これは文庫に見えますが、実はフリーペーパーです。映画ゲド戦記の広告戦略の一環で100万部ほど刷られています。ジブリというよりDVDのブエナビスタの仕掛けによるもののようです。
http://club.buenavista.jp/ghibli/special/ged/about.jsp
無料でいろいろなところで配布されてますが、わたしはツタヤで見つけました。わたしも以前書いたんですが、ゲド戦記というかルグゥインにはそれなりに思い入れがあります。
内容は基本的にジブリのアニメではなく原作のルグゥインのゲド戦記に関するもので、ゲド戦記の解説、本からの言葉の引用、そして各界著名人のゲド戦記に対するコメントが収められています。
宮崎駿さんのコメントはしばらく前の好きなファンタジーノベルのアンケートでのコメントだけです。ゲド戦記は本来は駿氏が絶対にやりたかったものだと思いますが、やらなかった理由として氏は映画はみなのものだから、とあまりテーマ選択に我を通すのを嫌ったというところがひとつあるとは思います(例外は「紅の豚」です)。
そういえば宮崎駿さんは以前に好きなSFは、というアンケートにオールディスの「地球の長い午後」を挙げていたのを思い出しました。今度は息子に対抗してこちらをいつか作ってくれないかなあ、とひそかに楽しみにしています。
ゲド戦記の書かれた時代背景の解説も多いのですが、おもしろいことについ先週書いたサイモンとガーファンクルの「アメリカ」とゲド戦記は同じ年(1968)に世に出されています。ファンタジー小説では「指輪物語」やアンダースンの「折れた魔剣」の発刊された1955年がひとつの節目なのですが、この10数年後も世界はまたひとつの節目を迎えていたのかもしれません。
サイモンとガーファンクルの曲ではアメリカを探しに旅に出るということで隠喩されていましたが、ゲド戦記ではゲドが自分の"真の名"を探しに出かけていくのです。
「わたしの名も、あんたの名も、太陽や、泉や、まだ生まれてない子供の真の名も、みんな星の輝きがわずかずつゆっくりと語る偉大なことばの音節なんだ」
- 第一巻「影との戦い」よりゲドの言葉


駿氏には好きなように作らせてあげたいですね。
鈴木氏抜きで・・(^^;
私は宮崎駿さんの作り出す世界観は嫌いではありません。ちょっと理想的に過ぎる気もしますが、アニメですから夢を語って何が悪いという気もします。
ただ息子さんにアニメ監督を世襲したというのはどうも・・・
●ご参考までに「テルーの唄」を昨年のインターナショナルオーディオショーで聴いた時のブログです
http://itsunire.blog.shinobi.jp/Entry/11/
まああれは世襲したというのではなく、息子が勝手にやったと言うのが正しいと思いますが、、
それゆえ駿氏は「息子の育て方を間違えた」と言って、次の新作のポニョになるわけです。
しかしウィルソンでテルーの唄というのも贅沢ではありますね。
それとトラックバックは来ていませんでした、再確認ねがいます。
おはようございます、ISTUNIREです。
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トラバを受けても記録されないこともあります。
blog初級者のため、なぜだかよくわからないのですが・・・
「2度と吾朗のような子供をつくらないために」と考えるのも、ちょっとずれているようでもあり、アニメを見るであろう子供たち全てのことを考えた慧眼でもあるようだし、本当に宮崎さんはONE&ONLY、ユニークですね。