は十分にありますが、プラグ部分がしっかりしている反面である程度の場所をとります。そのためアンプ側をアングルプラグにするとバッグによってはやや邪魔になります。ただしはじめに考えたようにボリュームに干渉しないという意味ではうまく避けることが出来て快適にボリュームをコントロールできるようになりました。この辺はトレードオフなので注文するときに考慮が必要です。
iPod(Dock)側は操作の都合でストレートをお勧めします。方向性矢印はありません、気になる人は印刷文字の頭側をソース側にするというオーディオケーブルの暗黙のルールがあるのでそうすると良いかもしれません。ただし作り手に直接確認しましたが、Silver Dragonは信号の方向性はないということです。
長さは一番短い1インチ(約30cm)を選びましたが、純粋にケーブル部分の長さのようで全体の長さはDrHead添付のケーブルと同じくらいになります。
いままで使用していたDrHead付属のケーブルからつなぎ替えた瞬間にまず感じるのは音の実体感が増して音が厚くなることです。
情報量が上がったように感じてより細かい音も拾うようになり音数が増えたようにも思います。一言でまとめると音の品格が一ランク上がったという感じです。
これはヴォーカルに顕著で温かみがまして声の表情に豊かさが感じられます。
アコースティックな曲では楽器の分離が良く、胴鳴りがよりリアルになります。低域も太く伸びるように思います。音が厚くなったことでロックではたたみかけるドラムスやうなるギターの「爆発力」が上がったように感じます。ただ低域はかたまりではなくレンジが伸びて下に伸ばされたようになりますので、低音は逆におとなしくなったと感じる人もいるかもしれません。
端的にはアコースティック+ヴォーカル系に向いたケーブルといえるかもしれません。
それと気が付いたのはケーブルを高級なものに替えるとよく楽器が奥にひっこむような感覚を覚えることがありますが、このケーブルはそれがなくて音調・音場はそのままで性能が上がりクリアになる感じです。そのためいまのオーディオのバランスを大事にしたい人にもむいていると思います。
その際には一般のオーディオ同様にケーブルも重要になりますが、iPodやポータブルアンプ側の端子がminiであることが選択の幅を狭めていました。
ところが最近はアンプの高性能化と普及にともなってさまざまなケーブルがminiでも売られるようになってきました。
有名なものは老舗Cardasのものや新興のZu CableのPivotがあげられますが、メーカー以外でもアメリカではよくオリジナルのケーブルが売られています。その中でも評判のよいものがこのMoon Audioの製作するSilver Dragonです。
これらはSilverの文字通り銀線の使用を特徴としています。
またインターコネクトケーブルのみではなく、HD650用のヘッドホンケーブルもあってここでもZuのMobiusとよく比較されるようです。
オリジナルのケーブルでは仕様はわりと細かい注文に応じてくれます。わたしはSilver Dragonの長さが1インチ(約30cm)で片方がストレートmini端子でもう片方がライトアングルmini端子を注文しました。これで$65です。
操作性を考慮してiPod側をストレート端子、ボリュームノブと干渉しないようにアンプ側をアングルにするというのが理由です。
このほかにもMoon Audioでは廉価版のBlue DragonやPocket Dockと一体化されたBlue DragonやCardasのケーブルなどを用意していますので、ポータブルアンプ初心者の方でPocket Dockもこれから買うというひとはこちらがお得といえるかもしれません。
約二週間弱で航空郵便で到着しました。発送するときに保険をかけるかどうかを聞いてきます。
ケーブルの基本色は赤ですが落ち着いた色調で黒メッシュのシールドが被せてあるのでかなり高級感があり、ハイエンドクラスのオーディオケーブル並です。
柔軟性は十分にありますが、プラグ部分がしっかりしている反面である程度の場所をとります。そのためアンプ側をアングルプラグにするとバッグによってはやや邪魔になります。ただしはじめに考えたようにボリュームに干渉しないという意味ではうまく避けることが出来て快適にボリュームをコントロールできるようになりました。この辺はトレードオフなので注文するときに考慮が必要です。
iPod(Dock)側は操作の都合でストレートをお勧めします。方向性矢印はありません、気になる人は印刷文字の頭側をソース側にするというオーディオケーブルの暗黙のルールがあるのでそうすると良いかもしれません。ただし作り手に直接確認しましたが、Silver Dragonは信号の方向性はないということです。
長さは一番短い1インチ(約30cm)を選びましたが、純粋にケーブル部分の長さのようで全体の長さはDrHead添付のケーブルと同じくらいになります。
いままで使用していたDrHead付属のケーブルからつなぎ替えた瞬間にまず感じるのは音の実体感が増して音が厚くなることです。
情報量が上がったように感じてより細かい音も拾うようになり音数が増えたようにも思います。一言でまとめると音の品格が一ランク上がったという感じです。
これはヴォーカルに顕著で温かみがまして声の表情に豊かさが感じられます。
アコースティックな曲では楽器の分離が良く、胴鳴りがよりリアルになります。低域も太く伸びるように思います。音が厚くなったことでロックではたたみかけるドラムスやうなるギターの「爆発力」が上がったように感じます。ただ低域はかたまりではなくレンジが伸びて下に伸ばされたようになりますので、低音は逆におとなしくなったと感じる人もいるかもしれません。
端的にはアコースティック+ヴォーカル系に向いたケーブルといえるかもしれません。
それと気が付いたのはケーブルを高級なものに替えるとよく楽器が奥にひっこむような感覚を覚えることがありますが、このケーブルはそれがなくて音調・音場はそのままで性能が上がりクリアになる感じです。そのためいまのオーディオのバランスを大事にしたい人にもむいていると思います。