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そこで旭化成の担当者の方にも話を聞いたのですが、もともとAK4499は最高の音だけを求めて開発したもので、ポータブルでの採用はまったく想定していなかったので、これをしかもデュアルでポータブルに採用したというのはすごいと感心しておりました。発熱や消費電力だけではなく旭化成DAC ICにとっては初となる電流出力のためにI/V変換回路をDAP側で持つ必要があるために回路も複雑化します。KANN CUBEも電流出力のDAC ICを用いていますので経験が役に立ったということです。
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![IMG_1097[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_10975B15D-thumbnail2.jpg)
SP2000とSP1000の外観はほぼ同じで、SP2000ではSDカードはトレイではなく通常方式とされ、アンプ用の接続端子は廃止されました。重さ的にはほぼ同じに思えます。
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音質はSP1000のステンレススチールモデルとSP2000のステンレススチールモデルで、同じ曲を使用してES80のシングルエンドで比較しました。
立ち上げ時間は一緒に立ち上げると0.5秒-1秒くらいSP2000がはやい感じですね。SP1000SSと同じボリューム位置だと音量は同じです。
音に関してはSP2000SSとSP1000SSは似ていて、SP1000とAK380のような大きな違いはなく、正常進化モデルという感じです。
違いだけ言うと、SP2000のほうが明瞭でクリアに聴こえます。SP2000のほうがSNがより高いという感じですね。この辺に新DACの良さが出ているように思います。
周波数特性は似ていますが、ややSP2000の方が低域の締まりと力感があるように思います。また超低域はSP2000の方がより豊かに出ていて、そのため全体の音に厚みが乗ります。これはロックとかよりアカペラとかピアノソロの良録音の方がわかりやすいと思います。たぶんSP1000ユーザーはこの隠し味のような厚みをうらやましくなると思いますね。
あまり長時間は使ってませんが、一部のポタアンのように熱をすぐに持つ感じではないです。
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SP1000アンプは底面と上のフックで固定するタイプで、ファームアップでアンプメニューが出てきます。
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これはイヤフォンよりもヘッドホンで聴くとかなり力感が違います。だいぶパワフルに感じられるので、ヘッドフォンで楽しんでいるユーザーは要チェックとなるでしょう。
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