タイムロードさんが自信をもって送り出すという新型スピーカーの試聴会に行ってきました。
こちらに試聴会の情報があります。
http://tlcons.exblog.jp/8090241/
スピーカーはRaidho Acousticsというデンマークの新進気鋭メーカーのayra c1というブックシェルフ機です。2Wayのブックシェルフで、高域は自社開発のリボンツイーターを採用しています。またウーファーにはセラミックコーンを使用しているとのこと。
スピーカーは専用スタンドの上にマウントされています。ユニークな点は専用のスタンドで、スタンドは柔構造でわざとがっちり止めないでいるとのこと。支柱の部分が固定されずに手で動かすとスイングします。これは角度を自由に変えれるというよりも、音質的な効果を狙っているようです。
背面はすっきりとして、シングルポスト接続ということが分かります。この辺はリボンツィーターとウーファーのつながりが綿密に計算されたネットワークなのかもしれませんね。エンクロージャは流行の音がこもらないように涙滴型をしています。
試聴ではこの前ちょっと書いたXRCD24の「ラ・フォリア」をかけてもらいました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2516422
まずぱっと聴いて思うのはサイズから考えられないスケール感です。
小さなブックシェルフから大音量を出していても苦しさのようなものがあるわけではなく、朗々と鳴らしている感じです。大音量でオーケストラをかけても、破綻のようなものは感じられません。
低域もこの小さなウーファーとコンパクトな筺体のどこから出るんだ、と言う感じでもりもり出てきます。
それと自社開発というリボンツイーターもとても自然でかつ繊細な表現力があります。演奏の弦楽器の細やかな響きもきっちりと再現しています。大きなスケール感があってかつ、細部の繊細さも兼ね備えるという感じでしょうか。
またビッグなサウンドの割りには小型ブックシェルフらしいまとまりというか一点から音が出るという感じの良さもあるように思えます。
明日もやってるみたいなので、興味のある人はどうぞ。
価格はスタンド込みペアで163万円とのことです。最近はマジコとか高級ブックシェルフの流れがありますが、ここに新星の登場というところでしょうか。
Music TO GO!
2008年05月17日
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最近、リボンマイクの修理にチャレンジしているところで、身を以てリボンの扱いの難しさを感じています。
リボンのスムーズな音が下とどう繋がっているか、私も大阪で試聴する機会が在れば確認してみたいです。