低い方も意外と下は伸びていてボンボンいうだけのヘッドホンではありません。音の分離もよくて高級ヘッドホンといっても良いですが、高音も低音も強く出るのでフラットな印象ではありません。グラフィックイコライザーを上に上げきったような印象をうけます。ただし単なるドンシャリのヘッドホンではなく、高性能をもちつつそうした強めの性格を持っているので独特なパワフルでエネルギッシュなキャラクターとなり、そこが人気のあるところだと思います。それを成立させるためにはこの少し高めの値段設定が必要なのではないでしょうか。
そのため高音はややサ行がきつく感じられるところがありますが、ここはアンプしだいですしゼンハイザーがウォームチックなキャラクターを持っているので不快な印象はありません。
また低音もアンプしだいだと思います。実際にHD-1Lにつけると実にパワフルな素晴らしい音になります。ただ低域はややふくらみ気味かもしれません。
AKG501のような落ち着いたキャラクターではありませんが、基本性能が高いためにジャンルを問わずにアコースティックな曲からロックまで一応なんでも聴けてしまいます。
電車の中では音楽を消せばアナウンスは聴こえます。ケーブルは短めで、これひとつを外でも家でも使いたい人は延長ケーブルがほしくなるかもしれません。
それほど高インピーダンスでも低能率でもないのでiPodでも十分に鳴らすことができます。もちろんDrHeadにつければ整った音調で分離もかっちりしたS/Nのよいオーディオらしい音となりますが、低音とその制動がちょっと弱いようです。

ケースが多々あります>>私のケース
デフォルトからOPA2064そしてOPA627BPデュアル
にした頃には低域は恐ろしく押し出しが良く
なっていました。
低電圧向けアナログデバイスのAD822かAD823が
手に入ると交換も簡単ですし、電源レギュレーターもそのままで使えますよね。
わたしはあんまり改造ものはわかりませんが、OPA627というのはよく聴きます。きっとかなり改善されるのでしょうね。
は威力を発揮し切れないでしょうか。
私のは12Vにレギュレーターを交換しまして、
電池BOXなるものをAKIBAで\400ほどで入手し、
これに単三アルカリ1.5V×8本=12Vで駆動させて
います。バッテリー駆動時間も30-40時間持つので
7.2Vの内蔵バッテリーは外しています。
エージングが完了した頃になりますと音質全体の
締まりと低域の押し出しが強くなり、さらに音量
をMAXにしてもブミらずしっかり再生されるので
驚きます。
一度この音に耳が慣れますとデフォルト状態の音、もしくはヘッドホンアンプを介さない音は
とても聴けませんよ、、、
繰り返しになりますがOPA627BP/バーブラウン社
は一回路モノでDrHEADや他のヘッドホンアンプも
ほとんどが二回路のオペアンプを使います。
つまりOPA627の場合、二個付けれる基盤を用意
しこの上に二個乗せます。当然半田付けする必要
があります。
これがソケット式のヘッドホンアンプでなら簡単
に交換して楽しめる訳です。
DrHEADに人気が集中した背景ではソケット式だった部分がとても大きいです。
ヤフオクでこのOPA627等のシングル>デュアルの
変換基盤がたまに\900ほどで載ってますよ。
私はこれで買いましてOPA627×2個を別に用意し、
自分で半田付けしました。
半田を始めて3-4ヶ月ですが比較的簡単に付ける
ことが出来ます。
OPA627は発売当初は1個\5,000もしたらしいです。
最近は\3,000未満、ヤフオクなら\1,500程度で
入手出来ます。