ES7もエージングが進んだのか、かなり気持ち良く鳴ってくれるようになりました。ショウのときの感触に近いですね。もっと上がるかもしれませんが、だいたい音は安定した気がします。ちなみにES7は買ってからほぼ毎日使用しています。
後述しますがES7の場合はSR71のようなアンプを通しても思ったほどは音は向上しないようですので、もっぱらiPod(4G)にそのままつけてます。小さいバッグにも入ってしまうので思ったよりコンパクトです。
低域は少し強調気味ですが、前よりも強調感は薄れました。高域はやや強いものの先に書いたように子音が痛くないですし、中域とのバランスは良いと思います。これらはポータブルにはむいたバランスだと思います。中域のくもり感も取れてきました。
ただし音はやや緩くて立ち上がりもそう鋭くはありません。その反面で優しい感触があって聴きやすいといえます。オーテクの個性だと思いますが、例のFAKiEの課題曲なんかではアコギの早弾きのアタックが弱く爽快感などが少しそがれます。ここはiCansやHD25が優位なところのような気がします。
あんまり細かい音を拾うタイプではないので、そうした意味での限界の高さはHD25の方がいいと思います。その辺がアンプをつけた時の向上にも関係しているかもしれません。実際アンプのSR71を通してもHD25ほどパフォーマンスの向上はないように思えます。
もちろんSR71を通すと音は細かい音のエッジがあいまいさを持っていたのが、くっきりと音の形が見えるようになり、iPod内蔵アンプでは少しあった歪み感はなくすっきりとします。全体に端正で音の品格が少しあがりますが、HD25ほどにアンプをつけて情報量が上がるという感触は少なく思います。
アンプを使わないなら単体性能が高そうなケンウッドもどうかと店頭でES7をつけて試しましたが、ケンウッドの場合クリアさは高いように感じるもののちょっとがちゃがちゃとした音作りであまり好感はありませんでした。これはエンコーディングなども関係するかもしれません。
それとiPodの内蔵アンプもそれなりに良いということではあるのでしょうね。
Music TO GO!
2005年11月17日
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