サンプルレートコンバーターですが、PCM/DSD変換も可能です。方法はサンプル変換レートのメニューでDSDを選びDSD64またはDSD128に設定します。このときに"5th order(5次)"と"7th order(7次)"がありますが、7次のほうがよりサンプル当たりの計算が複雑でより正確かつノイズフロアが低いということです。ただし7次のほうがよりプロセッサパワーを使います。

クロスフィードを加えてシグナルパスを見ると下記のようにいったんPCMでMaxまで上げた後にクロスフィード計算して、シグマデルタ変換してDoPにするという感じですね。

またアルバムにダイナミックレンジの表示があります。これはやはりR128基準で計算されるものです。これは下記のRoonナレッジベースに書いてありますが、単に瞬間的最大ピークと最小ではなくある程度の持続があるような最低と最高の差を取っているようです。
使い方としては同じアルバムで違うバージョン、たとえばCDとハイレゾを比べるというものです。ただ手持ちのSHANTIのCDとハイレゾで比べてみると同じようです。


見てみるとだいたいヘビメタだと4とかで、クラシックだと15くらい、ロックで音が良いものだと10前後というところのようです。再生を行うとダイナミックレンジが計算されます。バックグランドでの解析もやっていると思います。


すべて見てませんが、いまのところ自分のライブラリで最大のダイナミックレンジはこのクレーメルのピアノトリオの26が最大です。これは現代曲なのでそういうものかもしれません。これは前に記事を書いています。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/210231863.html
またベルトのような録音にこだわる作曲家のスターバト・マーテルの22というのもなかなかのものです。


もちろんこれは目安の一つであって、良録音のすべてではありませんので念のため。くわしくはこちら。
https://kb.roonlabs.com/Dynamic_Range