Music TO GO!

2006年03月20日

SuperMini-IIIとSolid Tube

考えてみればウォーム感を出すにはSolid Tubeがあったのを思い出して、SuperMini-IIIのオペアンプをSolid Tubeに変えてみました。Xinの意向を汲んで形式名は書かないことにしますが、Analog Devices製のOPAMPです。Solid TubeについてはMicro3の記事をご覧ください
SuperMiniは小さいのでオペアンプを交換するには精密ドライバーを使ってオペアンプのプレートに差し込んで少しずつこじあけて行きます。同封されてたSolid Tubeはすでに足が曲がってたので(汗)くいくいと少し足を伸ばしてあげて差し込みなおします。

音を聴いてみるとたしかに真空管っぽいというか暖かみがあって角が丸い音になりますね。それほどオーディオ性能的にがくっと落ちるわけではないようですが、AD8397に比べればやはり鋭さが取れてぱりっとした音ではなくなります。人によってはこもると感じる人もいるかもしれません。この状態だとロックにあうとはいえないかも(笑)
それと響きというか余韻の部分もよく響くように感じます。弦楽器を聴くととくに真空管っぽいという感じはわかりますが、本来的な真空管の艶とはちがうかもしれません(当たり前か)。
またこれもバッファが不要というだけあって力感はありますし、低域もいぜんとしてよく出ます。この辺を考えると真空管といっても300Bシングルというよりは、EL34プッシュプルという感じです(笑)

そこで先に書いたHD25(SennV2)につけてみると..おっ!これはいい感じです。HD25のきつさが吸収されてしまって、AD8397のときに感じたような硬質感がなくなります。これならSR-71とHD25(SennV2)の組み合わせより音的には気持ちよい感じがします。ただしSR-71より情報量や音のセパレーションは落ちます。
SuperMini-IIIのオペアンプはATH-ES7とならAD8397、HD25とならSolid Tubeがいい組み合わせのようです。こんなにちいさいながら私のような素人にもこの程度のことが出来るというのはSuperMini-IIIのよいところです。

DC-DCブースターを切ったほうがより意図的な歪み感をFETに加えられるかもしれません。あとXinのクロスフィードも試してみないといけませんが、日本チーム勝利祝いのアルコールがまわってきたのでもう精密仕事はやめときます(笑)
posted by ささき at 00:29| Comment(26) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMini-III | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

HD25(SennV2)とSuperMini-III

今日はHD25(SennV2)でも聴いてみましたが、この組み合わせだとやや硬質感があります。ブライトというほどではなくて好みの問題くらいですが、SR-71とHD25(SennV2)だと、SennV2を使ってもHD25の硬さが完全に取れていないなとわかりつつもそれほどの硬質感は感じません。
これを思うとSuperMini-IIIはオーテクのようなやさしさのあるヘッドホンと組み合わせた方が良さそうです。ただストックのES7に比べればSennV2をつけたHD25の方がクリアな抜けの良さはもちろん高く感じます。
あとはこの組み合わせだとシステムのどこかにウォームなところを入れたいものですが、変えれるのはケーブルくらいですので、ケーブルを銀ベースから銅線に換えるのもいいかなとは思います。
posted by ささき at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMini-III | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

SuperMini-IIIと電池

今日しばらくつけっぱなしにしていたところ唸るようなノイズが聞こえてきましたが、電池交換すると消えました。
Micro3のときもそうだったような気がしますが、これがXinのアンプの電池交換サインのような気がしますね。
そうするとだいたいMini-IIIの電池はAD8397装着で10数時間くらいという感じです。やはりこの仕様だとやや電池の消費ははやいのかもしれません。
posted by ささき at 20:32| Comment(3) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMini-III | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

SuperMini-III 3日目

SuperMiniはますます調子よくかなりレベルの高いところを聴かせてくれています。主にES-7で聴いています。
特に音の鋭さ・高いスピード感と太い低域を強力な武器としたパワフルさが「かっこいい」と思わせてくれます。ロックにあうポータブルアンプははじめてかも。ヴォーカルもクリアに浮き上がって聴こえます。
家の帰りに聴いていたピーターガブリエルの"Red Rain"が一曲終わるまで部屋に入ってもヘッドホンを外せませんでしたね。

supermini3d.jpg

小さくて持ち運びも邪魔になりません。スペアバッテリーを2本持ってもほとんどかさばりませんね。
ただボリュームはさすがに操作はしにくいとはいえます。
posted by ささき at 23:55| Comment(11) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMini-III | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月15日

SuperMini-III到着!

Xinに注文したSuperMini-IIIが届きました。
今回はかなり速かったですが、日付からすると注文後の3、4日でやってくれて送ってきたようです。
Xinもバックオーダーが解消したのか効率がよくなってきたようですね。

Ssupermini3a.jpg

なおデフォルトのオペアンプをAD8397に変更してもらうようお願いしたので、いまはAD8397がついています。
またバッファソケットにはダミーバッファ(ピンをショートさせるだけのもの)を入れています。そのため注文時にAD8397といっしょにダミーバッファを別注文しています。AD8397は単体でかなりの電流を取り出せるようなのでバッファがなくてもかまわないそうです。(その代わり電池の消費も他のオペアンプの数倍になるようです)
下の写真のコンデンサーの下の右側がオペアンプソケットで左がバッファソケットです。なおSolid Tubeについてはまた後に書きます。
単4電池がこんなに大きく見えるというのも驚きですね。

Ssupermini3b.jpg

ケースはプラですが思ったよりもきちんとしていて、Micro3のようにおもちゃっぽくはありません。
Micro3よりは大きいのですが、かなり薄くてこれでかさばるということはないでしょう。ちなみに電池は単4二本ですが、これもMicro3と同様にスイッチングで5.5Vに昇圧していて電池一本でも動作します。

懸念だったのはINとOUT端子の間隔がみじかいので太いジャックのときに干渉するのではということでしたが、下記の写真のように太いBlueDragonとSennV2のケーブルを並べても大丈夫でした。
またK701に付属のmini変換プラグも大丈夫です。

Ssupermini3c.jpg

音の印象はさきに書いたようにAD8397装着によるものです。
第一印象としてはやはりメリハリのあるはっきりしたXinのキャラクターを持ったまま全体にMicro3より性能が上がっているようです。
上下にゆとりがあってMicro3のように高域がつまる感じはなくなりました。またよりフラットなバランスとなっていて、一聴するとMicro3より低音が減ったように感じますが同じ曲で聴くとそれほど減ってはいません。下により伸びて全体のバランスが整ったのでそう感じるのかもしれません。Micro3のようにドスが効いた荒さというよりは洗練された低域です。

またSN感が高く、音がくっきりとしていて背景の静かさもかなり良いレベルです。(ちなみにMicro3もなにか対策をしたのか修理後はヒスノイズは低減したようです)
かなり音楽の歯切れが良くてリズムの刻みが鋭く、アップテンポな曲では迫力ある低音とともに小気味良いリズムののりを楽しめます。
またパワーもあって低能率のK701でさえ鳴らすことが出来ます。

全体的にはかなり良いですね。サイズを考えると驚きです。
他のアンプとはもう少し慣らしてから比べてみたいと思います。
posted by ささき at 21:45| Comment(7) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMini-III | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

SuperMini-III発注と"Solid Tube"

XinのSuperMicro3も戻ってきそうなので一安心、ということで追加の小型アンプとしてSuperMini-IIIを注文しました。以前はSuperMini-3と書いてましたが、少し名称変えたようです。
やはりSR-71だとバッグにいれるのに少しかさばりますのでちょっと小さめのがもうひとつ欲しかったのです。また壊れちゃうかもしれませんしね。
Hornetも考えましたが、もう少し小さいのがほしかったのと、もうちょっとXinのアンプを見てみたかったのでこちらにしました。

それで今回のミソは"Solid Tube"をいっしょに注文したことです。
前に少し書きましたが、Solid TubeはXinがFETをオペアンプに使うと真空管っぽい音になるというところから命名したもので実体はなにかのオペアンプらしいのですがはっきりとは明かしていません。
Xin博士いわくHeadRoomのMicroアンプがよくウォームな暖かい音といわれるのもMicroにそれに近いオペアンプが使われているからだそうです。このSolid Tubeはさらに暖かい音でその分で音の分離はいまいちという、いわば味系の音というところに興味をもちました(^.^
さてどうなるか..
posted by ささき at 00:45| Comment(9) | TrackBack(0) | __→ Xin SuperMini-III | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする