先月号、今月号とオーディオ雑誌は各誌SACD/CDプレーヤー、ユニバーサルプレーヤーなど通称デジタルソース・プレーヤーの特集を組んでいて、私も現有のCDプレーヤーにそろそろ物足りなさを覚え始めたところなので興味を持って見ました。
端的に言うと次に買うとしたらCD単機能プレーヤーかSACD/CDプレーヤーかDVD/映像機能もあるユニバーサルプレーヤーか、ということになります。さらに2chとマルチチャンネルも選択肢にありますが、いまのところは自分としては2ch以外は考えていません。
SACDというフォーマットのCDに対する優位性については疑う余地はない、と思います。ただし問題はソフトです。SACDも増えたとはいえ、いまだに年間発売数が少なすぎます。日本では年間にLPアナログレコードの新作が1000から2000タイトルは出るそうですが、SACDはトータルで現在3000タイトルほどだそうですので寒い限りです。特に私が買うような分野ではSACDはほとんど見たことがありません。
そのうちSACDタイトルはじきに増えるかもしれない、、ほんとうにそうでしょうか?
おそらくは次世代の音楽ソースとしてはMP3をはじめとした音楽配信がCDに本当に取って代わるのではないかと思えます。これはスカーレットブック(SACD)が制定されたときにはほとんど考えられなかった事態ではないかと思えます。
128kbpsのiTMSでは音質的に心もとないとはいえ、主力がそうしたところに移行すれば音の提供側はそちらにシフトしていくでしょう。ネットのバンド幅(送信量)が増えていけば音楽配信でもいずれは高音質で実施できるようになるかもしれません。スカーレットブックが制定された1999年にはADSLがようやくはじまったくらいで56kでのネット利用がほとんどだったでしょう。
いまの時代はなんでも先を読むのはむずかしいのですが、デジタルソース・プレーヤーというものも例外ではないと思います。
Music TO GO!
2005年06月17日
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したモバイル派系は取り込めないと思ってしまい
ます。
ここらは音質最重視派と大量に詰めてモバイルする派とで二極化していますね。
個人的には試作機として見たことがありますが、
SONYがポータブルSACDプレーヤーでもリリース
しないと拡がらない様に思います。
レコードメーカーにとってもロット(イニシャル)
があり、旧譜カタログをSACD化するにしても、
最低3000枚とかにならないと商品化そのものに
も無理があると思います。
数枚だけ持っていますが、SACDの音質はそれなり
に変わるので一度虜になるとCDに戻れない様な
気もします、、、
そういう意味ではCDもまだまだ続くでしょうし、音のソースというのがますます多様化していくのかもしれませんね。