Music TO GO!

2016年04月25日

新星、シンガポールのBTヘッドフォン Pendulumic S1+レビュー

ヘッドフォン祭がまた今週末に開催されますが、新登場の紹介です。
昨年の12月に行われたJabenのMookヘッドフォンショウでも取り上げたBluetoothヘッドフォンの注目株であるPendulumic(ペンデュラミック)の製品が出展されます。また国内でも販売となります。

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Pendulumicは海外でも音質の良いBluetoothヘッドフォンとして最近注目されてきています。開発者は某大手ヘッドフォンメーカーのためにイヤフォンを開発していた経歴があるそうです。
PendulumicはT1というDJスタイルの方で注目を集めたのですが、本稿では前モデルのS1を紹介します。製品名はPENDULUMIC STANCE S1+(以降S1)です。T1とS1はほぼ機能は共通して、用途がT1がベース強めのDJタイプに近く、S1はより整った音調のオーディオリスニング的なものになると思います。
(初出時にS1が後と書きましたが、実際はS1が先だそうです)

S1は端的に言うとアンプ内蔵のBluetoothヘッドフォンです。特徴としては充電式のバッテリーのほかに乾電池(単4)も搭載していることです。このことにより、両方を併用してBTでの使用時間を延ばすことができるとともに、いざ使いたいときに充電していない、というミスを防ぐことができます。このすぐに使えるという機能をInstantONと称しています。また無線の使用時間は最大30時間(メーカー公表値)を確保しています。

またS1/T1は無線でも有線でも使うことができ、モードの切り替えによって、無線モード(BT)、有線モードのアンプあり、有線モードのアンプなしで使うことができます。有線でもアンプを入れたほうが音質は高まりますが、バッテリーも消費するためにこのような使い分けが可能となっています。またそれぞれのモードでスマホなどでの電話通話に切り替えることができます。

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ハウジングには操作つまみがついていて、これをプレスすることでリモコンの働きをして再生・一時停止や曲送りが可能です。またこのつまみを回すことで音量を手元で調整できます。これ以上上がらなくなると音で警告します。

そのほかの機能としてはBluetoothは4.0に対応していて、Apt-Xコーデックも使用ができます。
ドライバー口径は40mmで周波数特性は15Hz-22kHz(apt-x時は10Hz-24kHz)、インピーダンスは32オームです。

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箱はなかなか立派なもので、内箱にケースとともにヘッドフォンが入っています。ヘッドフォンはハウジングを回転させて平たく畳むことができます。
作りもなかなか良くできていて質感も高いと思います。S1は側圧は適度でイヤパッドもなかなかか快適です。

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左ハウジングのボタンで電源オンオフと充電池/乾電池を切り替えます。
まずiPhoneで試しましたが、ペアリングは無問題でした。S1の音質はかなり良く高音域はよく伸び低音域はふくらみ過ぎない適度な量感があります。ベースのピチカートの切れもよく、低域の解像力や切れもそれなりにあります。周波数的には良く整っている感じでいわゆるジャズ・クラシック向けの音です。とはいえ、低域もしっかりしていてインパクト感もあるのでロックでもなかなかかっこよく聴くことができます。わりとジャンルは選ばないようです。

ヴォーカルの再現力もよく、適度に耳に近いので迫力もあります。楽器の音は明瞭感も高く、きれいに分離されています。iPhoneでも使うプレーヤーでの音質差はかなりはっきりわかるくらい、音を描き分けることができます。iPhoneでいえばFLAC Playerのような音の忠実再現度が高いプレーヤーを使いたくなるような品質の高い音が楽しめます。
有線でもよい音質が楽しめます。有線でもアンプなしとアンプありを選ぶことができ、アンプを使うと押しが強く迫力が上がります。アンプありの状態で有線と無線を比べてもそれほどの大きな差はないくらい無線での音質は高いものがあります。

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iPhoneやAndroidスマートフォンだけではなく、Astell & Kernシリーズプレーヤーと組み合わせてもよい音質で楽しめます。たとえばAK320はApt-Xを採用しているので、AK320とS1をペアリングさせるとAPT-Xで接続しましたというロゴが表示されます。これは音質的になかなか素晴らしい組み合わせで、無線ヘッドフォンでよい音を聴きたいと思っている人にはぜひ試してもらいたい組み合わせです。
同価格帯の他社の有線ヘッドフォンと比べても、S1の方が音が良いようにも感じます。よりクリアで楽器も明瞭感があり、よりワイドレンジに聴こえます。無線だからこそ下手なケーブルの質に足を引っ張られずに済むのでは、と思えるような音質の良さですね。実際にS1をAPT-X無線と有線アンプありで切り替えて比較してみると気持ちですが無線の方が良いようにも思えます。なかなか興味深いことではあります。

PENDULUMIC S1はBluetoothヘッドフォンで高音質のもの、特に楽器や声が明瞭でベースのふくらみ過ぎない音のバランスの良いものを探してる人にオススメです。
ぜひヘッドフォン祭でチェックしてみてください。場所は11FロビーのJabenのとなりです。
posted by ささき at 20:44 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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