題名のない音楽会で司会を務めていたハネケンこと羽田健太郎氏が先週急逝され、本日はその追悼番組でした。
先々週まで元気そうにTVのなかでいつものにこやかな笑顔で司会をしていましたのでかなり驚きました。実際はずいぶんと撮りだめをしていたのでしょうけれども、TVのこちら側で見ているものとしては驚きを隠せません。
羽田健太郎氏というとピアニスト兼作曲家ということで「渡る世間に」とか「西武警察」とかの有名なテーマも羽田氏の手によるものです。
見るからににこやかな人柄が特徴でした。わたしは題名のない音楽会は黛敏郎氏のころから見ていますが、黛氏はご存知の方も多いと思いますが、アーチストとしてはかなり保守系のひとで特集もオーストラリアとワルチング・マチルダを例に第二の国歌としてうたわれている曲の特集をテーマにしたりと、テーマ性もシリアスなわりとピリッと緊張感のある番組でした。
やはり黛氏の逝去によって羽田健太郎氏に移ってからはかなり番組も丸い感じでポップやジャズを取り入れたり、司会者によってずいぶんと雰囲気が変わるものだと思いました。
次はだれになるかわかりませんが、よく番組に出ていた青島氏とか宮川氏になるとまた番組も軽妙になるのかもしれません。
ご冥福を祈りたいと思います。
Music TO GO!
2007年06月10日
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黛氏のポップス系への辛辣なまでの批判は、この人だからできるんだなぁと、大人のパワーバランスを見せられている気分になりました。(笑)
羽田氏になってから、確かに随分と親しみ易い素材が取り上げられた気がします。スタジオミュージシャンとして何でもかじったが故に成せたのではないかと。
氏の弾いたジムノペティがずっと残っています。
ご冥福をお祈りします。(ー人ー)
せっかくいい番組なのだから続いて欲しいものですね。