さてこの木曜日からはじまるAVフェスタをかわきりに、秋のオーディオショウがはじまります。オーディオショウが近くなると新製品への期待も高くなります。
少し前のことですが昨年のハイエンドショウで紹介されたシャープのデジタルアンプの普及機であるSX10の試聴会をたまたまやってたので、こちらは一足先に新製品を体験して来ました。ハイエンドショウ以来ほぼ一年ぶりです。
ハイエンドショウというと名前とはいささか異なって国内ガレージメーカーやマニア志向のメーカーの展示会であり、シャープのような大企業の新製品というと少し違和感もありますが、社内的にはベンチャーみたいなものなのでしょう。
スピーカーはB&W804で開発もB&Wをリファレンスに使っていたと言ってました。プレーヤーは10万くらいのヤマハの新型ユニバーサルプレーヤーです。これはあとでSACDとDVDAを聴くためです。
シャープの1bitアンプの特徴として音のトランジェントの良さを強調するだけあって、ハイスピードで静けさのあるコストパフォーマンスの高い音を聴かせてくれました。
ただヤマハのMX-D1とくらべるとインテグレーテッドとパワーの違いはありますが、音場表現やフォーカスなどがものたらない感じで距離方向の解像を感じて楽器の重なりが分かるMX-D1はやはりすごかったですね。
iLinkでSACDやDVDオーディオでもつないでみてそれなりには違いは出ますが、おもしろかったのは試しにということでiLinkと同軸デジタルでCDソースを聞き比べてみたところ、同軸の方が音の良さを感じたことです。iLinkはSACD接続用が目的とは言え、デジタルでも伝送方式で音の差を感じるというのはおもしろいことです。
最後にはシャープのフラッグシップ(約150万)のSX300とエソテリP0をつなげてデモをしましたが、やはり圧倒的にこちらの方がハイエンドという感じがします。
いわゆるハイファイ調でじつに音が自然に滑らか・スムーズでかつ音像がしっかりしています。音場も広がり豊かな感じがします。これにはちょっと惹かれてしまいました(爆)
スピーカーは同じなんですけど、150万のアンプに120万のCDトラポだとやはりちがいますねえ。。まあいかにスピーカーのポテンシャルを引き出すのがむずかしいかということかもしれません。
ちなみにSX10は約25万円くらいですのでコストパフォーマンスは高いといえます。
それと担当はシャープの営業の方でしたが、選曲が良かったですね。MX-D1の試聴のときも担当のヤマハの人はなかなか選曲が素晴らしかったのを覚えています。やはりこうしたオーディオ営業の人たちは音楽好きな人が多いのですね。
Music TO GO!
2005年09月21日
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