インピーダンスが150オームもあったPK1とはちがい、16オームと普通のイヤホンと同じになりアンプなしでも普通に使えるようになっているところが大きな違いです。また価格も$79と低くなっていますが、いぜんイヤホンとしては高価な方でしょう。
PK1がかなりよかったのでPK2にもちょっと興味はもっていました。この紅葉シーズンのように数キロのカメラ機材をかついだり両手に抱えていると、ラフにポケットにつっこんだり片手で扱えるようなものがほしくなってきたのでちょっと手を出してみました。
購入はHead-Directです。ここは不安感はあまりありません。
パッケージはPK1に近いものですが、より中国のお土産的な趣があります(笑)。
見た目はPK1そのままでやはり100円イヤホン顔負け(?)です。中国の場合は盗難も多いでしょうからやたら華美な高級イヤホンよりこうしたものの方がいいのでしょうね。こちらも同じくドーナッツ型のイヤパッドが付いて来ます。
ただしケーブルはPK1とはちがいポータブル用にPK1より短めで最近のオーテクのように高反発のからみにくいケーブルになっています。はじめはJ-コード(日本でいうネックチェーンタイプ)だけでしたが、米国ではこのタイプは不評のようでいまは普通のYコードのみになっています。
PK2は兄弟機らしくPK1の音の個性を忠実に引き継いでいて、アンプなしでも手軽にPK1の音を感じさせます。
nanoにアンプを使わないでダイレクトにつけてもそれなりにタイトで洗練され少し温かみを感じて良好な音楽性を感じます。また立体感があり、すこし強調された厚めの中域がヴォーカルに良い感じです。高域も痛さが少なく質が高いと言えます。
それらはPK1の特性をそのままスケールダウンしたように思えます。もちろんアンプしたPK1ほどの驚きはないですが、PK1はアンプなしには話にならないのでPK2は手軽さはあります。PK1はもうイヤホンというより別ジャンルのものといった方がいいですね。
実際にアンプをつけて試して見るとPK2は音の向上はそれなりなのに対してPK1は豹変するという感じです。このレベルではPK1とPK2は比較になりません。
ただしnanoにアンプなしだと低域の量感がかなり少なくは感じます。静かな室内だとイヤホンとしてバランスは悪くないようにも思えますが、外だとかなり低域は物足りなくも思います。その代わり低域の質はそれなりにはあります。iPod5.5Gでアンプなしだと低域の不満はやや改善されて全体的な広がりももう少し出ます。
全体的にはやはりクラシク・ジャズ向けと言われる上品系かもしれません。
ちょっと機会を見つけて店頭で自分のiPodでほかの高級イヤホンと試してみましたが、CM700あたりに比べるとそうずば抜けているというほどではないかもしれません。ただ個人的にはきつさの少ない音楽的な鳴りの良さでPK2の方が好みとは思いました。この辺は店頭デモ品ですのでざっと比べたというところですが、PK2は個性的でちょっと良いイヤホンがほしいときにこれらとの比較対象にはなると思います。

