ラズベリーパイの新型、ラズベリーパイ4が発表・発売開始(海外)となりました。
これにともなって前モデルがなくなるということはありません。
https://www.raspberrypi.org/blog/raspberry-pi-4-on-sale-now-from-35/
今回はモデルBだけとなりますが、これはいままでのようにAモデルを作ってもそれほど安くならないという判断のようです。
そのかわりメモリがいくつか選べます。またCM3のような拡張カードタイプのモデルは検討中ということのようです。
ラズパイ4のオーディオ的な特徴としては、今回はUSB3を搭載し、かつUSBとネットのバスが分離されたという点です。これはもともと搭載されていたギガビットイーサの通信速度をフルに発揮するためですが、USB的にも通信中の干渉がなくなります。
いままではUSBとネットのバスが供用されていたことがオーディオ的な問題で、ラズパイ2あたりではMPDでアートワークを取り出しているとUSBにノイズが乗ったりしました。ただ3ではCPUの速度が速くなったこともあるのか、かなりそうした障壁は少なくなり、4で論理的に解消されたということになりますね。
また電源がUSB-Cとなっているので最近の進歩著しいポータブルデバイスと組み合わせた場合の可能性も面白そうです。以前はポータブルストリーマーを作った時は3でもかなり暑くなりましたが、発熱はどうなんでしょうか。冷却用のペルチェ素子がほしい。。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/437948475.html
ただ根本的なオンボード音源はあまり変わってないようですね。DAC ICはいままでも低価格化のために搭載されていませんでしたが、今回も見送られているようです。映像で4K60PのハードデコードができてデュアルHDMIが搭載された割にはオーディオには冷たいですが、IQAudioとかHiFiBerryとか下記リンクのようなHAT DACが増えているのであまり関係ないかもしれませんね。HAT互換性は高いようです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/435943475.html