Music TO GO!

2007年10月28日

ATH-ESW9 in action

esw9e.jpg

一週間ほど経ちました。
こうして使ってみるとかなり全体的に整ってきてES7のイメージとはかなり離れてきたことを感じます。
ストリングスの響きも電子音の広がりも気持ち良く再生できます。ハウジングの響きについては木の鳴りがそのままするというよりも音が共鳴していてそれで音作りをしているところがあるように思います。たしかにマリンバの響きのようなものかもしれません。
取り扱いではやはりHD25と違って折りたためるのはかなり便利です。持ち運びには袋自体が小さくたためるのでES7付属のものを使っています。(上の写真ではES7の袋を使っています)

組み合わせとしてはiMod+SR71をいまは気に入っています。iHP140+iBasso D1もホームオーディオのようなHiFi再現で性能面ではかなりのレベルを引き出しますが、ウォームで音楽的な美しい再現ではiMod+Cryo+SR71がよく合います。ソース機器としてみるとiPodの適度な甘さもこのときプラスにも働き、やさしい音に貢献しているようです。自分が元気な時には辛口でHiFiな音の方が音楽に取り組んでいるという気がするけれども、疲れて通勤しているときはこのiMod+Cryo+SR71+ESW9の優しくて美しい音に癒される気がします。

音の広がり感もよく引き出しますし、ひさびさにSR71もやはりいいアンプだとまた見直してしまいました。またケーブルはGold x SilverよりもCryo X Silverのウォーム感があるとさらにそれを引き立ててくれます。この辺は銅ベースの温かみのある音にこだわるALOのKenさんの気持ちが分かります。こうしたサミュエルズさんとかKenさんの意向が日本のオーテクの新製品と出会ったときに相乗効果(シナジー)が現れるというのはオーディオの面白さと言えるかもしれません。

わたしは予想していたよりも良かったという気がします。単にES7の焼き直しではなく、高級な外観に見合った上質な音を作るという点がオーテクのやる気とこだわりを感じます。オーテクも高級機はもうやらないんじゃないかと危惧してましたが、まだまだ期待できそうです。

iMod+SR71+ESW9は音楽の細部も書き分けながら魅力的で美しく広がりのある音の世界を作ってくれます。このへんはHD25とiHP+iBasso D1で作ろうとしているもっとHiFiな音世界とはまた別の選択があるということも感じます。当面はiPodベースのシステムとD1みたいなDAC内蔵タイプのシステムは少し並行していろいろとやっていく感じですね。


ところで余談ですが、、
少し前の発表頃にHeadfiにもESW9のスレッドが立ちました。はじめにポストした人はドイツの人でした。それでタイトルがPortable Woody ESW9とかいうものでした。(ドイツ風にWoodieだったかも)
そうするとあるアメリカの人が「悪気はないけどタイトルで笑わせてもらった」という書き込みがありました。Woodyは木製という意味ですからこれ自体は私から見ておかしくないように思います。
そのときはなんでかなと思ったんですが、私もHeadFiにESW9の到着報告を書こうとしてPortable woody ESW9としてポストしようとして、念のためwoodyの意味を下記翻訳サイトで調べたところ、(俗)の意味を見てわたしも笑ってしまいました。たしかにポータブルのWoodyじゃねえ。。
http://www.alc.co.jp/
ということでフォーラムにはWooden portbale ESW9というふうにポストしました(^^

最近ではこうしたのは当人たちもネタにしますがキンキ・キッズの例が有名ですね。(上のサイトは和英もかねるのでキンキーとひくとわかります)
キンキーに関しては私が向こうで駐在してたときにむこうのひと何人かと会話していて、なにかの世間話のときに出てきたのを覚えています。知らない単語だったので「キンキーってなに」と聞いたんですが、わたしがあまりに何の恥じらいもなく平然とキンキー、キンキーと繰り返すのが向こうの人には面白かったらしく、笑い転げられて「もっと言って」と受けたのを覚えてます。こっちは恥ずかしいという感覚がないのでいっしょに笑い転げてしまいました(笑)
よく外国の人に日本の変な言葉を言わせて面白がるという番組があったりしますが、そうした気持ちがよーく分かりました(^^
posted by ささき at 23:51| Comment(7) | TrackBack(0) | __→ ATH-ESW9, 10JPN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"woody""キンキー"は笑ってしまいました。俗語は難しいですね。迂闊に書き込みが出来ないです(笑)
ESW9は今日あたり届くはずです。
recable用のケーブルも作っていますが、しばらくはoriginalのままで聴いてみます。

iQube逝くんですか?
   ↓
Posted by Sulcata at 2007年10月29日 09:52
Woodyにそんな意味が。wwww
WoodyなPocket Monsterなんつったら。(^^;
Posted by rabbitmoon at 2007年10月29日 12:10
まあこういう単語は学校では教えてくれませんからね(^^

今日は上記の英語辞書サイトの管理者もやたら変な単語ばかりヒットするので首をかしげているのではないかと思います(笑)

> iQube

予約の海外組はふたりだけ、さびしい限り。。
Posted by ささき at 2007年10月29日 22:01
ささき様。
私はポータブルオーディオに興味があるのでこちらのブログをたびたび拝見させてもらっています。
昨日、headFiのESW9関連のスレッドを観ていたら、どこかで見たことのある雰囲気の画像だなと思ったら、ささき様が投稿していたんですね。

あと聞きたいのですが、最近GSP Voyagerが出て、レビューもありますが、picoはどうでしょうか。私は注文してもう少しで届く予定ですが、ささき様は所有されていますか?
headFiのコメントではかなり期待できそうです。
Posted by わた at 2008年03月09日 01:13
> 昨日、headFiのESW9関連のスレッドを観ていたら、どこかで見たことのある雰囲気の画像だなと思ったら、ささき様が投稿していたんですね。

そうです。HeadFiではある機種の代表的なスレッドをofficialとかreference threadといいますが、これもけっこう育ってreferenceになったようですね。

picoはいまのところ買う予定はありません。まあいつ気が変わるか分かりませんが(^^
一回少し聞かせてもらいましたが、なかなか良かったと思います。
Posted by ささき at 2008年03月09日 23:49
初めまして。いつも拝見させていただいております。

私も趣味でポータブルオーディオをやっているのですが

ささき様のレビュー等を参考にさせていただくこともしばしばあります。

その後のESW9の様子はいかがでしょうか?

私はリケーブルしようかしまいか迷っています^^;

そのままでもとても美しい音なのですが。
Posted by kananJ at 2008年06月06日 02:35
ESW9はまだリケーブルしていません。
リケーブルすると音はクリアになってもバランスや音傾向が変わったりするので、いまのままでもまとまっているESW9に関してはたしかに考えるところはあると思います。
Posted by ささき at 2008年06月09日 23:14
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