下記のフジヤさんのホームページにMusica HP200Bのオプション設定が載っています。
http://avic.livedoor.biz/archives/50912453.html
オペアンプのアップグレードは好みだと思いますが、トランスアップグレードはお勧めします。
特にGradoバランスやEdition9バランスなど、低インピーダンスのヘッドホンを使おうという人にはお勧めです。
これは試聴比較したわけではありませんが、前にも書いたようにバランスアンプでは電源周りの強化は特に有効だと思います。
HP200Bの中身というのは詳しく分かりませんが、セオリー通りだとするとHP200の増幅部分を二台内蔵しているようなものだと思います。いままで一台で+と-をつないでいたものを二台の間でヘッドホンを橋渡ししたようにつなぐわけです。(このためブリッジ接続と言います)
すると一台のHP200から見た場合にいままで直列でつないでいた負荷抵抗(ヘッドホン)を並列接続したようになるので抵抗値が半分になり、そのためダンピングが減ると言われます。
つまり低域を中心に締まりが悪く緩い音になりやすい可能性があります。それを打ち消すために電源を強化するということは有効だと思います。
(ブリッジ接続可能なパワーアンプのマニュアルにはブリッジ接続時に4オームのスピーカーをつなぐときは注意するように書いてあったりします)
一方でHD650を使う人はあまり気にしなくてもよいかもしれません。もともとHD650が高インピーダンスの理由の一つはスタジオなどでは並列にヘッドホンを多数つなぐことが予想されるので、インピーダンスが低くなりすぎることを防ぐという意味もあります。
これらは実際に聴いてみないとはっきりとは言えません。しかしオペアンプに比べるとトランスアップグレードというと地味に思えますが、バランスアンプでは特に有効だと思います。
Music TO GO!
2008年02月02日
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