前回の記事からはほぼ毎日iMod 5.5Gで聴いています。軽くしたいのでnanoを持っていきたくなっても、無理して持っていってます(笑)やはりそれなりの魅力はありますね。
特に鳴らしっぱなしエージングのようなものはしていませんが、一通りの傾向は分かってきたというところですのでこの辺で一度まとめようと思います。
米国にtweakの旅に出ているSM4を除くとMillettやSpiritなど、一通りはあわせてみましたが、基本的にとても合うのはやはりSR-71です。このくらい性能がないと真価は発揮できないということも言えますが、まずiMod5.5Gは全体にバランスがよいのでやはりバランスの良いSR-71とあうともいえると思います。
はじめのころはiMod5.5G+SR-71+HD25-1/BDv2でケーブルをCryoXSilverとGoldXSilverで一日交代で聴いていました。いまはtriple.fiを使いはじめています。iMod5.5G+SR-71+triple.fiだとややアンプヘビーですが、お互いの良さをよく引き出しあっているように思えます。
プレーヤー/ケーブル/アンプ/ヘッドホンの組み合わせは性能的にどれが突出するということもなくバランスが取れているということも大事ですし、性格的に相性が良いということもまた大事です。お互いの長所を伸ばしつつ、欠点はかばいあう、ということですね。
iMod 4GとiMod 5.5Gの差はケーブルをそろえられないので、あくまでケーブルの差も込みということになります。4GにはRockboxを入れてありますが、今回は使っていません。
iMod 4G(+RnB)とiMod 5.5G(+Cryo)では、ぱっと聴いて受ける印象が大きく違います。iMod 5.5G(+Cryo)では雨の降った翌日の晴天のように視界が開けてクリアに感じ、音場もとても広がります。そうした見通しの良い日に遠くのビルや山が見えるように、いままで聞こえなかったような音が聞こえるように思え情報量が上がるように感じます。
また低域も豊かになり、音のひとつひとつがより切れのあるきれいな形を作ります。ただしかちっとしていても、ややウォーム感があってきつくありません。この辺はKenさんの狙い通りです。
一方でケーブルの違いとしてはGoldXSilverの方が銀系の特徴が感じられると思いますが、痛いという感じはしません。わたしは楽器の音の美しさをじっくり聴きたいときはGoldで、複雑な曲を豊かに楽しみたいときはCryoという感じに分けています。
海外ではひとつだけという人はSUPER COTTON派が優勢に思えます。KenさんはCottonとGoldは傾向が似ているといっているので、使い分けたい人はまた悩むでしょう。
ケーブルが違うので単純比較できないとは書きましたが、4Gと5Gの違いはDAC自体の違いという気はします。音の傾向(キャラクター)が異なるという感じがしますね。
たとえば性能的なところから離れるとiMod4G(+RnB)も密度感とか厚み表現のようなものは独特の良さがあるので、Millett portableなんかとはこちらの方が良いと思うこともあります。とても音楽的です。
ただ一般的にはやはりiMod 5.5Gの方がお勧めです。
オーディオではアンプとかスピーカー/ヘッドホンに比べるとプレーヤーはなおざりにされがちです。
しかし川の流れを考えてみれば、上流がきれいであれば下流まできれいな水が流れてきます。下流ではみながそれを使い、小さな水の音はやがて広い大河となり豊かに壮大に響き渡ります。
Music TO GO!
2007年06月25日
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性能のよさげな5.5Gですか。
悩みますなぁ。え、両方?
それはきついですなぁ・・・どうしようかなぁ^^;
5.5Gでも下記7のメスプラグつきドックを使うと自分のケーブルが使えます。
http://www.aloaudio.com/imod/5gimod.html
新規で買うなら5.5Gをお勧めしますよ。