ひさびさにナイルレストランのムルギーランチを食しました。
ナイルレストランは日本でも一・二というくらい有名なので説明不要ですが、東銀座にある老舗のカレー屋さんです。
http://www.ginza-nair.co.jp/
ちなみにこのナイルレストランのホームページの歴史のところに書いてあるビハリ・ボースはやはり老舗カレー屋さんの新宿中村屋の創設にかかわっています。
日本のカレーライスの発祥は横須賀の旧日本海軍が英国海軍のランチを真似たカレーです(明治頃)。そしてインド式カレーの発祥はその老舗のナイルも中村屋もインド独立運動と関係しているというのは面白いものです。(中村屋が昭和初期で、ナイルは戦後すぐです)
ただ最近は良質のインドレストランが増えたので影は薄くなりましたが、ここにくるとなんとなくこのムルギーランチを食べたくなります、というか店内に入ると「はい、むるぎーらんちね」と先制攻撃をくらい、なかば強制的にムルギーランチになってしまいます(笑)。
この強制力はやはりカレー好きなオーケンも書いていた、渋谷のムルギーレストランのマスターの「ガドガドサラダもいかがですか〜」という弱々しくも断り切れない強制力に匹敵するといえます。
ちなみにムルギーランチははじめ骨付きの肉のまま出てきますが、ウエイターさんがテーブルできれいに骨を取ってくれます。それがこの写真です。しかしきれいに取ったと言うのに、このままできれいに食べていると店員さんがやってきて、「カレーはまぜてまぜて!」とやはりなかば強制的に混ぜさせられます。そこでごちゃごちゃと混ぜ合わせて食べます(ごはんも肉も野菜も全て混ぜてください)。まわりもみんなごちゃごちゃまぜて食べています。ですのでみなが実際に食べているのは上の写真とは似ても似つかないものですが、ほとんどムルギーランチのはずです(笑)
そしてもし店内にナイルさん本人がうろついているときは、空いている席に荷物を置くのは止めて、空けておきましょう。そこはナイルさんの席です。そのうちナイルさんが勝手にすわってきて「わたしが言うのもなんだけど、うちのカレーは一番おいしいと思うよ」とかなんとかひとしきり世間話をしていきます。
でもナイルはムルギーでないほうが実はおいしいと思うので勇気ある人はメニューください、と言いましょう(笑)
Music TO GO!
2008年05月24日
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がおいしいですね。
まろやかです。