そこでいままでのポータブルシステムも含めて少しまとめてみます。

まずMicroDAC導入前のポータブルシステムは上のようなものでした。
ソースはiPodでそれにポケットドックをつけてLine Out出力を出し、mini-miniケーブルのSilverDragonでポータブルアンプのSR-71と接続します。
SR-71からはHeadphileのSennV2ケーブルを交換したゼンハイザーHD25をつないでいます。

MicroDACの導入後はこうなっています。
ソースのところがiPodからiHP140+MicroDACに置き換わっています。つまりデジタル信号の取り出し(トランスポート)とDA変換を分業させたわけです。iHP140からは光デジタル出力でMicroDACの光入力にTOSLinkで接続します。
MicroDACでDA変換を行い、今度はアナログ出力端子からSilverDragonでSR-71と接続します。
いまのところの現実的な問題点はMicroDACの電池消費が激しすぎるというのがあります。なんと2時間くらいしか持たないようです(あとで書きますが現在は9Vも充電池を使っています)。あまり早くなくなったのではじめは故障かと思いましたが、残った電池をSR-71の方に入れるとやはり10分ほどで電池切れの症状を起こすのできちんと使い切っているようです。これも充電してみると片減りしているような気もするので少し調べないといけませんが、、
また実際のところ+300g程度といってもそれなりにはかさばるわけで、だんだんデンスケを背負っているのにウォークマンだと主張しているような気もしてきましたが(笑)まあ趣味とはおバカなことをやるものでして。。
しかしこの音の世界ははまると元にはもどれなくなります。iPodをソースに使っていたのに比べると音のレベルは数段違います。
とくにヴォーカルは秀逸で厚みがあってリアルな肉質感があります。全体にややウォームトーンなのもヴォーカルのよさを引き立てていると思います。細身ではなく太くて声量のあるヴォーカルほど感動的に聴こえます。
また、Waveでならばいままで背景に埋もれていたものに実は音楽が隠されていたということが分かる情報量の豊かさがあります。それが優れたホールやスタジオの空間再現を生んでいます。
ひとつひとつの楽器の音はさらに磨かれたかのように光っています。このくらいのレベルになると録音の質が大きくリスニングを左右しますね。
このシステムではジャズが一番相性がいいと思います。ただSR-71単独だった前のシステムだとポップ・ロックはさほど気を引かないと書きましたが、このシステムではなぜか電子音関係の再現も高く、チャンネルセパレーションも良好なためか左右に音が飛び回るような打ち込み系・エレクトロニカなども気持ちよく聴けます。おそらくAvex系のJ-Popもいいと思われます。
わたしも十分にまだ聴きこんでいないので音質評価はまだこれからですが、カバンに入るくらいのポータブルとしては驚くほどのパフォーマンスがあると思います。いままでよくポータブルで「オーディオっぽい」という表現を使っていましたが、これはもうオーディオそのものというか、それもけっこうなレベルの音だと思います。
MicroDACで使われているシーラスロジックのCS4398というとここにあるような最近出た50万円クラスのCD/SACDプレーヤーにも搭載されるようなチップですので、それだけでもかなりのグレードのものだということが分かると思います。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050901/teac.htm
前のシステムのときはSR-71の性能に比するとソース(iPod)かヘッドホンが弱いと感じましたのでMicroDACを入れたわけですが、今度はMicroDACのポテンシャルの前にはSR-71が力不足に思えてきます。やや高域が延びきらないでロールオフする感じもありますが、あとやっぱりヘッドホンもなあ。。(爆)
しかしもとはVAIO Pocket+E3cあたりからはじまって思えば遠くに来たものだ。。と言いつつ結局iPod shuffleを取り出したりして(笑)
ただ気になるのが、「電池消費が激しい」「付属のACアダプターで動作しない」という点です。その後、これらの問題はどうなりましたでしょうか?
またACアダプターの件は115Vへのステップアップトランスでは動作しました。うちの電源が正確にいくら出ているのかはわかりませんが100Vではだめのようです。
せっかくのポータブルシステムなのに、電池消費が激しいのは残念ですねぇ。でも、その分音質にこだわってると言うことでしょうか?
という風に解釈して(笑)、僕も注文しちゃいました。Headroomは素早いですね。もう発送されて、あさってあたりには届くらしいです。楽しみ楽しみ(^0^)
ステップアップトランスも、検索して見つけたノグチトランスという秋葉原の会社に注文してみました。こういう便利な機器も普通に売ってるんですねぇ。なんだか感心してしまいました。
さすがにHeadroomは対応がかなりいいようです。
MicroDACはUSBでも使えるというのがいいところです。あとはSR-71と組み合わせるとかなりお手軽で高音質なPCオーディオが組めてしまいますね。
そしてもう一つ嬉しいびっくりがありました。付属のACアダプターで動いたのです。もしかしたら、ささきさんが問い合わせて下さったおかげで、日本向けのアダプターを変更してくれたのでしょうか?
ほんの少し聴いただけですが、買って正解だったと確信できる音質でした。これから色々なCDで聴いてみようと思います。
あ、それから、充電池を買った店に新しく大容量のものが並んでいました。
http://www.thomas-distributing.com/ipower-9v-lithium-rechargeable-battery.php
これはアンプやDACに使えるでしょうか?
なかなか気に入ったようでうれしいですね。個人的にはゼンハイザーが似合うのではないかと思います。アダプターの件はそうかもしれませんね、Headroomはなかなか親切ですから。。
しかしそのリチウム電池はなかなか良さそうですね!気になります。
さて今度はだれが人柱になるか(爆)
こんばんは。
実は私もその電池が気になってます。
ACアダプタでの充電は出来ませんが
Hornet用に良いかなと思いまして。
でもなかなか踏み切れないですね。
私もMicroDACが気になっていたのですが
電源の問題で購入を見送っていました。
ACアダプタで動くとなると・・・・。
MicroDACは、ER-4SとゼンハイザーのHD600をつないで聴いています。ささきさんのおっしゃるとおり、厚みがあって暖かい音質ですね。中・低弦の響きが豊かになるのが印象的です。
ただ、こうしてポータブルの一つの頂点(?)を極めて思うのは、据え置きのCDプレーヤーにつないだスタックスの音には、残念ながらやっぱり敵わないなぁと言うことです。相当な開きがあります。買ってからだいぶ経つので当たり前のように聴いていましたが、改めて惚れ直しました(#^.^#)
結局、STAXのSR-001MK2も買っちゃいました(^^; SR-71+ER-4Sと、CDによって・使用場所によって使い分けようと思います。
ところでMicroDACの電池の件ですが、どうやら僕のものも片方だけ早く減ってしまうようです。MicroDACに使ったセットだけ、充電完了時間に差があるのです。設計か組み立ての際のミスでしょうかねぇ・・・。
MicroDACは特に顕著ですが、とりあえず電池がなくなったら逆に入れ替えるとしばらく使えたりします(^^