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2025年09月09日

アップルが音漏れを打ち消すAirPodsの特許を取得

Patently Appleの記事に、アップルが音漏れを打ち消すAirPodsの特許を取得したとあります。
https://www.patentlyapple.com/2025/09/apple-wins-patent-for-a-dual-speaker-system-that-introduces-adaptive-audio-privacy-for-future-airpods-airpods-max-smartgl.html

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画像はPatently Appleより引用

これは将来のAirPodsに2個のドライバーを搭載して、片側は耳、片側は外に音を放射し、別々に逆位相で鳴らすことで周囲の音漏れを打ち消す仕組みです。
つまりNTTのnwmと同じ効果ですが、アップルは別ドライバーにすることで片方の出力をコントロールして効果を加減できるとしています。これはユーザーが図書館にいるとか、テレビなどが再生されている部屋にいるかどうかを判断する「学習可能なコンテキストエンジン」で周囲環境に適応します。

この特許はnwmみたいにフルオープンタイプで特に効果があるので、アップルがフルオープンタイプのAirPodsを出すようにも推測できますが、もしかするとオープンイヤータイプのAirPods 4のような普通AirPodsのシリーズに適用するのかもしれません。

またこれは特許回避の好例でもあります。逆位相で周囲の音を消すというのは、nwmみたいに一つのドライバーで背圧を使うことでも可能ですが、二つドライバー搭載して一つを意図的に逆位相にしても可能なわけです。つまり同じ効果でも仕組みを変えたので特許的にはセーフになるというわけです。
ただ中で二つのドライバーが共通のバックキャビティーを共有するとあるのがちょっとグレイな気はしますね。
posted by ささき at 20:47 | TrackBack(0) | ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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