https://www.patentlyapple.com/2025/07/apple-has-won-a-major-patent-for-spatial-audio-using-near-field-and-far-field-rendering.html
図はpatently Appleから引用
これはニアフィールド(近接音源)とファーフィールドの切り分けをするエンドツーエンドのシステムについての特許のようです。ポイントはニアフィールドの場合にはHRTFを重視(身体に近いから)、ファーフィールドの場合には環境音を重視して処理するということです。
例えば、ニアフィールドの音源をファーフィールド再生機材であるスピーカーで聴く時はHRTFが重視されるでしょう。だからニアフィールドとファーフィールドを分離したというだけでなく、エンドツーエンド、つまり音源の録音とその再生を分離したシステムということが第二のポイントになるでしょう。
一つ面白い推測は、これは取得特許でありすでに製品に組み込まれている可能性もあるため、このシステムがこの秋に登場するというAirPodsの「スタジオ品質」録音機能の一部ではないかということです。ビームフォーミングマイクを使う点もそれを裏付けています。
実際にどうかはわかりませんが、興味深い特許です。

