今回のオーディオショウウイークはインターナショナルとハイエンドショウと真空管オーディオフェアが再び重なってしまいました。
というわけで有楽町と有楽町(これは近いか)と神田をばたばたと行き来してます。
インターナショナルオーディオショウは有楽町駅すぐの国際フォーラムという素晴らしいデザインの展示場で行われます。
ところで、最近携帯をauのカシオW53CA(通称エクシリム携帯)に変えました。そこで今回の写真は全てW53CAで撮っています(多少画像処理をしています)。
まずはこの国際フォーラムの写真ですが、少し大きく乗せてみました。昼光下だとちょっと携帯ばなれした画像が撮れます。こうして画面の隅々まで均一に高画質と言うのはなかなかたいしたものです。
以下、ショウで興味を引いたものを書いてみます。
まずはタイムロードから、リファレンスクラスのすごいCDプレーヤーがでました。RED Referenceです。
あえてトランスポートとDACの一体型ということでCDPとしての構成を取り、一体であることの利点を強調しています。ReferenceとStandardの2モデルがあって、Referenceの方はDAC、トラポを別々に使うこともできるようです。
CDフォーマットにこだわり、フォーマットのポテンシャルを限界まで引き出すということを目的としています。
デモでもかなりシャープで鮮烈な音で、さすが素晴らしいものですね。
それとかわいいiPod用の真空管アンプが出ていました。これはビデオにも対応しているのでホームAVシステムにも使えそうです。
今回のショウの個人的な注目はDynaudioの30周年モデル、サファイアです。わたしがいまの25周年モデルを買ったというのもやはりショウで見て、一発で気に入ったというのがあったからです。
Dynaudioのスピーカーと言うとわりとシンプルなエンクロージャーだったのですが、これは複雑な多面体カットをしています。ちなみに最近のこうしたエンクロージャーはデザインと言うだけではなく、複雑にすることで4隅にこもりがちな音を取るという意味もあるようです。
ただ音的には第一印象はあまりぴんと来なかった感じではあります。ちょっと高めのコンターと言う感じでしょうか、、もうちょっと聴いてみたいところです。
それとおもしろかったのはLINNの新製品、デジタルオーディオプレーヤーのKLIMAX DSです。これは超高級版のデジタルオーディオプレーヤーで、かのCD12のデジタルオーディオプレーヤー版のようなものです。HDは内蔵せずにネットワーク経由でデータを送ります。DS内部ではデータをデコードしてDA変換をします。対応フォーマットはWAVEとFLACです。
実際にデモではCD12と比較しました。16bitフォーマットではほぼ互角ですが(互角と言うところがすごいともいえますが)、24bitデータをDSで使用して、CD12のCD(つまり16bit)と比べるとDSがはっきりとクリアでより明瞭に思えます。LP12、CD12につづくDS12というのをゆくゆくは考えているのではないでしょうか。
コンセプト的にSlim Transportトランスポートに近いと思いますので、どこが違うかとLINNの技術の人に聴くとやはり作り込みを指摘してたような気がします。それとオープンな技術を使っているのを強調してました。
コントロールはこのハンドヘルドデバイスで行い、データはネットにつながるHDサーバーでデモではパネルの背後に隠してありました。やはり年配のオーディオファイルにはそうしたものがアレルギーになるのでしょう。しかしオープン技術を使うということはそうしたものを表に出すということですから、オーディオメーカーは今後はこうしたジレンマに悩まされるでしょう。
ところでついでにAppleストアに寄ってiPod touchをさわってきました。たしかにUIは面白いと思うし、ブラウザ画面ではかなり便利です。これだと画面の小ささがあまり気になりません。それだけにDAP向けと言うよりは、PDA向け、という感じはします。
やはりこれはiPhoneで使いたいUIですね。。といってauに乗り換えてしまったばかりですけど(^^
Music TO GO!
2007年10月06日
この記事へのトラックバック
KLIMAX DS興味はあったのですが、時間が無くて聞けませんでした。LINNのおかげでようやくネットワークミュージックプレーヤーが、日本でも着目されるようになるかもしれませんね。ただDLNA対応のようですので、ユーザインターフェイスが熟れるには時間がかかるかと思います。いずれにせよハイエンドDACはLAN経由のネットワーク接続に向かうと予想します。
LAN経由だと、音楽データを非同期転送できるのでSPDIFの弊害が少ないし、NASがあればPCトラポも不要、また24/96マスター音源配信(LINNレコードで始めています)にも対応できますから。
iPod Touchですが、私も購入しました。これはiPodというより、フルWebブラウザに動画・音楽再生機能がついた製品と見た方が良いと思います。すでにiTunesをリモート制御できるSignalというソフトもありますし、恐らくDLNAサーバーもWeb経由でコントロール出来るのではないかと思いますので高級リモコン(?)としても便利です。
DAC込みの場合はやはり音の好みと言うのが出るとおもいますし、いろいろなメーカーで出してくれると選択の余地が出てくると思います。
いつもヘッドホンで音楽を楽しんでる、浅野と申します。
ハイエンドヘッドホンショー第二章では、二三お話したこともございます(汗)。
私は宮城県に在住していまして、先々週、仙台市宮町のオーディオショップケイキさんが主催して開催した試聴会に参加してまいりました。
目玉は当然「Dynaudio 30's Sapphire」です。
CHORDのセパレートで駆動されていて、正直最初はピンと来ませんでした。
ただ、聴きこんでゆくに従い背筋がゾクゾクするほどリアルで、あらゆる楽器やボーカルの自然さに感服いたしました(さすがに突貫セッティングで試聴位置もセンターではなかったため、定位の良さは片鱗程度しか感じませんでしたが)。
ピンと来なかったのは、どうやら自然すぎて普段ナマで聞いている音との差が少ないからではないかと今では思っています。
しかしスピーカーもアンプも、値段が高すぎて家人の許可はまず下りません(涙)。
実は今までスピーカーを導入するつもりは無かったのですが、ささきさんのSP25の記事を読んでから、Dynaudioのスピーカー導入に興味が沸いてきました。
今までにFocus220と上記Sapphireの試聴をしてみて、経済的、音質的にFocus220の購入が現実的ではないかと考えていますが、どうしてもSP25の存在が気になります。
ちなみにアンプはSOULNOTE sa1.0が有力候補です。集合住宅ゆえ、大音量は不可能なもので。
ささきさんの私見でかまいませんので、SP25とFocus220の違いなどお聞かせ頂けないでしょうか?
また、Dynaudioの音は、ヘッドホンにたとえるとどの機種に傾向が似ていますでしょうか?
ちなみに私が所持したヘッドホンは購入順に
HD600、HD590、HD650(Zu)、HD25-1、PX200、ATH-PRO700、K26、K518DJ、K181DJ、Edition9です。
もちろんEdition9の音が一番気に入っています。
年末のお忙しい時期だと思いますので、お時間のあるときで結構です。
ただSpecial 25とFocus 220はやはりそれなりに大きな差はあると思います。SP25だと中古やオークションでもたまに見かけるので、そうしたところから買ってもいいでしょうね。
あとある程度予算を持って新品を買うことを考えているならば、Confidence C1もぜひ検討に加えた方が良いです。あとあとハイエンド志向になるとC1の方がいいと思ったりもするかもしれません。書くと長くなりますが、、
もしSP25の鳴りのヘッドホンがあったらぜひ私もほしいくらいかと(^^
まるで見透かされていたようで怖くなりましたが、実はDYNAUDIO C1 + SOULNOTE ma1.0が当初の目標でした。
しかし、お小遣いから捻出したへそくりでは、Focus220 + sa1.0がやっとでして......。
こうなったら、へそくりの期間を延長しながら、C1の試聴できるお店をのんびり探したいと思います。
今回は貴重なご意見を頂きまして、本当にありがとうございました<m(__)m>