オーディオショウで、自分でも出展する側に回るというのはなかなか大変なことで主催側の苦労も分かりますが、おもしろいこともあります。
ひとつはいろいろ普段は会えない人達とお話ができるということです。
ヘッドホンの世界もここまで盛り上がってきたのはいままで先頭に立って広げてきた、いわゆるヘッドホンマニアの熱意だと思います。おそらく私よりたくさん聴いたり昔からいろいろ知っているという人はたくさんいると思います。
ヘッドホンの魅力をこの層からさらに広げていくということについて、いろんな方向があると思います。
ひとつはハイエンドヘッドホンショウのようによりオーディオ的なアプローチをしてオーディオの層に訴求するというものです。今回もオーディオ畑の人々にもたくさん聴いてもらいました。
もうひとつはやはりもっとカジュアルな層へよりヘッドホンの魅力を伝えるということだと思います。
その手がかりとなりえるのがこの「萌えるヘッドホン読本」です。
わたしははじめこの本のことを知ったときに企画はいわゆる同人誌の世界からのものかと思っていたんですが、中心になっているのが実はオーディオ畑の方だと言うのでちょっと興味を引かれました。
今回この「読本」の発行者の岩井さんとも少しお話をしました。
岩井さんはオーディオの世界では多方面で多面的に活躍されている方のようで、そうしたクロスカルチャー的な発想と言うのがひとつあったと思います。
実際に掲載機種は各代理店やメーカーさんに正式に許可を取って掲載しているということで、こうした本にありがちなアングラっぽさというのとはちょっと違うものを感じます。
Philewebの記事はこちらです。
http://www.phileweb.com/news/d-av/200711/02/19745.html
内容は上記リンクのサンプルのように片面にヘッドホンのレビューとスペック紹介、もう片面にヘッドホン娘イラストという構成です。製本も印刷も品質が高いと思います。
レビュー自体はオーディオ誌に掲載されるようなかなり本格的なものです。オーディオ畑の人が見ても納得の内容だと思いますし、興味本位で本誌を手にした人でも自然とオーディオの世界にはまってしまうような入門書ともなりえると思います。
実際にそこにも工夫があって、普通のオーディオレビューだとジャズとかクラシックがメインの試聴曲に選ばれていたりするのでそれだけでも敬遠してしまう人もいるかと思います。そこで岩井さんは工夫して、読本ではロックも多くアニソンとか中川翔子なども取り入れています。
一方でJACINTHAのようにオーディオレビューの定番もきっちりと抑えています。
一見すると流行に乗ったアイデア企画ものと見られがちですが、このようにその実はかなり練られたものであると思います。
販売等は上記リンクなどで書いてありますが、フジヤさんでも店頭で扱うということです。普段は同人誌の即売会にいかないひとたちにも訴求していくと面白い展開がありそうですね。
しかし今回の写真はなぜか気合が入ってしまいました。W2002の漆ハウジングをこういう風に使うというのもまたある意味萌えかと。
次回はぜひ「萌えるヘッドホンアンプ読本」を企画していただきたいものですが、、その前にヘッドホンアンプ娘って...無理か(^^
Music TO GO!
2007年11月13日
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ヘッドホンアンプ娘だって出来るはずです!
あ、擬人化されたらチョット引きますが。(笑)
相性のいいヘッドホンも忘れずに描いて欲しいですね。
MOVEだったら上品で柔らかそうなイメージの小柄な子でシルバーグレイの洋服、SR71だったらちょっと艶っぽくセクシーで大柄な子が黒いドレスかなんか、そうしてHD25とか聴いていればいいのか。
あ、なんか出来そうな気がしてきた(笑)