PS AudioのヘッドホンアンプGCHAについて興味が出てきたので、メンバー登録をしてPS Audio Web内の専用Forumでも情報を調べてみました。
GCHAについてはそれほどの目新しい情報は得られませんでしたが、別に興味を引いたのは開発中という新型の単体DACです。
もうかなり出来上がっているようでベータテスターからの反応はかなり良いようです。ただしリリース時期は不明です(GCHAも当初は5月か6月くらいにリリース予定だった)。予想価格はおそらく$1000弱らしいです。またUSB入力はあるようですが、AES/EBU入力がないということです。DAC1のような内蔵ヘッドホンアンプもないようで、純粋な単体DACです。
サイズ的には同社のUPC-200と同じ筐体を使うようですのでGCHAよりもやや小さいようです。またDACチップはBurr Brown(タイプ不詳)を使うとのことです。
それと以前のラインナップにあったらしいDigital LensというDDコンバーターのようなものの改良版を計画しているそうですが、これも不明確です。
このDACはかなり上品な(polite)音というテスターのレポートのようですが、PS Audioの単体DACのユニークさはアナログ段にあるようです。これもよく分かりませんが、DACの電流・電圧(I/V)変換するところにキーがあり通常はOpampを使うところをディスクリートで組んで工夫することで尖ったざらざらした音の成分を取り除けたということのようです。
またPS Audioの売りのGain Cellは入力ゲインを連続的に可変できるというアイデアですので、これは一般的なボリューム回路なしで音量調整が可能であると同時に、様々な信号レベルを持つ前段の入力機器から信号を柔軟に受けやすいという利点があると思います。
そこで出てくるのが前段機器としての独立した単体DACを提供してシステムの一貫性を狙うということもあるのでしょう。
興味あるのは価格的にもBenchmark DAC1との比較です。フォーラムのユーザーもそうしたものを期待しているようです。
性能差はまだなんともいえませんがPS Audio側はかなり自信があるように見えます。また差別化という点で言うと、内蔵ヘッドホンアンプやAES/EBU対応があってプロ向け機器が主用途のDAC-1に比べると、オーディオを意識した音作りやUSB入力という家庭用オーディオ機器としての用途で差が見えるような気がします。
面白いのは両者のジッター対処法ですが、この辺はまた...
しかし9月末に某中野にDAC1の再入荷があれば勢いで買ったと思いますが(爆)、こうなるとちょっとこちらも様子を見てみたくなってきました。。。
Music TO GO!
2005年10月13日
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