7月23日にダイナミックドライバーのOEM/ODMメーカーである台湾のAMPACS Corporationは、MEMSスピーカーを組み込んだ2wayヘッドフォンのリファレンスモデルを発表しました。リファレンスモデルとは製品ではないが、ヘッドフォンメーカーが手本にして製品を作るためのヘッドフォンです。
このAMPACS製40mmのダイナミックドライバーとxMEMS社のCowelを組み込んで2way、2ユニットのモデルは、従来の50mmのシングル・ダイナミックドライバーのヘッドフォンよりも音の明瞭さと空間オーディオ向けの広い音場に優れるとAMPACSでは述べています。
AMPACS リファレンスモデル
ヘッドフォン向けのMEMSスピーカーのソリューションとしては、xMEMS社がCESに出品したPresidio(プレシディオ)というリファレンスモデルがあり、Philewebにその試聴記を書きました。
https://www.phileweb.com/review/article/202407/03/5659.html
xMEMS Precidio
Presidioに対して今回のAMPACSのモデルは、MEMSスピーカーの能率を上げるためにホーン型のユニットに反射させるために背面でMEMSスピーカーを設置している点では同じですが、MEMSスピーカーに最新のMuirではなくすでに実績のあるCowelを組み込んでいるという点と、Presidioでは2基搭載しているのに対してAMPACSのモデルでは1基のみであるという点が異なります。
このモデルは9月に提供可能になるということです。おそらくdigikeyにアップされると思います。
xMEMS搭載ヘッドフォンのイメージ
Music TO GO!
2024年07月25日
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