今年初めのCESのところで注目機種として紹介したWADIAのiTransportがいよいよ待望の日本発売になるようです。こちらに発売アナウンス記事があります。
http://avic.livedoor.biz/archives/51003206.html
ふつうのiPodドックはあくまでiPodからアナログ出力(ラインアウト)を取り出すものです。しかし、このiTransportはそれらとはまったく異なっていて、iPodからデジタル出力を取り出すというものです。
そうするとiPod本体内のDAC(wolfsonのポータブル向けのもの)よりずっと高性能の外部単体DACにつなぐことができるので、外ではポータブル、家ではハードディスクトランスポートとしてiPodを使えるということになります。
ただし、前の記事でも書きましたがこのためには単にピンアサインを知っていてそれにあわせたドックを作るだけではだめです。
Apple社から認可を受けて"authentication chip(認証チップ)"というチップの供与をうけて、それでiPodに対してなんらかの通信をしなければならないようです。これはおそらくデジタルコピー対策だと思いますが、この認可をうけて製品を作っているのはWADIAのほかにはいまのところパイオニア(LX90)だけだと思います。
そして、その通信が行えるのはiPod 5G(video)以上でなければなりません。また6G以上でないとこのプロトコルはフルにサポートされませんので、5Gではコントロールの制限などがあるようです。
わたしのiPodはちょっと改造しているのでそれと干渉がなければいいんですが、これはぜひ欲しいところです。
Music TO GO!
2008年05月17日
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iModで使えることを祈るのみです。
残念なのは48kHz/16bitまでのSPDIF出力らしいと言う事で、96/24のソースも増えつつ現在、今後のアップデートに期待したいですね。