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2016年08月14日

Nanopi NeoのRoonでのネットワークブリッジ応用例

この前の記事で書いたわずか800円程度のワンボードコンピューター、Nanopi Neoが到着しました。注文してからだいたい10日前後です。購入したのは512MBメモリのバージョンです。

IMG_0001[1].jpg

比べてみると普通のラズベリーパイよりもずっと小さく、ラズベリーパイ・ゼロよりも小さいくらいです。それでいてフルのネットワーク端子とUSB端子がついている点がユニークです。

IMG_0006[1].jpg  IMG_0005[1].jpg  IMG_0007[1].jpg

それで結局なにができるか、ということでComputer Audiophileに掲載されてたRoonを利用したネットワークブリッジの作り方を紹介します。
これはつまりRoonBridgeを使ってUSB DACをネットワークDAC化するというものです。
ネットワークで来るオーディオ信号をUSBに変えると言ってもよいです。使用例は下の写真のようになります。

IMG_9978[1].jpg
出ているケーブルは電源ケーブル(Micro USB 5V 2A)、USBケーブル、ネットワークケーブルです。ラズパイ・ゼロだとUSBもネットワークも変換ケーブルやアダプタが必要になるので、Nanopi Neoの利便性がわかります。

1. まずはじめに用意されているubuntu OSをインストールします。
https://www.mediafire.com/folder/n5o8ihvqhnf6s/Nanopi-NEO
をブラウザで開け、OfficialROMを開けると下記のファイルがあるのでそれをダウンロードします。
nanopi-neo-core-qte-sd4g.img.zip
解凍して上記OSをW32 disk imagerでMicroSDに書き込みします。
2. Nanopi neoにMicroSDを取り付けます。
3. ネットワークケーブルをNanopi Neoに接続して電源5Vを接続し立ち上げます。
青いLEDが明滅すればOSのブートはオーケーです。
このときにOSがDHCPでipアドレスを取得しています。
4. ネット内のPCでTera TermとかSSH端末を立ち上げて、そのipアドレスを入力するんですが、これがちょっと難です。ラズベリーパイだとモニターとキーボードを接続すればipconfigでわかりますが、Nanopi Neoではモニターもないのでとりあえず手探りで探し出しました。なにかネット内の機器のローカルipアドレスを探し出して(たとえば198.168.1.102)、たいていそれにプラスいくつかなので192.168.1.105とか探し出します。(他にいい方法があるのかわかりませんが) 8/19追加→教えてもらったのですがTWSNMPマネージーツールを使う方法があるということです。
5. そのアドレスにrootでSSHで入ります。パスワードはfaです。

term.png

6. まず標準のOSにcurlをインストールして、それからRoonBridgeをインストールします。以下の手順に従ってください。

#apt-get install curl
#curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
#chmod +x roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
#./roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh

RoonBridgeでは自動的にipアドレスを取得するのでこれ以後はipアドレスの取得の手間は不要です。

実際にLH LabsのGeek Pulse USB DACで試してみました。
RoonからはAudio setupからNetworkedのところに見えますのでドライバを選択してenableします。

これでRoonBridgeとして機能します。下記の画像のようにシグナルパスを確認してください。

signal_roon.png

次にUSBのAB端子直結アダプタを使ってみました。これであればケーブル不要でアダプタのようにDACに据え付けることができます。

IMG_9993[1].jpg

Geek Pulseの背後に据え付けます。

IMG_9992[1].jpg  IMG_9991[1].jpg
左は普通のUSBケーブルによる接続、右がこのネットワークブリッジを使った接続です。

IMG_9985[1].jpg
全体はこんな感じです。これでUSBケーブルの長さに左右されずにDACを設置することができます。

音質も簡単に比べてみましたが、このアコリバのかなり良いUSBケーブルとくらべても音質的にそう大きな遜色はないように思います。多少は異なりますが、USBケーブルを直結したほうが音質が良いのではないかという先入観を考え直すくらいには音質レベルは変わりないと思います。さくっとやっただけなので音質的にはもっと手を加える余地はあるかもしれません。
このようなネットワークブリッジで、手持ちのUSB DACをMergingのNADACのようなネットワークDACへと変えてくれます。
これがわずか800円でできるわけです。

使用してみるとプロセッサが強力なせいか結構熱くなります。そこでオプションとしてヒートシンクも買ってみました。

IMG_9982[1].jpg

Nanopi Neoはこんな小さなボードにフルサイズのUSB端子とネットワーク端子を採用した点がユニークで、最新のRoonを使用していままでになかったような使い方が可能です。ubuntuベースということでもっといろいろな使い方が可能になるかもしれません。
posted by ささき at 14:18 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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