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2019年10月25日

Bluetoothは「近距離通信技術」か?

下記はBluetoothの誤解はBTが近距離通信技術と認識されてることで、実際の到達距離は1kmから1mまで機器の実装や環境によるよ、というBluetooth SIGによる記事です。なかにBluetoothの到達距離計算ツールと様々な要因が書かれてます。
ちょっと要素はむずかしいですが、Path Loss(経路ロス)を屋外とか家とか変えるだけでも面白いですね。

https://www.bluetooth.com/bluetooth-technology/range/?utm_source=tw&utm_medium=social&utm_term=social&utm_content=tw-btrange-boost&utm_campaign=range

これは下記のBluetooth Smart(BLE)機器はどこまで届くか、という動画投稿のフォローアップだと思います。

https://twitter.com/BluetoothSIG/status/1187075479569866752

ようはBTも普通の電波だっていうところですね。そこで思うんですが、Bluetoothも電波ならアンテナが重要になると思います。アンテナには波長に応じで効率的な長さが決まっています。
ちょっと計算すると2.4GHzでの波長は12.4cmとなるので、必要なアンテナ長は1/2波長の6.2cm、あるいは1/4波長の3.1cmのはずです。たいていのスマホは上部にWIFI/BTアンテナがあるので1/4波長だと思います。
ただ問題は受け手の機器が完全ワイヤレスみたいに小さいとアンテナがそんな長く取れないことですね。
仮に5GHz帯だと波長は6cmなので必要なアンテナ長は3cmまたは1.5cmです。これなら小型機器でも向いてるように見えます。
ただ到達距離は波長が半分になるとだいたい1/4になるので、逆に高出力が求められてしまいますね。

また屋内で使われることが多いBluetoothでは反射が重要になりますね。アマ無線やってた(やってる)人はEスポとかぱっと出てくると思いますが(月面反射っていう人も中にはいるかも)、BTも反射を考慮した設計が求められるでしょう。完全ワイヤレスでもEarinの頃から言われてました。
posted by ささき at 08:14| ○ ポータブルオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする